神聖と混沌のあいだ　～エルサレム～　＜イスラエル旅行記　第１章＞

2010/02/09 - 2010/02/14

憧れの聖地エルサレム。

憧れといいつつ、
キリスト教徒じゃないし、
ましてや、イスラム教徒でもユダヤ教徒でもない。

そして、
日本語が通じない。

英語が苦手な夫婦が繰り広げる
イスラエル旅行　第１章。

エリア エルサレム(イスラエル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

＜ 聖地・エルサレム ＞

朝、ガイドにピックアップされ、
なぜか真っ黄色の帽子をかぶせられて、
オリーブ山へ。

オリーブ山からは、
エルサレム市外が一望できる。

白い町並みの中で、
とりわけ輝く、岩のドーム。

実際に見られるとは！

＜ ゲッセマネの園 ＞

ここは、イエス・キリストが
祈りのために頻繁に訪れた場所。
そして、
最後の晩餐の後、捕らえられた場所。

とはいえ、
キリストゆかりのものがあるわけでもなく、
いわゆる、オリーブ園。

天気もよかったので、
ぶらぶら歩くだけで、きもちいー！

しばらく散策した後、外へ出ると、
間髪いれず、枝を渡された。

“ゲッセマネの園のオリーブの枝”だそうな。
彼を信じて、お金を払うか。

＜ おててつないで ＞

ゲッセマネの園から歩いてすぐ
マリアの墓の教会へ。

中に入ると、
みんな、おててつないで、賛美歌を歌ってた。

おー　聖地って感じ！

で、その名のとおり、
ここには、聖母マリアがあって、
墓石にも触れられるようになってた。

カンゲキ！

＜ なぜそこに ＞

オリーブ山を降り、
エルサレム市街へ入る。

次は、イスラム教の聖地。
岩のドーム。

昔、ユダヤ教のソロモン神殿があった場所に
イスラム教徒が建てたモスク。

個人的には、
なぜ、わざわざそこに建てるんだよぅ
って思っちゃうけど、そういう時代だったんだろう。

残念ながら、中に入ることはできなかったので、
周りを１周。
いや、２周・・・

＜ 嘆いてた ＞

そして、ユダヤ教徒の聖地。
嘆きの壁。
いわゆる、ソロモン神殿の壁である。

前述のとおり、
神殿は破壊され、今は岩のドーム。

でも、ホントに嘆いてる。
壁に向かって、聖書を読んでたり。
みんな黒装束で、暑いのに。

入り口で小さい帽子をかぶり、
近づくと、結構ガン見される。

自分たちの聖なる場所に
土足で入り込んだ身なのだから、
仕方ないんだろうけど。

これぞ“宗教”ってのを体感。

＜ 十字架を背に歩いた道 ＞

キリストが死刑判決を受け、
十字架を背負いながら
磔刑にされるゴルゴタの丘までの道を
ヴィア・ドロローサという。

辺りは繁華街になっていて、
巡礼者のみでなく、ジモティーたちで賑わう。

ヴィア・ドロローサには
１４個のポイントがあるんだけど、
４番目ぐらいだったか、
「最近、この場所に移設した」と説明された。

あれ？

何か心にひっかかる。

それって、移設しちゃ、マズいじゃない？

キリスト教徒はどう思ってるんだろう？

＜ 行進 ＞

時折、
キリスト教徒が大きな十字架をもって、
賛美歌を歌いながらの行進が見られる。

その十字架が・・・
聖墳墓教会の手前に、置き忘れられてた。

道端に置いておくものかなぁ？

＜ 聖墳墓教会へ ＞

ヴィア・ドロローサの終点、
聖墳墓教会までもうすぐ。

＜ 聖墳墓の前で ＞

聖墳墓の前で、なにか儀式が始まった。

ここでは、
いろんな宗派の人が、いろんな祈りをしてる。

異教徒でもこれだけ感動するんだから、
キリスト教徒はもっと感動するに違いない。

＜ 聖墳墓 ＞

聖墳墓教会は、見どころがたくさん！
でも、一番重要な場所がココ。

イエス･キリストの墓。

この中に入ることができ、
墓石に触れることができる。

異教徒だけど、いいんだろうか？

にゃあ。

＜ ダビデ王の墓 ＞

キリストの墓につづき、
ダビデ王の墓。

ユダヤ王国の王様。

イスラエル国旗のマークは、
ダビデの星。

いろんな宗教の聖地だけあって、
お墓もいっぱい。

＜ 十戒 ＞

ダビデ王の墓のところに、
なぜか、モーセの十戒（上に載ってるもの）。

モーセが十戒を授かった
シナイ山にもなかった十戒。

石板で作らなかったのはどうしてかな？
自分だったら、石板で作るぞ。

＜ モザイク ＞

ダビデの墓の近く、
マリア永眠教会のモザイク。

＜エルサレムの夜＞

高台からのエルサレムの夜景。

昼も美しいけど、夜は夜で美しい。