2011/04/18 - 2011/05/01
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ゆらのとさん
4月21日、朝、8時半発のプラハ行きの国際列車に乗った。2ヵ国スロバキアとオーストリア)を通り抜ける7時間の長旅である。前日のウイーンからブタペストまではパラダイス行きのような豪華なレールジェットに乗ったので、大いにその日の国際列車も期待していたのだが、天国と地獄の差であった。
列車はそこそこ綺麗なのだが乗り合わせた人たちと相性が合わなかった。40人程のアメリカの老人団体だった。私の席に80キロもあるかと思われるデカバア(失礼)が座っていた。私がそこは私の席だと言っても自分のチケットを確かめようともせず、「ここは私たち団体の席よ」と、大声で笑いふざけていた。 私はコンダクターを呼んだ。やはり私の席で、その女性を立ち退かされた。私は全て席は日本で予約していたので、コンピューターが誤作動しない限りダブルブッキングなんかないのだ。
気まずい雰囲気が流れた。途中でこの団体が下りてくれないかと祈ったが、やはりプラハまで一緒だった。大声で笑ったりしゃべったり、甘いものを大喰いしたり、彼らは充分に団体旅行を楽しんでいたが私は針の筵の上に座っているような苦痛の7時間だった。(外国でマナーの悪い団体客は中国人とアメリカ人)
「どうか、プラハではこの苦痛の分だけ、桜がいっぱい咲いているように」なんて、車中で寝たふりをして祈ったら、神は存分に報いてくださったのである。「プラハの春」は今は桜の春だったのである。
中央駅の近くが泊まるホテルだったので、チェックインしたのは5時過ぎだった。チェコはサマータイムで、未だ昼下がりのような強い日差しだった。私は荷物を部屋に置くとすぐ、市内の桜を散策した。ホテルの近くの大通りの四つ角に小さな公園があった。夕焼けに生える美しい紅い桜を見ることが出来た。 翌朝は8時にチェックアウトして、ホテルに荷物を預けて夕方までプラハの桜探訪である。
プラハで桜の名所はベトシーン公園である。バスに乗り継いでベトシーン公園に辿り着けた。インターネットで調べるとベトシーンタワーの周りに200本の桜があるのだが、そこの桜はすでに散っていた。タワーの裏手が丘陵となっていた。いつも桜を探している私は嗅覚というかテレパシーというか脳裏にひらめくのである。私は吸い付けられるように歩いて行くと、パッと満開の桜が目の前に広がったのである。あの時は嬉しかった。「Oh,my god!」なんて、前日、不愉快な思いをしたアメリカ人が良く使う言葉を叫んでいた。
ピンクの桜や白い桜が幾何学的に並んで植えられていた。おそらく300本はあると思う。
市内の公園内にはいろいろな桜が満開であった。ヴァーツラフ教会の敷地内にも桜が咲いていた。公園で根元から枝が生えている満開の桜を見ることができたた。日本では見られない不思議な桜である。
インターネットのブログで「プラハの春は桜で咲き乱れる」と書いてあったがまさしくその通りだった。
後で気付いたのだが、プラハの桜はみな、若木だった。プラハの土壌と気候が桜に合っているのだと思う。これからも、どんどん増えるであろう。
そして、「プラハの春」事件(1968 年、ソ連軍介入)を遠く彼方に追いやるがごとくに。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ハートフルインターナショナル
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