雨の台北／熟年夫婦のグルメ旅　１/２

2011/05/13 - 2011/05/16

JALの特典航空券をGETし、夫婦で３泊４日の旅に出かけた。
台北は梅雨の時期。旅行中の４日間はすべて雨。一度も南国の太陽に遭遇しなかったが、かえって過ごし易く、観光、ショッピング、グルメと、初めての台北を満喫した。

1/2は出発から２日目まで。フカヒレを食べ、台湾の朝食や麺を堪能する。

＜行程＞
１日目　羽田11：55⇒⇒台北14：30　夕食「龍鮑翅専売店」→士林夜市（胡椒餅）→「古早味豆花」→寧夏路夜市
２日目　朝食「阜杭豆漿」→市内半日ツアー→昼食「度小月」→マッサージ「風雅築」→夕食「欣葉101-食藝軒」
３日目　朝・昼食「鼎泰豊」→永康街散策→「雙連圓仔湯」→中山散策→九分・夜市ツアー
４日目　朝食「陳記専業麺線」→龍山時→昼食「青葉」　台北15：30⇒⇒19：00羽田

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

１日目【5月13日(金)】
新しくなった羽田空港国際線ターミナル。

以前のプレハブ２階建て(？)のターミナルに比べて、雲泥の差だ。

羽田空港11時55分発のJL031便で台北・松山空港へ向かう。

わずか３時間ほどのフライトであるが、あくまでも国際線。
機内では、ジュースのほか、ビールやワインも飲める。

機内食は京風のお弁当。

説明書が入っていた。
京風おばんざい弁当。空弁として空港でも売っているのだろうか？

このお弁当は、色々な味を少しずつ楽しめるし、外国人に喜ばれそう。
もちろん、日本人の私たち夫婦にとっても、おいしいお弁当だった。
二人とも完食した。

到着した台北・松山空港は、市内にある小さな空港。コンコースを歩く距離が短く便利だ。利用者も少ないので、入国審査も時間がかからない。

空港から市内中心部のシェラトンホテルまで、タクシーで15分、500円ほど。
こんなに市街地まで近い空港は初めてだ。
ホテルには、15時30分ころチェックインした。

部屋は771号室。ごく普通のツィンルーム。

洗面所・風呂は金の装飾で、きらびやか。シャワーブースが別になっていた。

もちろん、バスタブ付。

ウエルカムフルーツとミネラルウォーター。

シェラトンは、私たち夫婦にとっては高級ホテル。いつもの旅行はもっと安いホテルに泊まる。でも、中国（中国と台湾は違う！？）のホテルは、水回りや清潔感に心配があったので、安心できるホテルをと思い、奮発した。

チェックイン後、ホテル周辺を散策。
ビルの谷間にお寺があった。
地下鉄の駅名にもなっている善導寺だ。

スパーマーケットを覗いた。
目を引くのは、さまざまなトロピカルフルーツ。
ラグビーボールのような大きなスイカがあったが、これは買えないので、カットフルーツを買った。
本当に、甘〜い。

小雨の降る中、地下鉄に乗って夕食へ。
ホテル近くの善導寺駅で、電子乗車券の「悠遊カード」を買う。
隣の忠考新生駅で乗り換え、行天宮駅で下車した。

台北の地下鉄はわかりやすい。路線図が漢字なのがうれしい。車内には電光掲示板があるので、駅を間違えることはないと思う。

台北の地下鉄は、駅も車内も広い。そして、きれい。ゴミひとつ落ちていない。そして、マナーが良い。お年寄りが乗ると、すぐに席を譲る。
ある時、夫婦で乗車すると、席がひとつしか空いていなかった。その席に私が座ると、隣の若い女性が妻のために席を譲ってくれた。
妻が老人に見えたのだろうか？？

夕食は「龍鮑翅魚翅専売店」。
フカヒレとアワビの庶民的なお店だそうだ。

お店のドアを開けると「いらっしゃい」と日本語で挨拶された。
６時ごろ、まだ早いのか、お店に客はいない。

まずは台湾ビール。バドワイザーのような爽やかなビールだった。

料理は、フカヒレ、アワビ、ロブスター、チャーハン、デザートのＡ1コースを一つ頼み、二人でシェアすることにした。3300元（日本円で9000円くらい）

サービスで出してくれたシジミのしょうゆ漬け。これがビールに良く合う。実にうまい。
これって、生なのかな？妻は生だといって、気持ち悪がって、一切食べなかった。
おいしいのに！？

お待ちかねのフカヒレ。
お肌プリプリ、と言いながら、妻がほとんど食べてしまった。

ロブスター。

あわび。このあわびは、大きくて、おいしかった。

チャーハンを食べたあと、デザートはツバメの巣。
コースのデザートはハモスだったが、お店のおばちゃんのお勧めでオーダーした。
これまた、お肌プリプリで、妻は大喜びで完食した。

夕食後、地下鉄に乗って、士林夜市へ。

妻はサンダルを買い、私は胡椒餅を買い食いした。
胡椒餅は食べるときに注意しよう。熱々の肉汁がジュワ―と吹きこぼれて、危険。

士林駅から地下鉄に乗って雙連駅へ。ここから10分ほど歩くと、台湾デザート豆花の有名店「古早味豆花」がある。

ず〜と食べ続けなので、２番を一つ頼んで二人で食べることにした。

「豆花」は豆腐を使ったデザート。タロイモ、ハスの実、ピーナッツ、きくらげ……日本ではスィーツにしないような食材ばかり。これが、なかなか美味しい。素材の甘さを活かした、やさしい味。これなら、もっと食べられた。

帰りは、寧夏夜市をぶらぶら。
この夜市は、地元の人が多いようだ。よく分からない食べ物の屋台が並んでいる。
夜市は賑やかで、楽しいのだが、臭豆腐のニオイには、閉口してしまう。遠くから、独特の強烈な臭いが漂ってくる。こんな臭いものを食べるなんて、信じられない。食べると、やみつきになる美味しさらしいが…。
臭豆腐の屋台の前は足早に通り過ぎ、地下鉄に乗ってホテルへ帰った。

２日目【5月14日(土)】
朝食は、華山市場の２階にある「阜杭豆漿」へ。
早起きして、５分ほど歩いて６時半ころ着いた。２階に上がると、長い行列ができていた。
台湾では、外で朝食を食べるのが普通で、この店は美味しいとの評判で、いつも行列しているらしい。
順番が回ってきたので、事前に料理名を記載したメモを渡した。

左上が甜豆漿。甘い豆乳で、HOTとCOLDがある。COLDを注文した。
左下が鹹豆漿。豆腐になりかけの豆乳で、塩味がついている。
真ん中は蛋餅。卵焼きをクレープのようなもので包んだもの。
その隣の長いのは、油條。揚げパンで、豆乳に浸して食べるとおいしい。
右は薄餅夾蛋。揚げパンの中に卵焼きが入っている。
これだけ頼んで、たった300円。
どれも出来立てのアツアツで美味しい。もちろん、二人で完食した。
行列に並んでも行く価値あり。お勧めしたい。

朝食後、歩いてホテルに戻り身支度をして「台北市内半日シティーツアー」に参加するためロビーへ。
　8時、時間どうりにガイドの「謝さん」（右側の男性）が迎えに来てくれてバスに乗り込む。
バスはホテルをいくつかまわって中国人夫婦一組、ドイツ人夫婦一組、それと大阪の３人組のおばちゃんが一組の計９人を乗せて出発。
　謝さん、日本語、中国語、英語を流暢に使い分けてガイドをしている。
あとでご本人に「何ヶ国語話せるの？」と聞いたら「５ヶ国語だけど、まだ勉強中です」とのこと。「まだ」というのは、まだ不十分だという意味？それとも６ヶ国目に挑戦中ということ？
　とにかく、凄い(゜o゜)
（妻のブログをパクってしまった。ゴメン）

最初に、お宮にやってきた。
小さなお宮だけど、日本とは趣が違う。

ここって、お宮なのだろうか、それともお寺？

国立故宮博物館は、１時間ぐらいでザ〜と見ただけ。
有名な「翠玉白菜」。天然の翡翠と玉の混ざり具合を巧みに利用した白菜の彫刻。思っていたより、小さなものだった。
そのほかの展示品も小さなものばかり。
中国本土からは、大きなものは持ってこられなかったのだろう。

忠烈祠を見学した後、中正紀念堂にやってきた。
奥に蒋介石が鎮座する。

中正紀念堂では、衛兵の交代式を行っていた。
一糸乱れぬ整然とした行進。お見事！！

ツアーはお昼に終了し、ホテルへ戻った。

今日のお昼ご飯は、麺。
地下鉄忠孝敦化駅から徒歩５分ほどの「度小月」にやってきた。
ここは、担仔麺の名店。店内はほとんど満席。入口のすぐ脇の席に通された。

注文したのは、
汁なしの担仔麺。
麺の上に 肉味噌と、すりおろしたニンニクの上に、ちょこんとゆでエビが乗っかってる。

つゆ入りのフォー。

つゆ入りの担仔麺に煮卵をトッピング。

担仔麺は一杯150円ほど。一杯の量は少ないので、二人で食べるのに丁度良い量だった。

「汁なし担仔麺が一番美味しかった。」珍しく夫婦の意見が一致した。

昼食後、妻の発案でホテル近くのマッサージ屋さんへ。
妻は足裏角質とりと、全身経絡マッサージ(1時間)を受け、ご機嫌だった。

一方、肩が凝らない、腰が痛くない、私にとって、マッサージは退屈。バリエステもタイ古式マッサージも、気持ちいいと思ったことがない。一応、お付き合いで、足のマッサージを受けた。

二人で5000円くらいで、安かった。

高さ508?。東洋一の「台北101」。先端が見えない。
これからここの85階にある「欣葉101」へ夕飯を食べに。

レストランの入り口。
このレストランは人気があるらしい。
窓側の席を予約するため、１ヶ月前にメールを入れておいた。

案内されたのは窓側の眺めの良い席。
といっても、小雨模様の天気で、窓の外は雲だった。

フォルモサコースをオーダーした。
1680元。＋10％のサービスチャージ。5000円くらい。

最初に出てきたのは、４種の冷菜盛り合わせ。

魚の浮き袋とナマコの煮込み。
フカヒレのような、そうでないような味。
コラーゲンたっぷり。

ときどき、雲が切れて、下界が…。
やっぱり、高い。

メローのそうめん包み揚げ。
メローって、高級魚らしい。

マナガツオの煎り焼き。
これは、それほどでも…。

プリプリのデザート

夜9時少し前。さっきまであの青い光の上の方にいたなんて…。
レストランから見る夜景はキレイだったけど、どうしても地震のことが頭をよぎる二人は何となく早く降りたい気分だった(゜_゜
（妻のブログをパクってしまった。ゴメン）


1/2はおしまい。
2/2へ続く。小龍包、台湾料理を食べて、九分へ観光へ出かける。