2008/04/26 - 2008/04/28
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frau.himmelさん
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2011年5月12日まで急遽思い立ってドイツに行ってまいりました。今回はドイツ行きを決めてから出発まで10日ほどしか期間がなく十分な下調べが出来ませんでしたが、ドイツの歴史、特にヒトラー第三帝国の歴史の探訪を核として旅行してまいりました。その旅行記もいずれ書きたいと思っています。
でもその前に2008春の最終編を仕上げてしまわなくては…。
◇◆
帰国日、この旅最大のピンチが待ち受けていました。
たくさんの楽しい思い出を旅行かばんに詰めて、ウキウキとフランクフルト空港に向かった私でしたが…。
スイス空港の出国窓口で搭乗明細書というんですか、細々と便名や搭乗クラス、氏名などが書かれた紙とパスポートを見せて搭乗券を発券してくれるのを待っていました。
今回は団体ツアーの後、ツアー会社にお願いして帰国日を延長してもらったものです。
添乗員さんは帰国の際この明細書とパスポートを窓口に示せばいいと言っていました。
ところが…、最初愛想よくそれを受け取ったスイス航空窓口の女性、しばらく何やらパソコンに向かっていましたが、私の席がないと言うのです。
どうして…? それじゃあ、私は日本に帰れないの!?
その後どうなったか後ほど。
その前に、イトシュタインの後に訪問したヴィース・バーデンの旅行記を先にご覧ください。
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2008年4月26日
イトシュタインのスーパーで買い物をした私は、フランクフルトのホテルに荷物を置いて、再びヴィースバーデンにやってきました。
イトシュタインまでのターゲスカルテ(1日乗車券)を持っているので、その間なら何度でも往復できるのです。
ヴィースバーデン駅前に降り立ちました。立派な駅舎です。 -
ヴィースバーデンはヘッセン州の州都です。
ダルムシュタットが第二次大戦により空爆で大被害を受けたのに対して、ヴィースバーデンは比較的被害が少なかったので、1946年にヘッセン州都になったのだそうです。
ここは古くから温泉があり国際的な保養地として栄えた街なのです。
フランクフルトからSバーンで簡単に訪れることができます。
駅前からバスに乗って中心街に向かいます。 -
ヴィースバーデンは、リタイヤした裕福な老夫婦が移り住んで優雅に暮らしている街としても有名で、私も一度訪れたいと思っていました。
そういう目で見ると、車窓から見える街中風景も優雅に感じられます。 -
街の中心クーアハウス近くで降りました。
公園にあったスイセンがとても綺麗でした。 -
この銅像は鉄拳宰相と言われたビスマルクでしょうか?文字は見えないので定かではありませんが…。
彼もこのヴィースバーデンのカジノでは豪快に遊んでいたそうです。
コテンパンに負けたとも…(笑)。 -
ひときわ豪華な建物が目を引きます。
1907年に皇帝ヴィルヘルム2世の庇護のもとに建てられたクアハウスです。
中にはカジノもあります。 -
クーアハウス公園から別な方向に目を向けると、この地を支配していたナッサウ候の名を冠したナッサウアーホーフという豪華ホテルが見えます。
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この奇妙な貝の形をした噴水から温泉の湯気が出ています。
硫黄のにおいもほのかに…。 -
この噴水の周りで子供たちが楽しそうに遊んでいました。
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このお堂のような建物がコッホブルンネン、源泉が湧き出ています。
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コッホブルンネンの内部。
この温泉水は飲めるのです。
この女性はペットボトルを何本も持って温泉水を汲んでいました。
◆◇
数年前、NHKの「名曲散歩」か何かだったと記憶していますが、コップを持ったシニア夫婦がこの泉の近くで優雅にのんびりとしていた姿を写しだしていました。
いいなー、あんな時間を過ごせたらいいなーと、羨ましかった思い出があります。 -
屋根の部分も凝ったつくりになっています。
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周りは豪華な建物ばかりです。
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再びバスに乗り駅に向かいます。
バスの中から見えたマルクト教会。 -
マルクト教会のお隣は市庁舎。
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駅前の公園です。
カモも優雅に泳いでいます。 -
この時期、どこに行ってもサクラがとてもきれいでした。
この美しい季節に訪れてよかった…、心より思いました。 -
追加
ヴィースバーデンにはこの後1010年にも訪れました。
その時、「関口知宏のドイツ鉄道の旅」で紹介されていた水力式で動くネロベルク鉄道に行きました。
ヴィースバーデンにいらっしゃったら、温泉もいいですがここもお薦めですので紹介しておきます。
駅前の1番のバス「Nerotal」行きに乗り終点で降ります。15分ほどです。 -
上には子供用のアスレチック遊園地もあり、子供連れも楽しいでしょう。
詳しくは、
*2010初夏 No,43☆旅の終わりは…☆編参照ください。 -
4月28日
そして問題の最終日、フランクフルト空港です。
ここにもカンパーニャのゲーテ像がありました。
◇◆
ところで冒頭の話に戻りますが、窓口で私の席がないといわれ唖然とします。 -
搭乗明細書を見せて
「だって、私はこれを持っているじゃない!!」
って何度言ってもその彼女、ないものはないから仕方がないじゃない!と、とても冷たい態度。
今までドイツ人はみんな優しいと思ったけど、この時ばかりは彼女が魔女に見えました。
じゃあ、私はどうすればいいの!?
なおも食い下がる私をもてあましたのか、「ここじゃ解からないからどこそこの窓口に行って…」と冷たく言い放ちました。
でも、またその窓口で同じ扱いを受けて、今度は違う場所にタライ廻しにされたら…、本当に飛行機に乗れなくなってしまいます。
ともかく何と思われようとここでとことん頑張ることにしました。
「何故?」「だって…」のドイツ語単語の連発で粘りました(笑)。 -
仕方がないと思ったのかその女性、窓口を他の人に頼んで私をその場所に連れて行ってくれるという。
やったー!
ところがその窓口が遠い遠い!
私の強情ぶりに怒っているその女性は、私の方を見向きもしないでさっさと急ぎ足で歩きます。
若くて足の長い女性の後ろから、足の短い日本のオバチャンは、大きなスーツケースを引っ張って必死に追いかけます。
何だか惨めで心細くて、涙が出そうになりました。
ともかく頑張ったおかげで、その女性が遠くの窓口で説明をしてくれて、どうにかチケットは再発行してもらえました。
このチケットはツアーで帰国日延長をした特別なチケットだったので、何か問題が発生したのでしょうね。
もしかして、私があそこまで頑張らなかったら日本に帰れなかったかもしれない、と思うとぞっとします。
ツアーだったらこんな心配もしなくてよかったのに…、ってちょっぴり心をよぎりました。 -
そういうやり取りがあり出国できることになりました。
ところで、免税店でとても態度の大きい日本人のシニア男性のグループがいて傍若無人に振舞っていました。
大きな声で、膨れたお財布を見せびらかしながら買い物をしています。
なんとその中には100,200,500ユーロがびっしり!
目が点になりました。
だって、その時初めて200ユーロや500ユーロのお札があることを知ったのです。
この男性、そのままユーロをたくさんお土産に持って帰ったのでしょうね。可愛そうに…。
その当時はユーロが一番強い時期(165円くらい)で、日本円への両替ではずいぶん目減りしたことと思います。 -
フランクフルトからチューリッヒまでは窓側でした。
低空飛行なので外の景色がよく見えます。 -
もうじきチューリッヒに到着です。
◆◇
さて、チューリッヒから成田までは後ろの席の真ん中通路側。
隣の3人は私が参加した同じC社のスイスツアーの人たちでした。
最初から最後まで添乗員さんの悪口ばかり言っていました。
じゃ、ツアーではなくて個人旅行にすれば?って私は思いません。
今回、ひとつの旅で両方の形態を経験した私は、どちらにも長所・短所があり、どちらが良いとは言い切れません。
両方を使い分けて旅行することが出来れば、本当は一番素晴らしいと思います。 -
オランダからのツアーの方たちと同じ飛行機に乗り合わせました。
彼らは座席で静かに座っているのが退屈らしく、すぐこうやって何人か集まってはおしゃべりしていました。
日本への旅に興奮しているのかな?
どうか日本の旅をたくさん楽しんでくださいネ。
◇◆
さて、2008年春のシリーズもこれでおしまいです。長い間ご覧くださってありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 迷子さん 2012/11/19 03:18:05
- 北ドイツからゲーテ街道+ヘッセンの町々まで
- なんだかアッシも一緒にツアーに参加してる
気分を味わえますた〜♪
あれ?気が付けばこんな時間に・・・・(~_~;)
ツアーと個人で周遊を組み合わせる旅程も
なかなか楽チン+で良いっすね!
うん、ツアーの最終日ってチョッピリ寂しくなっちゃうの判ります。
アッシも去年の秋に10年振りに団体ツアーに参加すて、
最終日のお別れの日はシュンとなっちゃいました〜。
ドイツの北部を周るツアーって
興味津々なのでした、何時か参加してみたいであります。
- frau.himmelさん からの返信 2012/11/19 08:53:54
- おはようございます。
- わあー、迷子さん。
昨夜からずーっと私の旅行記を見てくださったんですね。
感・謝・感・激・雨・霰!
つたない旅行記で眠り薬にもならなかったんじゃないですか?
こんなにたくさん見ていただいて本当にビックリしました。
ありがとうございます。
後ほどゆっくりお礼申し上げます。
himmel
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