国境の町を訪ねる（釜山編）

2011/05/04 - 2011/05/07

博多からフェリーで対馬へ渡り、高速艇に乗ること約80分、そこは人口380万人の大都市釜山。
港に近づくにつれ、20〜30階の建物が林立し大きな貨物船が多数停泊するのが見えてくる。
日本にはない大きな規模の港町。

路上では『両替です』と言ってるおばちゃんがいて、飲食店街では日本語の看板が多い。
バスの行き先表示にはカタカナが見られ、空港では日本語放送がある。
対馬から約50km、日本人の影響を大きく受けた町である。

近代歴史資料館の展示を見ると、日本人によって港が開かれ、日本人居留地が作られ、日本人によって徴兵されたことが分かる。

慶州へ行くと、土器や青銅器の技術を日本が学んだのが良く分かる。
お寺の建築様式や仏像、一般の建築物まで、日本にそっくり。いや、日本が韓国にそっくりなのだろう。

食事をすると、肉料理以外にもユッケ、浅漬け、お酒など共通するものが多い。

町を行く人を見ても、地元の人と思ってた人が日本語の観光ガイドを読んでいたり、自分が韓国語で話しかけられたり、見た目がまったく変わらない。以前のように韓国の男性＝七三分けの構図は成立しないようだ。

こうして、人種・文化・宗教など大きな分類上は共通するものが多い隣国だから、仲良くやっていくべきだと個人的には思う。ヨーロッパのように、人種や宗教・文化の違いで作られた国境ではなく、地形と政治で作られた国境なのだ。


（以降、文章と写真のコメントは随時更新します）

エリア 釜山(韓国)

• 交通手段: 鉄道 船 タクシー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

対馬比田勝港から、ビートル号で釜山へ渡る。

ロッテ百貨店屋上庭園から北方向を望む。

ロッテ百貨店屋上庭園から東方向を望む。
中央の大きなフェリーは下関行き。

ロッテ百貨店屋上庭園から南方向を望む。
港も街も規模が大きい。

屋上庭園＠ロッテ百貨店屋上

屋上庭園＠ロッテ百貨店屋上
なかなかいいセンスしてます。

ロッテ百貨店吹き抜けの噴水

街角で紳士と握手

釜山のランドマーク、釜山タワー。

悩める虎＠龍頭山公園
イベント対応の着ぐるみ君。
かぶりものと知って子供たちが集まってきたが、中の人は若いのだろうか、軽くあしらうことができず逆に子供にからかわれている。
虎の威を借ることができないヒト。

こちらはリラックスムードのネコ。
公園利用者よりくつろいでます。

この日は、お祭りで山車や張子人形の展示が多数あった＠龍頭山公園

日韓交流イベントでは長崎からの団体がパフォーマンスを披露

釜山は日本語の看板が多い

ルームサービスのメニューも日本語。
所々、間違えているが充分理解できる範囲。日本人のために頑張ってくれている感じ。

市場の建物の他、路上にも多数の店が出ている＠チャガルチ市場

魚や貝が生きたまま売られている。

ウナギやらヒラメやら、生きた状態で売られている＠チャガルチ市場。これらを注文してさばいてもらい２階で食べる。

２階は小あがりの食堂のような飲食コーナー＠チャガルチ市場

ホヤ

魚のキムチ。かなり塩辛い。

カルビはどの店も大きい。個人的にはあまり切らない方が食べ応えがあって好き。

ユッケ

石焼ビビンバ

冷麺がないと言って代わりに出てきたメニュー。麺がソーメンのような白麺。

マッコリ。これだけの量を呑めるか心配だったが、心配には及ばなかった。

天馬塚＠慶州

国立慶州博物館の展示
博物館等で見る同時代の日本の土器と比べて、本場は加工がきれいに見える。

仏陀の彫刻が多い

だれかに似てませんか？



、、、表情が蟹江敬三氏に。。。片岡鶴太郎氏？

世界遺産 石窟庵＠慶州

お寺のお祭りが近く、原色の派手な飾りつけがされている

この期間、世界テコンドー選手権が慶州で開かれており、テレビ中継されていた。最近は、技術指導した中央アジアが強くなって韓国勢は優勝できないとのこと。

ウルトラマンが放送されていた

地下への入口に退避所の表示＠釜山

内部は地下街として隣の駅までつながっている。
有事に備えた施設をも兼ねているのか。地下鉄の駅には防護マスクも多数置かれていた。地域性からして必要なのだろう。日本も他人事ではないはず。大丈夫？

この旅行記へのコメント （2）

• ひがしさん 2011/05/15 08:25:52

  こんにちは

  
  プサンには何度も行ったことがあります。
  博多からビートルでも夜行のフェリーも利用した事あります。
  
  でも知りませんでした。対馬から行けるなんて。
  
  対馬経由のルートを選ばれた事に興味をおぼえました。素敵です。＾＾

  ひぐらしさん からの返信 2011/05/15 23:04:30

  >ひがしさん

  
  　旅行記を読んでいただいた上に、メッセージまでいただきありがとうございます。
  ひがしさんの、旅行記もちらっと見せていただきました。
  私のストライクゾーンに近いものがあります。
  
  例えば、チュニジア―シチリアは言葉を勉強してぜひ行きたいと思っているところです。また、尾道は国内では大好きな街です。
  
  　ひがしさんのような、旅の達人にお褒めいただいてうれしいです・
  これからも、旅行記見させていただきます。