ぬかびら温泉郷宿泊とタウシュベツ川橋梁見学ツアー参加（１日目）

2011/05/01 - 2011/05/02

東日本大震災以降「自粛」という言葉が独り歩きし、東北のみならず全国の観光地が悲鳴を上げているようです。
被災地近辺の内陸部の観光地に行く事も考えましたが北海道からは陸続きではなく、今回は地元での旅行にしました。

昨秋に新居を建てて家の事にかかっていた事もあり、半年振りの旅行です。
目的地を糠平湖温泉と定めて1泊＆タウシュベツ川橋梁見学ツアー予約し、その後は状況次第でのマイカーでの旅としました。

エリア 糠平湖・然別湖周辺(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道物産センター夕張店で昼食休憩。
　
昨年、全国的に有名になった「メロン熊」の出没店。
入口に大きな檻があり、中にはメロン熊が捕獲されていました（笑）

本日は所要で昼前に自宅を出発したのと、雨がかなり降っており、自宅から温泉宿への移動のみです。
　
今夜お世話になるのは、　ぬかびら温泉郷　の老舗民宿
　　山の旅籠　「山湖荘」　　さんです。
以前にネットで見つけて、是非行ってみたかったお宿です。

入口横に飲用泉「紅葉の湯」が出ており、水筒での持ち帰りもできます。


効能　：　慢性消化器病、慢性便秘、糖尿病、肝臓病、通風など

玄関内部は、すっきりと落ち着いた雰囲気。

宿泊者は靴を下駄箱に入れて、鍵をチェックイン時にフロントへ預けます。

フロント（お帳場）

チェックイン時に「館内いろいろ写真を撮っても良いですか？」とお聞きしたところ、「あら、いつでもどうぞ！」とポーズを取っておどける素適なおかみさんにいきなり和まされました（笑）

チェックインを済ませると、フロント横の廊下に並べられた「浴衣」から、好みの物を選んでお部屋へご案内。

本日のお部屋は、　「クマゲラ」　でした。

入口ドアの上の室名プレートも自然素材の手作り。

もちろん、お部屋の鍵のホルダーも手作り。

今回のお部屋は夫婦二人なので一番小さいお部屋と思いますが、8畳の畳の間と3畳程度の板の間、奥に4.5畳程度の囲炉裏の間がありました。

各客室に続き間として設置されている、囲炉裏の間。

セキュリティーボックスも完備。

タオルやアメニティは籠に入っています。

ぬかびら温泉郷の宿泊者は、無償で温泉組合の他の宿の温泉にも日帰り入浴可能です（宿泊者以外も有料で温泉手形の購入可能）。

その湯めぐりに持ち運び便利なように、籠にセットされています。

お手洗いは共同で各階に１ヶ所。
洗面所も共同で各階に１ヶ所。
洗面所にはコインランドリーも完備され、長期滞在にも便利。

フロント前にある囲炉裏休憩所。

日帰り入浴客の待ち合わせ場所にもなります。

休憩所のところで、ラムネと温泉たまごが売っています。

館内あらゆる場所の照明も手作りで落ち着きます。

照明以外にも自然素材を利用した工夫がいっぱい

自販機コーナー。

温泉は地下の洞窟温泉。

温泉へはこの階段を下りていきます。

夜の９時過ぎに男湯・女湯を入れ替えます。

夕方は正面が女湯で手前右側が男湯。

実際の脱衣所は奥のために階段からは見えませんからご安心を！

脱衣所の照明はマリンランプ。

洗い場は各３ヶ所。

湯気で見え難いですが、幻想的な洞窟温泉。
暗すぎず適度な明るさで、床も隅々まで清掃されいました。

夜の正面玄関。

食事処の入口。

入口でお気に入りの「箸」を選びます。

囲炉裏山賊プランの夕食で、14品の料理です。

ヤマベの囲炉裏焼き　と　奥の皿には　網で焼く鹿肉があります。

この宿の飲用泉で茹でた湯豆腐。
温泉で豆腐が溶けだし、とてもまろやかな食感です。

湯豆腐を食べ終えると、その豆腐が溶け出した飲用泉で作った温泉粥がでてきます。
自家製の味噌とあえて食べると、お腹いっぱいなのに食べちゃいます。

夕食のお献立。

温泉豆腐の説明。

満腹満足で部屋に戻り、部屋の囲炉裏でのんびり夜は更けていきます。

古くからの民宿で現在のご主人が３代目の宿。
床も軋むし隣の部屋のTVの音もかすかに漏れ聞こえてきます。
でも、手作りで改修しながら更に進化する宿の雰囲気と従業員の笑顔、肌に優しい温泉の泉質、無理して海の物を出さず地の物に拘った地産地消の食事・・・　今後、何回もリピートしたい宿を見つけました。