スロヴェニアからクロアチアへ世界遺産を巡って（7）ドゥブロヴニク　

2011/03/17 - 2011/03/18

ツアー４日目の夜。３月１７日（木曜）８時前にやっとドゥブロ
ヴニク郊外のホテルに到着。２年前にオープンしたばかりの
綺麗な５星。翌日は小雨の中８時２０分にホテルを出発。
９時過ぎにはロープウエーに乗り換えてスルジ山へ。
ドゥブロヴニク旧市街が眼下に開ける。旧市街では大聖堂
やフランシスコ会修道院を見学。
しかし何と言ってもフリー時間に上がった城壁の散策が素
晴らしい。目下自分のHPより製作中です。
http://www.geocities.jp/travelingmaki/home2b/dubrovnik1.html

エリア ドブロブニク(クロアチア)

ボスニアのネウムで夕食を済ませて８時
前にホテルに到着出来た。
ガラス張りの綺麗な５☆ホテル。

ホテル入り口。

部屋はゆったりと広く配色のセンス
も良い。見事な空間。清潔感が溢れて
いる。
右のカーテンを開けるとベランダで
アドリア海が。左のカーテンを開け
ると洗面室まで見通せる構造。

洗面も綺麗！言うことなし。テレビは
LGの薄型。BBCが始めて見れた。
やはり日本の震災とリビア問題に集中。
日経平均は当然￥９,０００を切っている。

自室前の廊下。人の移動で電灯は点滅。

朝見ると廊下から外の景色が。

５日目。３月１８日朝自室カーテンを
開けるとアドリア海が開ける。景色に
感心している矢先添乗員から帰りの
フライト・スケジュール変更の至急
電話入る。
３日後の帰国便が昼から夜９時発に
なりインチョン経由成田着と言う。
朝９時過ぎが夜の７時半着となる。　
成田でホテル手配の提案あり。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ベランダへ出ると更に素晴らしい。
ただ天気が優れない。
家に電話を入れるとやっと今日から
水道が使えるようなったと言う。
しかし市内ではまだ地域によって断
水は続いており,ガスが使えない家も。
帰国日成田泊まりの可能性伝える。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

７時から朝食。やはりビュッフェ式。
レストランの広い窓からはアドリア海
が全面に開ける。

チェックアウトの為１階ロビーに降りる。
早くドゥブロヴニクを見たいのにいつ
までホテルの案内を続けるつもりか・・・
と言われそう！

８時２０分。いよいよホテルより出発。
ドゥブロヴニクを目指して。

旧市街の入口まで着くと早速ロープ
ウエイでスルジ山に上る。朝一番で
観光客は我々ツアー一行のみ。

ロープウエーが上がるに連れて眼下
にドゥブロヴニクの街が開けてゆく。

このロープウエーは旧ユーゴスラヴィ
ア内戦で破壊され昨年までは使えなか
ったと言う。
その点我々はラッキーではある。

標高は５００メートル程の丘である。

城砦が見える。

スルジ山を降りると早速旧市街の入り口
の門に向う。

アドリア海と城壁の見事なコントラスト。
世界遺産にふさわしい景観。
ここ数年日本のフアンが増えているのは
頷ける。

城内では２ヶ所で大砲を見かけた。

旧港　Stara　luka　の光景。この小さ
な港もかつては世界各地を結ぶ交易船が
沢山出入りした。

城内。旧市街のルジャ広場にあるスポンザ
宮殿。１６世紀の建物で１７世紀の大地震
でも生き残った。

１５世紀のラグーサ共和国の総督邸。
現在は文化歴史博物館になっている。

広場に野菜や果物の露天が並んでいる。
地元の人々が日常的な買い物をしている。

今まで回ってきたクロアチアの古い
街と同じ様に路地が多い。
狭い道に様々なShopが発見される。
それが楽しい。

細い路地の先に見かけた教会。これは
ドゥブロヴニクのセルビア正教徒のた
めに１９世紀に出来たセルビア正教会。

１０時過ぎから自由行動。１１時４０分に集合
してレストランの予定。早速城壁に上がること
にした。７０クーナ＝１０ユーロでもOK.

城壁のスタート地点。下はプラツァ通りの
オノフリオの大噴水。１５世紀に作られている。

海に面した城壁の南側コース、写真を撮
りながら１時間余かけて。シーズンだと
これも大変な人だと言う。
しかし3月はまだ観光地はオフ。
オフは料金が安いだけじゃないメリット
を発見。

同じツアーの焼津の塩沢ご夫妻。
永年の遠洋航海の技術者をリタイ
ヤして陸に戻ったご主人。お二人で
一緒に海外旅行は感慨深いでしょう。

震災後の家族を残して憂いの旅に出た男！
今回の旅は出発の朝はその余波で成田へ
の足を失う。実はその1週間前には急な
腰痛で整形外科へ駆け込んでいた。
今こうしてドゥブロヴニクの城壁に立っ
ている事すら奇跡的。

この光景が数百年間も続いている。ユーゴ
内戦の時には世界遺産危険リストに上がっ
たと言う。突端が聖イヴァン要塞か。

城壁は全長２キロ弱。高さは最高で
２５メートルある。旧市街を壊滅さ
せたほどの１７世紀の大地震でも
この城壁は堅牢を誇ったと言う。

大聖堂でも色々こだわっていた堀内氏。
昨年は聖書遺跡研究のためにイスラエル
の地を２週間かけて一人歩いたと聞いて
納得した。

城壁に住み着いている猫達。
近所の人が餌さを与えているようだ。

城壁巡りを終えて街中を一人歩く。幾つか
の店に立ち寄って何か良い土産物はと探す。
小さな宝飾店。１９1７年親の代からやって
いると古老のBoris＆Pasko　Filicic店主。
彼手作りの純金ブローチを求める。

午後１時過ぎドゥブロヴニクを後にする。
これからツアー最後の長距離バス。およそ
４５０キロ北上する。
午後２時半頃にはボスニアのネウムで小休
止。そしてまた北上を続ける。クラブ・ツ
ーリズム社からの東京情報。成田は外国人
の東京脱出で大混乱と言う。

私は成田ビューホテルに１泊押さえら
れた。帰国日停電などで交通機関がま
ともに動く保証ないと。宿泊代,国際
電話etc.損保会社へ請求必要。

夕刻６時過ぎバスの車窓に夕焼け空が
広がる。