2008/04/25 - 2008/04/25
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frau.himmelさん
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今朝(4月6日)のNHK番組「あさいち」をご覧になった方も多いと思います。
今回の大震災で世界中からぞくぞくと温かい支援が寄せられ、なんと日本は援助を受ける国としては世界第二位になったとのことです。
「日本はわれわれが困っているときに助けてくれた、今度は自分たちが助ける番だ!」と、アフリカの貧しい国からも、アジアの貧民街に住んでいる人々も、自分たちの僅かな生活費の中から、日本の被災地へと寄金している人々や、応援メッセージなどが紹介されていました。
日本人として本当にうれしいことです。
齢のせいか涙腺がゆるくなった私は、朝からウルウルしてしまいました。
「ありがとう 世界中からの温かい支援!」
◇◆
さて、フルダでは地図を持っていなかったばかりに肝心な観光名所は見ることができず、列車の時間もぎりぎりで絵葉書さえ買えませんでした。
まあ、一人旅に失敗は付き物、気持ちを入れ替えてアルスフェルトに向かいます。
-
フルダからアルスフェルトに向かう電車の中で、遠足途中の園児たちと出会いました。
東洋人の私が珍しいのかチロチロ見ています。
最初は目が合ったらニコっとしていた私、面白いからちょっとからかってみましょうか!
おもむろに両手で顔を覆います。
子供たちは一体何が起こるのだろうと興味津々。
ころあいを見計らって両手をぱーっと広げました。
すると、みんな「キャーッ!」と弾けて大喜び…。
なんて可愛い子供たちなんでしょう。
40分の車中は可愛いお友達のお陰でちっとも退屈しませんでした。 -
アルスフェルト駅に到着です。田舎の小さな駅です。
小さな街なのにアルスフェルトは歴史も古く、カロリング王朝時代(800年から900年)から集落が存在していました。
また、ヘッセンとチュービンゲンを結ぶ街道の要所でもあるのです。 -
「地球の歩き方」にはここの地図は載っていました。
駅前のバーンホーフ通りを300メートルほどまっすぐ進み、左折して200メートルほどで市庁舎に着くようです。
静かですね、人っ子一人通っていません。 -
駅のほうを振り返ります。
アルスフェルトは、メルヘン街道の「赤ずきんちゃん」の街としても有名です。
でも…、2010年に訪れたシュヴァルムシュタットも赤ずきんの街と言われていましたね。
アルスフェルトやシュヴァルムシュタットなどのシュヴァルム地方では、小さな女の子が着る民族衣装で、頭に赤いコップのような帽子をつけることに由来しているそうです。 -
2010年の写真
シュヴァルムシュタットを訪れた時に赤ずきんちゃん祭(ザラートキルメス)を見ました。
小さな女の子の衣装可愛いでしょう?
ふわーっとしたスカート、白いエプロン、刺繍が施された靴下、それにコップをひっくり返したような帽子。
これがこの地方の民族衣装なのです。 -
角を曲がると大きな木組みの家が現れました。
アルスフェルトは16世紀ごろから大きな木組みの家が建つようになり、木組みの家街道のひとつでもあります。
ウィキペディアによると、ドイツには7つの木組みの家街道がありますが、その一つ、ハンミュンデンから(ヴェーザー山地からヘッセン北部を経てフォーゲルスベルクおよびシュペッサルト)シュタイナウ・デア・シュトラーセまでの街道の途中にアルスフェルトはあります。 -
右手の教会。Dreifaltigkeits kiruch(三位一体教会)。
教会の裏側にはアウグスティヌス修道会修道院(Augustiner-Eremiten)跡があり、マルチンルターも修道士時代にここで過ごしたことがあるそうです。 -
正面に旧市庁舎が見えてきました。
今日は広場で市が開かれており賑やかでした。 -
市庁舎は1516年に建てられました。
現在もこの建物の中に市長の執務室があります。
アルスフェルトは、ヘッセンとチュービンゲンの中間地点にあったので、ヘッセンの交差点と呼ばれ、16世紀ごろは手工業で栄えました。
市庁舎をはじめ、現存する大きな建物はその頃建てられました。 -
ワインハウス。
ワイン貯蔵庫として1538年に建てられました。
階段式の切妻屋根はゴシック様式とルネッサンス様式で、1849年に改造されたそうです。
ワインハウスの角は罪人のさらし台としても使われたそうです。 -
ワインハウスの説明書。
この裏の広場には赤ずきんちゃんの噴水があるそうです。
後で見ることにしましょう。 -
マルクト広場にある観光案内所。
フルダで失敗したので、今度こそ詳しい地図をいただきましょう。
観光案内所の女性が見所を英語で説明してくれます。
「ドイツ語でお願いできますか?」って言ったらこの女性大喜び。
「ズーパー! 素晴らしい!」って言った後に、
「私だって日本語知っているわよ。ありがとう、さよなら、こんにちわ…。ね?」
知っている限りの日本語を並べました。
面白い女性でした。
いっぺんにアルスフェルトの街が好きになりました。 -
マルクト広場には古くて大きな木組みの家がたくさん建っています。
これらも殆ど街が繁栄していた16世紀頃に建てられたものです。
写真左端の赤い木組みの家は結婚式の家、これも1571年に築造されました。
現在はカフェになっています。
テントがちょっと邪魔ですね。
市の後片付けをしています。 -
ヴァルブルギス教会(Walpurgiskirche)。
この付近にあった古い小さな礼拝堂(バジリカ)が起源だそうです。
その後増築に増築を重ね、1393年に現在のような後期ゴシック様式のプロテスタント教会となりました。 -
こういった三角屋根の建物がいくつも並んでいます。
◆◇
16世紀に手工業で栄えたアルスフェルトの街も、30年戦争やヨーロッパ中を襲ったペストにより街は衰退していきます。 -
他の路地にも入ってみます。
-
昼食がまだなので、市庁舎後ろのステキなレストランに入りました。
カトーフェルン・ザック、日本語では「馬鈴薯袋」というお店。
店内の雰囲気もとてもステキ。
観光客や地元の人たちに混じって私の斜め前の席に、ちょっと他の人たちとは雰囲気の違った知識人っぽい人たちが4,5人居ました。
そして私の方をちらちら見ているのです。
車内の子供たちとは違った意味でのちらちら…。
何なんでしょうね? -
メニューの中からシュパーゲルの次に食べたかったケーゼシュペッツェレ(ドイツ風パスタ)と、ミュルガー・トゥルガウの白ワインをチョイス。
すごく量が多くてビックリしました。
食事の途中、一人の知的な中年女性が私のところにやってきました。さっきの席の方です。
「日本の方ですか?」って英語で話しかけられました。
観光案内所と同じくドイツ語で話してくれるようにお願いして…。
話はこうでした。
この女性の息子さんが日本で歌手として活躍していると。
名前は○○と言うけど知っているか?と言うものでした。
私は知らなかったので「ジンガー?(歌手?)」って聞き返したつもりでした。
そしたら彼女、他の人に「ねっ、彼女も息子のことを知っているでしょう!?」っていう風に言ってました。
そういう意味ではなかったんだけど、まあいいわ!それでこの女性が面目が立つのなら。
彼女は息子のホームページアドレスと自分の住所氏名をメモしたものを私に渡し、日本に帰ったらぜひ応援してくれないかと…。
メモをみるとその女性の名前の前にはDr.(博士)がついていました。道理で…。
日本に帰って調べて見たけど、正直あんまり有名なグループ(日本人の女性との2人グループ)ではありませんでした。
きっと立派な母親を心配させたくなくて「日本では有名なんだ。」って言っているのかもしれないと思いました。私が彼らを知らないだけかもしれませんが…。
◇◆
ケーゼシュペッツェレ、とっても美味しかったけどさすがに半分しか食べられませんでした。 -
食事を済ませ、支払い時にレストランの人に郷土博物館はどこ?って聞いたらここまで連れてきてくれました。
親切ですね。
リッターガッセにあるこのグリーン色基調の素晴らしい建物は1688年に造られた昔の貴族の家でした。ルネッサンス様式。 -
その隣は大きな木製の扉、昔はここから馬車でも出したのでしょうか。
-
そして、支柱もこのように華麗に装飾された彫刻が…。
-
その隣は、赤を基調とした1689年築のミンニゲローデ家(Minnigerode)の館です。
この2つの館が現在歴史博物館(郷土博物館)となっています。
それにしても、この入口の張り出し窓の彫像の色鮮やかなこと。 -
窓枠を支えている支柱の天使の顔も可愛らしい。
これってヴェーザールネッサンス様式って言いませんでしたっけ?
ブレーメンやハーメルンで見た、豪華な飾りの色鮮やかな張り出し窓を持つ家のこと…。
違っていたらすみません。 -
郷土史博物館の看板です。
時間がなくて見学はあきらめました。
ところが…。 -
帰りの列車の時刻があやふやだったもので、駅に着いたらほんのタッチの差で出発した後でした。クヤシイー!
次の列車まで1時間半以上待たなければならないのです。
こんなことだったら、あの時郷土博物館に入館するんだった…。
普通は、こんなに時間があるんだから、もう一度引き返すでしょうね。
でも、私はもう疲れて果ててその気力がありません。やっぱり齢ですね…
。 -
結局、誰もいないアルスフェルトの駅で1時間半以上待って、ギーセン周りでフランクフルトに帰りました。
時刻表をちゃんと調べておくのは個人旅行の鉄則ですね。
あらっ、赤ずきんの噴水も、見るのを忘れていたわ…。
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この旅行記へのコメント (2)
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- utamiumiuさん 2014/06/06 16:56:31
- アルスフェルトの旅行記拝読いたしました。utaです。
- frau.himmelさん
アルスフェルトへも行ってらしたんですね(*^_^*)
良い街ですね。
フランクフルト到着が朝の5時半だったのでその後どこへ行こうかと悩み
フルダ乗り換え2.5時間という時間に惹かれて行って正解でした。
人口密度が少なくどこへでも徒歩圏。
小さいながら観光も整っていてツーリストインフォも充実してました。英語も通じたし。
宿泊したホテルには無料のwifiもあったし。
ほっつき歩いて、癒されて来ました。アルスフェルト。
私の読めなかった説明をfrau.himmelさんの旅行記で読んで
「そうだったのか!」と。
ありがとうございました。
- frau.himmelさん からの返信 2014/06/15 21:51:19
- RE: 返信遅くなりまして・・・
- utaさん こんばんは。
帰国以来気が抜けたように旅行記も手が付かず、ぼーっとしておりました。
やっと昨日第一回目を投稿いたしました。
年々、時差ぼけが長くなり、なかなか体調も回復しなくなりました。
やっぱりトシですねー。
さて、utaさんはアルスフェルトの後、ヴュルツブルクにいらっしゃったんですね?
いつもユリウスシュピタールでフランケンワインを送っていらっしゃるのですか?
私はドイツに行ったらお決まりのようにヴュルツブルクに行き、ヴュルガーシュピタールから発送していました。
ところが今年もヴュルツブルクに行ったのに(2泊もしたのに)、ワイン発送はすっかり忘れておりました。
あーー悔しい!
ユリウスシュピタールも日本に発送してくれるんですね?
次回はユリウスのを送ってみよう。
ユリウスにはお食事に行ったのですけどね。
utaさんにはいろいろ旅の極意を教えられます。
himmel
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