2010/10/01 - 2010/10/01
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シュンスケさん
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2010年の国慶節の休みを利用して長年の夢だったキリマンジャロに登頂してきました。行く前に上海への視察旅行やミャンマー旅行が入り、全然トレーニングができなかったけどなんとか登り切れました。全行程80km、頂上からの朝日には涙が止まらなかったです。10月の国慶節は中国では結婚式が相次ぐ季節。今年も去年に続き旅の帰りに山東省に寄り参加してきました。
エアラインは今イケイケのエチオピア航空。ケニア航空やエジプト航空同様、問屋街広州から買い付け客向けに毎日アジスアベバまで飛ばしていて、広州→キリマンジャロ→北京が1,000ドル以下!即決でしよ。
旅の初日は南寧からキリマンジャロまで飛行機3回乗り継ぐ大移動。GMT+8の中国からGMT+3のタンザニアへと、西へと向かう飛行機の中にいたこともあって10月1日の誕生日をいつもより長く29時間過ごすことができました。途中ケニアでナイロビ国立公園にも寄れて初日からアフリカンな日でした。
【全日程】
■9/30 CZ3332 南寧 1820 広州 1920
ET0907 広州 2130 アジスアベバ 0525 (+1day)
■10/1 ET0801 アジスアベバ 1000 ナイロビ 1200
KQ6726 ナイロビ 1800 キリマンジャロ 1900
□10/2 Climbing day 1: Moshi-Machame Gate-Machame Hut(2,900m)
□10/3 Climbing day 2: Machame Hut-Shira Camp(3,850m)
□10/4 Climbing day 3: Shira Camp-Lava Tower(4,590m)-Barranco Camp(3,950m)
□10/5 Climbing day 4: Barranco Camp-Barafu Camp(4,670m)
□10/6 Climbing day 5: Barafu Camp-Uhuru peak(5,895m)-Mweka Camp(3,100m)
□10/7 Climbing day 6: Mweka Camp-Mweka Gate-Moshi
□10/8 Moshi-ナイロビ
ET0800 ナイロビ 1800 アジスアベバ 2000
□10/9 ET0604 アジスアベバ 0030 北京 2000
SC4853 北京 2255 煙台 2355
□10/10 山東省乳山にて結婚式参加
□10/11 GS6526 青島 1750 南寧 2150
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
9月30日、さくっと仕事を終わらせて南寧空港から広州行きの飛行機に乗る。今回は広州からエチオピア航空を利用してアジスアベバ経由でナイロビに向かうのだけれど、広州からのエチオピア航空っていったいどんな人が乗るんだろう?
そんなことを考えて広州空港のカウンターに向かうと、そこにはものすごい長い列ができていた。ご存知のとおり広州は華南地区でつくられているあらゆるモノが集まる批発市場。それを目当てに世界中からバイヤーが訪れていて、アフリカ各国からもたくさんのバイヤーがやってきている。で、みんな50kg-100kgのモノを持ち帰ろうとするものだから、一人で4個も5個も機内預け入れ荷物があるわけだ。それがこの長蛇の列になっている。 -
そんな列に並んでいる途中に後ろに並んでいたおにいちゃんから記念撮影の依頼。これは広州アジア大会のマスコット。一応ヒツジです。
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結局チェックインカウンターに1時間半並んでようやくチェックイン。乗客は8割が広州から商品を持って帰るらしきアフリカン。2割がアフリカで仕事、もしくは仕事をしている家族や知人を訪ねにいく中国人。それ以外は僕一人。機内はもうアフリカだ。
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初めてのエチオピア航空。どんなボロイ機体が出てくるのかと思いきや、かなり新しくモニターもワイドの大画面。機内の安全情報はアムハラ語にあわせて黒人のお兄ちゃんが画面で大活躍。
満席の乗客にたっぷり荷物を積み込んだ飛行機は、あまりの預け入れ荷物の多さに2時間ほど遅れて離陸。どうやらエチオピア航空の発券システムが故障していたらしくて、最後は手書きのボーディングパスだった。手書きなものだから重複する席が続出し、あちらこちらでアフリカ人と中国人がトラブル。アフリカに行く中国人なんてほとんどが英語を話すことができないから中国語でコミュニケーションをとっているのが興味深かった。中国のアフリカ植民地化計画が着々と進んでいる。 -
2時間遅れで広州を飛び立った後、まずはバンコクへ向かう。食事も期待以上のおいしさだった。とくにラザニアが洗練された味でびっくり!さすがは元イタリア植民地、食はばっちりね。コーヒーもちゃんといれていておいしかった。ぞうきんみたいなエチオピア料理、インジェラが出てこなくてほっとしたよ。
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途中バンコクに寄り、アジスアベバには1時間遅れの朝6時半に到着。中国とエチオピア、ケニアの間には5時間の時差があるから今日10月1日は29時間過ごすことになる。32歳の誕生日、長く誕生日を過ごすことができるのってなんかうれしい。
アジスアベバで飛行機を降り、ナイロビ行きに乗り換える。エチオピアってもっと乾燥した大地なのかなと思っていたのだけれど、飛行機からの景色は緑がとても多くてみずみずしかった。 -
アジスアベバの空港。イメージしていたよりもこぎれいなところだった。乗り継ぎ便も広州でのトラブルでみんな発券できていないから大騒ぎ。中国人はほとんど英語話せないからさらに大騒ぎ。
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朝ごはんもかなり豪華。フルーツたっぷりでおいしい。
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ナイロビには定刻の12時に到着。ターミナルの前で次のフライトまでの6時間どうしようかなーと考えていると、「ナイロビ国立公園に行ってみないかい?」と怪しげなドライバーが声をかけてきた。ナイロビには小規模ながら街の近くにも国立公園が設置されていて、空港から20分ほどで行くことができる。80ドルとのタクシー代に尻込みするも、諦めていたサファリに行くことができるのを知り、思い切って彼と行くことにした。
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ドライバーの名前はパトリック、空港付近でサファリに案内する仕事をしているらしい。「シュンはジャパニーズだろ?」と、車に乗り込むとパトリックが聞いてきた。
「中国人は俺たちから何も学ぼうとしない。ただ見て騒いで帰るだけだ。その点日本人はすごい。いつもいろんな質問をしてきて、彼らからはアフリカに対する敬意を感じるよ」
パトリック、うれしいこと言ってくれるじゃん!そうなんだよ、中国人ももっと自分たちより発展していない国でもその国のいいところを取り入れようとすればいいのに。世界中でチャイナタウンを築き、世界を中国かすることが彼らにとってのグローバル化だから仕方ないか。日本人も似たようなものだけど。それにしてもパトリックいいところ突いてるなあ。
パトリックとは写真を撮り忘れた。写真は地元の学生、通学中でーす。 -
そうそう、ここでも日本は活躍中よ。
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ナイロビでは公共交通機関がほとんどないため爆発的に車が増えて渋滞が大変なことになっている。「もう車しかないからねー」とパトリック。
そんな渋滞を避けるためにパトリックは路地裏の抜け道を進んで国立公園と向かっていく。すると目の前にでかいモスクが現れた。ここケニアにはムスリムも多い。 -
そんなことを話している間にナイロビ国立公園に到着。直線距離だと空港から10kmくらいらしい。こんな近くに野生動物の保護区があるなんて、さすがアフリカ。
40USDの入園料を払い、パトリックの運転で車ごと公園の中に入っていく。 -
公園の中に入り、View pointへ向かうとすぐにこんな景色が広がる。あーこれぞまさに絵に描いたようなアフリカだ!
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少し車で行くと、いきなりニョキッとキリンが顔を出した。人生初の野生のキリン!およそ5mくらいの距離からじっとこちらを見つめている。目がかわいい!
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「シュン、ぜひ見てほしいものがあるんだ」そう言ってパトリックがある場所に連れてきてくれた。
1978年から2002年まで24年間大統領を務めたモイ大統領、そのモイ大統領が1989年7月に象牙密漁の撲滅への願いをこめて没収した大量の象牙をここで燃やした場所とのこと。今でも象牙の灰が残る。
灰の白さなのか、象牙の白さなのか。空の青さと対照的なその色が強く印象に残った。 -
そのモニュメントの隣にバスが一台転がっていた。飛び散っているガラス。誰も人がいないところを見るとだいぶ前に転んだバスのようだ。
放置されているところがアフリカらしいなあ。 -
公園内はもちろん厳格に管理されていて、定期的にパトロールが巡回している。そんな保護官をやっているお姉ちゃんのパトロールについてきた妹。こちらの人は笑うときは心の底から豪快に笑う人が多い気がする。
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ちょっと横を見ると、すぐそこまでナイロビの町が迫っている。ほんとに首都のそばにあるんだなあ。
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おっ!カバだ!と思ったらパトリック曰く"warthog"だそう。あとで調べたらイボイノシシだそうだ。ムーミンみたいだからてっきりカバだと思ったよ。
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ビルをバックにたたずむガゼル。
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水辺でくつろぐワニ。南寧の夜市で食用に売られているのは見たことがあったけれど、目の前で動いているのは初めてだ。パトリックによると人も食べられちゃうんだって。かなりデカイ。
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いつもスモッグがかった晴れなのか曇りなのかわからない日が多い中国から来ると、青空がほんと気持ちいい。今アフリカにいるんだぜーって大声で叫びたくなるよ。
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バッファローもいた。こちらをちら見。
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そうこうしている間にあっという間に時間が過ぎ、18時の飛行機でタンザニアのキリマンジャロ空港に飛ぶ。途中左手にキリマンジャロのシルエットが見えた。明日からこの山に登るのかー今さらながら大きいなあ。
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予定通り19時にキリマンジャロ空港に到着。
ところが、オペレーターに頼んでいた迎えが誰も来ていない!電話をしようにも僕は南アフリカのオペレーターを通していたのでつながらない!!さてどうしよう・・・
30分待っても誰も来ないので、タクシーに乗ってモシ(Moshi)の街に向かう。ドライバーや宿のおばちゃんに聞きながら無事にツアーオペレーター、ザラツアー(ZARATOURS)を探し出し、翌日からの登山を手配する。後から聞いた話では迎えの車がパンクして50分遅れくらいで空港に来たらしい。だったら電話一本くれよー
ともあれ無事に明日からの山登りも手配でき、これで長かった誕生日も終わり。明日からいよいよキリマンジャロ登山だ。
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