2010/04/13 - 2010/04/15
1835位(同エリア6724件中)
yazzさん
海外旅行は飛行機で行くのが一般的。でも、お隣韓国釜山なら空を飛ばずに行けるのだ。しかも往復1万円!JR九州高速船が博多港から運航しているジェットホイール「ビートル号」に乗れば時速80キロで海を駆け抜けること3時間弱で釜山港に着いてしまうのだ。出発2時間前に空港まで行って厳しいセキュリティチェックを受けて待合室でひたすら出発を待つなんてことをしているうちに、こちらは既に釜山に着いちゃうというわけ。しかも港は街に直結してるから空港からわざわざ移動する必要もない。
こんな便利な手段を利用しない手はない!と、前々から思っていたのだが、ついにその時がやってきた。しかも海版超エコ割「超ビートルスペシャル」運賃、往復1万円ぽっきりで行ける機会が運良く巡ってきたのだ。
超ビートルスペシャルはネットでのみ購入できる特別運賃。いつも発売されているというわけではなく、特定の日の特定の便にしか設定されない。滞在期間も最大2泊3日と制限がある。なので運良く日程の都合が合って、残席があれば購入できるという、ある意味幻の運賃なのだ。
韓国には、もう30回以上行っているだろうか?ほとんどが仕事なのでソウルのみ。釜山へはずっと昔に行ったきりなので久しぶりの訪問になる。さて街はどう変わっているか?美味しかった食堂はまだ健在なのか?
わくわくの2泊3日のB級グルメ一人旅、はじまりはじまり〜
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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博多港国際ターミナルまでは天神から80番バスで約15分、JR博多駅から88番バスで約15分と交通の便が良い。
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これがターミナルの外観
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出発の1時間以上前に来たのだが、中に入ると既にチェックインを待つ乗客で賑わっていた。プリントアウトしたEチケットを出してチェックインする。このとき、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)800円を支払わなければならない。なお帰り釜山港でも12500ウォンが必要になる。
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また、博多港国際ターミナル利用料500円も自動販売機で購入しなければならない。釜山港でも税・出国納付金として3200ウォンが必要になる。なので厳密に言うと1万円ぽっきりで行けるわけではないのだが、これらを加えてもやっぱり格安。
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出国審査を済ませると、小さいながら空港と同様に免税店がある。ここで缶ビールが1本150円で買うことができる。お店の人が「免税価格で〜す」としきりに宣伝していた。となると、船内で飲むために思わず買いたくなってしまうが、実はここで買わなくても大丈夫。待ってる間にぬるくなっちゃうし。
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これが噂のジェットフォイール、ビートルの勇姿。
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近くで見るとピカピカによく整備されていることがわかる。
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船内は、暖色系のカラーで統一され居心地もよさそう。
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そしてこれが船内販売メニュー。
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注目すべきはビールの値段でさきほどの免税店と同じく150円。なにもあせって免税店で買わなくともよかったのである。一方、コーラも同じ150円で、国内より割高。どうも納得いかない価格付けだなあ。これならビールを選ぶほうがなんか得した感じ。なのでさっそくビールを注文!
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今日の博多はどんよりとした曇り空
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でも釜山は晴れだった!ラッキー!
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釜山港は街中にあるので地の利もよい。最寄りの地下鉄中央洞駅まで徒歩5分くらい。本日、宿泊するホテルはもう少し遠くて15分くらいかな。荷物が少ないのでぶらぶら歩いて行くことに。
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これがホテル。え?ハングルじゃあわからないって?
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それでは英語で。日本のビジネスホテルチェーン東横インです。なんと海外にも進出してたんですねえ。しかも釜山には3件もあるとのこと。日系ホテルなんで日本語も通じるし、安心して泊まることができるのも◎。
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ちなみに場所はここ。
楽天トラベルで予約して朝食付き一泊4875円。
東横イン釜山中央洞
〒600-101
釜山市中区大昌洞1街 22-4
TEL +82-51-442-1045
FAX +82-51-442-1046 -
まだ新築らしく部屋は非常に綺麗。ベッドも大きめで快適そのもの。
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液晶テレビ、セーフティボックス、冷蔵庫と必要なものはひととおり揃っていてインターネットも無料。
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窓からみた景色
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では、さっそく散策開始。
まずは、中央洞駅から地下鉄でチャガルチ駅へ。最初のターゲットは国際市場内のあの店。 -
平日ですが市場は結構な賑わい。
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近所の釜山タワーがよく見える通り。
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そして、目的地へ到着。
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早い!安い!旨い!スンドゥブチゲで超有名なドルゴレ。前回(ずっと前)もここで食べた。人気で味が落ちてないか、ちと心配。
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おお、昔と同じ!なんといってもこのスンドゥブチゲですよ。コクがあって最後の一滴までスープ飲み干したくなるほど旨いです。韓国だとどんぶり持ち上げてすするのはマナー違反なので、できませんが(笑)。味もむかしのまま。よかった。
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こんなにいろいろ付いて、値段はたったの3千ウォン(現在は3500ウォンに値上げされたとか)!なので釜山に来たら絶対ここは欠かせません。
日本語通じませんが、スンドゥブチゲと言えばOK。ほとんどの人がこれを頼みますから。 -
場所はここ!
国際市場内でちとわかりにくい。
地図をよく見て行きましょう。
ちなみにお店は階段を上った2階です。
ドルゴレ
住所:中区新昌洞2街12−1
電話:051−246−1825
営業時間:7:00〜22:00
定休日:旧正月と秋夕 -
お腹がふくれたところで、釜山の築地ことチャガルチ市場へ。
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おっと、前回来たときとは大違い!立派なビルになってしまいました。お〜!
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お魚を買う予定はないので、そのまま裏へ。こっちのほうがもっとかっこいいや。
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ここからの眺めが結構いいんですよ。
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今日は天気もいいので、カモメの集団が群れてます。かなり近いんだけど・・・ということでしばらく眺めを堪能した後、次の目的地、海雲台(ヘウンデ)へ。
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チャガルチ駅から地下鉄1号線に乗って六つ目の西面駅で2号線に乗り換え、東の終点の2つ手前の駅が釜山の一大リゾート地、海雲台です。
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ビーチ沿いにパラダイスなど大型ホテルが並んでおり、夏になると観光客で大賑わい。
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今日は天気が良いので浜辺を歩いていても気分爽快!
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遠くの浜辺で団体さんがはしゃいでるなあ。修学旅行生かな?
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喫煙大国韓国ですがビーチは全面禁煙。
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なぜ、海雲台に来たか?それは、ビーチを一望できる高台に温泉施設があるから!
その名も温泉Vesta Spa and Fitness。
ここで、景色を楽しみながらゆっくり暖まるぞ、と張り切って山道を登ったものの、いざ到着すると・・・
なんとオフシーズンなので改装中だって!
あ〜無駄足、とほほ・・・ -
温泉Vesta Spa and Fitness
住所:海雲台区中洞1509-6
TEL:(051)743-5705
営業時間:24時間
定休日:第1火曜日 -
気分直して、海雲台市場を散策。
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お揃いの看板がなかなかいい風情でしょ。
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そうこうしているうちに日も暮れてきたので夜飯に。
海雲台の東端に位置する焼き魚定食の旨い食堂「セアチム」。
ここも地元の人の口コミで人気となった行列のできる名店。日本のガイドブックにも載ってたような・・・ -
内装は質素でこじんまりとした感じ。なのですぐ満員になります。
私が行ったときは、2組しか客がいなかったのですが、食べているうちに、いつのまにか満員になってました。。 -
これが噂の焼き魚定食。焼いた魚に甘辛のタレをかけただけなのですが、これが絶品。チゲも付いてくるのでお腹いっぱいになります。う〜ん、満足!
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セアチム
海雲台区中洞957-1
電話:742-4053
焼き魚定食 6千ウォン -
翌朝、東横インの朝食です。
バイキング方式ですが、なかなかクオリティ高いです。
この他、おにぎりもありました。
なかなかやるなあ、このホテル。今後の定宿になりそうです。 -
今日も地下鉄で海雲台へ。
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ブランドネームのアウトレット店舗が集まった。ロデオ・アウトレット
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でも、ショッピングというわけじゃないんです。
ここは、あくまでも通るだけ -
昨日、時間がなくて行けなかった海雲台の浜辺を一望できる展望スポットへ行きたかったのです。天気がいいのでなかなか良い眺めです。
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そして、この桜!綺麗ですねえ。
昨日、温泉VESTAに行こうと思って登った坂から見えたので行かなきゃと思ったのです。 -
う〜ん、日本みたいだ。
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景色のすばらしい散歩道を後にして再び海雲台駅へ。
こんどは地下鉄ではなく韓国鉄道(KoRail)のほうです。
今日はカニの街、機張(キジャン)へカニを食べに小トリップ! -
行きに来たのは、なんと懐かしのセマウル号。KTX(韓国版新幹線)にその座を譲った後もこんなところで活躍していたのだ。
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往年の花形列車だけあって車内もゆったりしていて品があります。
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15分も乗れば、もう機張へ着いてしまいます。機張は漁業が盛んな港町でカニの取り扱い量が韓国内でトップクラスだという。なので水揚げされたばかりの新鮮なカニが安く買えることで有名。
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駅からまっすぐ5,6分歩くと右手に機張市場があります。平日の午後なのに人で賑わってます。
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入り口から奥に進んでいくと、いろいろな魚が売ってます。でも、腹ぺこなので目的地へ向かって前進あるのみ・・・
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ありました!これがお目当てのお店カニハウス(韓国名:テゲハウス)。
混雑した市場を進んだ先に突然現れる広々とした空間の十字路。この右手の角にたたずむひときわ大きいお店です。
このアタリは、多数の類似したお店が並んでますので間違わないように(たぶん、どの店で食べても美味しいとは思いますが)。 -
水槽から好きなカニを選んで、その場で調理してもらうというスタイル。お店のおばさん、一番大きいキングクラブをつまみあげてPR。
今はシーズンじゃないからこのクラスだと1万円くらいするとか、やっぱり韓国でもカニは高いんだ〜。とても手がでないので、割安なズワイガニを選びました。 -
カニを茹で上げているうちに出てくる付け合わせ。「カニ味噌で炒めたチャーハンも食べるか?」と聞いてきたが、今日はもう一件行きたいお店があるので、腹のふくれるごはんものはパス。焼酎を頼んで甲羅酒といこう。
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20分ほどしてでてきました!ズワイガニ。味噌もたっぷり!新鮮で旨そうです。
味はもう最高!やはり茹でたては違いますね〜甘みがあってとろけちゃいます。
この大きさで2000円ほど。これなら納得! -
カニハウス(韓国名テゲハウス)
釜山広域市機張郡機張邑ドンブ里275-12
電話:051-721-1001
海雲台駅から韓国鉄道で約15分(運賃4700ウォン)、機張駅から徒歩約10分 -
帰りは普通の列車でした。再び、海雲台駅へ。なぜここに戻ったかというともう一件立ち寄りたいお店があったから。
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それがこの店、ウォンジョ(元祖)ハルメクッパ。バスターミナルの裏手にある全国にその名を知られるクッパの名店。安い!旨い!そしてボリューム満点と理想のB級グルメ!24時間営業なのだが、いつも混んでいて並ばないと入れないとの評判だったので客が少なそうな午後4時すぎを狙って行ったのだ。
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店内の壁は、韓国各メディアで取り上げられたときの模様や有名人のサイン入り色紙で埋め尽くされていた。やはり相当有名なようだ。
ここのメニューはソコギ(牛肉)クッパ、ソンジ(レバ)クッパ、タロクッパ(ごはんがスープ入りでなく別に付く、500ウォン増し)の3つ。一番人気はソコギらしいので「ソコギクッパ・ジュセヨ」と注文しましょう。 -
これが噂のソコギ(牛肉)クッパ。ボリュームたっぷり味も辛さ控えめで評判どおり美味しかった。しかもヤクルトのおまけつき。これで3千ウォンなら人気が出ないわけがない。
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元祖ハルメクッパ
釜山市海雲台佑1洞区佑1洞612-2
電話:051-731-2866
24時間営業、年中無休
地下鉄2号線海雲台(ヘウンデ)駅3番出口から徒歩約5分 -
お腹が脹れたところでギネス公認、世界最大のデパートがあるというセンタムシティヘ
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これが世界最大のデパート、新世界百貨店センタムシティ店。内部は撮影禁止ということで写真がないですが、売り場の天井が高く広々とした空間に品物がおしゃれに並んでいるので気持ちよくショッピングできます。スーパー、ゴルフ練習場、スケートリンク、スパ、映画館も併設されており、さすが世界一と名乗るだけある風格です。
地下にスーパーEマートが入っており韓国のりやキムチだけでなく韓国特有の銀の箸や食器なども安く買えます。実用的なおみやげを買うならここがお勧めです。 -
屋上はガーデンになっており、ここにも桜がありました。
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このあたりは開発中の新興住宅地で、高層マンションの工事が進行中でした。
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こんな人形も飾られてました。このデパートのマスコット?
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新世界百貨店 センタムシティ店
釜山市海雲台区佑洞1495
電話:051-745-2201
営業時間:月〜金10:30〜20:00/土日祝10:30〜21:00
(9階食堂街、地下1階食品館は毎日10:30〜22:00)
地下鉄2号線センタムシティ駅下車
ホームページ:http://centumcity.shinsegae.com -
夕食はナッチポックン(タコ炒め)が釜山で一番旨いと評判のケミチブで。ナッチポックンというと激辛唐辛子でタコを炒めた料理というのが韓国の常識なのですが、釜山ではなぜか鍋で煮る料理に変身してしまうのです。ちょと不思議。
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これが一人前7千ウォンなり。門外不出の秘伝の薬味を入れて煮込みます。
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ぷりぷりのタコが秘伝の薬味とからんでなんともいい味出してます。辛さもマイルドで一般的なナッチポックン(激辛)のイメージとは大違いですが、日本人には釜山版のほうが合ってますね。残ったスープにごはんを入れて食べると激うまっす。
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ケミチブ
釜山市中区東光洞2街11−3
電話:051−246−0228
営業時間:9:00-21:00
地下鉄1号線南浦洞駅5番出口より徒歩3分 -
というわけで2泊3日と短い旅でしたが結構いろいろ食べ歩きできました。港町釜山ということで、めずらしく焼き肉なしの韓国でした。
これは帰りの釜山フェリーターミナル、2階の出発ロビー。周りにはおみやげ屋さんがずらりと並んでいます。でも値段が高いです。しかも日本語で「安いよ千ウォン」とか言っておきながら会計のときに日本円の千円ですとか言いだす始末。
なので買うならこの下、1階にあるミニマートを利用するのがお勧めです。ここでもそれなりのおみやげを売ってますし、韓国語しか通じませんが、1万ウォン札を黙って出せば、きちんとおつりをくれます。 -
ちなみに、帰りはビートルの窓口は閉まってますのでこの写真のコビーのカウンターでチェックインします。日本語通じますので大丈夫です。
最後に、飛行機だと手荷物に液体を持ち込むのが難しいですが、ビートルなら船なので問題なしです。私は、Eマートで安い焼酎とかレトルト食品とか段ボールひと箱分買い込んで乗船しました。
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