2011/02/09 - 2011/02/09
443位(同エリア707件中)
まりあさん
2011年のインド・ネパール旅行のハイライトは、ガンジス河の再訪でした。インドのガンジス河をうろついて、生きること、死ぬことについて、私なりに何かを感じたい。そして、これから先の人生の生き方を模索してみたい、とそんな思いからでした。バラナシは、その他の観光都市と同様に、ものすごく観光化が進んでいて、朝のガンジス河のボートの量は、10年前の5倍、10倍、いやもっとかな。とにかくすごく観光客の量が増えていたのに驚きました。とはいえ、観光客が押し寄せるのは、夜明け直後の一定の時間帯だけだし、ガンジス河の岸は長く広いから、そこをフラフラと歩いていると、昔ながらの景色に出会えました。
3月11日に起きた大地震の悲劇は、別の意味で、生きるとは、死ぬとは、運命とは、といろんなことを問いかけてくる出来事です。テレビを見ていても、何もできない自分の歯痒さと、救援を待つ方々、避難所で心休まらぬ時間を過ごす方々への思いに、押しつぶされそうです。被災された方々へ、心よりのお見舞いを申し上げます。
1995年の急激な円高で仕事が激減して長期旅行を始めた最初の国が、メキシコでした。1995年の1月、若き頃に留学したメキシコのホスト・ファミリーの家に滞在して数日たった日に、神戸の震災が起きました。あれから16年たちましたが、まさかこんなに早く、あの時を上回るような悲惨な災害が再び日本を襲うとは、本当に過酷な運命だと思います。でも、あの時でも、日本人は復旧に向けて、本当によく耐えて、頑張ったな、と思います。16年たった今、いろんなものが様変わりしましたが、日本人には、まだあの時の忍耐や頑張りが残っていると信じています。
長期旅行を始めるようになった私は、「円の力に頼って海外旅行をさせてもらえる感謝」を、「外国の災害地に義援金を送る」という形で、表わすことが増えました。郵便局に行って、災害の名前を言って「日本赤十字社」に送金すると、その災害に私のお金を使ってもらえると知り、よく郵便局で寄付しました。今はもう、赤十字社のサイトから、クリックひとつで義援金を送ることができるのですね。とりあえず、「今、私ができること」として、クリックを実行して、今日のこの時間は、ガンジス河の写真を整理することにしました。祈りをこめて・・・
(ネパールからアクセスして、その日その日で書き込んだ、リアルタイムの旅行記と、帰国後に書いた旅行記が、ごっちゃになっていたので、順番に並ぶように、登録の日程をいじりました。
実際の旅の日付けは、リアルタイム旅行記が正しいもので、1/11日〜2/5日までの旅でした。ややこしくて、申し訳ありません。2月に入ると寒さもましになってきましたが、1月のネパールは寒かったです。停電が常態のようなので、旅行の予定がある方は、停電や気温をよくご確認ください)
PR
-
ガンジス河に着いた時はまだ、真っ暗でした。
-
まだ、観光客の数も少なく、ひっそりとした河でボートに乗りました。
-
ガート(階段状の沐浴場)が、たくさん連なるガンジス河の岸辺に、ガートの灯りが点々と続いてます。
-
少しずつ空がしらみはじめます。
-
-
-
小さなお皿に花を入れたお供えが、あちこちで売られてます。真ん中に、火をつけて河に流します。
-
ひとつ、計算違いだったのは、前回に来た時とちがい、冬のまっただ中なので、夜明けの時間帯は寒過ぎて、沐浴の人がほとんどいなかったことです。
この時間に、せっせと仕事をしていたのは、洗濯の人たちだけでした。
ボートに乗っているだけでも、寒くてガタガタ震えていたのに、水に入って洗濯をする人の大変さが、身にしみました。 -
-
-
石に叩き付けるようにして洗ってます。
-
夜明け直前、たくさんの観光客の船が繰り出してきました。
みやげ物のボートも出てきました。 -
-
ガンジス河の岸辺に沿って、ボートの行列ができてます。
この光景、ある意味、すごかったです。
「こんなに観光客が押し寄せるようになったのか」と驚きました -
まだ、沐浴の人がほとんどいない寒い早朝に、一人の女性が沐浴してました。薄暗いのと、揺れるボートからの撮影なので、ピンぼけ写真で恐縮ですが、一連の沐浴風景を入れます。
-
-
寒さをものともせずに、水に入っていきます
-
ザブザブザブと3回(だったと思います)、水の中に頭まで入りました。
-
-
よほどの悲しみを抱えてられたのでしょうか。
昼間に見かける沐浴の方々は、グループで楽しそうに沐浴されるケースが多いですが、この女性の沐浴には、なにか気迫が感じられました。 -
-
その時、ガートの反対側、不浄の地とされて、建物がいっさいない側の岸に太陽が顔を出しました。
-
ガンジスの夜明けです
-
-
-
-
-
ツーリストの船が、どんどん数を増していきました。
みやげボートも稼ぎどきです。 -
-
-
私のボートが、火葬場の近くまでやってきました。ここは、写真厳禁です。望遠で、かなり離れたところから、少しだけ写せました。
-
-
-
鳥がたくさん集まってきました。誰かが、鳥の餌を投げこんだようです。
-
-
ボートから、メイン・ガートを見たところです。
-
これは別の日の夜明けに、岸から河を写した写真です。
-
-
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
バナーラス (バラナシ)(インド) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
39