2006/11/04 - 2006/11/04
27位(同エリア175件中)
さすらいおじさんさん
- さすらいおじさんさんTOP
- 旅行記2001冊
- クチコミ3789件
- Q&A回答1件
- 6,221,872アクセス
- フォロワー170人
アテネのラリッサ駅近くのバスターミナルから11月3日20時発、アルバニアのチラナ行きの夜行バスに乗った。乗客の多くはアルバニアからギリシャに出稼ぎに来ているアルバニア人のようでみやげ物らしい荷物をたくさん積み込んでいる。座席は満席。運転手は交代要員がいて2人だが、荷物をバスに積み込むな、靴はちゃんと履け、など高圧的に指示してくる。英語ができる乗客が一人いたので、通訳してもらって「何をがみがみ言っているのか」聞いたのだが、ルールが厳しいバスだ。命令口調の運転手と乗客はあちこちで口論しており雰囲気の悪いバスだった。東洋人は私一人で、アルバニア人には珍しいのかじろじろ見られた。バスに乗って、アルバニア人は自己主張の強い国民性なのかなあ、と思った。アルバニアについては「毛沢東思想を受け入れ、他国と鎖国をしてきた一匹狼的な国」で「ヨーロッパの北朝鮮的な国」というイメージを持っていたので、国民も閉鎖的かも知れないと思っていた。今回の旅でアルバニアの情報が最も少なく、不安を抱えての訪問だったが、排他的な雰囲気のバスに乗ってますます不安になった。
アルバニアは古代名イリュリアといい 紀元前1000年頃から3000年の歴史を持つ。他のバルカン諸国と同様に古代ギリシア、ローマ帝国、東ローマ帝国、オスマン帝国らの支配を受け1912年にドイツ人のヴィルヘルム・ヴィートを国王に迎えアルバニア王国として独立。だが第一次世界大戦で国王が国外に逃亡し混乱期の後アフメド・ゾグーにより1928年に再度王政となる。1939年にはイタリアに併合され1944年、ソ連軍が全土解放し、共産主義への道に進む。1946年には王政を廃止しアルバニア人民共和国を設立し1948年にはユーゴスラビアと断交。1968年にはソ連を仮想敵国とした軍事政策をとる一方、中華人民共和国に接近したが1976年に文化大革命が収束し、改革開放路線に転換すると中国とも決別、全くの鎖国状態になり、1980年代からはヨーロッパの最貧国と呼ばれている。1992年、非共産政権の誕生から開放路線に転じて国際社会に復帰したが、経済的な問題は現在も抱えている。
11月4日午前4時過ぎにアルバニア国境のイミグレーションでは建物の外側にある外国人窓口に並んだが、凍えるように寒い。アルバニアはヨーロッパの中でも南部なのに寒かった。10ユーロ・1500円を払って国境を通過し10時過ぎにチラナに着いた。タクシー(5ユーロ・750円)で運転手が知っているという10ユーロの安ホテルに行くが、ホテルの担当者は一番安い部屋が1泊40ユーロだと言う。運転手の情報もいいかげんだ。ネット情報で見たHOTEL YLLIの場所を運転手は知らなかったがそのホテルで聞くと教えてくれた。そのホテルから近く、12ユーロ・1800円の2人部屋にチェックインした。2人部屋といっても他に客は無く、ずっと一人で使えた。YLLIの主人は元大学の経済学教授。70歳の現在は年金暮らしだが生活が厳しく、夫婦でゲストハウスをしている。親切な人で紅茶、クッキーをごちそうになった。客が少ないので日本の人達にYLLIを紹介してほしいと頼まれた。冷たく、ギスギスしたアルバニア人を見て来たのでアルバニアにもいい人がいるのだ、とほっとした。
チラナの中心、スカンデルベク広場から米国大使館近くのマケドニア国境近くのシャフサン方面に行くバスステーションを探し、出発時間を確認。街を歩いていると自転車に乗った中学生が数人ついてきて、冷やかしの声をかける。しつこくついて来るので交通整理の警察官に話すと、すぐに逃げて行った。貧しい国なので治安は良くない。
11月4日の夜は冷え込んだ。予備の毛布をクローゼットから取り出し、寝袋に入り、部屋にあった主人のカーディガンを着込んで寝たがそれでも寒い。翌朝、カーディガンを主人から1000レク・1200円で売ってもらった。後で奥さんから、「あのセーターは2400レク・2900円もしたのに安く売ってしまって」と主人が叱られたそうだ。このカーディガンは暖かくて、帰国した後も役に立っている。
11月5日、8時にチェックアウトし、タクシー300レク・360円でシャフサン行きバスステーションに行く。10人乗りミニバスは8時過ぎには満員になって出発した。客は短い区間を100レク・120円で乗り降りする。空席ができるとすぐに別の客が乗ってくる。11:30シャフサンに着いたがマケドニア国境まで2キロあるというので国境まで行ってもらった。料金はシャフサンまで500レク、国境まで300レク、計800レク・960円。アルバニア側イミグレーションでパスポートチェックして200m歩きマケドニア側イミグレーションを通過した。
閉鎖的で統制の厳しい国だったが2011年2月には世界的に民主化運動の嵐が吹き荒れているが、この国はどうなのだろうか、と思う。
関連旅行記--欧州・バックパッカーの旅【57】 アルバニアのチラナ--http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10119565/
(写真はチラナのスカンデルベク広場)
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アルバニアのチラナからマケドニア国境までに向かう、ミニバスからのアルバニアの光景。
-
アルバニアのチラナからマケドニア国境までに向かう、ミニバスからのアルバニアの光景。
アルバニアで見た朝日。 -
アルバニアの鉄道。
-
アルバニアの鉄道。
-
チラナのスカンデルベク広場周辺の光景。
-
チラナのスカンデルベク広場周辺の光景。
-
チラナのスカンデルベク広場周辺の光景。
-
チラナのスカンデルベク広場周辺の光景。
-
チラナのスカンデルベク広場周辺の光景。
-
チラナのスカンデルベク広場周辺の光景。
-
スカンデルベク騎馬像。スカンデルベク(1405−1468)は、中世アルバニアの民族的英雄。1443年にオスマン帝国に反旗を翻し独立を勝ち取り1480年にオスマン帝国に再併合されるまで37年間の独立国としての地位を築いた。スカンデルベクは、同時代のハンガリーのフニャディ・ヤーノシュ、ワラキアのヴラド・ツェペシュと並んで、オスマン帝国のヨーロッパへの拡大を食い止めた英雄と見なされているそうだ。
-
スカンデルベク広場から見るイスラム寺院。
-
チラナでは銅像、胸像を良く見かけた。アルバニア人として著名なマザー・テレサ像は見つけられなかった。
-
チラナの光景。
-
チラナの光景。
-
チラナの光景。
-
ホテルYLLIの居間での主人。
-
アルバニアのチラナからマケドニア国境までに向かう、ミニバスからのアルバニアの光景。
-
アルバニアのチラナからマケドニア国境までに向かう、ミニバスからのアルバニアの光景。
-
アルバニアのチラナからマケドニア国境までに向かう、ミニバスからのアルバニアの光景。
-
チラナの光景。
-
アルバニアのチラナからマケドニア国境までに向かう、ミニバスからのアルバニアの光景。
-
アルバニアとマケドニアの国境。
-
アルバニアとマケドニアの国境。
-
アルバニアとマケドニアの国境。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- seitani5766さん 2011/03/01 17:03:14
- アルバニアまで行かれたとは凄いですね。
- お久さしぶりです。
アルバニアのチラナ旅行記を拝見しました。
一寸、私にとってはヨーロッパの国であることはわかりますが不思議な国のひとつです。貧しい国のようですね。
そこで、ホテルYLLIの主人から購入したガーデガンは日本で着ても暖かいそうでアルバニアでもことのほか暖かかったでしょう。
鉄道のディーゼル機関車がありましたがアメリカ製のような気がしました。
また、マザー・テレサはアルバニア人ですか。知りませんでした。
また、新旧旅行記を期待してます。 では、また。
- さすらいおじさんさん からの返信 2011/03/01 22:03:47
- RE: アルバニアまで行かれたとは凄いですね。
- seitani5766さん
訪問、コメントをありがとうございます。
アルバニアのチラナ旅行記をごらんいただきありがとうございます。2006年の旅を思い出しながら2006年にupしなかった写真をupして再度旅行記を作成しています。
アルバニアはヨーロッパの中で孤立した不思議な国のひとつですね。貧しく国民の不満は鬱積していると思いますし現在世界的に広がっているイスラム国のような反乱が起こっても不思議でないと思います。
ホテルYLLIの主人から購入したガーデガンは現在も重宝しています。大学教授を務めたエリートでも年金だけでは生活できないそうで貧しい国政が想像できます。
鉄道のディーゼル機関車はアメリカ製ですか、私は鉄道が好きで欧米、ロシア、アジアでも乗ったのですが車種がわかりません。
アルバニアはマザー・テレサのような偉人を生み出すのですから優秀な人が育つ素地はあるのでしょう。
アルバニアへの滞在は貴重な思い出になりました。
- seitani5766さん からの返信 2011/03/01 22:34:23
- RE: アルバニアまで行かれたとは凄いですね。
- ディーゼル機関車の件ですが、まじかに機関車そのもを撮られてないので私にもよくわかりませんが、あの角ばった形態はアメリカ製であると思いました。
失礼いたします。
- seitani5766さん からの返信 2011/03/02 06:33:16
- RE: アルバニアまで行かれたとは凄いですね。
- ディーゼル機関車の件ですが、まじかに機関車そのもを撮られてないので私にもよくわかりませんが、あの角ばった形態はアメリカ製であると思いました。
失礼いたします。
- seitani5766さん からの返信 2011/03/02 15:18:26
- RE: RE: アルバニアまで行かれたとは凄いですね。
- ディーゼル機関車の件ですが、まじかに機関車そのもを撮られてないので私にもよくわかりませんが、あの角ばった形態はアメリカ製であると思いました。
失礼いたします。
- さすらいおじさんさん からの返信 2011/03/02 15:35:30
- RE: RE: RE: アルバニアまで行かれたとは凄いですね。
- seitani5766さん
ディーゼル機関車の件、ご丁寧にありがとうございます。
鉄道は日本でも海外でもとても魅力があります。
またいろんな情報をお教えいただければうれしいです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
さすらいおじさんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ティラナ(アルバニア) の人気ホテル
アルバニアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
アルバニア最安
614円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
6
25