2011/01/21 - 2011/01/26
15位(同エリア30件中)
ゆらのとさん
カリブ海諸国のの中でドミニカ共和国は人口約1000万人で島の半分はハイチである。大きさは九州と四国を合わせた位なんだそうだ。(同じカリブ海の人口7万のドミニカ国とは違う)
一年中燦燦と輝く太陽に照らされて、一見、天国のような国だと観光客には思われるが、最近、治安は悪くなっているし、生活も厳しいのだそうだ。
お金持ちも沢山いる。立派なホテルやレストランもある。大きなホームセンターやショッピングモールもある。
でも、驚いたことがいくつかあった。泥棒なんて日常茶飯事なんそうだ。だから、立派な家に住んでいる人は殆ど守衛を夜通し雇っている。届出をして認可された守衛は銃を持って夜警に当る。泥棒が来たら、銃で撃ってもいいのだそうだ。
家ばかりでない。農園を持っている人も守衛を雇って泥棒の見張りをしていないと農作物や果実を盗まれてしまうのだそうだ。
昨年のハイチの地震以後、ハイチから越境して避難民が増えているし、最近、キューバからも逃れて来る人もいるのだそうだ。(キューバの庶民の生活はとても貧しい事を佐藤さんから聞いた)
ドミニカ共和国は一日2回以上の停電がある。佐藤さんの家は自家発電の装置があったが、一般庶民は朝方5時から7時までは毎日停電する。日中の停電は時間が決まっていない。
道路が悪い。サントドミンゴからコンスタンサまでの約2時間半の道のりで舗装されている道路は半分以下だった。
麻薬(コカイン)が横行している。コロンビアが近いためドミニカ共和国がコカインの密輸の中継点となっている、とインターネットに書いてあった。
ごみ処理も悪い。コンスタンサでは町のゴミ捨て場が谷間になっていた。そこが高温で自然発火して異様な匂いが漂っていた。その近くに極貧の人たちのバラックの家が立ち並んでいた。その人たちは戸籍を持っていない。そこの殆どの子供たちは学校に行っていないのだそうだ。
でも、子供たちの表情は明るい。目が輝いている。人懐こい。体をぶつけ合って遊んでいた。 日本の子供達が忘れてしまった大切なものをドミニカ共和国で見ることができた。
コンスタンサでキリスト教のある宗派の伝道師をしている小林さんという方にお目にかかった。小林さんはドミニカ共和国のコンスタンサが好きで、永住したいのだそうだ。その理由を聞くと、「コンスタンサはゆっくりと時間が流れている。誰でもすぐに仲良くなれる。そして、人と人との絆が素晴らしい」と言われた。
私から見れば、カリブの海は素晴らしい。若葉のような黄緑の海は日本にはない。青空と燦燦と輝く太陽が素晴らしい。果物が美味しい。あんなに美味しいパパイヤやパイナップルやバナナを食べたのは初めてだった。
私は帰国してから2週間、鉛色の空から絶え間なく降る雪を見ながら、「あの5日間のドミニカ共和国の旅は夢だったのでは?」と、何度も思った。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 飛行機
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