2010/12/28 - 2011/01/08
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iwaiwaoさん
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【 旅行日程 】 ※主な訪問先
□ 1日目:オスロ (ラディソン・ブル・プラザ オスロ 泊)
□ 2日目:ベルゲン (クラリオン・ホテル・アドミラル 泊)
□ 3日目:ベルゲン
□ 4日目:オーレスン
□ 5日目:トロンハイム (3〜8日目:沿岸急行船 泊)
□ 6日目:ボードー
□ 7日目:トロムソ
□ 8日目:ノールカップ
■ 9日目:ヒルケネス (リカ・アークティック・ホテル 泊)
■10日目:ヒルケネス→コペンハーゲン(グランド・ホテル 泊)
□11日目:コペンハーゲン(機内 泊)
【 移動手段 】
〇成田 →(コペンハーゲン経由)→ オスロ
《 空路 》スカンジナビア航空(SK984便・1470便)
〇オスロ → ベルゲン
《 鉄道 》ベルゲン急行
●ベルゲン → ヒルケネス
《 船 》沿岸急行船(フッティルーテン)
(MS MIDNATSOL)
●ヒルケネス →(オスロ経由)→ コペンハーゲン
《 空路 》スカンジナビア航空(SK4473便・SK1471便)
〇コペンハーゲン → 成田
《 空路 》スカンジナビア航空(SK983便)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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夜が明けました。といっても午前9時すぎです。あと1時間もしないうちにヒルケネスに到着します。朝食を食べたあと、8階のパノラマラウンジで到着を待ちます。
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長かったようであっという間だった6泊7日の船旅。いざ船から降りるとなるとちょっと寂しいもんです・・・。
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客室には前日までにヒルケネスで下船するにあたっての注意書きが届きます。9時45分に下船ですが、8時までには客室を空けなければなりません。デッキやラウンジで過ごします。うちらは下船後、きょうはヒルケネスに宿泊予定なので関係ありませんが、下船してすぐあと、午前11時30分フライト予定のオスロ行きSAS便に乗る人などに対しては、荷物をどうするかなどの指示が書いてあります。
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ほとんど関係ありませんが7日目の航海の予定表です。
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ヒルケネス到着後、船はこれまでやってきた航路をUターンしてベルゲンを目指して南下していきます。
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窓の向こうにヒルケネスの町が見えてきました。
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この一帯は暖流からは少し離れるのでしょうか。海面にはうっすら氷が浮いています。
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午前10時前に到着。ここでは急いで空港行きのバスに乗る人、エクスカーションに参加する人、町の中心部へ行く人など、目的別にそれぞれバスに乗り込みます。うちらは予約をしていた犬ぞりのエクスカーションに参加です。
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バスで町全体が見渡せる高台にやってきました。しかしここの寒さはこれまでの寒さとはまったく別物。本当に北極圏にやってきたな!という寒さです。
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7日間にわたってお世話になったMS MIDNATSOL。これで見納めです。さようなら沿岸急行船!!
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寒さが痛い!と感じたのは生まれて初めてです。おそらく軽く氷点下10℃は下回っているのでしょう。寒すぎてビデオカメラのHDDにアクセスできない・・・とのことで撮影はできませんでした。
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バスで15分くらい走ってやってきたのが犬ぞりの体験場。
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今回参加するエクスカーションがこちら。一緒に船に乗っていた一人旅中の日本人のご婦人が「トロムソで参加した犬ぞり体験のエクスカーションがとても良かった!」とおっしゃっていたので、ならばせっかくなのでヒルケネスで参加してみよう・・・ということになりました。予約は船の中で簡単にできました。
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「Kirkenes Snow Hotel - Real Snow Adventure in North!」と書いてあります。どうも犬ぞり体験だけではなくてスノーホテルの見学もできるみたいです。ラッキー!
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氷っている湖の上で犬ぞりは行われるようです。時刻は午前10時半ころ。朝焼けというのでしょうか。空には雲ひとつない快晴。厳しい寒さですがそのおかげでとても空気が透き通ってるような気がします。
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そんな空を横切る飛行機の航跡。きれいです。
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湖の方に目をやると・・・ワンちゃんたちがスタンバイ!
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ですが犬ぞり体験の前にあったのがスノーホテルの見学です。中に入ると・・・
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まずは氷のモニュメントがお出迎え。ここが普通のホテルでいうロビーにあたるところかな。
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その先は廊下のようになっていて両サイドに部屋があります。
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外側から見るとこんな感じ。要は立派なかまくらが連なっているといったイメージでしょうか。
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部屋の中に入ると・・・氷のベッドが!こんなところで本当に寝られるの!?
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こちらは氷の船上で!寝相が悪くてベッドから落ちたら絶対に風邪引きそう・・・。見学するくらいでちょうどいいです(笑)
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外にはトナカイの姿が。クリスマスシーズンには嫌というほど耳にしますが実際に見たのは初めてです。
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犬ぞりの前にまずはこちらの小屋でひと休み。
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中はいろりのようなものがあって暖かいです。
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紫色の暖かい飲み物・・・甘酸っぱい感じ?雰囲気的にはアセロラみたい?
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そしていよいよ犬ぞりです。防寒着やブーツ、手袋などは貸してくれます。
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うちらの夫婦のそりを操るのはこちらの男性。気さくな兄さんでした。
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出発〜!びっくりするようなスピードではありませんが軽快に進んでいきます。湖の周囲をぐるっと一周していきます
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しかし本当に寒い・・・。鼻のまわりが痛いというかパリパリします。そして防寒していても手足が痛くなってきます。
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でも犬たちはとても楽しそう。ちなみに料金は1人あたり1000クローネ(約1万4000円)。所要時間はスノーホテル見学と犬ぞり体験、移動をあわせて3時間といったところでしょうか。値段は高いといえばたしかに高いですが個人的にはとても満足したエクスカーションでした。
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犬ぞりも終わってホテルに向かうところ。時刻は正午過ぎ。夕暮れといった感じです。
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きょう泊まるのはリカ・アークティックホテル。街の中心部にあって小ぎれいな感じのホテルです。
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ヒルケネスには同じリカ系列のホテルがもう一つあって、それは1・5キロほど離れた丘の上にあります。
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ホテルに戻って一息ついたらちょっと街中をぶらつくことに・・・5000人くらいしか人口はいない街なんで、中心部も非常にコンパクトに店が集まっています。
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この国ではよくみかけるショッピングセンターAMFIもあります。
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照明は透き通った青っぽい色で統一されています。
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夜のようですが時刻は午後2時半すぎです。通りの真ん中に子どもの遊び場があります。
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しかし日が落ちてからは特に寒く、ずっと外をウロウロするのは正直しんどい寒さです。店に入っては暖まり、また外に出てすぐ別の店に入っては暖まり・・・の繰り返しで見て回りました。温度計がなかったので何度くらいかわからなかったけど、たぶん−15℃以下には下がってた感じはします。
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午後2時すぎ、お腹がすいたので何かを食べたいなと店選び。といってもそんなに選択肢はありませんが・・・。なんか久しぶりにジャンキーなものが食べたい衝動にかられ、北の果てまで来て入ったのはピザのお店。
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いたって普通のファーストフードっぽい感じの気楽な店です。
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ピザとカルボナーラを注文。出てくるまでホテルでもらったヒルケネス中心部の地図を熟読。
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こちらがピザ。これでたしかスモールサイズだったと思います。
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カルボナーラにはサービスでパンまでついてきました。奥さんと2人で全部たいらげるのはけっこう大変・・・。あいかわらず日本人にとっては一つ一つの量が多いです。これで値段は229クローネ(約3300円)でした。
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こちらが街の中心部の広場です。
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ノルウェー国内は、どこも第二次世界大戦で大きな被害を受けていますが、ここヒルケネスもそうだったようです。だいたいそういうところにはこうした親子の像をよく見かけます。
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そんな第二次大戦中の名残があるということで、街中すぐ近くの住宅街にやってきました。午後3時半ですがひっそりとしています。
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訪れたのはANDERSGROTTA(アナーズグロッタ)。当時の地下壕です。この街は300回以上も空襲を受けたそうですが、こうした地下壕があちこちあったために人的被害はそれほど多くなかったそう。
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10人以上から見学できるみたい。見たい人は電話をくれということなのでしょう。ちなみに1人100クローネと書いてありました。
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中を見ることができなくて残念でした。
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ホテルに帰ってきました。窓から見える建物の至る所から蒸気が出ています。やっぱり寒いです。
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試しにこちらのみかんを数時間、窓の外に置いてみると・・・
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あっというまにカチンコチンに!日本で夏によくある冷凍みかん・・・とかいったレベルではなくて本当に硬くて、有名なバナナでクギが打てるのではといったのと同じくらいの凍り具合です。
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翌朝、テレビの天気予報を見てみると・・・ヒルケネスの気温は・・・−19℃!?やっぱり他のところと比べて寒さの質が違うわけです。
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朝食を食べようとホテルのレストランに行ってみると、入口には「−22℃」の表示が・・・。
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テーブルにはなぜか石が置いてありました。聞いてみたら一言、「意味はない」との返事・・・。でもさっきの−22℃の表示が置いてあったカウンターにも石が置いてあったので何か石にまつわることがあったんだろうな・・・。
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夜が明けてきました。今回泊まったホテルの外観です。
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時刻は午前9時すぎです。
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10時にホテルの前にやってきた空港行きのバスに乗って空港に向かいました。11時半発のオスロ行きの飛行機に乗ります。
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バスで30分ほどで空港に。それなりに多くの人が乗るみたいです。
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オスロ経由でコペンハーゲンを目指します。
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滑走路は真っ白・・・。
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これでいよいよノルウェー縦断の旅も終わり。オスロに入ってから数えて10日間。旅慣れていないうちら夫婦でも、とても快適に旅行が楽しめる国でした。一番の目的だったオーロラも見られたし、船の長旅も思ったよりしんどくなくとても楽しめました。そしてなにより現地の人たちはとてもいい人ばかりでした!さようならノルウェー!!
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