![ヨーロッパのサッカーに少しかぶれてくると、<br />どうしても行ってみたい聖地が見えてくる。<br />オールド・トラフォードもそのひとつだろう。<br />行く機会があれば、ぜひと思っていた。<br />でも、マンチェスターに行く機会なんて、<br />自分でつくる以外に、降って湧いてくるものではない。<br />だから、行くことにした。<br />自分で決心しなきゃ、永久に行けないもんね。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/54/51/650x_10545115.jpg?updated_at=1297494486)
2011/01/21 - 2011/01/25
29位(同エリア232件中)
nasubonさん
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ヨーロッパのサッカーに少しかぶれてくると、
どうしても行ってみたい聖地が見えてくる。
オールド・トラフォードもそのひとつだろう。
行く機会があれば、ぜひと思っていた。
でも、マンチェスターに行く機会なんて、
自分でつくる以外に、降って湧いてくるものではない。
だから、行くことにした。
自分で決心しなきゃ、永久に行けないもんね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
マンチェスターの市街からは、
メトロリンクで近隣の駅まで移動する。
こいつはまぁ路面電車みたいなもので、
基本は2両、込んでるときは4両で運転される。
ぼくらは3時間前には市街を出たが、
そのときはファンらしき人たちもいたけれど、
けっこうすいていた。 -
メトロリンクには、そのものずばりで、
オールド・トラフォードという駅がある。
ここで降りればよい。
赤いユニフォームを着ている皆さんのなかには、
ひとつ前のトラフォード・バー駅で降りる方もいるが、
どちらからでも徒歩でスタジアムに行けるようだ。 -
駅を降りると、いきなりこんな門構え。
でも、これは目指す目的地ではない。
オールド・トラフォードはサッカーだけではなく、
クリケットのグラウンドもあるのだ。
ここは、ランカシャー・クリケット・クラブの本拠地。
イギリスの三大スポーツといえば、フットボールに加え、
ラグビーとクリケットが入ってくる。
ここもそこそこ有力なクラブ、、、らしい。
クリケットはルールがよく分からないけれど。。。 -
フットボールのスタジアムまでの沿道は、
とうぜんのことながら、バッタ屋がずらりと並ぶ。
3時間前だと、まだ開店準備という店も多かった。
並んでいる商品は、けっこうそそるものばかり。
以前に誰だかに聞いたのだけれど、
オフィシャル商品は世界のどこでも買えるけれど、
バッタ屋の商品はここだけもものだとか…???
だから、というわけではないが、
友人への土産はここで調達したわけだ。
ここなら、もらって負担にならないくらい安いし。 -
いよいよ見えてきた。
フットボール・スタジアムだ。
写真で何度となく見てきたけれど、
けっこう、どきどきする。
本当に来ちまったぜ!という感じだ。 -
スタジアムの正面には、マット・バスビー。
ユナイテッドのファンには忘れられない存在だ。
ミュンヘンの悲劇の当事者でありながら生き残り、
イングランドのクラブとして初めて、
欧州チャンピオンに輝いたわけだ。
当時のことは伝え聞くだけなんだけれど、
名門クラブには、必ずこういう強者がいる。 -
バスビー像のすぐ下にあるメガストア。
ここは外せないと思って、試合前にざっと眺めたが、
残念ながら、買うようなものがなかった。
レアルと一緒。
マンUも欧州サッカーでもっとも成功したクラブだから、
商売にもとても熱心なのである。
で、みやげに買う手ごろなものがない。高すぎる。
これはかなり残念だった。
アンフィールドはかなり庶民的なものが多く、
目移りするくらいに、いろいろ買いたいものがあったから、
なおさらに残念だった。 -
さて、チケットだ。
今回はレッド・カフェの食事付きをネットで買った。
ひとり3万弱。高いか安いかは、その人の判断による。
日本のチケット屋で買うのと同じくらいの値段ならば、
マンUから買ったほうがいいと思ったのだ。
ちなみに現地では、英語で交渉できるなら、
ダフ屋や山ほど出ているから、チケットは買えると思う。
ただ、そんなリスクも犯したくはなかった。
1年に1回の楽しみなのだから、安全策に走ったわけだ。
で、ネットで取ったチケットは、スタジアム北側にある
チケットセンターで引き替え。VIPコーナーがあって、
そこに行ったときは、ちょっと優越感。 -
チケットを引き替えて、レッド・カフェに向かうと、
カフェに入る前にミュージアムに案内される。
レセプションで飲み物を聞かれた。
いきなり想定外の展開だが、なんか飲みながら、
ゆっくりとマンUの歴史を楽しんでくれという。
ぼくはビールで、カミさんはシャンパンを頼む。
さすがにVIPだ!と、ちょっと嬉しくなる。 -
で、のんびりとビールを飲みながら、
ミュージアムをひと回り。
やっぱ目に付くのは、昨シーズンの優勝カップ。
その裏にある優勝カップの数々を見ていると、
どんだけ勝っているのかと…。
カップの価値が低くなるのではと心配するくらい、
多くのカップがずらりと並んで壮観だった。 -
ゆっくりとミュージアムを楽しんだ後は、
レッド・カフェでお食事となる。
もちろん席は事前に用意されていて、
そこに案内される。
席はイギリス人のカップルとの相席。
向こうは2人の世界に浸りきっていたし、
こちらも英語に堪能ではなかったのは残念。
で、お食事は3プレートの簡単なコース。
イギリスでこんなまともなメシを食うのは、
じつは初めてかもしれない。 -
レッド・カフェの店内はこんな感じ。
ま、オールド・トラフォードのなかでなければ、
ふつうのカフェと変わらない感じではある。
店員さんは、すごくフレンドリーで、
英語がよう分からん客に対しても、
かなり心づくしのサービスをしてくれたと思う。 -
肉はちょっと固い?なんてことも思ったけれど、
イギリスでほとんど初めてのまともな食事。
客のペースを見ながら、ゆっくりと楽しませてくれ、
1時間くらいをかけて、食事をすることができた。 -
食事の間も、マスコットのノームが出てきたり、
いろんなイベントで盛り上げてくれる。
のんびりメシを食っているだけでも、
雰囲気に酔って、かなり楽しいんだけれど、
それに加えて、いろんなイベントをやっているので、
1時間でも足りないくらいに愉快な食事だった。 -
ゆっくりと食事を楽しんだあとは、いよいよ試合。
指定された席はNW3428エリアでシートは100と101。
テラスシートと呼ばれているところで、
とてもラッキーなことに、最前列。
グラウンドからは少し遠いけれど、全体を見渡せるし、
すぐそばにテレビカメラがあるということは、
カメラ目線で試合を観戦できるわけだ。
試合を見るには、最高にいいシートだろう。 -
ふとゴール前を見ると、ノームがいる。
レッド・カフェで愛想を振りまいていたけど、
さっそくこちらに移動して、お仕事のようだ。
マスコットもなかなか多忙なようだ。 -
テラスシートの対角線上にアウェイ席があった。
三角に仕切られたエリアは、けっこう広い印象。
とうぜんのごとくガードマンが仕切っているけれど、
むちゃくちゃに差別されている風でもない。
テラスシートの対面ということは、応援には不向きでも、
試合をじっくり観戦するには、悪くない気もするし。 -
ゴール裏はこんな感じ。
まさに立錐の余地なしで埋め尽くされている。
リーグ戦で、たいして強い相手でもないのに、
これだけ埋まってしまうところに、
イングランドのサッカー人気が見える。
この日の観衆はだいたい7万5,000人くらいで、
リーグ戦では、いつもこれくらい入っているようだ。
うらやましいくらいのフットボール人気である。 -
さて、試合。
相手はバーミンガムシティで、さほど強敵ではない。
軽くひねり潰していただきたいところだ。
サッカーはどんなに試合が良くても、
ホームが勝って大騒ぎしないと、楽しみは半減する。
こればかりは運頼みといった面もあるけれど、
やっぱり最高の楽しみはホームの勝利なのだ。 -
とても幸せなことに、この日は宴会モード。
開始早々にベルバトフが得点し、前半だけで3-0。
後半にはベルバトフがハットを達成してお祭り。
騒いでいるうちに90分が経過してしまい、
試合が短すぎると感じられるような展開だった。
マンUの試合を見て思ったのは、
ともかくグラウンドが狭く見えること。
人もボールも動きが速く、バスケの試合のよう。
よく「サッカーとフットボールは違う」というが、
この日のマンUの仕上がりは、まさにそんな感じ。
いい試合に当たったな。 -
この試合のひとつの課題はルーニーが出るかどうか。
奴は、いきなり審判にボールを投げつけて出場停止とか、
いろいろと予測できないことで試合を休む。
この日はちゃんと出ていて、動きもさほど悪くなかったが、
得点に絡むような仕事はできていなかった。
ちょっと残念。
その代わりに、オーウェンが出たのは嬉しかった。
彼はけがでその才能を棒に振りつつあるが、
一瞬の動きだしとかは、まだまだ目を見張るものがある。
もっと頑張って欲しい。 -
夢のような試合は一瞬で終わってしまい、
5-0という大差で幕を閉じた。
でも、いつまでも印象に残る90分だったことは確かで、
これなら3万円でも安いとつくづく思った次第である。
で、スタジアムを抜け、バッタ屋などを冷やかしながら、
駅まで戻ったのだけれど、目に付くハンバーガー屋。
目の前でジュージュー焼いているから、うまそうに見える。
イギリスで「うまそう」とか思ったのも、初めてかも。
レッド・カフェでたらふく食った後だったので、
これは次回の宿題かなと…、、、って、もう次回を考えてる。 -
これもバッタ屋で、各選手のマフラーだ。
まがいものだけれど、それにしてはいいイラスト。
試合でいい印象を得たから、バッタ屋までがよく見える。 -
もうひとつ気になった店。
「伝説的なファストフード」なんだそうだ。
ここも目の前で肉をじゅーじゅー焼いていたりして、
なかなかうまそうな気がするけれど、
伝説的、と自慢げに書いてしまうところが、
いちばんのセールス・ポイントかも…。 -
オールド・トラフォードは7万5,000も収容したから、
帰りのメトロリンクでこうなってしまうのは、想定済み。
とはいえ、路面電車でこれだけの人数をさばくのは、
やっぱりちょっと無理があるような気はする。
でも30分もすれば人並みがなくなるのは、
見事といえば見事。試合を観戦したら、
すぐに帰ろうとせずに、しばらくスタジアム周辺で、
ふらふらと遊んでいれば、帰りもすんなりかも。
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