2010/07/28 - 2010/07/29
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JIC旅行センターさん
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■天候と健康の雲行き
登山開始から4時間半、15時半頃に本八合目・標高3400mにある本日のお宿、トモエ館に到着。寝床は寝袋ひとつ分ですとか、晩御飯は17時ですとか、トイレはチップトイレに協力して下さいとか、ひと通りの説明を受けたあと、とにかく疲れていたので寝袋に直行。ご飯ですっ!とたたき起こされるまでぐっすり寝ていました。夕食はハンバーグカレーをおいしく頂き、同時に朝食の炊き込みご飯+焼き魚を受け取りました。そして次の日のプランの確認。1時半起床、2時出発、4時登頂〜御来光〜お鉢めぐり〜6時下山開始、10時五合目帰着。
夕食後、いくら早起きとはいえすぐには寝れないので、本八合目観光。まず、山小屋内。わりといろんなものを売っている。バナナ1本200円、ジュース500円という価格帯。仕方ないです。昔は強力(ごうりき)と呼ばれる人たちが、数十キロの荷物を担いで山小屋まで運んできていたらしいです。今はブルドーザー専用道路があり物資の運搬をしているようですが、それでも下界と同じ値段で買えるわけがありませんね。売ってはいませんが、キムタクとツヨシくんの写真がありました。スマスマの企画で登った時のもののようです。外にはトモエ館のほかに山小屋が2軒並び、ちょっとした広場のようなものもありました。晴れていたのでみんな外に出てきて、虹を見たり、影富士を見たり、絶景と思い思いに過ごしていました。すこし頭が痛くなってきていましたが、これからまた寝て明日にはマシになっているだろうとあまり気にせず、ミニ観光を終え、18時には床に着きましたが…。
寝れないんだよ! 仮眠程度、とは聞いていたんですが、5-6時間もあるわけで、普段の睡眠時間と大差ない、かつどこでも寝れる人間を自負していたので、しっかり休めるとタカをくくっていたのが大間違い。寝袋に入っているのに隣の人と場所の取り合いという暗闘を繰り返したり、消灯のはずが何時になっても自分の真上にある電気が一向に消えなかったり、昼寝で爆睡したせいもあるのか…と、モヤモヤしていたら…1時。もう起床の時間になってしまった。周りはみんなむくむく起きだして出発の準備をしている。
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■あったま、いてぇぇぇっっっ!
高山病です。体がとてつもなく重いし、気持ち悪いし、なにしろ頭痛がひどい。体を起こすのが精いっぱいで、もちろん朝食の炊き込みご飯も食べる気がしません。すると、「こりゃ、だめだぁ〜」という追い打ちをかけるような怒号が聞こえてきました。外は風と雨が横から下から叩きつけるという台風よりひどい天候で、完全に心が折れました。それでも賢者は2時ぐらいに山小屋を後にしました。山頂アタックする人、残る人は約半々。暗闘の相手は出ていったようなのでゆったりと寝れました。
小一時間で賢者が無事帰還。途中断念。九合目でほとんど全員リタイヤ、頂上目指しているのは今日しかチャンスの無い外国人登山客だけ、と様子を伝えてくれました。行ったら倒れてたな、オレ。勇気ある撤退。そして、また横になり、ウトウト…なんか狭くなってきたな…暗闘再開。5時半。ほとんどの人が戻ってきていました。天気も高山病も良くなる気配なし。下界に行けば高山病は治る、と賢者に促され6時過ぎに下山開始。下山そのものもキツいうえ、暴風雨だし、頭痛いし、気持ち悪いし、空腹なのに食欲ないし、本当にツラかった…。賢者もこの天候ではさすがに写真を撮ったり、ログをつけている余裕もなかったようで、記録が全く残っていません。
3000mを切ると、頭痛も軽減し、気分的に楽にはなるものの、疲労がすごく、しょっちゅう休憩をとりました。トモエ館からは下山道を来ましたが、六合目あたりで登山道と合流。やっと知っている道が現れ、疲れが少しだけ薄れました。雨も弱まったものの、登山に適する天気とは程遠い状態の中、これから登る人もいました。頑張ってと思いながら、すれ違う元気そうな顔を見て、はっと気づいたら自分の虚ろな姿が見えてきました。そうです、昨日自分が見た下山者のようになっていたのです。 -
■観光地にするなら
7月29日9:30五合目に生還。着いた瞬間いきなり土砂降り。休憩所に駆け込みました。少し暖かくしてあって、テーブルとイスがあり、山小屋で頂いた朝食をここで食べました。おいしかった〜。高山病はすっかりなくなっていました。
外国人受け入れをやっているハシクレとして提言をひとつ。それは富士山五合目のインフラ整備・観光客対策です。
人里離れ自然がそのまま残っている山であれば、山は厳しいところだからトイレがちょっと不便ですみません、山の水は貴重です、食料の値段が少々高くて申し訳ないです、というのは仕方ないと思います。
昨年、スイスのロートホルンという山に行きました。その山頂は富士山五合目とだいたい同じ2350m。山頂には登山鉄道かロープウェイでしか行けませんが、レストラン、ホテルがあり、トイレも普通だし、物価も通常と変わりません。
翻って、富士山五合目。『みんなが登れる富士山』と観光喚起をし、山の中腹とは思えないほど人の往来があり、鉄道はないにしろトラックがゆうに通れる道路が整備されているにもかかわらず、受け入れ体制が甘い。特にレストラン、トイレ、水道の弱さが目立ちます。先ほど、朝御飯を食べる前にもちろん着替えをしたわけですが(レインウェアを着ていたとはいえ、風雨と汗でビシャビシャ)、更衣室がないのでトイレで着替えました。少々の悪条件でも私は大丈夫ですが、観光地としては恥ずかしいと思いました。 -
と、いろんなことを思った富士登山。今のところリベンジの予定は…。賢者が『めいれいさせろ』を選択して、オレを『たたかう』にしたら来年もう一回行こうかなぁ…。(了)
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