ヨーロッパをぐるりと巡る、一人旅。 ～ vol.6 ナポリ（イタリア）

2010/02/10 - 2010/02/10

カーニバルで華やぐベネチアの街を離れ、
次に向かったのは南町・ナポリ。

『ナポリを見てから死ね』というイタリアの諺がある程、
風光明媚な地として知られるナポリ。

ですが一方、犯罪や泥棒の多い街としても世界的に有名なのです。
実際、裏路地の雰囲気は薄気味悪く、
昼間でも絶対通りたくないな…と思ってしまう程。

宿に帰ってくるのが遅くなってしまった時は、
正直怖くて、駅から全速力で走りました。笑
今まで比較的治安の良い場所しか行った事がなかったのもあり、
かなりビビってました。。。

ということで、正直女子一人旅にはあまり向かない地。

では昔の人は、嘘を言っていたのか!?
もちろんそんなはずはありません。

貧乏旅行でなかったら、丘のホテルで夜景を楽しんでください。
貧乏旅行でなかったら、ソレントや青の洞窟、
アマルフィ(ポジターノ)やポンペイといった周辺都市も堪能してください。

そうすれば、ナポリの素晴らしさを満喫することが出来ます！

…貧乏旅行でなかったら。ね。

エリア ナポリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ナポリの町並み。あの華々しいベネチアの面影は少しもなく、曇天も相まって何だか不安げな様子。シーズンではないので、日本人は見当たりません。

これ、どうやって駐車したんだろう…。

うーん。残念なことに、これが私のナポリに対する印象を表した写真。いたるところに落書きがあって、キレイとは言い難い･･･。

おぉぉぉ!!Japanese Animeじゃないですか!!一人興奮気味。

像の台座にも、落書き。信じられん。

やっぱり汚いです。肝試し的な街の散策。

ナポリの旧市街地、スパッカナポリ。ここは頭上に洗濯物がはためき、スクーターが通りぬけ、行き交う人々が雑多な雰囲気を出す賑やかなエリアですが、おっかなびっくりな私はそこまで満喫する余裕がなく…堂々とカメラを取り出し写真を撮ることさえためらってしまいました。

本当は世界遺産となっているだけあって、見るべきところがいくつもあり面白そうなエリアです。興味のある方はこちらをぜひ。http://allabout.co.jp/gm/gc/77771/2/

ナポリで一番有名であろう観光名所、その名も『卵城』（Castel dell'Ovo）。

11世紀にノルマン人がナポリを支配しこの城を築くにあたって、基礎の中に卵を埋め込み、「卵が割れるとき、城はおろか、ナポリにまで危機が迫るだろう」と呪文をかけたことが由来だとか。

時間がなかったので、今回はパス。

外観からは、ちっとも卵っぽくない。

ナポリ最大の広場、プレビシート広場。ここでは1860年に、シチリア王国のイタリア王国併合を決める市民投票が行われた場所だそうです。

プレビシート広場の騎馬像と、向こうに見えるは地中海。

少し晴れ間が見えてきました。(結果、一時的だった）

サンタルチア港を目指します。

ナポリ旧市街と違って、だんだん街の様子が整ってきました。

キレイな港。曇りなのが残念！

神戸、横浜…やっぱりどこでも、港町ってなんだかオシャレなんですね。

あちらの住宅地側が、ハイソサエティな香りを漂わせている！ヴォメロの丘？

本当は、ナポリって世界3大夜景(あとは香港、函館)に数えられる場所なんですよ。お金があったら、このサンタルチア港を一望できるような、小高い丘のホテルに泊まって夜景を楽しむのも良いでしょう。貧乏旅行の女一人旅では、堪能しつくせなかったナポリの街でした。

さて次は、世界遺産・アマルフィへ！