2008/05/23 - 2008/05/25
1001位(同エリア1840件中)
ハンクさん
モスクワの音楽事情はサンクトペテルグルクと比較すると少し分が悪い。ボリショイ劇場(ボリショイはロシア語で大きいという意味)が改装中であることもあるが、ゲルギエフとテミルカーノフの2大スターがサンクトペテルブルグを拠点としている事も大きい。それでも世界的音楽都市であることは間違いないので、できるだけ客観的にモスクワで感じたことを書き留めておこうと思う。
チャイコフスキーコンクールで日本にもおなじみのモスクワ音楽院チャイコフスキー記念大ホールはチャイコフスキーホールと紛らわしいが、もちろんモスクワの誇る音楽院の中にある。ホールの方は木造でかなり古く、足音が響く。小編成の音楽院のアカデミーオーケストラを聴いたが、音響的に優れているとは言い難い。また大ホールと少し離れたところにある小ホールは、ラフマニノフホールの名で知られているが、こちらに入る機会はなかった。
マリインスキー劇場と並ぶ歴史と伝統を誇り、数々の名作が初演されたボリショイ劇場はかなり長期間閉鎖したままであり、工事は遅れていて、再開時期は未公表である。斜め向かいに小振りの劇場(1000人程度)が新設され、こちらで上演は継続されている。「イオランタ」「マクベス」を観たが、マリインスキーほどの華やかさは望むべくもない。改修の完了が待ち望まれるところだ。なお、ボリショイ(大)に対してマールイ(小)劇場も近くにあり、ロシア演劇の中心地となっている。
オーケストラコンサートのメイン会場はチャイコフスキーホール、音響的には悪くはないが、ソヴィエト時代の建築で、外装も内装も少し華やかさに欠ける。このホールで聴けたのはヴェルディのレクイエム、たまたまドム・ムズィーキとマリインスキーコンサートホールでもこの曲を聴いた。偶然ではあろうが、ロシアでヴェルディのこの曲は好んで演奏されているようだ。モスクワにも東京やロンドンと同様オーケストラがたくさんあって、競い合っている。サンクトペテルブルグではサンクトフィルが突出しているのとは少し事情が違う。モスクワ在住の方に伺うと、プレトニョフが率いるロシア国立管弦楽団とモスクワフィルハーモニーが第1級であるとのこと、残念ながら私は聞く機会はなかった。その他にも様々な名のオーケストラの演奏会が開かれている。
ドム・ムズィーキという最新のコンサートホールが数年前に開館した。やはりベルリンフィルハーモニーホール以後世界的な主流となっている近代的なホールで音響も優秀であった。サンクトペテルブルグのマリインスキーコンサートホールと同じようなサイズとコンセプトで目新しい。ホワイエも客席もゆったりとしており、モスクワの音楽界も近代化を進めているようだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 飛行機
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
モスクワ(ロシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
12