2010/05/08 - 2010/05/09
1599位(同エリア3465件中)
ハンクさん
5月5日から海外出張に出た。今回はパキスタンとインド、1ヶ月半の長丁場だ。まずはパキスタンの首都カラチに3泊し、5月8日カラチからバンガロールに入ることにした。現在も緊張状態にあるイン・パキをまたぐ人は少ないと思うが、旅行社のコンピュータからはバンコク経由のタイ航空か、ドバイ経由のエミレーツ航空が引っかかった。飛行距離はドバイ経由の方がかなり短いが、早朝発+深夜発の最悪の時間、しかし1日ドバイ観光することができるため、迷うことなくドバイ経由を選んだ。
今話題のエミレーツ航空、ハブはもちろんドバイ、アラブ首長国連邦は私にとって記念すべき40カ国目の滞在国となる。8時間の待ち時間がありお目当ての世界一の828m、160階建ての超高層ビル、ブルジュ(タワー)・ハリファに登るだけの時間は十分ある‥と思ったのが甘かった。
漁業や真珠の輸出を営む小さな漁村だったこの地に、1830年代にドバイ首長国が建国されドバイの歴史が始まる。1853年にイギリスの保護国となる。イギリスはこの地を、東インド会社に到るための中継地とした。20世紀になると、歴代の首長が自由貿易の政策を採ったため、周辺地域の商人達の拠点となる中継貿易港として発展した。2003年以降の発展は特に凄まじく、2004年の後半から続く原油高がその発展を更に後押しした。人口も増え続け220万人を超えた。その90%が外国人、60%がインド人など東アジアの労働者である。ドバイは摩天楼の連なる幻惑的な都市国家として中東でも随一の繁栄を誇っている。
しかし、2008年後半に起きたアメリカのサブプライムローン問題に端を発した世界経済の低迷により、これまで急激な勢いで伸び続けてきたドバイの経済成長にも陰りが見え始め、外国企業からの投資引き上げや地元企業の資金繰り悪化と、それに伴う多数の建築工事や計画の中断、外国人労働者の失業や経済低迷に伴う観光客の減少などが報じられた。しかし今回この町を覗いて見たところ、「中東の金融センター」としての地位はゆるぎなく、ドバイは2020年には中東初の万国博覧会と2020年夏季オリンピックの開催地になることを目指しているそうだ。
砂漠を眺めながら(写真1)ドバイ空港に着陸した。この空港は08年にエミレーツ航空専用となるターミナル3が完成、すべてがピカピカだ(写真2−4)。09年9月9日には空港と中心部を結ぶ世界最長の無人運転鉄道ドバイメトロが開通(写真5−8)、そして10年1月4日にはブルジュ・ハリファの完成、と華々しい。この人類史上最も高い建造物(写真9−11)は、世界経済危機からもアブダビのハリファ氏の支援を受けて乗り越え、名前もブルジュ・ドバイからブルジュ・ハリファに変更された。124階の展望台の入場料は100ディルハム(約2,500円)であったが、何と6時間待ち、400ディルハム払えば入れてくれるそうだがこれは断念、遠くから眺めるだけにした。天に近づこうとして崩壊してしまったペーター・ブリューゲルの「バベルの塔」の絵を思い出してしまうのは私だけだろうか。
それにしても何という街だ!よくこれだけの建築用クレーンを集めたものだ。どの建物を見ても建築家が一ひねりも二ひねりもした奇抜なデザインである(写真13−20)。労働者は皆インド人風だ。この町の住民の実に90%が外国人、内約60%をインド人を主とする南アジアからの出稼ぎ労働者が占めている。殊に『世界で最も美しいインド人の町』と言われるほどにインド人が多く、なかでも建設業を中心に、社会のあらゆる職種にインド人が進出しているのだ。
更にブルジュ・ハリファを上回る高さのビルの建築計画があるというから驚きである。これが近未来都市か?
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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