夕暮れきらきら水の村【香港】 Ｌｉｋｅ ａ Ｓｙｍｐｈｏｎｙ～海外第２弾★香港・マカオの旅～６

2010/12/11 - 2010/12/11

ランタオ島でもうひとつ行った場所が、水上家屋の残る村・大澳です！
ここが思いがけず素晴らしい村で、感動でした。
人々の賑わい、輝く裸電球、海産物の匂い、駆けまわる犬、店先から聴こえる中国語の歌…。
こんな村が現在の香港に残っているなんてびっくりです。
夜はすごく行きたかった廟街のナイトマーケットを散策！
やっぱり香港の街歩きは夕暮れからが楽しい～♪

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

ランタオ島でもうひとつ行ってみたかったのが、水上家屋が残る大澳という村。
でももう夕方で早く行かないと日が暮れちゃう…！
ということで、走ってバス乗り場へ行くと幸運にもちょうど大澳行きのバスが出発するところでした♪
急いで乗ると、なんと満席！で仕方なく立ち乗り。
みんな大澳に何しにいくんだろう？

大澳へはいろは坂みたいにクネクネとした山道を下ります。
おかげで立ち乗りの僕はなかなか大変。。（笑）
ひとつ思ったのが、この辺は観光地のはずなのに、普通の車がほとんど走ってないということ。
香港の人は自分の車を持ってない人が多いのかな？
考えてみれば、狭い香港だと駐車場とかのスペースも大変ですよね。
日本と比べると、バスしか走ってない道は不思議な光景〜。

山道を下りきったバスは大澳に到着！
目の前には小舟の停まった小さな港がありました。

周りを見ても日本人や欧米人はまったくいなくて、香港の人か中国人？らしき人ばかり。
ガイドブックにも小さく出ていただけなので、あんまり有名な所ではないのかも。
とりあえず地図を見て、大澳永安街というところへ行ってみることに。

永安街へ一歩足を踏み入れると…。
思わず、うわ〜っ！！と感激の声をあげてしまいました。
狭い道沿いに乾物や干物など海産物を売る店が並んでいて、そこをたくさんの人がわいわいと行き交っていたのです！
店先には煌々と輝く裸電球。
辺りに漂う海産物の匂い。。
この雰囲気、すごく良い〜♪

その場で魚を焼いて食べさせてくれるお店。
なんかよくわからない魚とかもいろいろ売ってました。

人の間を縫って、犬が自由に町を駆けまわる〜！
野良犬なのか、放し飼いされてる犬なのか？？

で、その犬を追いかけて子供も元気よく走る！
かと思えば、中学生くらいの少年が自転車のベルをリンリン鳴らしながら通り過ぎる。
店先ではおじさんがなにかの歌を口ずさむ。。

なんだろう、このたまらないほどの懐かしさは〜。
一昔前の日本にもこんな町があったのだろうか？
とくに考えもせずにふらっと訪ねた町でしたが、ほんとに素敵な町でした。
香港にもこんな町があるんだ〜。
ここだけは変わってほしくないなぁ。。

その先へ行くと吊り橋があって、水上家屋が並んでました！
大澳は香港で唯一、水上家屋が今に残る村。

なんだか今にも崩れそうな気が。。
台風とかのときも大丈夫なのかな〜？

みんなが美味しそうに食べてたので、僕もその場で魚を焼いてもらって食べてみることに。
おばさんに、おすすめは？と聞くと、イカを指差したのでそれを焼いてもらう。
４枚で１０ドル〜。

タレを付けてからはさみでじょきじょき。

サンキューと言って手渡してくれました。
町歩きしながら食べると、香ばしくて絶品♪
またこの町の雰囲気のなかで食べるとすごく良いんです。

とにかくこの町、あちこちで犬が自由にうろうろ。。
最初はびっくりしたけど、見慣れれば可愛く思えてきます（笑）。
この町の犬達に比べれば、小屋に繋がれた日本の犬はかわいそう？？

さらに奥へ進むと、ほんとに観光客がまったくいなくなって、地元の人が通るだけの路地に。
ビクトリアピークから見る大都会も香港なら、このひっそりとした町も香港…。

路地にあった小さな廟。
赤いお線香がいっぱいでした。

１２月のひまわり。

さらに進むと、景色が開けました〜。
水上家屋とランタオの山々の風景。
なんだか香港じゃないみたい！

こんな絵も描かれてました。
現在の香港にこんな町が残ってるなんてすごいと思う。
大澳はランタオ島の西端というすごく不便な位置にあるので、そのおかげで開発を免れているんだろうな〜。

少しずつ辺りも暮れてきました。
子供の頃の夏休みの夕暮れみたいな、そんな雰囲気。
不思議なほど懐かしいっ！て気持ちにさせてくれる町なんです♪

一軒のカフェから中国語の歌が流れてくる。
あれっ、この歌、聴いたことある気が…。
と思ったら、中国語で歌ってる「涙そうそう」でした。
こんなところで涙そうそうを聴けるなんて！
この曲、町の雰囲気によく合う〜。

このカフェでポストカードを売ってたのでお土産に一枚買いました。
水上家屋を独特なタッチで描いた絵がいい感じ。

別の道を行くとまた吊り橋。
人や自転車が通るとかなり揺れる〜。

ほんとに水の村という感じ。
水上の家々には明かりが灯り、ベランダ？で夕涼みしている家族の姿も。
高層マンションに住んでる人も、この水上の家に住んでる人も、どっちも同じ香港人。
香港は狭いけれど、そこに多様な人が住んでるんですね〜。

ばいばい、犬達！
これからも自由に駆けまわってね。

ほんとは船で帰りたかったのですが、もう時間も遅いのでバスで東涌へ行って地下鉄で帰ることに。
バスは１８時３５分発と出てたので、１０分前に行って乗りこむと、なぜかすぐに出発！
なんで早く出発したのか知らないけれど、さっさと乗っちゃってよかった（笑）。

４０分くらいかかって東涌に到着。
栗がおいしそ〜。

ライトアップされた駅前の噴水。
子供達が噴水の中に飛び込んで遊んでました。

可愛いうさぎの絵。
２０１１年はうさぎ年だから？

香港の地下鉄でも年配者に席を譲る光景が見れて、マナーは悪くない感じ。
やってきたのは旺角駅！
ここも香港を代表する繁華街のひとつですが、まだ来てなかったので今夜はこの街を散策〜。

旺角の街はものすごーい人、人、人！
今日は土曜なためか、なおさらたくさんの人出です。
もうそろそろ人混みにも慣れてきたかな。。（笑）

この辺りは西洋菜南街。
道に突き出たネオン看板がいっぱいで、まさに香港！という街並みです。

携帯ショップとか若者向けの店が多くてすごい賑わってます！

超有名なスイーツのチェーン店、許留山。
マンゴーを使ったのが多いですね〜。

せっかくなので買ってみました。
この旅行記、あまりにもグルメネタが少なすぎるので、まったまには（笑）。
つぶつぶタピオカマンゴーです！
これすごく美味しかった〜♪

味千ラーメンを発見…！
熊本発のこの店、かなり賑わってました。

ここは駅…？？
と思ったら、バッグのお店。

この街にはいろんな芸人？がいて面白い！
こちらは街角で演歌のような歌を歌う女性。
ファッションセンスがいい！（笑）

こちらはインコを操る男性。

ずらりと並んだ美しい書。
これは腕のない男性が口に筆をくわえて書いたものなのです。
みんな彼が書を書く光景を興味深げに眺めてました。
すごい上手いなぁ〜！

ふと見ると、こんな垂れ幕が…。
釣魚台とは尖閣諸島。
いくら香港とはいえ、ここも中国なんだと感じますね。

この辺のネオンも綺麗です〜。

信和中心というビルを覗いてみました！
ここは若者向けのゲームやＣＤを売る店がたくさん入ってます。
ここも毎回恒例の日本のものだらけ！でアニメグッズを扱う「Ａｋｉｂａ」という店があった。。（笑）
ＤＶＤショップではスーパージュニアとか少女時代とか韓国勢も人気のようだったけど、日本勢も負けてない！
ちょうど１週間前に放送されたばかりの「ＦＮＳ歌謡祭」もさっそく２枚組で売ってました♪

アイルランドポテト。
ミートソースかけで美味しいです。
が、この店めちゃくちゃ店員の態度が悪かった。。

つづいてやって来たのは露店街の女人街。
女性物の衣類や雑貨を売る店が多いからこの名前なんだとか。
ひとつひとつの露店の規模がけっこう大きい〜！

アイラブ香港♪

それぞれ個性的な品物を揃えてます。
不思議な絵を売ってたり、香港の地名が書かれたステッカーを売ってたり。

ここはさすがに観光客中心な感じで、日本人も多い〜！
日本人の女性を見つけると、「カワイイノ、アルヨー！」なんて声がかかったりします。

カラフル〜なイヤフォン。

女人街をあとにして、ついにやって来たのがここ！
廟街のナイトマーケットです〜！
「深夜特急」を読んだ人なら、熱狂の街という印象があるはずです。
現在の廟街がどんな感じなのか知りたくて、ついに来てみました。

まず廟街に入って目に飛び込んできたのが、路上食堂！
路上にテーブルが並んでて、そこでたくさんの人が食事をしたり酒を飲んだりしてるのです。
香港のパワーを感じる光景〜。

そしてここからつづくのが露店街です！
女人街よりも小規模な露店がずらりと並んでます。
ここもまた裸電球がいい感じ♪

男人街の別名もある廟街。
今でも道に六重の露店がずらっと並んでます！
とにかくなんでも揃ってるという感じ〜。
服、バッグ、アクセサリー、おもちゃ、絵、麻雀牌、毛沢東の写真、孫の手…。

子供がおもちゃの消防車を欲しがってました。
別の店へ行くと、店のおじさんがラジコンカーを実演走行！
おじさんはとっても楽しそうで、ただ遊んでるだけのようにも見える…（笑）。

こうやって見ると、昔となにも変わってないようにも見えるけど…。
でもやっぱり今の廟街に熱狂はないと思う。。
なにより客が地元の人よりも観光客中心になってる感じで、雰囲気的には女人街と大して変わらない印象。
昔はもっと熱気に満ちてたんだろうなぁ。

その先へ行くと、占いの店が並ぶエリア。
手相やタロット占いなどあって、人気のところもあれば客がいないところも。
香港ってこんなに占いが盛んなんだ〜。

さらにその先にはカラオケの店があって、歌う人や踊る人など。
おばさんとおじいさんが謎の踊りを踊っていた。。

ガイドブックには廟街は危険だからカメラは持たないで〜とか荷物はしっかり持って〜とか書いてあるけど、印象としてはぜんぜん危険な感じはしない。
というかむしろ平和な感じ！？
子供が楽しそうに露店を覗いてたり、まるで縁日みたいです♪

どこまでもつづく露店街〜。

お腹がすいたので、近くの店に入りました！
入ったのはこの時期の名物、香港風釜飯の保仔飯のお店〜。
狭い店だったので相席。
で、なんか知らないけど、相席のカップルにガン見される。。
視線を感じつつ、料理を注文。
そのやり取りすら、ガン見してくる。。。
目を細めてじーっと。。。。
あまりにこわかったので出ていきたくなったけれど、いまさら出ていけず…（笑）。
日本人だったらこんな失礼なことはしないだろうけど、香港の人って不躾に人を鋭く直視する、というか観察してくる人が多い気がする。
でもきっとこれが香港なんだろうね〜。

牛肉と鶏肉の保仔飯〜♪
土鍋のままきました。

醤油ダレをかけて、蒸らしてから頂きます！
実を言うと食べ方わからなかったのですが、相席のカップルの食べ方をガン見して真似しました（笑）。
味はすごく美味しくて、香ばしいごはんが絶品です。

この車、ソフトクリームを売ってます。
廟街のほか、尖沙咀のスターフェリー乗り場とかでも見かけます。
ここのソフトクリーム、すごーく美味しいんですよ〜。

そのまま歩いて宿へ戻ります。
この時間でもまだ店やってる！

もう午前０時過ぎなのに、街にはまだ子供の姿も。
この街の賑わいも今日が土曜の夜だからなのかも〜。
香港は眠らない街！？

明日はものすごく意外な場所へ行ってみることにしました！
なにが待ってるのか楽しみです♪

この旅行記へのコメント （4）

• 白い華さん 2011/01/15 19:42:50

  「水上　生活者！　の　家々」　も、　また　香港　らしい〜！　風景。

  今晩は。
  香港　の　アバディーン　には、　カラフル　な　ネオン　の　水上　レストラン　「ジャンボ」　が　今・・・　でも　あるのでしょうか　？
  
  コチラ！　は、　観光客　向け！　の　お味・・・　は、　美味しく　ない・・・　中華　レストラン　でしたっけ。
  
  そんな・・・　アバディーン　地区！　には、　船　の　家々！　に　人々　が　住んでいる　光景〜・・・　を　見て、
  「いかにも・・・　　香港」　って　思った！　私・・・　でしたが、
  最近　は、　そうゆう・・・　昔ながら　の　風景〜！　も、　お国　が　管理、　壊して・・・　しまう。　って　多い・・・　ですよね。
  
  
  でも、　ランタオ島　の　大奥　（？）　は、　とっても、　素朴！　な　海辺　の　水上　の　家々！　の　地域　が　残って、
  「安らぎ　感」　を　感じさせて　くれますよね〜。
  
  ランタオ島　の　探訪！　も、　午後　から、　夕方・・・　の　暮れなずむ　時間帯　に　訪問　されたのですね。
  
  ちょっと、　郊外・・・　だと、　１日　の　早い！　時間帯・・・　に、　郊外　訪問　と　なりますが、
  
  こんな・・・　昼。　夕方。　夜・・・　と、　変化！　の　ある、
  水上　も　村。。。
  いやぁ〜、　「香港　の　違った！　顔」　を　見られて、　とっても、　楽しい〜・・・　と　思います。
  
  郊外　から・・・　は、　一路！　香港　の　モンコック　地区！　の　女人街　の　露天　巡り・・・。
  
  香港　は、　夜・・・　が　賑やか！　で　印象的　ですが、
  大奥　の　水上　村・・・　の　夜。
  
  コチラ！　も、　また、　がりさん　には、　忘れられない・・・　風景　で　好印象・・・　なのですね。　（♪）
  
  香港・・・、　ただ、　都会　の　香港！　では　ない、
  魅力　が　素敵！　ですね〜。
  
  　　　これからも　ヨロシク　お願いします。

  がりさん からの返信 2011/01/16 00:25:13

  RE: 「水上　生活者！　の　家々」　も、　また　香港　らしい〜！　風景。

  白い華さん、こんばんは。
  
  今日は今年最初の旅？で湘南の二宮と大磯へ行ってました♪
  二宮ではテレビでもよく紹介される菜の花畑へ〜。
  大磯では左義長という火祭りを見てきました。
  これはかなり迫力あって、壮観な祭りです〜！
  香港・マカオ旅行記がまだまだ長そうなので、いつこの旅行記を書けるかな。。（笑）
  
  > 香港　の　アバディーン　には、　カラフル　な　ネオン　の　水上　レストラン　「ジャンボ」　が　今・・・　でも　あるのでしょうか　？
  
  今もあるみたいですよ。
  ツアーの旅行とかだと今でも寄ったりするのかな？
  
  > そんな・・・　アバディーン　地区！　には、　船　の　家々！　に　人々　が　住んでいる　光景〜・・・　を　見て、
  > 「いかにも・・・　　香港」　って　思った！　私・・・　でしたが、
  > 最近　は、　そうゆう・・・　昔ながら　の　風景〜！　も、　お国　が　管理、　壊して・・・　しまう。　って　多い・・・　ですよね。
  
  アバディーンは深夜特急に登場することもあり、僕も行ってみたいと思ったのですが、今は水上生活者も少なくなって高層マンションが建ち並ぶ街になってるらしいので、行くのあきらめました。。
  水上生活者がたくさんいた頃のアバディーンを見たかった！と思います。
  香港はけっこう大胆にそういうの壊して開発、開発…って感じですよね〜。
  でも土地が狭いから仕方ない？？
  
  > でも、　ランタオ島　の　大奥　（？）　は、　とっても、　素朴！　な　海辺　の　水上　の　家々！　の　地域　が　残って、
  > 「安らぎ　感」　を　感じさせて　くれますよね〜。
  
  さすがに開発の手もこの町までは進んでない感じです♪
  ちょっと香港のイメージが変わった町でしたね。
  より中国的で素朴な風景がそのまま残ってる感じです。
  とくに夕暮れの時間帯は日本の古き良き商店街みたいな雰囲気で素敵です〜。
  僕は東京の谷中銀座が好きなのですが、ここもちょっと似た雰囲気なんですよ。
  
  > 郊外　から・・・　は、　一路！　香港　の　モンコック　地区！　の　女人街　の　露天　巡り・・・。
  
  女人街…、知らない人には誤解されかねない名前なので、きちんと名の由来を書いときました（笑）。
  香港の露店街は品揃えが個性的で楽しかったです♪

• スギハラさん 2011/01/14 23:03:37

  次に行くときは

  大澳、行ってみます。
  保仔飯、また食べたいなぁ・・・

  がりさん からの返信 2011/01/15 00:38:18

  RE: 次に行くときは

  スギハラさん、こんばんは。
  いつも見ていただき、感謝です！！
  
  > 大澳、行ってみます。
  > 保仔飯、また食べたいなぁ・・・
  
  大澳すごくいいですよ〜。
  あの町の雰囲気はたまりませんね。
  ここだけ時代に取り残されてしまった…みたいな感じで。
  より中国っぽい雰囲気の町に思えました。
  やっぱり香港は郊外におもしろい町がたくさん隠れてそうですね〜！
  
  保仔飯はほんとは廟街に美味しい店があるというので行ったのですが、その店がものすごい長蛇の列で、あきらめて近くの空いてる店に入ったんです（笑）。
  まあそれでもすごく美味しかったです。
  これたくさん種類あるから迷いますよね。
  スギハラさんの食べてたのも美味しそうでした！
  どの具材が一番美味しいんでしょうね。。