2010/05/12 - 2010/05/12
8576位(同エリア20584件中)
がおちんさん
福岡国際空港からキャセイ航空でフランクフルトに向かった私。
ところが台北で1時間、香港ではなんと9時間のトランジットが!
空港で待つのも退屈なので、香港の街へ出てみました。14年ぶりの香港はスッキリ洗練されていて、アジアっぽさが薄らいだ印象です。
突然の思いつきで、「燃えよドラゴン」のロケ地に行くことに決定。時間を気にしながらの慌しい小旅行となりましたが、限られた時間をフルに使って大満足。
100万ドルの夜景に浮かぶ李小龍の銅像を眺めつつ、思いは「燃えよドラゴン」のオープニングに出てくる頃の香港へと馳せました。
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旅のスケジュール:2010/5/11から5/20の10日間
5/11 自宅-博多
5/12 福岡-香港
5/13 フランクフルト-ローテンブルグ
5/14-16 ローテンブルグ
5/17 フランクフルト-香港(5/18)-台北
5/19 台北-福岡-フェリー
5/20 帰宅
※今回の目的地はドイツですが、訪問エリアは日にち別に選択してあります。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
-
2010年5月12日(水) 【旅の2日目】
さあ、ドイツに向けて出国だ。
7時半に宿の送迎バスで博多駅まで行き、地下鉄で福岡空港へ。 -
福岡空港は街からのアクセスが便利だなー。
あっという間に空港に到着。 -
国際線へ向かうバスに乗り込む。
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空港職員も大勢乗り込んできた。彼女たちの話す九州弁が耳に心地良い。
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福岡空港は成田みたいに混雑しておらず、あれよと言う間にチェックイン。
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今回の旅は経済的事情によりキャセイパシフィック航空で行く。
これより安いチケットにベトナム航空があったが、
迷わず信頼性の高いキャセイを選択。
今回の旅は遅れることが許されないのだ。 -
CX511便は予定通り10時50分に離陸した。
キャセイの客室乗務員は、サービスの提供がスマートだ。 -
軽食が出されるも食欲がわかず。
若い頃は、あんなに美味しく感じた機内食だが・・・
中年になった証か。 -
台北のトランジットは1時間。空港内をブラブラする。
ジュース一杯が400円、USDなら3ドルか。
やめとこう。 -
自販機で水を買う。
17年前に余った台湾ドルを今回持参したのだが、
使えなくなっているコインがあった。
銀行に行かないと交換できないらしい。 -
台北で1時間トランジットをして、再び同じ機材で香港へ向かう。
すぐに軽食が出た。ターキーのサンドだ。
今度は食う。 -
なぜか追加で野菜サンドもくれた。
食べ足りなそうな顔をしてたのかな? -
現地時間15時に香港到着。
トランジットの待ち時間は9時間弱。外に出ても暑いのでロビーで寝てようかとも考えたが、いくらなんでも9時間は長すぎる。
香港は久しぶりだし、街へ出てみることにした。
無人シャトルで出口に向かう。 -
啓徳空港時代とは雰囲気が全く違う新空港。
広々としていて清潔で、かつてのアジア独特の開放感と怪しさは無い。
でも、何か物足りないような気が・・・。 -
外に出るとグワッと暑い。これは昔と同じだ。
エアポートエクスプレスという特急列車なら中環まで23分で行けるそうだが、経済的事情によりローカルな乗り物を利用することにする。
オクトパスカードという便利な代物が出来たので、いちいち切符を買わなくても済むようになっていた。
香港のコインは重くてかさばるし、切符販売機は釣りが出ない馬鹿仕様だったので、これは快適。 -
とりあえずバスでトンチョン(東涌)へ出る。
ドミノ倒しのように見えるのは高層マンションだ。 -
まあ、土地が狭い香港ならではのスタイルだろうが、いくら岩盤の上に建っているといっても、地球が気まぐれを起こしたら一発でアウト。
金を貰ったって、こんな所には住む気になれない。 -
アイスキャンデーのような建物。
ポキッと行きそうだぞ、ポキッと。
危なっかしいなー。 -
トンチョン駅に着いた。さて、どこに行こうか?
夜景までは時間がある。キャットストリートを冷やかすか、スターフェリーに乗ろうか、それとも佐敦や油麻地あたりを歩こうか。
暑いので気も進まないな。
しかし、突然あるプランが浮かんだ。 -
実は先月(五島列島に移住する1週間前)、六本木で「奇跡のブルース・リー展」が開催されたので見に行ったところ、不覚にも昭和48年以来の「ドラゴン熱」が復活してしまったのである。
★写真は4月8日 奇跡のブルース・リー展にて -
本人着用の衣服や靴などの陳列にドキドキし、鉛筆で書かれた「ドラゴンへの道」の手書きシナリオを見たら、一気に小学3年生の頃にフラッシュバックしてしまった。サミュエル・ホイからの花も飾られていて、気分は70年代へとワープ。
★写真は4月8日 奇跡のブルース・リー展にて -
当時、子供だった私はブルース・リーが好きなあまり、貯金を使って、すでに持っていたドラゴン怒りの鉄拳のシングル版をもう一枚買ってしまった。ブルース・リーのメンコも集めたし、東和シネクラブの会員にもなった。
映画館では一番前の席に座り、ラジカセで録音も敢行したものだ。
初回から最終上映まで連続で観ることも多かった。
★写真は4月8日 奇跡のブルース・リー展にて -
それほど好きだったから、このようにリーに蹴られるのは光栄だし、このスチールが本編に無いことも承知している。
ビデオが無い時代、レコードから聞こえる怪鳥音と打撃の音から、リーの動きを想像して楽しんだものだ。
そして再上映の時には、目に映る彼の動きと自分の記憶の音声が融合し、恍惚の状態に陥った。あの衝撃を超える経験は無い。
★写真は4月8日 奇跡のブルース・リー展にて -
と、いうわけで、「燃えよドラゴン」のロケ地となった青山禅院に行ってみることにする。有名な「ドント・シンク、フィール!」のシーンを撮影した所である。
とりあえず地下鉄の路線図を頼りに屯門へ向かう。
まずは茘景駅で乗換えだ。 -
しかし、香港人は大声でよく喋るなあ。
まあ、それだけ話題があるわけだし、イヤホンつけて黙りこくっている東京の電車内よりもよほど健全的かも。 -
郊外に向かう電車も混みあっている。
空港に戻る所要時間を気にしながら移動する。 -
車内のテレビコマーシャルに鄭佩佩(チェン・ペイペイ)が出ていた。
大酔侠のヒロインも、膝痛の薬の宣伝に出る歳になったんだな。
一抹の寂しさを感じる。
この世は無常だ。 -
屯門に着いた。
高層マンションがそそり立っていて、いかにもベットタウンといった感じがする。
ここで軽鉄(ライトレール)と呼ばれる路面電車に乗り換える。 -
軽鉄は、いわゆるチンチン電車だが、香港島を走るトラムとは違い、近代的な交通システムのようだ。
乗り降りはホームにあるセンサーにカードをタッチするだけと簡単。 -
見たところ、完全に地元民の足として機能している印象を受けた。
-
何回か乗り換えて目的地の青山村を目指すが、別のルートの車両に乗ってしまったり、反対方向に行ったりしてしまう。
-
ようやく目的の青山村駅に到着。
もう汗だくだ。 -
青山古寺という標識を発見、タクシーを待つが停まってくれそうな場所ではない。何度か乗車拒否もされた。
無駄に時間が過ぎるのも惜しいので、歩いて行くことにする。 -
夕方になったとはいえ、ちっとも涼しくならない。
そりゃ香港だから当然か。
この標識から先は山道となる。 -
けっこう急な坂道を登っていく。
緑に囲まれた林道は人気が無く、遠くで犬の吠え声が聞こえる。
嫌な予感。 -
ほどなく上から犬が下りて来た。首輪はしていない。
こっちを見ているが、視線を合わせずにやり過ごす。
通り過ぎたあとで、後ろからワンワン吠えられて弱ったが、無事だった。 -
またもや別の犬が下りて来た。ひょっとして野犬か?
あいにく犬とは相性が悪い。体中に緊張が走る。
幸い、私のすぐ横をすり抜けて行った。 -
また一匹。今度の犬はゆっくり近づいてきた。ジッとこちらを観察している。
ヤバイ。噛まれでもしたら大変だ。
これからドイツに行くのに、トランジット中に怪我をしてる場合ではない。
心を無にして犬をやり過ごす。 -
やがて視界が開けると、岩肌をむき出した山が現れた。
迫力ある眺めだ。
崖の下に建物が見える。 -
幽玄な雰囲気の中、山の中腹にお堂がある。
あれが目指す青山禅院だ。 -
竹の足場で覆われた山門をくぐる。
どうやら工事中のようだ。 -
上からおじさんが降りて来てゲートを閉めようとする。
あわてて声をかける私。
「もう閉門の時間だよ」というのを、何とかお願いして入れてもらった。
正にギリギリだった。 -
ところが、ここにも犬が。
しかも今度は番犬だ。2匹の犬が私に吠えかかる。
怖いよー。 -
一匹が私に飛びかかって来た。
おじさんが静止するも、犬は私から離れない。
まさに危機一髪!
私はどうすることも出来ず、恐怖の中でおじさんをショット! -
ひとしきり犬から手痛い歓迎を受けたあと、寺内を見て回ることに。
こりゃ、日本なら「工事中、立ち入り禁止」の状態だ。
それでも拝観できるとこが、さすが中国。 -
下界が見渡せるし、本来は味わいのある寺院なんだろう。
土砂とか廃材が置きっぱなしで、雰囲気ぶち壊しなのがちょっと残念。 -
ここから階段を上がった所に「ドントスィンク、フィール」やロイチャオとのシーンを撮った場所があるという。
おじさん曰く「今は工事中で上れない」そうだ。
私もブレイスウェイトみたいに、お茶でも飲みたかったなあ。 -
無理を聞いてくれたおじさんに感謝して寺を出る。
下界を眺めると、改めて高い場所にいることを実感した。ほとんど山登りのようだったからな。
付近から野鳥の鳴き声がするが、「燃えよドラゴン」のオープニングシーンで聞こえるのと同じだった。ちょっと感動。 -
香港の夕暮れはどんよりガスっていた。
いつもの旅ならば、これから上海街あたりで一杯やるところだが、今はトランジット中の身である。
時間を気にしつつ、山を下りる。
それにしても蚊が多いよ、香港! -
下界に下りた頃は足の筋肉がプルプル気味。
顔を真っ赤にして大汗かいているのは私だけだ。
青雲駅から軽鉄に乗る。 -
兆康駅まで出て、西鉄線に乗り換え、尖東に出ることにした。
しかし香港の鉄道は冷房を効かせ過ぎだ。
風邪ひいちゃうよ、これじゃ。 -
尖東からウォーターフロントに向かって歩く。
地下鉄で冷え切った体だが、外に出ると一気に暑い。
香港ではこれの繰り返し。 -
海へ出ると香港島の夜景がバーンと現れた。
以前より迫力を増した感があるが、ライトアップが大陸チックになっているのだ。
貴州かどっかの鍾乳洞みたい。 -
まっすぐ空港に戻らず、海まで来たのには理由がある。
もちろん、お目当ては「星光大道」にある李小龍の銅像だ。 -
夜景をバックにポーズを決める、ブルース・リー。
カッコイイ! -
印象的だったのは、大陸の観光客がここで記念写真を撮っていたことだ。
彼らにとって李小龍はただのカンフースターでなく、中国人の面子を保った偉大な人なのである。
もし、彼が生きていたら、大陸ロケの作品も撮ってたかもしれない。
「ドラゴン九寨溝の死闘」とか、「ドラゴン西蔵へ往く」、「ドラゴン・ウイグルの叫び」等々...妄想は尽きない。 -
ま、お決まりというか、売店にはマニアが喜びそうなブルース・リーグッズが売っていた。ポスターにヌンチャク、ミニ銅像にキーホルダー。
彼が愛飲したセブンアップまで売っているのには感心した。 -
大満足で空港に向かうが、途中で無性に中華が食べたくなり、東涌駅のフードコートに立ち寄った。
さあ、ノラ・ミャオがローマで作ってくれた点心だと思って、食いまくるぞ。 -
麺とバオズを食べながら、長かった一日をふり返る。
正味6時間強の香港トリップは慌しかったけど、トランジットの時間をつぶすには実に有意義だった。
空港のシャワールームで汗を流し、服を着替えてさっぱりした。 -
さあ、いよいよ明日はフランクフルトだ。
タン・ロンになった気分でドイツへ行くぞ!
「アチョーッ!」
トランジットを終え、23時50分発のキャセイ航空CX289便でドイツへ飛んだ。
【ドイツへの旅 2010】 その3 ドイツ?鉄道でローテンブルグ編 に続く
http://4travel.jp/travelogue/10496217
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この旅行記へのコメント (2)
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- すーさん 2010/09/09 11:21:40
- 楽しかったです!
- がおちんさん、初めまして!
香港大好き、すーと申します。
がおちんさんの旅行記、とっても楽しかったです。
他の方の旅行記と比べて、がおちんさんの旅行記は臨場感(?)があり、
まるで私まで旅行してるかのようでした。
電車内での香港人の声、青山での鳥の声もとっても良かったです。
目を閉じて聞くと、まるで香港にいるかのよう!!!
野犬の声もあったら尚良かった(苦笑)?
来月台北に行くので、後半の台北旅行記も参考にさせて頂きました。
短い日程ながらも、香港も台北も大満喫してるがおちんさん、
すばらしいっ!!!!!
すーより。
- がおちんさん からの返信 2010/09/09 15:57:05
- RE: 楽しかったです!
- すーさん
はじめまして、がおちんです。
> がおちんさんの旅行記、とっても楽しかったです。
コメントをありがとうございます。今回の旅はドイツに行くのが目的だったので、香港と台湾はオマケのようなものでしたが、実際はドイツ以上に旅を満喫したかもしれません。滞在時間が短かったぶん、ギュッと凝縮されたような濃さがありました。旅は長くても短くても楽しいですね。
> 電車内での香港人の声、青山での鳥の声もとっても良かったです。
ありがとうございます。個人的嗜好なのですが、私は写真と同じくらい「音」も好きなんです。写真と違い、旅の音は古くなればなるほど記憶と絡んで熟成していくんですね。「あんな旅してたなあ」と、それこそ旅の臨場感が一気に蘇るんです。
> 野犬の声もあったら尚良かった(苦笑)?
いやー、本気で焦っていましたので、そんな余裕はありませんでした。今度チャレンジしてみます(笑)。
すーさんは香港の旅行記をたくさん書かれているのですね。あとでゆっくり拝見させていただきます。
では。
がおちん
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