タンロン城

2010/12/01 - 2010/12/01

その昔、ハノイがタンロンと呼ばれていた頃の城です。
タンロンは漢字で書くと昇龍です。

伝説によるとその名の通り龍がこの地から現れ、天へ昇って行きました。
その龍が降りたところがハロン（下龍）湾です。
ハロンに降りた龍は宝玉を吐き出し、それが奇岩となって中国軍の進軍を食い止めたといわれております。

旧市街はかつては城壁に囲まれた城下町だったんですね。
現在一般公開中。
午　前 : 08:00-11:30
午　後 : 13:30-17:00
入場料 : 無料
休館日 : 月曜日

エリア ハノイ(ベトナム)

訪問は2009年。まだ整備されていない時です。
この当時はまだ発掘途中で尚且つ軍事施設内なので、入場が制限されることもありました。2010年1月12日現在、そのような制限はありません。

Nguyễn Tri Pương通りに面するこの門から入ります。

管理人に旅行者であることを告げます。
内部は簡単な地図などが掲示されてます。
案内人もパンフレットもありません。
自力で散策するのみです。

ちなみに、旅行者は私以外だれもいませんでした。

かつて皇帝と仕官の居住空間を分けた龍の階段。

敬天殿。
要するに天守閣です。
現在はフランス統治時代の司令部が残っています。
訪問したときは昔からの建物がそのまま残っていたのですが、現在は作り直されてしまいました。

敬天殿内部の祭壇。

敬天殿内部。
重要史跡であることを示しています。

地下大本営へ続く階段。
もちろん、観光客も管理人もいません。
このまま地下3階まで下りましたが、あまりに暗く、怖く、ちびりそうなので引き返してブレーカーを勝手に上げました。

あぁ、なんと明るいことでしょう！
文明ってすごいですね。
写っている扉は重厚な鉄の扉です。
どれだけ重要なところだったのかがわかりますね。

地下大本営の会議室でしょうか。

全て当時のまま残っているそうです。

後楼。
中に入って上まで上がれます。
内部に展示物はありません。
階段は狭くて急。

これもフランス統治時代からの建物らしいです。

端門。
現存する中で一番大きな建物ではないでしょうか。

光の先へ。

夜のタンロン城もいいものです。
昇った月と相まって雰囲気もなかなかです。

こちらはフラッグタワー。
軍事歴史博物館内部にあります。

Phan Đình Phùng通りに位置する正北門。
フランス軍からの砲撃の後が残っています。