1999/12/01 - 2000/01/30
36位(同エリア148件中)
北風さん
南極に行きたかった。
5年以上かけて世界を巡った末、南極行きの船が出る南米の端っこにたどり着いた。
船は2種類あった。
チリ海軍の軍艦と、アルゼンチンの観光船。
あの時、世界一周のエンディング・イベントを迎え、気力、体力、スペイン語会話力、必殺のジャパーニーズ・スマイルまでも最高潮だったのに・・・
唯一足りない財布の中身が、目の前のドレーク海峡以上に南極行きの障害物となって立ちはだかった。
(詳細は、南極物語vol.0 <最南端の挫折> http://4travel.jp/traveler/zbd67893/album/10451375/ 参照)
やろうとしてやれなかった出来事など、別に珍しくもない話だ。
誰でも山ほど記憶の奥底に沈めている。
南極に行けなかった。
それだけの事なのだが・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 ヒッチハイク 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
あれから1年、南極は俺が足をつけていない最後の大陸のまま時間だけが過ぎていた。
自宅でビールでも飲みながら、
テレビの南極特集でも見ときゃ、
このまま思い出として、
記憶の奥底に・・・
沈める?
沈めるわけが無いだろう!
いや、沈められるわけが無いだろう!
ブラウン管越しで満足させられるような聞き分けのいい好奇心なんて、身体中どこを探しても出てこない。
日常生活をスピンアウトしてまでもやりたかった事なら、がっつり、トコトン、最後まで・・・
そうだ、南極、行こう!
1999年12月、やり残した一歩を踏み出す為に、14000km彼方へ! -
旅前日記
『マレーシア航空の世界一周チケット』
そのチケットは、バックパッカーとして世界デビューを果たした旅人ならば、一度ならずも耳にする世界周遊航空券の名称だった。
何の裏ルートも必要ではなく、スタスタと新宿の旅行会社に足を運び、わずか12万円弱で購入できたこのお手軽な魔法の絨毯の仕組みは、世界制覇を狙うマレーシア航空の世界中に張り巡らされた路線をつなぎ合わせて、1年間のオープンチケットで仕上げた物だ。
世界の4大陸の定められた国4カ国と日本だけしかストップ・オーバー(無料)できない事や、なんと、北米(ロスアンジェルス)と南米(アルゼンチン)をつなぐ路線を自力で探さなければならない事(・・・世界一周チケットじゃないだろ、それじゃ!)等、いろいろ制約はある。
多分、短期旅行者やツアー観光客には何の魅力もない航空券かもしれない。
しかし、有り余る時間と好奇心に財布の中身が釣り合わない旅行者にとっては、このチケットの魅力は計り知れない。
特にその距離を埋めるのに陸路で5年以上を費やした者にとっては、文明の力の恩恵は計り知れない。
銀河鉄道999の乗車券を手に入れたテツローの気持ちが、今、俺には痛い程理解できた。
「ちょっと、地球を廻って来ようか、メーテル 」 -
アメリカのロス・アンジェルスを経由して、南米ペルーに上陸!
それから2ヵ月かけて、ボリビア、チリを陸路横断してひたすら南下した。
このルートは、数年前にたどったルートでもある。
(詳細は、「南米大陸旅行記 ダイジェスト版目次録」 http://4travel.jp/traveler/zbd67893/album/10454112/ 参照)
つまり、普通の旅行者が一生の思い出として行う様な南米横断を、俺は隔年毎にやっている事になる。
しかも、ご丁寧に同じ観光名所によりながら・・・
目指すは、南極行きの船が出港する アルゼンチンのウシュアイア!
BGMは、「この道は〜いつか来た道〜♪」 -
南米の南端の都市USHAIA(ウシュアイア)は、隣国チリとの国取り合戦の歴史が分かる様に、複雑に国境線が入り組んでいる。
南米の南端エリア、「風のパタゴニア」。
この地域に足を踏み入れた旅行者のパスポートには、「アルゼンチン」と「チリ」のスタンプが、ページを埋めていく。
(パスポートの残りページ数は、長期旅行者にとってお金と命の次に大切にしなければいけないのだが・・・) -
日本を出国して既に50日。
目指すウシュアイアはまで、あと2時間ぐらいだろうか?
パタゴニア独特の強風に追い立てられた巨大な雲が地平線から飛び立った直後、アルゼンチン入国管理事務所が夕日を背に現れた。
やっと、南極行きのスタートラインに着こうとしている。 -
ウシュアイア着!
どことなくうら寂しいメインストリートも、あの「Fin del Mund(世界の果て)」看板も、何もかも懐かしい。
ここで元旦を迎えたのは、ついこの間だった様な気が・・・ -
ノスタルジーに浸る暇はなかった。
南極を目指して来たものの、実はここから先、海を超える手段はまだ未定!
旅のメイン・イベントが、「出たとこ勝負」・・・
俺は、多分、この先ずっと、この「ツメの甘さ」を個性として引きずっていくんだろうなぁ。 -
「出たとこ勝負」なのは事実だが、勝負を有利に進めるだけのデーターベースを俺は持っていた。
以前この街でさんざん南極行きの船を探して、挫折したのはダテじゃない。
この世界最南端を自負する田舎町に、観光客が押し寄せる大きな理由は、南極ツアー船の大部分が、この港から出航するからに他ならない。
そして、ツアーに予約キャンセルはつきもの。
この街に数件あるツアー会社では、毎週出ているツアーのキャンセル席の穴埋めに、格安でチケットを売り出す事を俺は知っていた。
(以前の挫折の敗因は、その格安チケットを購入したら、日本に帰るチケットが買えない状態だったから) -
果たして、10日後、ツアーは見つかった!
ツアー会社は、「QUARK EXPEDITIONS」
南極ツアーでは大手のツアー会社だ。
10日前にスクリューがイカレて、南極大陸目前で引き返して来た為に、ツアー日程に狂いが出て、キャンセル客がどっと出たらしい。
おかげで、10万円未満でチケット、ゲット!
・・・ん?
いいのかな?
このツアーで?
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この旅行記へのコメント (1)
-
- pokoさん 2011/10/16 01:57:07
- 何が始まったのかな・・・・???
- 始めまして、北風さん、何処から舞い込んできたのか、????
少しの共通点を見つけたとすれば、「そうだ南極・・へ行こう」のキャッチフレーズかな・・・・・それにしても・・・・・引き込まれる・・・・
へんてこな旅の始まり・・・・・
まだまだ内容はさっぱり解かりませんが。楽しみな予感・・・・
訪問が楽しみです。よろしくです。どんなドラマが展開するのでしょう??
by.poko
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