「さらに西へ」仏教遺跡の旅・バガン

2010/12/27 - 2010/12/31

三大仏教遺跡最後の砦、ミヤンマー・バガンへの旅行記です。
前後のヤンゴン滞在も含めて掲載してあります。
乾季のこの時期は晴天が続き、絶好の旅行日和でした。
毎日早朝暗いうちから活動していましたが、朝晩は思った以上に冷え込み、寒かったです。
寒気に襲われていた日本から着ていったダウン・ジャケットが意外にも活躍しました。
バガンでは数多くの遺跡（寺院・仏塔・仏像）の写真を撮りましたが、どうしても地元の人々の写真が多くなってしまっています。
どうぞご覧下さい。

エリア バガン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、朝焼けの中ヤンゴン・ミンガラドン国際空港からバガンへ向かいます。
エァー・バガンは機材も新しく、機内朝食の食器もびっくりするほどきれいでした。

バガンまではわずか一時間弱のフライト。
着陸態勢に入ると窓からすでにおびただしい数の仏塔がボコボコと見えます。
歩いて到着ロビーへ着き、入境料を支払うと、お出迎えの人々が待っています。
おっと、預けた荷物を忘れてた・・・。
通路の脇にポツンと置いてありました。あぶない、あぶない・・・

バガン滞在の三日間、馬車をチャーターしました。
料金交渉の結果、サンライズ・サンセット各二日分を含め、
三日間で５０,０００チャットで合意。
馬車は遅いのが難点ですが、のんびりムード満点・・・

さっそく観光を始めます。途中着飾った子供たちのパレードが延々と・・・

ピックアップトラックに鈴なりに乗り込み、追い抜きざま元気に手を振る少年たち。

バガンを代表する美しい寺院の一つ、シュエズィーゴォン・パヤー

女性や子供たちが顔に塗っているのは、「タナカ」という日焼け止めです。
私も時々塗ってもらっていましたが、一般的に男性は塗らないようです。

観光中、遺跡や居住地、道ばたなど至るところにこんな水飲み場があります。

犬にも優しい配慮です。

さまざまな形状・色彩の仏像。

さて、一日の終わりのセレモニー、サンセットです。
バガンの子供も「サンセット」は大好きです。
商売そっちのけで一緒に座って見物します。

感動的な瞬間。

あっという間に、翌日朝になりました。
暗いうちから出発して、今度はサンライズを拝みます。
イタリアからの団体が騒がしい・・・

・・彼らは、風船を飛ばしていたのでした。
このあと、熱気球の原理で鳥風船は天高く・・・

壮厳な夜明け・・・

朝食は、ミィンカバー村でモヒンガーを。
このモヒンガーはあっさりスープでスルスルといけます。
他にも、ちょっと臭い調味料を使ったものや、揚げパンや揚げ豆腐のどっさり入ったものなど、バラエティ豊かで面白い。

村の中の風景。

ゴドーパリィン・パヤー

再び子供たちの明るい笑顔。

「この子は、私の赤ちゃんじゃあないわよ」・・だって。

自分の生まれ曜日の仏像に水を掛けてお参りします。

マヌーハ寺院の「窮屈な」仏像

一度ホテルへ戻り、サイカーに乗って昼食へ。
このサイカー、暑いし乗り心地は悪いしで最悪なんですけど、汗だくになって漕いでくれるお兄さんに敬意を表してパチリ！！

食後の昼寝・・・をする親子。

村のコンビニ

さて、遺跡巡り再開です。
ミンガラーゼディー・パヤー。
もうこの頃になると、名前などどうでもよくなって、数多くの遺跡を見学しましたが、あまり覚えていません。

・・・でもこれは、たぶんマハーボディー・パヤーです。

これは間違いなく、ブーパヤー・パヤー。
エーヤワディー川沿いにあります。

ひょうきんな「お守り像」

夕暮れは、エーヤワディー（イラワジ）川でみんなで水浴びです。

そして、サンセット・・

もう一枚・・・

夕焼けに心洗われたまま、ホテルへ戻ります。その前に夕食。
まずは、ミヤンマー・ビールで素敵な一日に乾杯。

頼んだＢＢＱはへんてこなものでした。
「炭火焼きの鉄板鍋」とでも称しましょう。
鳥・豚肉の他に、トマトやパイナップルやナッツまで入っています。

翌朝もサンライズを目指します。
近くの市場に、托鉢する子供の僧侶が大勢います。

静かに迎える夜明け

そしてやっぱり、壮厳な朝陽。
今朝は平らな屋根をした遺跡の、屋上に登って見ました。
３６０℃のパノラマ。そして、他には誰もいません。

三日間、馬車を走らせてくれた、Ｔ氏以外は・・・

見間違うことない、印象的なバガンの風景

サンライズを見る熱気球が出動し始めました。

次々、我々の頭上を通り過ぎて行きます。

近くの小さな市場で、朝食と・・・

・・・モーニング・コーヒー（ミヤンマー風）

新旧の仏塔

珍しい二つ仲良く並んだ仏像。

タビィニュ寺院。
バガンの遺跡は、ほとんど１１～１２世紀に、ビルマの王朝が開かれたときに建てられたということですが、残念ながら事情により世界遺産には登録されていないようです。

すばらしい壁画もところどころあります。

朝・夕陽のスポットで有名な、シュエサンドー・パヤー。
朝夕はとっても混み合います。

馬車ドライバーＴ氏の愛犬。
名前がないので、「ＳＴＲＯＮＧ」と名付けました。
他の犬に一度も負けない強さ故・・・
頼もしい道連れです。

子供も一生懸命働きます。

さあ、そろそろ帰る時間になりました。
名残惜しいけど、後ろ髪を引かれる思いで・・・

その前に、遅いお昼ご飯。
メインは大きなイラワジ川産海老が入ったカレー。
ほかのミヤンマー・カレーに比べて、油っぽくない。

マンダレービールも負けずにおいしいです。

Ｔ氏と「また必ず会いましょう」と固い約束をして、バガンを後にヤンゴンへ向かいます。

いきなりミヤンマー第一の大都市、旧首都ヤンゴン。
そしてミヤンマー国民憧れの聖地、シュエダゴン・パヤー。

ここでも朝陽を拝みます。
ミヤンマー滞在中は毎日朝４時起きです・・早寝早起きがここでは相応しい・・・

豪華絢爛、金ぴかの巨大仏塔。

早朝から僧侶だけでなく、多くの人々がつめかけます。

幼い尼僧も・・

猫だってお参りします。ずっと寝てるけど・・・

巨大な寝仏で有名な、チャウッターヂー・パヤー

見る角度により、表情が違います。

ヤンゴンの交通事情。
何十年も前に日本で活躍した車の終焉の場？

この窓はどうやって閉めるんだろうか？

さて、短かかったミヤンマー旅行も終わりです。
ご覧いただきありがとうございました。
のんびりしたバガンを再び訪れるのはいつの日か？
すでに、次の機会を目指して活動を始めてます。

この旅行記へのコメント （8）

• odekakekunさん 2012/04/15 23:50:30

  バガンにいってきました。

  バガンにいってきました。
  残念ながらバルーンツアーは終わっていましたが、感動的な日の出と夕陽を堪能し、暖かな人々の気持ちに癒されて帰ってきました。
  
  Aloha　Hana　さんと同様、風景だけでなくミャンマーの人々の笑顔も撮影してきました。仏教徒であり、日本人とよく似ていますのでとても親近感を感じました。また訪れたいと思っています。
  
  旅行記大変参考になりました。ありがとうございましあ。
  
  
  
  
  
  
  

  ALOHA HANAさん からの返信 2012/04/16 09:41:12

  お帰りなさい

  拙い旅行記、参考にしていただき幸いです。
  「odekakekun」さんの素敵な写真の旅行記も拝見しました。
  個人的には４枚目、「イチオシ」の次の写真がバガンを象徴しており気に入ってます。
  バルーンは乾季だけなんですね・・・
  さて、どうしても時間を取られてしまうので気軽には行けないのですが、バガンの他にも見所いっぱいで善男善女にあふれたミヤンマーにしっかりはまってみたい気持ちが強いです。
  今後もよろしくお願いします。
  
  
  
  
  
  

• odekakekunさん 2012/02/27 21:43:56

  参考になりました。

  子供たちの笑顔がとても印象的です。
  
  4月にバガンにいく予定をしています。
  旅行記とても参考になりました。
  
  odekakekun
  

  ALOHA HANAさん からの返信 2012/02/28 15:32:27

  ご訪問ありがとうございます。

  バガンは敬虔でおだやかな人々が多く、物売りの子供たちも明るく毎日楽しそうです。ミヤンマーは今後、急速に経済発展を遂げると思われ、この素朴な人々がどうなるか少し心配です。
  ４月ごろのミヤンマーは猛暑が続き、裸足になる寺院境内は火傷しそうなほどですので、どうぞお気をつけて。
  「odekakekun」さんの旅行記や「カメラでおでかけ」紀行も、とても素晴らしく、久しぶりに真剣に拝見させていただいております。
  まだお若いのに（失礼！私に比べればまだ血気盛んな頃だと思います）世界中のさまざまな、私の理想とするような旅をしておられ、ちょっぴり羨ましいです。
  また、ニコンの機材もちょっぴり、いやかなり羨ましいのですが、私も自己流撮影ですので、旅を含めて負けないようにがんばります。
  今後ともどうぞよろしく。
  
  
  
  

• エンリケさん 2011/01/25 21:07:46

  素晴らしき人間賛歌

  ALOHA HANAさん
  
  こんばんは。
  バガン旅行記、拝見しました。
  タナカを塗った子どもたちの表情がとても生き生きしていて、旅行記にひきこまれました。
  サンセット、サンライズのパゴダ群も最高です。
  
  ALOHA HANAさんの旅行記を読んでわたしもミャンマーに行ってみたくなりました。
  
  素晴らしい旅行記、ありがとうございました。

  ALOHA HANAさん からの返信 2011/01/26 00:02:14

  ありがとうございます。

  エンリケさんの、欧州旅行記も大変素晴らしいです。
  ヨーロッパへはまだ行っておりませんが、そのうち出かけたいと思います。
  アジア各国は、何れも子供たちは元気一杯で、いつ行っても楽しいです。
  これからも宜しくお願いいたします。
  
  

• belleduneさん 2011/01/20 10:02:16

  素晴らしい光景ですね！

  ALOHA HANAさん、この一枚に感激です！熱気球に乗って、眺める風景も素晴らしいでしょうが、地上からのこういう場面は素晴らしいと思います。
  ありがとうございました。

  ALOHA HANAさん からの返信 2011/01/20 19:24:09

  ご訪問ありがとうございます。

  満を持して掲載しましたので、お褒めいただきとてもうれしいです。
  以前は「旅の記録」と割り切っていましたが、まれに良い写真が撮れると、楽しくなり、やっぱりどうせならと少しだけこだわってみました。
  まだまだ　belledune　さんの足元にも及びませんが、旅そのものが大本命であることは変わりませんが、探求を続けたいと思います。
  今後ともよろしくお願いいたします。