2011年 1月　山陰海岸　青春１８きっぷで行く　浜坂　カニ食い倒れ旅行　Vol.2　食べ物編

2011/01/02 - 2011/01/03

昨年のGWに訪れて大満足だった浜坂の澄風荘に、
カニシーズンである冬に行ってきました！

今まで生の松葉ガニを食べたことが無かったので、
この機会に一度しっかりおいしい松葉ガニを食べて見たいと思い、
水揚量日本一の兵庫県・浜坂を選びました。

1泊2食付　カニ満喫プラン　24,000円ですが、味・量ともに大満足です。

Vol.2では澄風荘のカニをメインに記載しております。
浜坂までの列車旅に関してはVol.1をご覧ください。


＊天候＊

1/3　　名古屋　くもり　浜坂　くもり

＊旅のスケジュール＊

＜浜坂　山陰本線　園部＞

浜坂　　発　10:17　→　城崎温泉着　11:22　（城崎温泉行　普通列車）
城崎温泉発　11:39　→　福知山　着　13:15　（福知山行普通列車）
福知山　発　13:54　→　園部　　着　15:12　（園部行　普通列車）

＜園部　嵯峨野線　京都＞

園部　　発　15:15　→　京都　　着　15:51　（京都行　快速列車）

＜京都　東海道本線　名古屋＞
京都　　発　16:00　→　米原　　着　16:52　（敦賀行　新快速）
米原　　発　17:06　→　名古屋　着　18:13　（豊橋行　新快速）

帰りの列車は帰省ラッシュと重なり比較的混んでいましたが、
座れなかったのは京都米原間の新快速だけでした。

ただし、園部発京都行快速、米原発豊橋行新快速は立っている人も
多かったので、家族連れで乗られる方は座れないことも
考慮したほうがいいと思います。

また16時台に大阪大津区間を走る新快速は、
土日でも立つことがほとんどなので、小さなお子さんが
いらっしゃる方は、多少時間がかかっても普通列車に
乗車されるほうが安全だと思います。


のんびりと列車旅も楽しみたいため、青春18きっぷを使って
普通列車＆快速列車を利用。

名古屋から浜坂までは8時間程度です。
前回の新見から名古屋までの時間とあまり変わりません。

エリア 浜坂(兵庫)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

浜坂駅より徒歩7分で、今回のお宿「澄風荘」に到着です。
澄風荘は路地の多い住宅地の中にひっそりありますが、
もし、迷っても電話でお宿の方が親切に説明してくださるので大丈夫です。

でも、なるべくならネットから地図を印刷して持参するほうが
良いと思います。

チェックインは14時から。

私たちの宿泊したお部屋はD室でしたが、二間続きの畳のお部屋で
快適でした。

前回もこちらのお部屋でしたが、トイレと洗面がついているので便利です。

こちらにお布団をひいて寝ます。
（もちろんお宿の方が引いてくれます）

冬に長距離の列車旅をする場合、スケジュールの変更が多くなるので
中々お昼を取ることが難しくなります。

そこで、浜坂の駅前にある「米田商店」で、お昼代わりとして
「但馬牛肉巻きおにぎり」とビールを購入しました。
350円/1個なり。

もう休み全開モード突入です。
黒生と肉巻きおにぎりの遅いお昼です。

ただいま14時40分。

ほかほかで肉汁を吸ったおにぎりが、本当に美味しかったです。

実は１つと言わず２つくらい食べたかったのですが、
「そこはカニが優先」
と、なりました。

また、お昼は何も食べないという選択肢もあったのですが、少し食べたほうが、返ってたくさん食べられるという経験から、私はおにぎり１つにしました。


あ、私の経験なんてどうでもいいですね。

お夕飯は18時にお願いしましたので時間があります。
お部屋で少しごろごろした後、近くの「ユートピア浜坂」で
温泉に入ってきました。

澄風荘に泊まるとこちらの温泉の無料券がもらえます。
車で来ている人は、七釜温泉の方にもいく事ができますが、
お風呂上りに飲みたい人にはユートピアさんがおススメです。

ちなみに澄風荘から徒歩5分くらい。

脇には温泉卵が作れる温泉場があり、たまごを持参していけば、
お風呂に入っている間に作れます。

澄風荘（しょうふうそう） 宿・ホテル

お店の前に置かれていた発泡スチロールにカニがいました！。
結構な勢いで足を動かしています。

生きているんだ〜と感動しつつ、
「なぜひっくり返して入れてあるんだ？色気無いな〜」と思ったら
逃亡禁止のためですよね。

気がつけよ、私。

お風呂から帰ってくると、待ちに待った松葉カニの夕食です！。

私が通された「お食事用」のお部屋は、いろりのあるお部屋です。
前回宿泊したときもそうですが、他のお客さんと相部屋になることは無さそうです。

七輪がセッティングされていますよ〜〜。

カニソムリエの奥さんと旦那さんが目の前でさばいてくれます。

これには結構驚きました！。

ずっと、さばかれたカニが出てくるものだと思っていました。
「いや〜生きているものをその場で食べていただきたいですから」
その通りですよね。
そのために来たのでした。


新鮮なカニを食べられる感動もありますが、お二人の手際良いさばきが見られたのも感動です。

カニが動いています。
う〜。

まず、足を甲羅からはずした後、それぞれを切り離していきます。

活ガニでないと「花が咲く」状態にならないそうです。

まずはお刺身でいただきます。

一つ一つカニの繊維質が見えますよ。


食べて見ると、本当にあっさりとしたお味。
エビのような濃い甘みではなく、うっすらと感じる程度の甘みです。

炙る前の剥き身も光っています。
生ならではですね〜。

さばいてすぐに甲羅を七輪の上で焼きます。
カニによってそれぞれ味噌の味が違い、色も異なります。


軽くかき混ぜながら煮詰めて焼いていきます。

一緒に足も焼いていきます。
浜坂のカニはもちろんそのままでも美味しいのですが、
風味をさらに引き立たせるためにも、一つまみの塩を
振りかけて食べるのが、おススメだそうです。


カニの身が少し膨らんできたら、食べごろです。

「いただきまーす」


カニの身に沿ってスプーンを入れて身を取り出すと良いそう。

カニ味噌をつけて食べるのも、おいしかった〜。

スプーン一杯程度のカニ味噌を残したら、
お酒を注いで甲羅酒を作ります。

甲羅の焼けた香ばしい匂いと、ほのかに香る日本酒が
さらに食欲をかきたてます。

大人二人で、焼きカニは二杯つきました。

この量だけでも、おなかいっぱいですが・・・。

もう一皿登場です。

こちらは「ちり」用のカニです。


「ちり？」

あ、「鱈ちり」とか「ふぐちり」の「ちり」ですね。
今度から「カニちり」を頭の中に入れておきますわ。

まず、足をだし汁にくぐらせ、身をスプーンでほぐします。
さらにカニ足をV字にして持ち、軽くしゃぶしゃぶすると出来上がり。


まさしく身が
「ちりちり」の状態でいただきま〜す。

食べ終わった足は、カニのだし取りのため鍋に入れます。

軟らかくなった白菜と豆腐が大変美味しい！。
カニダシをたっぷり吸った豆腐が最高です。

うどんもありますよ〜。

この「ちり鍋」のダシにしても「焼きカニ」の「焼き方」にしても、
お店でそれぞれ異なるそう。

こちらでは少し塩が強めのダシで「ちり」にするそうですが、
お好みでお湯を足します。

また、焼き方も七輪でしたが、陶板のお店もあるようで、
浜坂にあるお店はそれぞれこだわりを持って、
カニを美味しくいただいてもらえるように、努力しているそうです。

浜坂漁港で水揚げされた松葉かにの証明のタグ。

それぞれの漁港で「タグ」が異なります。

食べました。

二人分のガラです。
本当に松葉カニさんありがとう。




雑炊ですが私たちは翌朝の宿題にしました。

もう本当に無理っていうくらい食べました。
大満足です。

好都合なことに、部屋に戻ると布団が引いてあったので即ゴロしました。


っていうか、いつこんな写真撮ったんだ？。

朝食です。
自家製ゴマ豆腐、カニ味噌、ユートピア浜坂で作った温泉卵など。

本当にどれも美味しい。

そして昨日の宿題の雑炊〜〜。

カニ味噌を少し溶かしていただくと、さらに風味が増して大変美味しかったです。

美味しい松葉カニをいっぱい食べた私たちは、行きと同じ経路で
8時間かけて名古屋に帰ってきました。


駅前のビルが「正月」になっていました。
そのまんまですな。

澄風荘からお土産でいただいた「ちくわ」です。
駅からの道にあったお店のちくわですが、これがなかなか美味しかった！。

練り物は混ぜる物で誤魔化しが効くので、原価を安く出来る商品ですが、
その分、味に反映されるわけです。



お早めにお召し上がりください。

澄風荘（しょうふうそう） 宿・ホテル