北イングランド紀行2010【ラナーコスト修道院（Lanercost Priory）】

2010/10/27 - 2010/11/05

イングランドとスコットランドの境、カーライルの近くにあるイングリッシュ・ヘリテッジ (English Heritage)によって管理されている遺跡です。
田舎ですが、食事・宿泊・お土産も揃っていて、滞在にも最適です。

エリア カーライル(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ラナーコスト修道院は、ヘンリー2世によって1166年に設立されました。
しかし、ヘンリー8世が修道院の解散を行ったため、1536年に廃されました。

周辺はのどかな田園地帯。

修道院の前は、紅葉がきれいな広場になっています。

この修道院の面白いところは、一部修復して現在も使用しているところです。

このステンドグラスの後ろは、廃墟です。

わかりにくいですが、教会の正面上部には修道院の守護聖人のマグダラのマリアのレリーフがあります。

ステンドグラスは、キリストの埋葬。

現在、この修道院の廃墟部分はイングリッシュ・ヘリテッジ (English Heritage：イングランドの歴史的建造物を保護する目的で英国政府により設立された組織)によって管理されていて、有料で公開されています。

台所部分。

ファウンテンズアビーの穀物倉庫そっくりの造りの建物。

ファウンテンズアビーは広すぎて暗かったですが、こちらは数分の一の規模なので、採光が十分あって上手く撮れました。

倉庫を外から見たところ。
出入り口は低めでかがんで入る感じです。

塔のあった部分でしょうか。
高さのある柱が残っています。

これはお墓。壁に埋め込まれています。
このほか、イギリスの修道院には床に埋め込まれた墓もよくあります。
日本的な感覚では、死者を踏むというのは完全にタブーですよね。
いつも踏んでいいのか躊躇します・・・。

さて、ここは修道院に付属する農場の、大きな建物があります。

現在ここは、伯爵家に連なるハワード家の所有となっており、カフェとお土産物屋・そしてコテージとして営業しています。

2ベッドルーム〜とかなり広く家族で宿泊するのにおすすめです。
但し、一週間単位の貸し出しです。
料金は、一番安い棟で１週間350ポンド（５万円）位〜です。
周辺の環境も素晴らしいので、一度泊まってみたいなと思いました。
Lanercost Priory Holiday Cottages　HP
http://www.lanercost.co.uk/