2010/11/21 - 2010/11/22
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ないはん男前さん
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一昨年、去年と、ロイクラトンは、2年続けて、チェンマイに行きました。去年、チェンマイでのロイクラトン祭りを楽しんだ後、“来年(今年)は、スコータイのロイクラトン祭りに行こう”と、密かに、決めていました(笑)
スコータイは、ロイクラトン祭り発祥の地。行かないわけには行きません! しかし、今年は、ロイクラトン前日の20日に、チェンマイで、大量のコムロイ上げ(この行事は、これまでは、ロイクラトンの1週間余り前に実施されてたのですが・・・)が実施されると言うことで、それじゃ、先に、チェンマイに行ってから・・と言うことで出かけました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
チェンマイのバスターミナルを8時に出るバスでスコータイに向かいました。普段なら、スコータイの街に入る前に、歴史公園の横を通過するらしいのですが、ロイクラトン祭り期間中は、通行出来ないため迂回・・・、との事で、取り敢えず、スコータイ新市街にあるバスターミナルで降りて、オールドタウンへのソンテオに乗り換え。歴史公園手前で降りました。歴史公園に向かって歩いて行くと、前方に、丁度、何かのパレードが・・・。
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何のパレードかは、判りませんでしたが、取り敢えず、先頭目指して急ぎました。
先頭には、純白の式服?に身を包んだ、公務員らしき一団が。
先頭で、蝋燭の入った入れ物を抱えてる人が、この中では、1番、偉そうな・・・。
歴史公園内にある大きな池の前で、停止中。 -
彼らの更に前には、先導の、ブラスバンドも居ました。
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後方の、何やら担いだ一団もやって来ました。
池の中には、舞台が設けられており、その上に,台が10個程、並べられていました。 -
県知事さんが、綺麗な器に収められている蝋燭を、最初の台の上に置きます。
司会者によれば、これらは、早朝から、バンコクの王室事務所迄出向き、運んできたモノで、灯のついた蝋燭の他は、国王陛下をはじめ、王族の方々のクラトンなんだそうです。
ところで、この写真を撮る前に気づいたのですが、私の周りで写真やビデオを撮ってる人は、皆、“プレス”と書かれた札を首から吊り下げた、地元のマスコミの人ばかりでした・・(笑) -
続いて、国王陛下のクラトンを、置きます。
この後も、王妃や皇太子、皇太子妃などのクラトンが、台の上に並べられました。
これらのクラトンは、この日の午後11時に、池に流されるのだそうです。
(今年は、この日、11月21日が、ロイクラトン当日) -
やんごとなき方々のクラトンを全部並べ終えた後は、
国立舞踊学校スコータイ校の生徒さんによる踊りが奉納?されます。 -
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歴史公園内にある池の周囲では、ござを敷いて、クラトンを販売する人達が、そこここに・・・。
最近は、環境にも気を遣うようになり、
バナナの葉や、トウモロコシの皮など、
自然素材で作られたクラトンが殆ど。 -
チェンマイを朝早く出てから、まだ、食事をしてなかったので、池でのセレモニーが終わってから、公園内の簡易食堂で、簡単な食事を摂っていると、何やら、池の向こうで、また違うパレードが・・。
象さんが、通過していくのが見えたので、慌てて食事代を支払い、パレード見物に・・・・。 -
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パレードの人達は、池の向こうに設置されているVIP席の前で、踊りを披露しているようなので、池をぐるっと回って、VIP席の近くまで行きました。
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これは、ロイクラトン祭りでは付きものの美人コンテスト“ナーン・ノッパマート・コンテスト”予選通過者(だったかな・・?)のパレード。
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牛車に乗ってやって来ました(笑)
ナーン・ノッパマートと言うのは、ロイクラトン祭りを始める切っ掛けを作った、スコータイ時代の王様のお后。
なので、“ミセス”なんですが、コンテストは、“ミス・コン” -
当然、それぞれ、クラトンを手にしています。
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その後は、スコータイ県内の各郡によるパレード。
それぞれ、大勢の女性が、クラトンを手に手に・・・。 -
殆どのグループは、VIP席の前で、踊りを披露。
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この郡は、魚が有名なのか、こんな山車も・・・(笑)
おばさん、面白い動きで、笑いを誘っていました・・。 -
この郡は、農業が盛ん・・のようです。
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これは、クラトン・コンテストに出品する自慢の大型クラトン・・・。
この後、池に浮かべられ、コンテストが行われます。
優勝したグループには、シリントーン王女杯が贈られるそうです。 -
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ここは、子供達による、ムエタイ・ダンスを披露。
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後の方のグループでは、パレードの中に、このような、若い女性(おばさんのグループもありましたが・・・)が、籠の中に、地元の昔ながらの御菓子や果物を入れた天秤棒を担いだ一団が居て、見物中のVIP席まで行って、御菓子や果物を配るグループも・・・。
VIP達に、御菓子や果物を配ったついでに、飲み物を貰って一息入れている女性も多かったデス。
最初は、遠慮していた付近の見物人も、その内、手を出して、御菓子や果物を貰うようになりました。
私も、モンキー・バナナ一房をゲット(笑) -
次の郡のパレードです。先頭には、どのグループも、郡の名前を書いた横断幕や、プラカード。
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このグループは、おばさん達による踊りでした・・・。
おばさんでも、頭には、ランの花で作った花輪を載せておしゃれしてます。 -
パレードが途中で途切れたので、再び、先程食事を摂ったお店に戻り、冷たいジュースと、パレード中にゲットしたバナナを食べて一息入れました。
パレードは、まだ続いていましたが、広い公園内をちょっと回ってみることにしました。
ここでも、古典楽器の演奏に合わせ、子供達が踊ってました。 -
そのお隣では、昔の服を着た、小学低学年くらいの女の子が、無邪気に遊んでいました。
私が、そばで見ていても、一向に気にする事無く、遊びに熱中(笑)
でも、カワイかったですよォ、この子達。 -
少し先の池では、パレードでも担がれていた大型のクラトンが、浮かべられていました。
ここが、大型クラトンのコンテスト会場のようです。
ここでも、自慢のクラトンの側で、お年寄り達が古典楽器を演奏してるところも・・・。 -
陽も傾いてきたので、折角なので遺跡見物を・・・、それに、広い公園なので、夜行われる“光と音のショー”の会場の確認もしておかないと・・・。
ワット・マハタートの周囲の所々に、照明や、花火の準備がされているのが見えたので、“光と音のショー”の会場も、その辺に設けられているようでした。 -
向こうに見えるのは、ワット・サシー?
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池に映る、“逆さ富士”ならぬ、“逆さワット・マハタート”
但し、これは、裏側です。 -
ワット・トラパングンの向こうに、陽が沈みます。
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ワット・トラパングンの仏像。
膝元には、沢山の蝋燭の火が見えています。 -
“光と音のショー”が行われる会場に向かい、自分の座席を確認してから、席の変更が可能か確認するため、会場近くに設けられていたチケットブースに立ち寄りました。
(私は、事前に電話で座席を予約し、チケットを郵送して貰ったので、私の席は、担当者によって適当に選ばれた場所でした。)
ところが、この日の1回目のショーは、既にチケット売り切れで満席・・・でした。
席の変更はダメでしたが、ブースで、お祭りのスケジュール表を手に入れました。
開演まで、まだ時間があったので、再び、公園内をぶらぶら。
所々に、小さな舞台が設けられ、地元の学校の生徒さんによる、古典音楽の演奏が行われていました。 -
昼間も、結構な人出だったのですが、夕方になって、更に人が多くなりました。
ラムカムヘン大王の像の前には、お参りする人の姿が沢山。
その前の、プールのような池には、既に多くのクラトンが浮かんでいました。 -
この遺跡の脇でも、地元の生徒さん達が、古典音楽を演奏していました。
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大きな池には、大型のクラトンが浮かべられています。
夜空には、満月・・・・。
(ロイクラトンは、陰暦12月の満月の夜に行われます。) -
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そろそろ“光と音のショー”の開演時間が近づいたので、会場の方へ向かうことにしました。
途中で、出会した若者の一団。
鐘と太鼓の拍子に合わせ、踊りながら練り歩いていました。 -
日が暮れて暗いなか、迷いながらも、余裕を持って会場に到着、入り口にスタンバイしている若い案内係に連れられ、自分の席に付きました。
私の直ぐ近くには、中国人(台湾人?)の年配の団体さんが・・。
皆、高級なカメラを持っていたので、多分、趣味を同じくする人達の撮影ツアーかと・・。
日本人のツアー客らしい人達もそこそこ来てました。
私の斜め後ろにも、日本人の若い女性の2人組が座ってました。
時間きっちりに、司会者が現れました。 -
全員が起立して、国王賛歌を聴いた後、いよいよショーの始まりです。
某旅行会社のうたい文句を借りれば、“豪華絢爛歴史絵巻”の始まりです(笑)
残念なことに、ショーが始まってからも、会場に入ってくる客がそこそこいて、見物している人の前を横切ったり・・・。
この日、1回目のショーには、フィリピンとチェコの駐タイ大使も見物に来てた様です。
それに、タイの元外務大臣と、地元の政治屋(何度か大臣を経験してますが、現在は、5年間の公民権停止処分中)も夫婦で、ふんぞりかえって?来てました。彼らは、当然、一番前のVIP席。
(こういうのが来ると、私のような一般人には、ハッキリ言って迷惑です。) -
内容は、スコータイ時代の歴史に関するモノのようですが、
ま、写真を撮るのに夢中で、殆ど聞いてません・・・。 -
まずは戦争のシーンです。
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右手の高いところに、偉そうな人が2人・・・。
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戦争が終わって、お坊さんにタンブンしているシーン。
多分、スコータイ時代には、仏教が栄えていた・・・と言うことなんでしょう。
ま、歴史公園内にだけでも、これだけの寺院跡がありますからねぇ。 -
これは、ラムカムヘン大王が、部下に命じて、石に文字を彫らせているシーン。
ラムカムヘン大王は、今のタイ文字の基礎を考案した人だそうです。
スコータイには、彼の碑文が残されています。 -
これは、当時の庶民の暮らしぶり・・・・。
“田には米有り、水には魚有り”と言う有名な言葉を残したのも、ラムカムヘン大王だそうですから、当時としては、相当豊かな暮らしぶりだったのでしょう。 -
ここで、シーンが変わりますぅ。
青い光の中で判りにくいですが、人々が、何やらお祈りしているのが見えます。 -
大勢のお付きを従えて、王様が登場。
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一般庶民は、ひれ伏して、王様を迎えてます。
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当時のお祭りでしょうか・・・?
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中央にいる3人組は、組み体操をやっているような・・(笑)
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ここで、またシーンが変わりますぅ。
遺跡の裏側から、コムロイがゆらゆら・・・上昇していきます。
夜空には、満月・・・(ちょっと位置が低いけど・・マイペンライ) -
踊り子さんが大勢登場。
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スコータイ時代の楽団。
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いつの間にやら、ステージは、端から端まで、踊り子さんでいっぱいに・・・。
いよいよフィナーレも近いようです。 -
池の側で踊っている人の手には、クラトン。
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盛り上がったところで、王様のお后、ノッパマートさん役が大きなクラトンを胸に、登場デス。
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ノッパマートさんが、水辺の側に進みます。
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暫く於いて、王様も登場。
一緒に、クラトンを流しますぅ。
(この辺りからがクライマックス・・・、観客も、カメラを手に手に写真撮影に懸命になります、) -
観客席は、一応、階段式になっているのですが、段差がつているのは、数段。よって、各段に、数列の客席が、同じ高さで並んでいます。しかも、各段の高さの差は、それほど大きくないため、前方の席の人が、カメラを頭上に上げて撮影したり、少し、体を伸ばしただけでも、後ろの人の視界を遮ることになるのですが、そんなことはお構いなし。
お陰で、中程より後ろに座っていた私の写真には、どうしても、前に座っている人の頭やカメラが写ってしまいます。そりゃ、私だって、立ち上がって撮れば良いのですがね。 -
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大きな花火が落ち上げられたときには、コン・デジを持ってきていた多くの人が、頭上にカメラを上げて必死に撮影。
お陰で、こちらは、撮影に苦労しました・・トホホ。 -
一番いい場面の写真も、ブレブレ・・・・。
ちょっと凹みますぅ・・。
これで、ショーも無事終了。演じてくれた国立舞踊学校スコータイ校の皆さんは、写真撮影用にか、暫く、同じポースで佇んでいてくれたのですが、最前列の一番良い席で鑑賞していた元大臣らは、すごすごと、席を立ってステージに向かい、役者さんらと記念撮影。
一般の見物客への迷惑なんて一切関知せず。
ホント、傍迷惑なVIPでした。 -
この日は、深夜までいろんな催しがあるようでしたが、もの凄い人出だったのと、疲れたので、午後9時過ぎには、歴史公園を離れ、途中で食事を摂って、ソンテオでバスターミナルに向かいました。
チェンマイ行きのバスは、午前2時にやってきました、それに乗り、再びチェンマイへ・・・・。
写真は、ラムカムヘン大王の像の前にある池に浮かべられていたクラトン。夜が更けるに従い、どんどん増えているようでした。
お終いデス
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この旅行記へのコメント (4)
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- わんぱく大将さん 2011/02/01 09:39:42
- 華やかでしたね
- ないはん男前さん、今日は。 私も何度かタイに行きましたが、こんなお祭りがあるなんて知りませんでした。なかなか華やかで、別嬪さん、普通の方、まあまあの方、元別嬪さん等、楽しませていただきましたよ。衣装も、さすがシルクの本場、色が鮮やかですね。コメント、わかります。コンパクトカメラ、みんな上にかざして撮られると、私もつらいですわ。
- ないはん男前さん からの返信 2011/02/01 21:02:33
- RE: 華やかでしたね
- 大将さま
コメントありがとうございます。
ロイクラトンはタイ全国で祝われるお祭りですが、
スコータイが発祥地とされています。
さすが、本家だけあって、凄く大きなお祭りでした。
でも、個人的には、タイ東北部のお祭りが、楽しくて好きです・・・。
ないはん男前
-
- zzr-cさん 2010/12/13 15:45:53
- 細かなレポート
- ないはん男前さま 日本時間でこんにちは!
細かなレポートありがとうございます!
ショーのコメントは自分で考えられるんですか?
だとしたら凄いですねぇ〜
現地の背景とか判ってないとここまで書けません。
しかし、何処の世界にも居るんですね、こういう政治家?(で良いのかな)
美人さんが沢山登場してましたね!カラフルで見ていて飽きません^_^
じぃ〜
- ないはん男前さん からの返信 2010/12/20 20:40:13
- RE: 細かなレポート
- じぃ〜さん、こんばんわぁ。
ちょっと日本に帰っていたので、返事が遅くなりました。
ショーのコメントは、勿論、自作です。
ラムカムヘン大王は、タイの歴代の王様の中でも、非常に優れた王様として
有名です。それに、ロイクラトン祭りが近づくと、お祭りの由来なんかも、マスコミで、取り上げられたりしますので・・・。
この程度の事は、タイ人なら、常識として身につけている知識だと思いますが・・・。
私はタイ人では有りませんが、ある程度、長くタイに住んでいれば
この程度は、解るようになりますよ。
ないはん男前
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