2010/11/15 - 2010/11/15
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ソフィさん
2010年10月15日(金)
以上三つの古城に次いで、ボンよりコブレンツに向け、古城ないしは古城址らしき名前を、地図から拾ってみる。
先ずライン川の左岸(船から見ると右側)で、マリーエンフェルス城、右岸(船の左側)で、レーヴェンブルク、アレンフェルス、ハンメルシュタイン、サイン、エーレンブライトシュタイン。
以上で9つの城があるが、古城址的なものも入れれば、もっと多くなるのかも知れない。
しかし、もう数えるのは止そう。
コブレンツを過ぎれば、もっと密度が高くなり、ライン古城の総数は30を越えるだろう。
とくにバッハラッハよりビンゲンに向け10キロ間ほどの左岸に、10近い城があった過密さには、驚く。
もう少し下流だが、ネズミ城、ネコ城は、名前の面白さから目立った存在である。
ネズミ城は、本来の名前はトゥーンベルク城なのだが、指呼の間にあるネコ城の主カッツェンエルンボーゲン伯爵が、嘲笑ってそう呼んだのが、定着した。
ネコ城のすぐ下流に、有名なローレライの岩が聳えている。
この辺りのライン川は、川幅が狭いだけでなく屈曲した流れや、暗礁の多さなどから、船の遭難が引きを切らなかった。
19世紀に入っても、ここを通過する船は事前に鐘が三つ鳴らされ、祈祷するように命じられたという。
伝説によれば、ここに住む妖婦「ローレライ」は、美貌と美声で、船人たちの心を奪った。
この話は、詩人ハインリッヒ・ハイネの詩を生み、全世界に喧伝されることになる。
「なじかは知らねど 心詫びて
昔の伝えは そぞろ身にしむ
寂しく暮れゆく ラインの流れ
入り日に山々 あかく映ゆる」
(近藤 朔風 訳)
二番、三番略。
この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問56カ国、文章1,750件 写真8,000枚)、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/
2008年4月、オランダのアムステルダムからフランスのストラスブールまでライン川を航行したときの旅行記がこのブログにあります。
タイトルは「ラインを上る」。
ご覧ください。
スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
とくにマッターホルンは、ゴルナーグラート鉄道の各駅で下車しながら、移りゆく姿を捕らえました。
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,800件)
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このブログは、一時訪問客が最大でしたが、今でも合計90万人を超えるビジターを記録しております。
旅行記以外の記事は「ソフィーさんのマイページ」に掲載せず、このブログに載せますので、ときどきご来訪をお待ちします。
(片瀬貴文 2010.11.22)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
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