ライン川流域周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
<br />2010年10月15日(金)<br /><br />以上三つの古城に次いで、ボンよりコブレンツに向け、古城ないしは古城址らしき名前を、地図から拾ってみる。<br /><br />先ずライン川の左岸(船から見ると右側)で、マリーエンフェルス城、右岸(船の左側)で、レーヴェンブルク、アレンフェルス、ハンメルシュタイン、サイン、エーレンブライトシュタイン。<br /><br />以上で9つの城があるが、古城址的なものも入れれば、もっと多くなるのかも知れない。<br /><br /><br />しかし、もう数えるのは止そう。<br /><br />コブレンツを過ぎれば、もっと密度が高くなり、ライン古城の総数は30を越えるだろう。<br /><br />とくにバッハラッハよりビンゲンに向け10キロ間ほどの左岸に、10近い城があった過密さには、驚く。<br /><br /><br />もう少し下流だが、ネズミ城、ネコ城は、名前の面白さから目立った存在である。<br /><br />ネズミ城は、本来の名前はトゥーンベルク城なのだが、指呼の間にあるネコ城の主カッツェンエルンボーゲン伯爵が、嘲笑ってそう呼んだのが、定着した。<br /><br /><br />ネコ城のすぐ下流に、有名なローレライの岩が聳えている。<br /><br />この辺りのライン川は、川幅が狭いだけでなく屈曲した流れや、暗礁の多さなどから、船の遭難が引きを切らなかった。<br /><br />19世紀に入っても、ここを通過する船は事前に鐘が三つ鳴らされ、祈祷するように命じられたという。<br /><br />伝説によれば、ここに住む妖婦「ローレライ」は、美貌と美声で、船人たちの心を奪った。<br /><br /><br />この話は、詩人ハインリッヒ・ハイネの詩を生み、全世界に喧伝されることになる。<br /><br />「なじかは知らねど 心詫びて<br />昔の伝えは そぞろ身にしむ<br />寂しく暮れゆく ラインの流れ<br />入り日に山々 あかく映ゆる」<br />(近藤 朔風 訳)<br /><br />二番、三番略。<br /><br /><br />この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問56カ国、文章1,750件 写真8,000枚)、にあります。<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />2008年4月、オランダのアムステルダムからフランスのストラスブールまでライン川を航行したときの旅行記がこのブログにあります。<br />タイトルは「ラインを上る」。<br />ご覧ください。<br /><br />スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)<br /><br />とくにマッターホルンは、ゴルナーグラート鉄道の各駅で下車しながら、移りゆく姿を捕らえました。<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,800件)<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />このブログは、一時訪問客が最大でしたが、今でも合計90万人を超えるビジターを記録しております。<br />旅行記以外の記事は「ソフィーさんのマイページ」に掲載せず、このブログに載せますので、ときどきご来訪をお待ちします。<br /><br />(片瀬貴文 2010.11.22)<br />

ライン・マイン・ドナウ【17】中世の夢古城群そしてローレライの難所

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2010/11/15 - 2010/11/15

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ソフィ

ソフィさん


2010年10月15日(金)

以上三つの古城に次いで、ボンよりコブレンツに向け、古城ないしは古城址らしき名前を、地図から拾ってみる。

先ずライン川の左岸(船から見ると右側)で、マリーエンフェルス城、右岸(船の左側)で、レーヴェンブルク、アレンフェルス、ハンメルシュタイン、サイン、エーレンブライトシュタイン。

以上で9つの城があるが、古城址的なものも入れれば、もっと多くなるのかも知れない。


しかし、もう数えるのは止そう。

コブレンツを過ぎれば、もっと密度が高くなり、ライン古城の総数は30を越えるだろう。

とくにバッハラッハよりビンゲンに向け10キロ間ほどの左岸に、10近い城があった過密さには、驚く。


もう少し下流だが、ネズミ城、ネコ城は、名前の面白さから目立った存在である。

ネズミ城は、本来の名前はトゥーンベルク城なのだが、指呼の間にあるネコ城の主カッツェンエルンボーゲン伯爵が、嘲笑ってそう呼んだのが、定着した。


ネコ城のすぐ下流に、有名なローレライの岩が聳えている。

この辺りのライン川は、川幅が狭いだけでなく屈曲した流れや、暗礁の多さなどから、船の遭難が引きを切らなかった。

19世紀に入っても、ここを通過する船は事前に鐘が三つ鳴らされ、祈祷するように命じられたという。

伝説によれば、ここに住む妖婦「ローレライ」は、美貌と美声で、船人たちの心を奪った。


この話は、詩人ハインリッヒ・ハイネの詩を生み、全世界に喧伝されることになる。

「なじかは知らねど 心詫びて
昔の伝えは そぞろ身にしむ
寂しく暮れゆく ラインの流れ
入り日に山々 あかく映ゆる」
(近藤 朔風 訳)

二番、三番略。


この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問56カ国、文章1,750件 写真8,000枚)、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/

2008年4月、オランダのアムステルダムからフランスのストラスブールまでライン川を航行したときの旅行記がこのブログにあります。
タイトルは「ラインを上る」。
ご覧ください。

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)

とくにマッターホルンは、ゴルナーグラート鉄道の各駅で下車しながら、移りゆく姿を捕らえました。
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,800件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

このブログは、一時訪問客が最大でしたが、今でも合計90万人を超えるビジターを記録しております。
旅行記以外の記事は「ソフィーさんのマイページ」に掲載せず、このブログに載せますので、ときどきご来訪をお待ちします。

(片瀬貴文 2010.11.22)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
交通
4.0

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  • ライン沿線風景

    ライン沿線風景

  • ライン河畔<br />景色

    ライン河畔
    景色

  • ライン川を見下ろす<br />古城群

    ライン川を見下ろす
    古城群

  • ライン川を見下ろす<br />古城群の一つ

    ライン川を見下ろす
    古城群の一つ

  • 街を背負い<br />古城群が建つ

    街を背負い
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