『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（１１９）アリスのゲストハウス「Annie's Place」。

2010/04/25 - 2010/05/10

牙を抜かれたアボリジニから襲われる心配はそれ程ないが、酔っ払って何をされるか分らない。触らぬ神に祟りナシ。そうっと遠巻きに見て、又、ガラス片のいっぱい散らばっているワジ川の砂地の上を足元を確かめながら、市街地に戻る。

街中にはこんな小さな町でも、モダンなショッピングモールがある。けっこう、ペンション生活者なども住んでいるに違いない。高級品なども売られている。夕食をどこで食べるか決めかねていたが、このモール内にもファーストフォードの店があり、一旦ゲストハウスに戻り、夕方になったら又ここへ来ることにする。

市の中心からゲストハウスまでは歩いて１０分もかからない。小奇麗な住宅地の中の道を通り、家々の南国の花壇、小鳥のさえずり、など聞きながら帰る。豪州人は一体に人懐っこいが、この街の人はその仕草、表情に更に田舎の純朴さを湛えている。

ゲストハウスには小さなプールもあり、水浴びしている人もいるが、当方、昨日来の夜行列車で疲れていて、プールサイドでゆっくりする。こういったホステルは大体が若い人主流で、殆ど白人で占められているが、数人の中国系もいる。このゴールデンウイークの最中、若い日本人が一人もいないのは、ちょっと淋しいものだが・・

ビール１本をゆっくり飲んで、部屋に戻り、暫し休み、暗くなった頃、再び先刻のモールへ向う。しかし夜は人通りも全く絶え、街灯だけが煌々と歩道を照らしている様はすこし不気味でもあり、遠くに人影などが見えると却って不安になる。アボリジニは大人しいとは言え、知らない町で何が起こるか分らない。

結局モールへ行くのは諦め、その途中にあるケンタッキーも店に入り、フライバケットを食べ、早々にホステルに戻ることにした。

エリア アリススプリングス(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

もう何年も川は流れていないのか、このワジは河原の中にまで木が生えている。

冷や冷やそろそろ、ガラス片を踏まないように、慎重に足元を選ぶ。

市の中心部にあるモダンなショッピングモール。客の入りは少ない。

今晩泊まるホステル「Annie's Place」。市の中心までは歩いて５−６分。

マイクロバスもあり、駅、空港まで送迎してくれる。但し空港までは有料（８ドル）。

ホステルの部屋。ツインの部屋で５５ドル（１．２倍で約６６００円）は安くはない。

しかしプールなどもついていて、プールサイドの木陰が気持ちよい。

朝は１５，６度、昼は２５度以上になり、水浴びも気持ちよい。

プールサイドでビールを飲んで、昨日からの疲れを癒す。

バッタなどは姿形は日本と変わらない。

Alicesprings はNorthern　Territory（N.T.）に属している。この州の別名は「Outback　Australia」。

空気が乾燥しているから、夜空も綺麗だ。