2010/09/17 - 2010/09/23
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nichebkkさん
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旅行に行く場所を決めてから、ガイドブックを買う。
まあ普通ならあたりまえのことなんですが、その真逆の行為からはじまって出かけてしまった街、ナラティワート。
お目当ては安宿からのリバービュー。これだけのために出かけてしまいました。
※デジカメのサイズ設定を間違えてしまい見辛い写真が多いのですが、ご勘弁ください。
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何年か前にブック○フで105円で見つけ、吸い込まれるような写真の美しさに虜になった旅行ガイド「マレー半島・モンスーン・エクスプレス」。
97年の本で情報としては古いし、今本屋で見かけることはほとんど無いので絶版になっているのかもしれませんが、ネタの切り口と圧倒的な写真でいまだ東南アジアガイド白眉の一冊と思います。「指さし会話帳・タイ」の著者加川博之氏が著者に名を連ねてるのに最近気づき、改めて出来の良さに納得したりします。
この本で絶賛されていたのがナラティワートの旅社、その名も
「ナラティワートホテル」。とにかく日の出が絶景なのだとか。
風景自慢の宿とはいえ、110バーツの田舎旅社がどれほどのものか。
ちょっと行ってみました。 -
大都市ハジャイのバスターミナルからロットゥーに乗り込みます。
ナラティワート行きは30分に一本程度。料金150バーツ。そこそこ本数はあるようです。
来たのはピカピカのハイエース。ロットゥー界では一番快適でしょう。 -
ターミナルにいたトラン行きマイクロバス。
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なんとも中途半端なサイズ。いすゞエルフかジャーニーか?よくわかりませんがちょっと乗ってみたかった。
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ナラティワートへの国道42号ははタイ軍の検問だらけでした。15分ごとぐらいにバリケードがあり、歩哨場から車中を軽く覗かれます。
何もやましいことはしていなくても、自動小銃をもった連中と目が合うと、正直落ち着きません。
160キロの道を約3時間でナラティワートの中心部、時計台前に到着。 -
一見古い木造二階家の並ぶ、典型的なタイの穏やかな田舎町です。しかしここはテロ頻発の最南部。
街の端々にはジープに機銃を据え付けて鉄板を張った小型装甲車のようなタイ軍車両が見張っています。
写真を撮りたかったのですが、万が一誤解されると取り返しがつかなくなるので、泣く泣くやめておきました。 -
ムスリムが人口の過半数なのでしょう。あちこちに星と月のマークが見られます。
街を歩く人々も独特の帽子をかぶる男性が多く、イサーンや中部タイばかりに慣れていた私には新鮮です。 -
街の北のはずれには漁港があります。
あまり活気のないナラティワートで一番人が多いのがこの漁港とそのちょっと手前にある市場周辺でした。 -
こんな田舎街に全くそぐわないシトロエンCX。
最近までつかわれてた雰囲気もありますが、パンクしていました。
どんな人間が乗り、だれがあのハイドロを整備していたのでしょうか。興味が尽きません。 -
白亜の建築が目立つタンニョンホテル。
インペリアルができるまでは市内最高級、いまでもなかなか良い雰囲気を醸しています。
それでも一泊800バーツはしなそうです。 -
街を南北に走るバーンナラー川と並行する通り沿いに、ひっそりとたたずむナラティワートホテルを見つけました。
旅行ガイドブックと赤い看板が無ければまず見つけられない、ちっぽけな商家風の建物です。
入口は小さな食堂になっており、フロントが隣接。
ランニングシャツのイケメンな兄さんが対応してくれました。
一泊140B。 -
通り沿いの商家風建築は事務棟のようで、奥に通されます。
宿泊棟(といっても木造)の一階は娼館のようで、見るからにその手のお仕事風のおばさんが珍客の私を興味深そうにのぞきこみます。
そして階段を上った二階部分、ここがお目当ての一般客スペースでした。 -
フロントのイケメンは6部屋ある一般用客室の中でも川沿いの良い部屋をあてがってくれました。
案内された部屋はシンプルそのもの。ベッドと洗面所以外、天井扇風機が標準装備のごくごく普通の旅社です。窓は二面あり快適そのもの。風通し抜群で扇風機不要でした。 -
部屋を出て廊下にで、お目当てのバーンナラー川のリバービューを楽しみます。
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成程、なかなか絶景です。
リバービューを謳うホテルは多いですが、完全に川に張り出したベランダを持つ宿はなかなか少ないのではないでしょうか。
缶ビールを買って夕方はここを楽しむことにしましょう。 -
川と反対側から見た共有スペース。
どことなく船室のような不思議な佇まい。
古いですが綺麗に片づけられ、ここの居心地もとても良いです。140バーツの田舎旅社とは思えぬなかなかのセンスのよさです。
知っている人は知っているのか、本棚には英語地図やパンフに混じり各国語の古本が20冊ほど置いてあり、外人が長逗留していた痕跡がうかがえます。
日本語の文庫本もありました。 -
夕方晩までの時間つぶしに、バーンナラー川沿いを漁村と反対の南側に歩いてみました。
川沿いに遊歩道があり、皆さん適当に夕涼みをしています。 -
夕方、時計台の近くでカオモックカイを食べた後、銀行の並ぶ通りを散歩していた時・・
ピカピカのナンバープレートの無いピックアップが私を追い抜いて目の前で止まり、荷台からわらわらと5人ばかし若者が下りてきました。
彼らの手にはライフル銃、しかも明らかに軍装ではない。遂にゲリラに遭遇してしまったのか?!
正直心臓が止まりそうになったのですが、どうやら彼らは自警団のような民兵のようで、私には何の興味を示すことなく、近くの建物に小走りで入っていきました。
ナラティワートが危険度3であることを感じた瞬間でした。
日が沈めばすることのない田舎町。夜9時には早々と眠りにつきます。 -
そして翌朝6時。早めに目覚め、日の出を堪能することにしました。
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赤い空に川面が反射し、なるほど絶景です。
ただ口を開け茫然と空を眺めるだけです。 -
停泊中の艀の脇を小型の漁船がすりぬけます。
漁師はこの時間から当然のように仕事中のようです。 -
すこしずつ明るくなってきました。
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30分ほどで日も昇り切り、すっかり明るくなりました。
長期逗留したくなるのもわかる気がする見事な日出でした。自分の撮影力がゼロなのが本当に残念です… -
朝7時半過ぎ、ホテルをチェックアウトしてハジャイへ戻ることとしました。
またいつか、平和になった時にゆっくりと来たいと思う静かな町でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nakamasananiwaさん 2010/10/31 11:03:48
- ♪♪♪
- この宿とってもおいら好みで行きたいけれど危なそうですな、やめとこ。
- nichebkkさん からの返信 2010/10/31 23:09:20
- RE: ♪♪♪
- コメントありがとうございます。
15年前のガイドブックの情報と30Bの値上げ以外全く時間が止まっていたホテルですので、5年後くらい、南部の治安が落ち着いてから訪れてもこのまま残ってる気がしますよ。
> この宿とってもおいら好みで行きたいけれど危なそうですな、やめとこ。
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