2010/10/29 - 2010/10/29
606位(同エリア5996件中)
みにくまさん
薬師寺の東塔が間もなく長い解体修理に入ります。予定では平成22年11月から平成30年までとのことで、”世界遺産・古都奈良の文化財”を巡っている私としては、どうしても解体修理前に行っておきたかったのです。
行こう行こうと思っていたのですが、なかなかその機会が無く、結局最後の週末を残すのみとなってしまいましたが、私の拝観を妨害するかのように季節外れの台風が来ていて、週末は雨の予報。仕方なく金曜日の昼間に時間を取って拝観することになりました。
おまけ↓↓↓
http://yaplog.jp/awamoko/archive/239
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薬師寺周辺地図
近鉄西ノ京(にしのきょう)駅から、歩いて数分、距離にして100Mくらいのところに薬師寺はあります。 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
まずは薬師寺の北側にある玄奘三蔵院へ行くことにしました。
ここは現在、「平山郁夫画伯 大唐西域壁画特別公開」が行われています。 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
薬師寺の法相宗の教学である唯識思想をインドに求め、17年物求法の旅を実行した中国の唐代の名僧・玄奘三蔵法師(600〜664)のご頂骨をお祀りした建物です。
命がけのその旅を当山では”不東”として、正面に扁額を掲げ、毎月5日には遺徳の顕彰も行っています。 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
玄奘によってもたらされた経典の数々は約2万巻に及び、そのうちの1335巻の経典の翻訳にも精進され、インド思想を漢字文化圏に広めるために欠かせない訳経の分野においても絶大な功績を残されています。
ご頂骨は昭和19年(1944)に当時の南京政府から全日本仏教教会が分骨を受けた中からの再分骨を受けてお祀りしています。 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
平成3年落慶 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
玄奘三蔵院からみた薬師寺の白鳳伽藍。 -
玄奘三蔵塔(げんじょうさんぞうとう)
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玄奘三蔵塔(げんじょうさんぞうとう)
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玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
玄奘三蔵塔周囲の回廊。 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
玄奘三蔵塔周囲の回廊。 -
玄奘三蔵塔(げんじょうさんぞうとう)
玄奘三蔵塔周囲の床をよく見ると、何やら意味ありげな模様が描かれていました。 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
こんな感じ。
何か意味がありそうですが・・・。 -
玄奘三蔵塔(げんじょうさんぞうとう)
火焔宝珠 -
玄奘三蔵塔(げんじょうさんぞうとう)
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玄奘三蔵塔(げんじょうさんぞうとう)
鬼瓦と火焔宝珠 -
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)
玄奘三蔵塔周囲の回廊。 -
玄奘三蔵院から薬師寺へ
向かう途中で、面白い壁を見つけました。
こちら側の壁の下の方だけ、黒い模様が。ただの汚れとは思えないので、何か意味があるのでしょう。 -
薬師寺
世界遺産 古都奈良の文化財
東大寺
正倉院
興福寺
春日大社
元興寺
⇒薬師寺
唐招提寺
平城宮跡
春日山原始林
ちなみに、法隆寺は古都奈良の文化財という分類には入っていません。法隆寺はそれだけで”法隆寺地域の仏教建造物”として、個別に登録されています。 -
法相宗大本山薬師寺
薬師寺(やくしじ)は、奈良県奈良市西ノ京町に所在する寺院であり、興福寺とともに法相宗の大本山である。
南都七大寺のひとつに数えられる。
本尊は薬師如来、開基(創立者)は天武天皇である。
1998年(平成10年)に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。 -
興楽門
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興楽門
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薬師寺
境内にあった庭園。 -
薬師寺 白鳳伽藍
★ 甦る白鳳伽藍
金堂・西塔などの再建
20世紀半ばまでの薬師寺には、江戸時代後期仮再建(従来は1600年再建説や1676年再建説などもあった)の金堂、講堂が建ち、創建当時の伽藍をしのばせるものは焼け残った東塔だけであった。
1960年代以降、名物管長として知られた高田好胤(たかだこういん)が中心となって写経勧進による白鳳伽藍復興事業が進められ、1976年に金堂が再建されたのをはじめ、西塔、中門、回廊の一部、大講堂などが次々と再建された。
なお、入母屋造だった旧金堂は現在興福寺の仮中金堂として移築され、寄棟造に改造され前部の庇が取り払われるなど、外観を大きく変えて現存している。 -
薬師寺 白鳳伽藍
写真は東塔(左)と金堂(右) -
薬師寺 白鳳伽藍
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金堂 昭和51年再建
金堂は薬師寺縁起によると二重二閣、五間四面、瓦葺の建物で各層に裳階(もこし)をつけた美しい堂で、竜宮造りと呼ばれています。
薬師寺白鳳伽藍は、金堂を初めとして東塔の意匠ですべて統一されています。
また「堂内の荘厳は美をつくし、燈火がなくても金色に光り輝いた」と伝えられています。 -
金堂 昭和51年再建
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金堂 昭和51年再建
金堂と東塔 -
金堂 昭和51年再建
金堂と東塔、別角度から -
金堂 昭和51年再建
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金堂 昭和51年再建
鴟尾(しび)
屋根の一番上(大棟)の両端につける鴟尾。
鴟尾は平城宮大極殿でも恭仁宮大極殿でも出土していませんが、当時、格の高い建物には通常、鴟尾をのせていたので、元々無かったとは考えにくく、金属製だったため、溶かされて再利用されたために残らなかったと考えられます。
(平城宮跡、大極殿にあった鴟尾の説明文より) -
金堂 昭和51年再建
金堂と東塔 -
東塔 国宝 白鳳時代
創建当時から唯一現存する木造建築物です。
もともと2基の塔を備えて築かれた薬師寺は、「薬師寺式」と呼ばれる伽藍配置を有し、残念ながら相対する西塔は470年前の大火で焼失したのですが、昭和56年にお写経勧進により再建されました。
建物には6枚の屋根が見えますが三重塔と呼ばれます。上から数えた偶数階に雨水風から軒先の木組を守護するために「裳階(もこし)」と呼ばれる屋根を配し、それが「凍れる音楽」とも評されるリズミカルな美しさを生み出しています。 -
東塔 国宝 白鳳時代
現在寺に残る建築のうち、奈良時代(天平年間)にさかのぼる唯一のもの。
総高34.1メートル(相輪含む)。日本に現存する江戸時代以前に作られた仏塔としては、東寺五重塔、興福寺五重塔、醍醐寺五重塔に次ぎ、4番目の高さを誇る。 -
東塔 国宝 白鳳時代
★ 東塔特別開扉
この秋から始まる解体修理を前に、東塔初層西面扉を開け外から内陣の天井絵(宝相華文様)等を拝観できるようになっています。
最後の最後ということでか、この扉前には行列ができていました。
私たちもせっかくなので並びましたが、その時間は30分弱。
内陣はチラッと見られるだけ(写真撮影はX)で、見た時間はほんの30秒ほどでした。
扉の前には大きな鏡が置いてあり、下を見ると上部の天井絵が映って見られるようになっていたのですが、これは必要無かったのでは?と感じました。 -
東塔 国宝 白鳳時代
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東塔 国宝 白鳳時代
◎ 相輪
相輪(そうりん)とは、五重塔などの屋根から天に向かって突き出た金属製の部分の総称。
上から順に
宝珠:仏舎利(釈迦の骨)が納められる。
竜車:高貴な者の乗り物
水煙:火炎のデザインだが火事を避けるため水煙とされている。
九輪(宝輪):五智如来と四菩薩を表す。
受花(請花):飾り台。
伏鉢:鉢を伏せた形をした盛り土形の墓、ストゥーパ形。
露盤:伏鉢の土台。
宝珠は仏舎利が納められるため、最も重要とされる。 なお、中心を貫く棒は「擦」(または「刹管」)と呼ばれる。
擦の最下部には「東塔サツ銘」(さつめい、「さつ」の漢字は木扁に「察」)と称される銘文が刻まれており、薬師寺の創建と本尊造立の趣旨が漢文で記されている。
塔の建築年代については飛鳥の本薬師寺から移築されたとする説と、平城京で新たに建てられたとする説とがあったが、『扶桑略記』の記述のとおり、天平2年(730年)に平城京にて新築されたとする説が有力である。 -
東塔 国宝 白鳳時代
◎ 水煙
相輪の水煙部分には、透かし彫りとなった天人の姿が艶やかに舞っており、奈良時代の人々の祈りの心を伝えています。
こちらの写真は望遠レンズで一生懸命撮影し拡大しましたが、どこかにこれと同じもののレプリカが飾られていたみたいです。 -
東塔 国宝 白鳳時代
◎ 六角燈籠
東塔と西塔、さらに中門と金堂の中心に置かれた灯籠。
東大寺の大仏殿前にあった八角燈籠は国宝だったので、こちらのも重要なものかも?と思いましたが、重要文化財ではなかったみたいです。 -
東塔 国宝 白鳳時代
◎ 六角燈籠 -
東塔 国宝 白鳳時代
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西塔 昭和56年再建
東塔と対称的な位置に建つ。
旧塔は享禄元年(1528年)に戦災で焼失し、現在ある塔は1981年に伝統様式・技法で再建されたものである。
デザインは東塔と似ているが、東塔が裳階(もこし)部分を白壁とするのに対し、西塔は同じ箇所に連子窓を設けるなどの違いもある。東塔も元々は連子窓であったが修復で白壁にされた。 -
西塔 昭和56年再建
一見すると東塔に比べ若干高く見えるが、これは1300年の年月の内に、東塔に材木の撓みと基礎の沈下が起きたためであり、再建された西塔はそのような年月の経過を経験していないため、若干高く見えるとのことである。
西塔の再建に当たった文化財保存技術者西岡常一によれば、500年後には西塔も東塔と同じ高さに落ち着く計算とのことである。 -
西塔 昭和56年再建
◎ 西塔内部特別開扉
東塔の特別開扉期間中、西塔の内部も公開されていました。
ただし、1日3回(11時、13時、15時)にそれぞれ30分間だけの開扉です。
私たちは丁度到着したのが15時前だったので、タイミング良く見ることができました(待ち時間0)。 -
西塔 昭和56年再建
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西塔 昭和56年再建
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西塔 昭和56年再建
回廊と西塔 -
西塔 昭和56年再建
中門と西塔 -
西塔 昭和56年再建
回廊と西塔 -
西塔 昭和56年再建
東塔と西塔 -
西塔 昭和56年再建
東塔・西塔・金堂 -
西塔 昭和56年再建
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西塔 昭和56年再建
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薬師三尊像 国宝 白鳳時代
薬師瑠璃光如来
東西両塔に囲まれるように中心を織りなす金堂が昭和51年にお写経のお力をいただき復興され、その内陣には当山ご本尊薬師三尊がお祀りされています。
中央に座する薬師瑠璃光如来、向かって右手に日光菩薩、左手に月光菩薩が配され、日々の私たちの健康を擁護してくださる仏として人々の信仰を集めてきました。
像高は薬師如来254.7センチメートル、日光菩薩317.3センチメートル、月光菩薩315.3センチメートル。
日本の仏像彫刻が、中国・六朝や唐の影響を受けつつ、独自の古典様式を完成した奈良時代の作品のなかでも最高傑作の1つとして古来名高いものです。
お座りになる台座には西はギリシャから始まり、ペルシャ・インド・中国にまつわる文様が刻まれ、7世紀頃のシルクロードを通してもたらされた東西文化交流の証が残されています⇒薬師如来像台座・国宝(レプリカが展示されていましたが、写真を撮ってくるのを忘れました)。 -
イチオシ
薬師三尊像 国宝 白鳳時代
薬師瑠璃光如来
金堂内は撮影禁止なのですが、外から撮影するのは特に問題が無いようです。
望遠レンズで撮りました。 -
薬師三尊像 国宝 白鳳時代
月光菩薩
薬師瑠璃光如来の左右に控える脇侍の両菩薩は、動きのある美しい姿で、理想的な写実美を完成した仏様と言われています。
あたかも今造られたかのような美しい姿は、世界でも最高の仏像と仰がれています。 -
薬師三尊像 国宝 白鳳時代
日光菩薩
両脇侍像は首と腰を軽くひねり、頭部、上半身、下半身がそれぞれ異なった角度を表す「三曲法」と呼ばれるポーズを示す。これはインド・グプタ朝の彫刻様式の影響が、唐時代の中国を経て日本へ伝わったものである。 -
イチオシ
大講堂より
東塔・金堂・西塔
薬師寺を代表するこの3つの建物の全体を、一枚の写真の中に収めようと思ったら恐らくここから撮るしかないのではないでしょうか。
写真の手前、段になっている部分には立ち入りができないので、やっぱり大講堂内から撮影するしかありません。
大講堂内は撮影禁止なのですが、大講堂内から外に向かって写真を撮るならOK、と言われたわけではないですが、みんなこのアングルから写真を撮っていたので大丈夫なのでしょう。 -
大講堂 平成15年再建
正面41m、奥行き20m、高さ17mあり、伽藍最大の建造物です。
講堂が金堂より大きいのは古代伽藍の通則で、これは南都仏教が教学を重んじ講堂に大勢の学僧が参集して経典を講讃したためです。
大講堂の本尊には弥勒三尊像(重要文化財・白鳳時代)、後堂には仏足石・仏足跡歌碑(国宝・天平時代)が安置されております。仏足石の両脇に釈迦十大弟子(中村晋也作)も祀られております。 -
回廊 平成7年再建
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東院堂 国宝 鎌倉時代
東院伽藍は養老年間(717〜723)に吉備内親王が元明天皇の冥福を祈り、発願建立されたものです。
奈良時代の位置は東側(現在の観音池)にあり、南を向いて建てられていましたが、天録4年(973)の火災で焼失、弘安8年(1285)現在の地に建てかえられた、国宝の建物です。
奈良時代は土間が通常ですが、板床を敷き東院禅堂と呼ばれたことを考えると、鎌倉時代には禅の影響があったと思われます。
本尊・聖観音菩薩立像は、白鳳時代の国宝です。 -
東院堂 国宝 鎌倉時代
高く築かれた基壇は水害から建物を守るためとされ、全般に地盤レベルの低い薬師寺の地政学上の難点を克服する工夫がなされています。 -
東院堂 国宝 鎌倉時代
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東院堂 国宝 鎌倉時代
四天王像 鎌倉時代 より増長天像 -
中門 昭和59年再建
中門から見る金堂 -
中門 昭和59年再建
金剛力士像 阿形 -
中門 昭和59年再建
金剛力士像 阿形 -
中門 昭和59年再建
金剛力士像 吽形 -
中門 昭和59年再建
金剛力士像 吽形 -
イチオシ
薬師三尊像 国宝 白鳳時代
薬師瑠璃光如来・日光菩薩
本日一番の写真、頑張ってISO100で撮りました。
トップ写真にしたかったのですが、ちょっとルール的にグレーな被写体なのでやめときました。 -
薬師三尊像 国宝 白鳳時代
月光菩薩・薬師瑠璃光如来・日光菩薩
あまりのシャッタースピードの遅さに、泣く泣くISOを200にして撮ったのですが、やっぱり画像が粗く残念な結果に。おまけにほんのわずかブレています。 -
大伽藍遠景
パンフレットによく載ってる構図。
これ、どこで撮るんだろうと考えてウロウロしていましたが、時間もあまりなかったので、「ええい、面倒だからタクシーの運ちゃんに聞いちゃえ」って感じでタクシーに乗ったら、あっさり連れて行ってくれました。 -
大伽藍遠景
今日は昼間ですが、ここは朝くると綺麗みたいです。
夕陽はイマイチかも? -
イチオシ
大伽藍遠景
★ トップ写真 ★
いろいろあったのですが、一番無難なものにしておきました。
本当は国宝本尊にしたかったのですが・・・。
◎ おしまい
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