『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（９８）アデレード、「食の祭典」。

2010/04/25 - 2010/05/10

オーストラリア大陸は全体的に乾燥地帯で、砂漠の多い土地と思いがちだが、案外そうでもなく、国が広い分、あちこちに緑の原野、農場なども残されている。数日前に見たＢｌｕｅＭｏｕｎｔａｉｎｓなど好例で、見渡す限りの緑の海だった。

このアデレードも市の南北に広大な緑地帯を控えてはいるが、更にその郊外、町からも遥か先に山並を見ることが出来るが、マレー川（Ｍｕｒｒａｙ　Ｒｉｖｅｒ）流域に沿った渓谷は果樹園栽培に適していて、中でもバロッサバレー（Ｂａｒｏｓｓａ　Ｖａｌｌｅｙ）などは、豪州でも１、２を争う有名なワイン産地になっている。

アデレードからはマレー流域の観光を兼ねて、ワイナリー巡りの特別のツアーも出ているが、この地は１９世紀前半（江戸時代末）、ドイツ移民、ルーテル派の人々により、故国ラインの地形に良く似ているとのことで入植が始まり、この丘陵地一帯には５０軒以上のワイン醸造所があるとのことである。

１年に一度の「食の祭典」。そのバロッサバレーからの農業主、ワイナリーがこぞって集まってきている。各出店では、客の呼び声も高く、当店自慢のワインを勧めている。人々は５ドル（約７５０円）で買い求めたワイングラスに赤ワイン、白ワインをなみなみ注いでもらい、芝生に座してひと時の歓談を楽しんでいる。「収穫の秋」。これは将に豪州の「オクトバーフェスト」に違いなかった。

エリア アデレード(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

アデレード中心部は約１．５キロの長さで南北に縦貫するＫｉｎｇ　Ｗｉｌｉａｍ通りを中心に発展し、その北の基点になるのがこの「大橋」。
南の基点はＶｉｃｔｏｒｉａ公園。

Ｋｉｎｇ　Ｗｉｌｌｉａｍ大橋のたもとから眺める街の景観。

欄干の上から眺めるフェスチバル会場の賑わい。

会場では賑やかな食の祭典が繰り広げられています。

１００店以上並んだ出店はどこもいっぱいの人だかり。

特産、バロッサワインのコーナーが特に人気が高いようだ。

周辺農家に限らず、この日に合わせ豪州各地の有名食品メーカーな土出店している。

ワインだけでなく、チーズも好評だ。又、ワインと良くマッチする。

ドイツ人お得意のフランクフルトソーセージ、焼肉などもありました！

人々はここで５ドル支払ってワイングラスを買い、お好みのワインを注いでもらう。飲み終えた後は、グラスは記念に持ち帰る。