〇ボーヌ・シャモニ・アヌシー３日間①　-ボーヌ経由、シャモニ・モンブランへ-

2009/10/12 - 2009/10/14

ブルゴーニュ地方にあるボーヌの街を経由して、
ローヌ・アルプ地方へ旅しました。２泊３日の旅です。

目的はシャモニ・モンブランとアヌシー。
あとフランス人の同僚に勧められたイヴォワールという
小さな街にも立寄って見ました。
この辺はすぐお隣がスイスのジュネーブ、というところ。
よって、食べ物や街の雰囲気もなんとなくスイスに近いです。
フランスは色んな国とまたがっているせいで、本当に同じ
フランスでもカラーがまったく違うので大変面白いです。


まず1日目の今日は、シャモニへ行く前にオテル・デューで有名な
ボーヌ(Beaune)の街へ。そこでオテル・デューを見学。

１０月の平日とあり街は閑散としていて、チラホラと
観光客がいるくらい。
あ、でも日本人観光客を乗せたバスから日本人がタラタラと
降りてゆくのを目にしました。来るんですねぇ、ここまで。

後は、お土産やさんがチラホラあったり。
あとこの地方、名産は赤ワインということで、小さな街のわりには
ワイン屋さんを多く見かけました。
せっかくなので私たちも１本、買って帰りました。


そしてその後、今夜の宿泊地のシャモニ・モンブランまで移動。
ボーヌまでパリから３時間。シャモニまで３時間。
トータル６時間の車の移動となります。


《旅程》

☆10/12　パリ⇒ボーヌ⇒シャモニ【シャモニ泊】

☆10/13　シャモニ⇒イヴォワール⇒アヌシー 【アヌシー泊】

☆10/14　アヌシー⇒パリ

エリア ボーヌ(フランス)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

パリを出て約３時間後、ボーヌの街へ到着。
どんより曇り空です。

車を止めて歩いて中心街へ。
秋模様の街。

以下、ボーヌの街並み・・

この街で見ておきたいHotel Deauもあちら。

噴水のある広場に出ました。
この辺が中心部かなぁ？

閑散としてる・・

ご覧の通り歩いてきた道を見ても、特に
なぁーーーーーーーーんにもありません。
城壁に囲まれたとってもとっても小さな街であります。

やはりこの街にもありました。
フランスでお決まりのメリーゴランド。

特に街には何もないので、そろそろ
Hotel Deau(ホテル・デュー)行ってみようと
思います。

入場料を払ってさっそく中へ。
オテル・デュー(神の館)という意味らしいです。
ここはもと病院。

ここを抜けると・・

中庭とともに、この蛇腹の様な独特な模様の
建物がデーンと見えます。
素敵でした。

「この独特な柄の屋根はもともと中央ヨーロッパに
起源をもつものだったけど、この様式が好まれるにつれ
ブルゴーニュ地方に広まり、この地方の典型的な
様式にされるまでになった」と、説明文にありました。

蛇・・

蛇みたい。。

中ももちろん見学出来きます。
中庭をぐるりと囲むようにいろんな部屋があります。
中へ入って見よう。

もと病院というだけあり病室はもちろん、
祈るための部屋や、縄をかけられたキリストの彫刻、
薬局や厨房もあります。
ところどころ、蝋人形みたいな人形が立っているので
当時の雰囲気が伝わります。

←多くの病人が時を過ごした病室。

当時を再現した絵が。。。
切ないですね。

病室のちょうど奥、上を見上げるとキリストの彫刻。
ここの下がチャペルになってます。
祈ることで救われてたのかな。
精神を安定させたり・・

天井。
やはりここでも天井を見てしまいます。

途中、外へも出れて、
この中庭がどこからでも見えます。

厨房。
うさぎの肉みたいな、何か肉をさばいている感じ。
夫はこういう動物の姿が見れないのであります・・

だからチキンの丸焼きみたいなのもダメ・・

ここはPharmacie。薬局。
薬をここで作っていたのでしょうねー。

薬を入れる瓶たち。

もっといろんな部屋がありますが、
元病院ということで、あまり写真は撮ってません。

オテル・デューはブドウ畑を持っていて、
過去、その収益で無償で病人を看護してきました。
ワインは今も製造されており、売られています。
その売上は建築の修復などに使われているそうです。
←その赤ワイン。
ラベルには"オスピス・ド・ボーヌ"の文字。

さて、この後オテル・デューを出て、お腹すいたので
近くのカフェでパニーニなどを食べる。

そして、せかっくワインの有名なこの地方に来たので、
私たちも1本近くのワインショップで買ってみました。
いろいろあったけど、特にこだわりはなかったので、
上の写真と同じ"Hospices de Beaune"の2006年もの。
息子の生まれた年なので・・35ユーロくらいだったかな、
忘れちゃたけど。年によって値段が若干違います。
出来具合とかで違いますからね〜。


そしてここからさらに3時間(トータル6時間!)の、
目的のシャモニへと向かうとします。

時間はもう夕方。シャモニに着くのは20時前かな。
モンブラン、楽しみだな。

さて、ボーヌを出てシャモニへ向けてひたすら
高速を走ります。
ジュネーブとほぼ同じくらいの距離だから、
あと175キロくらいかぁ・・遠いなぁ。

ミラノまで500キロ。
暇なら行けるね〜。

陽が暮れてきました。

左側はジュネーブ。

130キロで飛ばすこと数時間。
山間をどんどん走る。シャモニへ向けて・・
でもまだ山は見えない。
モンブラン、見えるんだろうか。

途中、ジュネーブ行く方とシャモニへ行く方に
分かれます。シャモニモンブランこっち。
やっとだ・・・モンブランまだ見えない。
大きな山のはずなのに・・

だんだん暗くなって来ています。
でも、ひたすら走る走る走る。
でもまだ見えない・・

と、思ったら・・・

遠くに白い物体が・・・
ボワァ～んと浮かび上がっている・・暗闇に。
「あ、モンブランじゃない？」と夫に言う。
「スゴイね」と夫も。　すごい迫力！

暗闇にうっすらとそこだけ浮かび上がる白い山。
うーん、超不気味です。ほんとに不気味！

写真じゃねー分からないです。あの迫力と感動。
アップにして載せますが、本当は遠くにぼんやり
あそこだけ白い物体。
ほんとにそんな感じで自然のすごさと怖さを感じました。


そのモンブランが見えてきて30分くらいかな、
やっとホテルに到着～。
モンブランが見えるホテルでした。
夜は暗くて撮らなかったので、翌朝撮った写真を
次の②の時に・・。

さて、ホテルに着いて、お腹すいたのでご飯を食べに。
いつものようにホテルのスタッフにこのあたりで
お勧めのレストランを聞いて、そこへ。

←これが教えてもらったレストラン。
　
ホテルからレストランのあるいわゆる一番賑やかな
通りまで歩いて10分くらい。観光シーズンを外れて
いるため通りはガラガラ。夜というのもありシーン。
さ・さ・さ・さみしいぃ。寂しすぎる。
夏の賑やかな時が見てみたい・・
と、思いながら歩いていたらレストラン到着。
山里にあるレストランって感じで雰囲気良いです。　

中がこれまたとてもカワイイ感じでした。
暖かみがあるっていうか、いかにも山小屋風な、
ロッジみたいな感じの。暖炉が似合うような。

外は人少なかったけど、中に入ったら結構なお客さん。

通されたテーブルの後ろから日本語が聞こえてきました。
母娘2人で旅行中と思われる親子。
となりのテーブルにはカナダから来たという観光客、
カナダ人のおばさまたち。
反対側の隣席には地元の、常連客風なおじさまが一人で
ワインを飲んでました。
ニコっと私たちを見て微笑みました。

料理はコースで頼みました。
アントレ・メイン・デザート。

あとワインはこの地方のギャミーというワインを。
このあたりはサヴォア地方と言うのだけど、
そのサヴォア地方で美味しいワインがある、と
フランス人の同僚に夫がいくつか教えてもらって
きていてその一つを。スタッフもお勧めしてました。

←それがコレ。すごく飲みやすかった赤。

夫の前菜。

私の前菜。

奥に見えるのは息子用に頼んだスープ。
かぼちゃのスープだったのだけど、これがまた美味！
スープの上にたんまりとチーズを削ったものが
のっていて濃厚。夫がすごく気に入っていた。

夫のメイン。

私のメイン。牛の煮込み。
ブフ・ブルギニョンとはまた違う感じの。

ストウブの鍋で出てきてましたねー。

料理の名前は記憶も記録もしていないので
全て忘れました・・・。

この後デザートを食べ、満腹〜。

日本のレストランでも子供用にオモチャみたいなのを
くれるところがありますが、ここもそんな感じで
息子に退屈しのぎ用にプレゼントをくれました。
ぬりえセット(ミニクレヨンつき)と、30ピースくらいの
小さなパズルが入ってました。
こういうのって有難いですよね〜。
子供喜ぶしご飯が来るまでの間、もつから。

もし今後シャモニへ行かれる方いらしたらお勧めです。

★レストラン情報★　
Restaurant "La Caleche"
　住所:18 rue Paccard - BP 167 74403 CHAMONIX
　tel : [phone]
　HP: www.restaurant-caleche.com
　　　　　　　　　　　　　　2010/2月現在


お店を出て、また来た道をホテルへと戻ります。
さぁ、とっととお風呂に入って明日のために疲れを
取ろう。パパ、6時間の運転御苦労さま！
(私はこのホテルの暖房にやられ、この後、最終日の
アヌシーでは39度の熱！)

明日は今回の一番のメイン、ミディ展望台へ行く予定。
お天気に左右されるのだけど、大丈夫かな〜。