2010/10/09 - 2010/10/16
89位(同エリア131件中)
メカのりさん
2010年秋、自身四度目のイタリア。
久しぶりの家族全員揃っての海外旅行。
ミラノから始まり、コモ、ジェノヴァ、チンクエ・テッレ、ピサとめぐる旅。
旅行会社に相談しつつ、自分たちで考えたフリープランです。
特にジェノヴァ、チンクエ・テッレは情報が少なすぎて苦労しました。
この旅行記がこれから旅行する人のお役に立てれば幸いです。
三日目は母のたっての希望でコモ湖へと足を伸ばします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝です。本日も快晴。
これはホテルの新しい部屋からの眺め。というか、完全に建物に挟まれて何も見えません。 -
朝食です。昨日とは違う、オシャレな席で食べます。
と、ここで事件が。
街中で水を買うのがめんどくさいので、ビュッフェの水を貰っていこうと言って自前のペットボトルに移していた所、ホテルの人に呼び止められ、止めてくれと注意を受けました。
これが後々、我々に大きく跳ね返ってくるのでした。 -
さて、気を取り直して出発です。
この日は月曜日。昨日までとは打って変わってすごいラッシュです。 -
ドゥオーモ駅でM3線からM1線に乗り換えます。
ここもすごいラッシュ状態! -
そしてここがノルド線という私鉄の出ているカドルナ駅です。自動改札機がいっぱい並んでいてなんだか近代的。
ちなみにコモへは中央駅から国鉄でも行けるのですが、我々はあえてノルド線で行くことにしました。 -
カドルナ駅のホームです。
緑色の列車がカッコいい! -
ノルド線の切符です。記載してある通り3.60ユーロです。しかし日本と比べるとイタリアは交通費が安いですね。
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我々の乗る列車です。
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客車です。クラシカルな車両です。
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約1時間ほど列車に揺られ、着きました、コモ・ラーゴ駅です。湖の街だけあって、やはりミラノよりも空気が寒い!
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来ました、コモ湖です。
キレイですねー。さすが別荘地です。
空気が穏やかです。 -
さぁ、まずは船の時間を調べて先に切符を買ってしまいます。目的地はトレメッツォという街にあるカルロッタ邸。
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これが船のチケットです。一人8.20ユーロですね。
ちなみに、船の往復とカルロッタ邸の入場料がセットになった券もあって、その方がお特らしいのですが、我々は帰りはバスで戻ってくる予定なので、行きだけの券を買います。 -
船が出る時間まで1時間半ほど余裕があったので先にコモの街を散策することにします。
コモには割と古い街並が残っています。 -
まず向かったのは、コモを山の上から見下ろせるケーブルカーの乗り場。
ケーブルカーはだいたい15分間隔で運行しているのですが、我々が着いた時間帯は運悪く30分間隔。しかもちょうど行ったばっかでした。
仕方がないので、ここは後ほどコモに戻って来た時に来るとして、先に街の中を歩くことにします。 -
というわけでまずは街のシンボル、ドゥオーモへ向かいます。コモは小さな街だけど、結構大きな教会です。
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中はこんな感じ。青の差し色がきれいです。
しかし教会にいつもこのアングルで写真を撮ってしまいます。この位置から眺めるのが好きなんです。 -
再び細い路地を散策します。コモには歴史を感じさせる建物がいくつもあります。道を行く人の顔も穏やかです。
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お次はサン・フェデーレ教会です。軽く中を見学します。
でも船の時間が近づいて来たので、そろそろ船着き場のあるカヴール広場へと戻ることにします。 -
戻る途中に野菜や果物を売っている露店がありました。
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広場に着くと、すでに我々が乗る予定の船が着いていました。
我々はお昼ご飯を食べていなかったので、あわてて近くのバールに入ってパニーニ等を買いこみます。 -
そして出航。さらばコモ。
まぁ、また後で戻ってくるんですが。 -
この船は、色々な湖畔の街に停泊しながらゆっくりと湖を進みます。我々の降りるトレメッツォまでは1時間半かかります。
途中の街々もさすが別荘地。きれいな建物がいっぱいです。 -
この船には小さなバール、というか売店もあります。日曜日等にはレストランの付いた船もあって、軽食も食べられるそうです。
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遠くに見える山もきれいです。
しかし、残念ながらこの時期は湖の上は寒すぎる!
そして延々と単調に続くエンジン音がだんだんとツラくなってきます。 -
そうこうしている内にお腹がすいてきたので、先程買ったパニーニ等を食べます。
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船に揺られること1時間半、ようやく目的地のトレメッツォに到着。
正直に言います。この船はあまりお勧めできません。実はこの船の他に水中翼船という高速艇も運行していて、少し割高ですがこちらは半分の45分でトレメッツォまで行きます。最初はゆっくり船の景色を楽しみたいね、と思っていたのですが、エンジン音がうるさ過ぎるのと、さすがに1時間半乗っていると飽きるので、水中翼船の45分くらいがちょうどいいかと思います。 -
さて、気を取り直してトレメッツォです。
船着き場にさっそくカルロッタ邸の案内標識が。
これに従って湖畔の道を歩きます。 -
トレメッツォの街並。とは言っても、船着き場はトレメッツォの外れにあるのでこの辺はあまり賑やかではありません。
実は、どうやらトレメッツォの次の船着き場がカルロッタ邸の真ん前らしいという情報を得ていたのですが、まぁ街並を見ながら歩いたら気持ちいいのではないか、と思ったのですが…。
実際そんなにいい景色でもなかったですね。 -
さて、そんなこんなで分ほど歩いて目的地のカルロッタ邸に到着。
左下に見える緑色の小屋がチケットオフィスです。
入場料は一人8.5ユーロ。シルバー割引もあります。 -
カルロッタ邸正面です。館の中には美術品のコレクションや、当時の調度品などが展示されています。
まずは庭園の散策から。 -
カラフルな色の花がたくさん咲いています。
庭園には色々な種類の植物が植えられています。外国の植物もあり、椿や楓なども植えられていました。 -
入り口で貰える園内の地図を見ると、相当広い敷地なのかと思いきや、実はそんなに広くないのですぐ回ることが出来ます。
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館内は撮影禁止なので、3階のテラスからの眺めを。
これもカルロッタ邸の売りの一つです。
対岸のベッラージオの街も見えます。 -
帰りはバスに乗ります。バスの来る時間はしっかりチェック済み!
ところが、あれ?チケットは?
イタリアでは普通、カフェやバールなどでバスのチケットを買います。しかしこの辺りにはそんなものはない!どうしよう!焦ります。
カルロッタ邸の受付で聞いてみると、バスの運転手から直接買え、と言います。でもそれって出来ないはずじゃ…と思っているとバスが到着。
ダメ元で運転手に聞いてみると、おれは持ってないから次の停留所にあるバールで買え、と。
出た!置いてけぼり!と思いきや、その運転手は、とりあえず今はいいから乗りな!と優しく言ってくれたではありませんか!
なんていい人なんだ!で、次の停留所で無事チケット購入。大幅にバスのダイヤを遅らせながら…。 -
優しいバスの運転手に支えられて、我々は予定通りコモの街に戻ってきました。
そして、先程は時間が合わなくて乗れなかったケーブルカーに乗り込みます。 -
ケーブルカーの窓からの景色。
おー、確かにコモの街が見下ろせてきれいです。
これは期待できますね。 -
7分程で頂上の駅に着きます。
駅の前は小さな広場になっていてケーブルカーの歯車のモニュメントがおかれています。他には小さな土産物屋とバールがあるのみ。 -
そして、駅周辺からの風景はこんな感じ。
木々と建物で全く下が見下ろせません。
それもそのはず。この終着駅は、ブルナーテという一つの街。普通に現地の人が暮らしているのです。
なので観光地という感じは全くしません。 -
しかもこの駅は山の頂上な訳ではありません。
山頂まではだいぶ歩いて登らないと行けない様子。
せめて、あの上の方に見える灯台まで行けば眺めもいいかもしれませんが、残念ながら時間がないので諦めます。 -
仕方がないので、この教会だけ見学して降りることにしました。
しかし、ケーブルカーの駅に近づくにつれて、僕の頭に一つの考えが浮かびます。上に登ってみるんじゃなく、少し下ってみたらどうだろう、と。 -
すると僕の勘が当たります。
絶好の見晴らしポイントを見つけました。
コモの街が一望できます。
ここは、ケーブルカーの駅の下の出口を出てすぐにあるバールの脇の車道を少し下った所にあります。
他にも数人の観光客が写真を撮っていました。 -
そんなこんなでコモの日帰り観光は終了。
帰りもノルド線に乗ってミラノに帰ります。 -
帰りは行きと違い、近代的な車両でした。
-
1時間ほど電車に揺られ、またドゥオーモ広場に帰ってきます。
ガッレリアがライトアップされてきれいです。 -
少し時間があったので母の買い物につきあいます。
その途中、こんなものを見つけました。
これ、全部お菓子なんです。 -
買い物の後は、夕食を食べる店を探してうろうろします。
昨晩、カツレツとオッソ・ブーコを食べたので、ミラノ風ピッツァが食べたいと思い、ピッツェリアを探します。せっかくだからリストランテにあるピッツァではなく、ピッツェリアで食べたいと思いました。
そしてたどり着いたのがここ。 -
このお店の名前はジェンナーロ・エ・リンダ。
とにかくピッツァがデカい! -
左上がアスパラのピッツァ、右上がクワトロ・フォルマッジ、左下がデル・ノンノというタマネギのピッツァ、右下がマリナーラです。
味は、正直マズくはないけどすごいウマくはなかったです。ナポリで食べたダ・ミケーレのような衝撃はありませんでした。値段は良心的で平均7ユーロ。 -
これでこの日の行程は全て終了。最後は夜のドゥオーモを見てホテルへ帰着。
コモ湖観光に関してのまとめ。
湖の移動は水中翼船で。
カルロッタ邸は、他に行く場所が無ければ行ってもいいぐらいなスポットでした。
ケーブルカーも正直お勧めしません。これも「時間に余裕があったら」ぐらいでいいのではないでしょうか。
コモは街の中を歩いた方がよっぽど楽しいかもしれませんね。
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