のんびり見仏＠滋賀　歴史民族資料館①

2010/05/14 - 2010/05/14

仏マニアでなくとも知れた？国宝のあの十一面観音さまがおられる渡岸寺の隣には歴史民族資料館があります。

たびたび、こちらにはお堂の修理やら何やらで秘仏の仏様が一時避難場所として御滞在されることがあるんです。

新聞に、今回は湖北の埋もれた秘仏がご滞在中との記事が・・・
初公開ということでやってきました。

エリア 浅井・湖北・高月(滋賀)

今回、滞在されている方はお二人＾＾

お一人目は、長浜市の青名地区在住の大日如来坐像

面長で優しい表情をした如来様
宝冠がとってもおしゃれ

ゆるい感じの大日如来様で、結んだ智拳印もゆるめだなぁ

どっしりと安定感があって、どちらかと言うと男性的

平安時代後期の作だそうです

もうお一人は、北を守護する毘沙門天さま

非常にバランスがよく鮮やかな色彩が見事に残っていてとても綺麗。
もちろん、たくましい武神らしく眉間にしわをよせた厳しい眼差しと、ぎゅっと結んだ口が男らしく頼りがいがありそうです＾＾

うぅ〜ん、勇ましい！！

足元はしっかり邪鬼の指定席

邪鬼好きの私としてはついつい視線が足元に・・・
おどけた感じがとってもユーモラス

この赤い邪鬼さん、安定感良さそうで、毘沙門天も満足そう＾＾
乗り心地如何ですか？

江戸時代の作

最後に、資料館に常時いらっしゃるお方で是非ご紹介したいお方がおられます。

厳しい修行のために骨と皮だけになってしまった釈迦苦行像

痛々しい程のお姿ですがなぜか釘付けになってしまいます。

皆さんも、是非歴史民族資料館にも足を運んでみてくださいね
私、決して資料館の回し者ではございません（笑）

まだまだ秘仏が眠っていそうな湖北
新聞記事は要チェックです♪