『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（８７）グレネルグの浜辺。

2010/04/25 - 2010/05/10

ドイツ語かオランダ語か英語にはないような地名のGlenelg.　この弓なりの浜辺は、３日前に見たシドニーManlyの浜辺のように広く、大きく広がっているが、人の数は圧倒的に少ない。ほんの数日の違いで、Manlyの浜辺ではまだ真夏の賑わいを見せていたが、ここアデレード郊外のグレネルグの浜辺はもう既に夏も終わり、閑散とした浜辺には、早くも秋の気配が漂っていた。

確かに緯度の違い、シドニーは寄り赤道に近く、アデレードは寄り南極に近い。この間、１０００キロも離れていれば、東京と九州、奄美程の違いもあり、肌には感じないが、日中の気温もかなり違っているのだろう。

静かな浜辺には、泳いでいる人の姿は全く見えず、シドニー湾ではあれ程沢山見たヨットの帆掛けも全く見えない。代わりに、一人用の競技ボート、これを英語で何と呼ぶか知らないが、数艘静かな海面を移動していた。そう移動、水スマシのように音もなく、スーっと、移動していた。

多分湘南の海ではこの水スマシに代わって、一人用のウインドサーフィンが海上を賑わし、ロスのマリブではサーファーが洋上を賑わしているに違いない。確かにヨットは豪華、豪勢ではあるが、こうした個人の趣味の世界も、その土地、地域によって様々は表情を見せているに違いない。

労働の美徳とレジャーの多様性。この二つは現代人が生きる為の不可欠の要素であるに違いない。豪州を旅行し、あちこちで色々な遊び、レジャーを見るにつけ、そう思えてきた。

エリア アデレード(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

アデレードの郊外Glenelgには幅広の砂浜がずっと続いていた。

浜辺は清掃されてはいないが、ゴミもなく、海草を集める人もなく、波のみが静かに打ち寄せていた。

浜辺で海鳥と戯れるご婦人。

浜辺近くに住む人の散歩姿も多くみっれた。

海辺に面して、住宅を持つことは号主人にとって理想の一つかも知れない。

遠くに一人用ボート、カタラマンじゃない、・・何て言ったか・・、幾つも見えた。

空港が近く、時々飛行機が真上の上空を飛んでいく。

子の浜辺ではヨットよりも一人用ボートの方が主流のようだ。

何か競技でもやっているのだろうか・・

釣り人用に魚の種類、大きさなどの案内版も出ている。