2010/10/02 - 2010/10/09
3位(同エリア4件中)
shioriさん
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月刊マリンダイビング7月号で募集していたパプアニューギニア読者レポーターに当選して、トゥフィに行ってきた。
この旅行記では、トゥフィへの道と、リゾート、ヴィレッジ・ツアーなどの陸上でのことを綴ってみようと思う。
37人乗りのDash 8 を Airline PNG が週3便運航しているのが、このトゥフィへの唯一のアクセス。
秘境と言われるパプアニューギニアの中でもさらに磨きがかかった秘境中の秘境。
ネットで調べていたら、トゥフィは非常に雨が多く、乾季でも月の半分位は雨が降る日もあるという情報が。。。。。
そして、天気予報ではT-stormなんて物騒な文字がでていて、出発前は不安が募る。。。。
でも、蓋を開けてみれば、夜の間、雨が降ることはあっても、朝には上がっていて、一本目のダイビングをするころには、曇り〜晴れ。
お天気にも恵まれた。
事前情報も少ない中、現地で飛び込みで勧められた通りに行動して、結果、すごく楽しかった♪♪そんな旅になった。
たまにはこういう計画も情報もなく、ただ成り行き任せ、それも旅の醍醐味なのかなと思った日々だった。
ゆっくりと時が流れて、地元の人の笑顔に癒された。
自給自足が成り立った海の幸豊かな土地で、日本人やたぶん先進国といわれる国々が失ってしまった本当の心の豊かさや幸せというものを人々が持つ場所なんじゃないかなと感じた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- その他
-
ポートモレスビーとトゥフィを結ぶ便は、なにもかも初めてづくしの新鮮な体験。
秘境へ行く!!という気分を盛り上げてくれる。
経由地のポポンデッタを発ってしばらくするとフィヨルドの海にでる。
フィヨルドと呼んでいるが、熱帯の国に氷河があるわけもなく、火山活動による地形だが、見た目がフィヨルドにそっくりなので、そう呼んでいるのだそう。
機内サービスもなく、セーフティ・インストラクションもCAさんの地声、帰りは座席指定もなく、先着順の自由席。
コックピットも離陸直前まで客席から見えているし、経由地では、パイロットも乗客と同じ出入り口から、出たり入ったりで休憩を。
荷物の確認を頼まれたCAさんが客席の最後尾の列の後ろの壁を開くとそこは貨物室。
行きも帰りも旋回の都合で、左側の窓からフィヨルドやリゾートの景色が臨めたため、可能であれば、Aの座席を確保すると景観を楽しめる。
フィヨルドを眺めていると、ほどなく、あれっと驚くほどシンプルな空港が眼下に現れ、飛行機は着陸態勢へと移っていく。 -
滑走路とサゴヤシ葺きの待合室。
これがトゥフィ空港の全容だ。
これでも、2009年にこの Dash 8 の就航に合わせて拡張工事をしたそうで、それまでは18人乗りのツインオッターが運行していて、滑走路も今より急な斜面な上に短く、ただの草原に降り立つといったような感じだったらしい。
飛行機を降りると、Diving Shop Manager の Matt さんと日本人ガイドのゆうこさんが出迎えてくれた。
リゾートまでは車で2分。
滑走路の角を超え、広場を抜ければ、到着。 -
トゥフィ・ダイブリゾートの入り口。
トゥフィは安全な土地でリゾートの周りやダイビングショップまでの道のりなどは、個人で歩き回っても問題ないくらい安全ということだが、この入り口に至る前のゲートはしっかりと閉じられ、スタッフ常駐。
そして、ここから先はホントに楽園。
のどかで平和なリゾートがフィヨルドを見下ろす風光明媚な高台に建っている。
ゲストは、地の利かオーストラリア人が多く、他も欧米人がほとんど。
日本人は年間50−60人位しか訪れないとのこと。 -
お部屋の入り口にはこんなかわいいウェルカムメッセージが♪
-
お部屋の中はこんな感じ。
毎日、ベッドサイドテーブルのハイビスカスも新しいお花にしてくれたし、夕食に行っている間に蚊帳を張って、快適に眠れるように準備してくれた。
バスタブはなく、シャワーのみだが、お湯の出は豊富で不自由は感じない。
テレビは、メインビルディングのライブラリーエリアにあるし、インターネットも一週間200キナ、一日50キナでアクセスカードを買えるけど、ぜんぜん見たいとは思わなかった。
リゾートの雰囲気と、日々のダイビングで満たされて、外部からの情報は全くなくても少しもストレスにならない。 -
メインビルディング。
レセプション、レストラン、バー、売店、そして、なんと、Airline PNG のチェックインカウンターがある。
テラス席のレストランは雰囲気抜群。
ただし、蚊が多いのが玉に傷。。。。。
席毎に蚊取り線香を足元に置いてくれるので、さほどひどい被害にはならないが、マラリア危険地域ではあるので、対策は万全に備えて。 -
バーは、5pmからの Happy Hour には、食前酒を求めるゲストでにぎわう。
食事の際のアルコールなどの飲み物もここで準備される。
写真の左右に見られる SP, South Pacific はパプアニューギニア産のビール。
日本からのニューギニア航空の機内でも飲めるが、あっさりとした味で、結構、おいしい(3.5キナ)。
オーストラリア産を中心にワインリストも充実している。 -
バーのテラス席。
装飾品も南国ムードで、リゾート感を高める。 -
Airline PNG のトゥフィオフィス兼チェックインカウンター。
ここでは、計量をしないらしく、行きの搭乗券に記載された重量が、そのまま帰りの搭乗券にも転記されてた。
国内線は通常、機内預け荷物が15kgのところ、ダイバーは+15kg総計30kgまで可。
このサービスは、器材やカメラで重量が気になるダイバーにはうれしい♪
手荷物は4kgまで。 -
180℃がフィヨルドに面したリゾートでは、プールの奥にもフィヨルドの海が見える。
緑豊かで、見たことのない蝶やトンボが飛んでいたりする。
プールの奥に見えるのは、フィヨルド越しに外洋まで臨むことができる東屋。 -
部屋からフィヨルドを臨む。
朝早い時間帯は、雲が多い。 -
フィヨルドからダイブショップとお部屋を臨む。
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フィヨルドを見下ろす共有スペースは夜になるとライトアップされる。
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“ダイブ”リゾートだけに、消火器もタンク!?!?
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食事を知らせるベルもタンク。
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朝食は、シリアル、フルーツ、マフィン、トーストなどのコンチネンタル。
追加で、ホットケーキ、フレンチトースト、卵料理などを注文することもできる。 -
ワンプレートランチで、メインとなる肉・魚料理に、麺、ポテト、ご飯等の主食とサラダがついた日替わりメニュー。
この日は白身魚のフリッター、フライドポテト、サラダ。 -
ランチ・ディナー時のフレッシュココナツジュースは事前予約で無料。
近くでとってきて、冷蔵庫で冷やしたものをサービスしてくれる。 -
ディナーは3コースメニュー。
毎日、掲示板に記入される。
スターターとメインでほぼお腹いっぱい!!
全般的に魚介類のお料理はおいしくて、お肉はいまひとつ。
デザートもしっかりつくのだけど、ちょっと日本人には甘すぎるかも。。。。。。
付け合わせのアイスクリームはコクがあっておいしい。 -
この日のメインはロブスターのグリル。
香ばしくておいしかった♪ -
リゾート内にはこんなかわいいペットも飼われてる。
カスカスという有袋類。
前足は気に登りやすいように鋭いかぎ型の爪が生えていて、尻尾は木に巻きついて体を支えたりするので、とても強力で直径5センチ程度の枝なら折れるほどの力があるのだそう。
夜行性で、昼間は動きもゆっくりしている。
スタッフのガイダンスのもと、カスカスを撫でたり、抱いたりすることができる。
爪対策で、専用のトレーナーを服の上に羽織って行う。
よだれも結構すごいので、要注意!?!? -
鋭い爪は持っていても、カスカスは草食でとてもおとなしい。
大好物はハイビスカスの花。
リゾートのそこここに咲き乱れているので、スタッフのガイダンスの元で、ハイビスカスを食べさせることもできる。
通常の食事は夕方で、薄く淹れた紅茶を飲んで、シリアルを食べる。
夜は少し活発になって、小屋の中を飛び回ったりして遊んでいる。 -
ペットのワラビー。
この時は庭の新芽をおいしそうに食べてた。
かなりのいたずらっ子ちゃんで、メインビルディングの奥深く、厨房の入り口まで入り込んで、餌をおねだりしてはスタッフに怒られていた。
放し飼いになっているので、リゾート内のいろいろなところで遭遇する。
一番印象的だったのは、ある朝、目覚めて窓を開けたら目が合って、朝の柔らかな日差しと静寂な空気をシェアするという新鮮な体験をしたこと。
でも、部屋から出てみたら、親近感を感じてくれちゃったのか、どんどん近づいてきて、スタッフから蹴られたりすると危険だから、あまり近寄りすぎないようにと言われたのを思い出して、思わず後ずさりしちゃった。。。。。 -
ペットのオウム。
慣れるとよくしゃべるらしい。 -
フィヨルドの村の中心地であるトゥフィでは、毎日、マーケットが開かれている。
そこをめがけて、それぞれのフィヨルドにある小さな村々から、マーケットで売り買いする物資を乗せて、人々がやってくる。
交通手段はやはりカヌー。
釣りにでるのもカヌー。
漁師さんたちは、朝早くから、近海で釣り餌となる小魚をとり、十分な釣り餌を獲ったところで、外洋へと漕ぎ出し、大物を狙う。
ダイビングボートで40分ほどのポイントの近くはいい漁場でもあるが、手漕ぎカヌーだと2時間半位はかかるらしい。
大変な苦労だなと思うが、漁師の顔はみな明るい。
ダイビングボートとすれ違うと、皆笑顔で手を振る。
せっかく外洋に出てもダイバーがいたら、釣果があがらないのではないかと心配になるが、そうでもないらしい。
潮の流れとダイバーの泡を見て、魚の群れの進む方向を読むのだとか。 -
今頃からは、魚影が濃くなる時期で、スパニッシュ・マックル(サバの一種)、ヨコシマサワラ、ツムブリなどが群れをなす時期で、水中ではこれらの群れを、海面では漁師を目撃したポイントも少なくはない。
これらの魚の買い付けにポートモレスビーから船が来ていた。 -
ダイビングの時も、ツアーの時も、リゾートのあるフィヨルドから出る時は、いつも「Tufi」の文字がお見送り&お出迎え。
-
最終日はダイビングができないので、ヴィレッジ・ツアーへ。
ジェッティからボートで送ってもらい、マクラーレンハーバーというフィヨルドの入江でお迎えのカヌーに乗換。
お迎えに来てくれたのは、今日お邪魔する村の村長さんとあどけなさの残る2人の息子さんたち。 -
マングローブの林の中のフィヨルドを進む。
それぞれのフィヨルドに持ち主がいて、サゴヤシや生活に有益な植物や土地の管理をしている。
サゴヤシは、幹の外側の堅い部分は家の床のフローリングや壁、葉は乾燥させて屋根葺きに、中身の柔らかい部分から粉を精白して食料にと、捨てる場所のない有益な植物。サゴヤシ所有の有無で、土地の価値と所有者の裕福さが決まる。
村に近づくとカヌーを降りて、熱帯雨林の中を歩く。
派手な色の甲虫や細くて青いトンボ、色とりどりの蝶など、始めて見る虫たちがたくさん。
虫は苦手だけど、色彩の妙にしばし見入ることも。 -
タコの木のようなもので、利用方法の説明と実演。
この木は、茎の繊維で釣り糸や伝統工芸品のタパクロスをつくり、樹液は咳止めの薬になるという有益な木。
まずは、茎を一本とって、繊維をより分ける。
とても丈夫な繊維だが、2−3本を縒り合せて使うことが多いそう。
釣り糸として、10ヶ月くらいは持つというから驚きだ。
次に、空中にでている根の先端をカップのようにもぎ取ると、底の部分に樹液が溜まっている。
これが苦くて決しておいしいものではないが、医療技術が進んでいない時代から受け継がれた咳止め薬で多少のことなら、これで完治してしまうらしい。 -
村の催事場、このツアーでデモンストレーションを見せてもらう会場につくと、植物の茎と花でつくったゲートに民族衣装で着飾ったかわいらしい子供たちのお出迎え。
ちょっと恥ずかしそうにはにかんだ無邪気な笑顔に癒される。 -
メインの刺青のデモンストレーション。
このあたりの文化では女性の顔にたくさん刺青が入っているほど美人なのだ。
村によって、伝統的な模様が受け継がれていて、刺青の模様の入れ方を見ると、この地方の人ならば、どこの村の人かがわかる。
女性は成長すると顔に刺青をいれはじめ、顔全体に刺青を刺し終えた頃、生れた村から離れて人生のパートナーを探すことができる自由を手に入れることになる。 -
刺青は二枚貝の殻に石炭を溶いた黒い液体で、まず顔に模様を描き、その上をさらにその液体をつけたレモンのとげを用いた道具で肌に刺しいれていくことで定着させる。
石炭と血液と樹液とが化学反応を起こし定着を進めるらしい。見た目にもとても痛そうで恐い。
とはいえ、男性が家事や労働の全てを担い、女性は子供と遊んで暮らすという文化、後天的な要素で美人となれるなら、意外と平等かも?と思う反面、生れた家の貧富で刺青の量や質が変わって、美醜が左右されるなら、この社会においても、貧富の相続という負のスパイラルも生じるのだろうか?など疑問もわいてくる。 -
サゴヤシの中身から粉を精製するデモンストレーション。
外側の堅い部分をほかの用途に切り取った後の中身を細かく切り潰して、サゴヤシの葉で作った精製機で水に濾して沈殿した粉だけを取り出して乾燥させる。
そして、この粉を練って油であげるとサクサクというこの国の主食のひとつとなる。 -
こういったフィヨルドの村々は自給自足の生活が成り立っていて、必要なものはすべて現地で調達でき、たまに外の世界に買い物にいっても、村に買って帰るのは、シャンプーと石鹸位のものだと村長はいう。
参加者のイギリス人の「発展のために開発援助を受けるとしたら」という質問に、「ほしいものはなにもない。強いて言えば、水のタンクと子供の教育。」と村長は回答した。
水産資源が豊かで、魚やマングローブガニ、ロブスターを常食とする彼らに開発が必要なのだろうか?とふと思う。
この土地には私たちが日常生活の中で忘れてしまった本当の豊かさがあるように感じた。
温暖な気候と、豊かな食と自然、生活の不安がなく、満ち足りているから、欲がない。
大人も子供も幸せだから笑顔がこぼれる。
私たちが失ってしまったものがここにはあるようだ。
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