Biotechnika見学 in Hannover

2010/10/04 - 2010/10/08

Hannoverで行われたBitechnika（Expo）の見学記録です。日本では幕張の分析展が有名ですが、海外での参加は初めてでした。ついでにいつも通り観光もしました。

エリア ハノーバー(ドイツ)

• 旅行の満足度: 3.0

Biotechnikaの会場です。中央駅から電車で向かう。余談だがかつての（PhD学生時代の）知り合いとばったり鉢合わせ。ちょっと驚き。

Main Hall。ここが企業の展示、ポスターの会場。

同じくMain Hallの様子。

粉を正確に測るための天秤。10マイクログラムまで可能だとか。

横から見た図。Bottleをいちいち取り出さなくても自動的に粉を入れることが可能。便利です。私の研究室にも一つ欲しいが結構高い。

バクテリアや藻類の培養装置。Bioreactorという。Biotechnikaでもかなり多くの企業が出品していた。

操作はすべてこんな感じ。リアルタイムで温度だけでなく糖濃度なども記録できる。

Biotechnikaでもう一つ目立っていたのはロボット操作。簡単なピペットや単純作業はこれからはすべてロボットがやるのだろう。研究者は自分がやれることをかなり真剣に考えなくてはいけない。自動化によりスピードが増すためますます何をやるかが大事になってきた。写真のロボットアームは三菱製。

3つ目の新しい潮流はチップである。一つのチップにHPLCなどの装置が丸ごと入っているような（ちょっと大げさだが）レベルだ。もちろん数年前からExpoでは見ていたが、このBiotechnikaでの展示数は激増したように感じた。チップの委託会社も充実するのは時間の問題だと思う。

チップの研究はこの写真の研究所が有名。

チップの説明１

チップの説明２

チップの説明３

正確に一つ一つ穴をあける機械。日本にももちろんありますが、こうした機械が科学実験のExpo展示、それも生物学系で目玉商品のように出品されるのは時代の流れかと思う。

そのほかこんな展示”バス”も？

会場でのドリンク。下には青いものがあるため、混ぜると緑色になる。ただでした。

今回のBitechnika参加が無料だったのは写真の女性がチケットをくれたから。普通は入場だけで数百ユーロする。彼女はライプニッツ大学（ハノ‐バにある）のスタッフ。シクラメンを研究している。

で、こちらの方は彼氏（多分近々旦那になる）。彼は植物病理学の研究をしている。

ライプニッツ大学本校舎。

校舎の写真Part2

ライプニッツ大学本校舎は綺麗だが生物学系の校舎は植物園（写真）の隣。あまり綺麗でないので写真は撮影しなかった。一方植物園は広く綺麗だ。ランの展示も見事。

植物園の様子１

植物園の様子２

植物園の様子３

植物園の様子４

植物園の様子５
ランの展示です。

植物園の様子６

植物園の様子７
黄金の門

植物園の様子８
ウィーンのシューンブルン宮殿の庭みたいだ。

植物園の様子９

植物園の様子１０

植物園の様子１１

植物園の様子１２

植物園の様子１３我が家にも欲しい黄金の像？

さてここは中央駅。銅像はErnst Augustである。

中央駅２

駅周辺。ドイツの前首相はハノ‐バがおひざ元だそうだが、あいにく会見かける機会はなかった、、。

オペラ座

市庁舎。かなり古いブリックゴシックスタイル。ハノ‐バがハンザ同盟に入り、自治権を与えられて以来のしろもの。

隣にある教会。

駅周辺の様子１

駅周辺の様子２

駅周辺の様子３

近くの喫茶。

トラムの駅ですが、別に阪神ファンだとか、工事中だとかいうわけではありません。

これは新聞社。

廃墟？2次大戦の爆撃から何とか生き延びた建物だそうだ。

ここからは歴史博物館。ロココ様式が多い。

金食器

銀細工。

ハノ‐バのヒーロー、ライプニッツ。数学の微分積分で有名だが、彼はもともと法学者として活躍するはずだったとか。

夜の中心部の様子。写真のど真ん中で黒いジャンバーを着て後ろを向き電話しているスキンヘッドのおじさんはハノ‐バのサッカーチームの監督という”有名人”逃げるようにして酒場に消える寸前を激写した。

ついでに行った獣医学歴史博物館。といっても専門学校の敷地内で部屋はわずか2‐3．すべてドイツ語の説明である。写真はかなり古い馬の解剖図。

何か痛そうな機具がある。

精子を取って保存するという説明

馬の歯の治療機具らしい。

注射器らしい。かなり古い。