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この山の麓、ローヌの谷を南から見下ろす高台にあってビーチホルンと正対する村、ウンターベハ(Unterbaech)は、ヴァリス州のハイキング基地として理想的なだけでなく、隠れたスイスのリゾート地としてもお勧めです。私の滞在した回数では4度と一番多いですし、今後も滞在したい村です。(この村については、いつか別途ご紹介します)<br />しかし、これまでは、北に聳えるビーチホルンばかり眺めていて、村の南にあるこの裏山へ登ろうなどとは考えもしませんでした。<br />山容は稜線上の突起のようで今一なのに登るとなると標高差がしっかり1,000Mもあるからです。<br /><br />今年は残雪の多い6月のハイキングということで標高2,000M程度の場所が中心とせざるを得ませんでしたが、幸いにも、この山は初心者には危険な雪面のトラバース無しに登れそうでしたので、標高が2,500M以上ながら例外的に組み入れることにしました。<br /><br />本当は、この山の南にあるシクナルホルン(Signalhorn 2911M)も視野にエルギッシュアルプホルンとの鞍部を目指していたのですが、標高2,400M以上では、トレイルが消えており、残雪を避けながらの自然歩行を強いられたこともあって南にそれ、エルギッシュアルプホルンの頂上に近い稜線に出ました。鞍部からは100M余りの登りで頂上に達するとはいえ、疲れてしまってシクナルホルンは諦めました。<br />それでもハイキングのスタート地点ブラント(Brand)は1,595Mですから、途中のアップ・ダウンはほとんど無いとはいえ標高差は1,250Mでこの年最大でした。<br />

66 エルギッシュアルプホルン Ergischalphorn 2,849M

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2010/06/24 - 2010/06/24

144位(同エリア507件中)

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いぶれす

いぶれすさん

この山の麓、ローヌの谷を南から見下ろす高台にあってビーチホルンと正対する村、ウンターベハ(Unterbaech)は、ヴァリス州のハイキング基地として理想的なだけでなく、隠れたスイスのリゾート地としてもお勧めです。私の滞在した回数では4度と一番多いですし、今後も滞在したい村です。(この村については、いつか別途ご紹介します)
しかし、これまでは、北に聳えるビーチホルンばかり眺めていて、村の南にあるこの裏山へ登ろうなどとは考えもしませんでした。
山容は稜線上の突起のようで今一なのに登るとなると標高差がしっかり1,000Mもあるからです。

今年は残雪の多い6月のハイキングということで標高2,000M程度の場所が中心とせざるを得ませんでしたが、幸いにも、この山は初心者には危険な雪面のトラバース無しに登れそうでしたので、標高が2,500M以上ながら例外的に組み入れることにしました。

本当は、この山の南にあるシクナルホルン(Signalhorn 2911M)も視野にエルギッシュアルプホルンとの鞍部を目指していたのですが、標高2,400M以上では、トレイルが消えており、残雪を避けながらの自然歩行を強いられたこともあって南にそれ、エルギッシュアルプホルンの頂上に近い稜線に出ました。鞍部からは100M余りの登りで頂上に達するとはいえ、疲れてしまってシクナルホルンは諦めました。
それでもハイキングのスタート地点ブラント(Brand)は1,595Mですから、途中のアップ・ダウンはほとんど無いとはいえ標高差は1,250Mでこの年最大でした。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

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  • ウンターベハへの最寄の鉄道駅はフィスプとシエールの間に位置し、普通列車しか停車しないラロン(Raron)です。エルギッシュアルプホルンは、この縮尺ですと名前が表記されていません。赤で示したコースの一番南がそのピークです。

    ウンターベハへの最寄の鉄道駅はフィスプとシエールの間に位置し、普通列車しか停車しないラロン(Raron)です。エルギッシュアルプホルンは、この縮尺ですと名前が表記されていません。赤で示したコースの一番南がそのピークです。

  • ブラントに到着。ビーチホルンがくっきりと。

    ブラントに到着。ビーチホルンがくっきりと。

  • ビーチホルンのズーム

    ビーチホルンのズーム

  • こちらはその西、バルムホルンです。

    こちらはその西、バルムホルンです。

  • さらに西。山の名前はわかりません。

    さらに西。山の名前はわかりません。

  • 1時間余りは、ビーチホルンを眺めながら車も通れる広い道を進みます。

    1時間余りは、ビーチホルンを眺めながら車も通れる広い道を進みます。

  • 東側。 マーハ(March)。 アウクシュトボルトホルンへ登った際、このピーク近くを通りました。

    東側。 マーハ(March)。 アウクシュトボルトホルンへ登った際、このピーク近くを通りました。

  • これは、農家ではなく別荘のような造りでした。あまりのロケーションの良さに思わず一枚。

    これは、農家ではなく別荘のような造りでした。あまりのロケーションの良さに思わず一枚。

  • レッチェンタール北側の山々。

    レッチェンタール北側の山々。

  • 東側。中央やや左にモンテ・レオーネ

    東側。中央やや左にモンテ・レオーネ

  • ウンデリ・アイショールアルプ(Underi-Eischollalp 1,870M)に1時間10分かかって到着。ここからが、本格的な登りになります。地図では、周回コースの終点に当たります。

    ウンデリ・アイショールアルプ(Underi-Eischollalp 1,870M)に1時間10分かかって到着。ここからが、本格的な登りになります。地図では、周回コースの終点に当たります。

  • 以前に、このウンデリ・アイショールアルプまでは散歩で来たことがありますので、同じ場所から撮ってみました。

    以前に、このウンデリ・アイショールアルプまでは散歩で来たことがありますので、同じ場所から撮ってみました。

  • 中央の谷は、レッチェンタールです。

    中央の谷は、レッチェンタールです。

  • 右端のマーハから続くマーハグラート。アウクシュトボルトホルンへ登った際は、ここを歩きました。

    右端のマーハから続くマーハグラート。アウクシュトボルトホルンへ登った際は、ここを歩きました。

  • 画面中央にモンテ・レオーネ。かなりクッキリ見えるようになりました。

    画面中央にモンテ・レオーネ。かなりクッキリ見えるようになりました。

  • これも同じ側です。左端にモンテ・レオーネ、右端の奥に見えるのが2008年に登ったアウクシュトボルトホルンです。<br />写真は、少ないのですが、そのリンクです。<br />http://4travel.jp/traveler/iburesu/album/10388795/<br />

    これも同じ側です。左端にモンテ・レオーネ、右端の奥に見えるのが2008年に登ったアウクシュトボルトホルンです。
    写真は、少ないのですが、そのリンクです。
    http://4travel.jp/traveler/iburesu/album/10388795/

  • 登山道になりましたが、トレイルは、明瞭であり、この通りトレイルの標識も随所にあります。

    登山道になりましたが、トレイルは、明瞭であり、この通りトレイルの標識も随所にあります。

  • ヴュー・ポイントに着きました。Erez 2,357Mです。エレッツと読むのでしょうか。

    ヴュー・ポイントに着きました。Erez 2,357Mです。エレッツと読むのでしょうか。

  • ここで何枚か撮りました。まず、中央奥が、アウクシュトボルトホルン、右下に歩いてきたトレイルが見えます。

    ここで何枚か撮りました。まず、中央奥が、アウクシュトボルトホルン、右下に歩いてきたトレイルが見えます。

  • 奥中央右にモンテ・レオーネ。 左下の集落は、ビュルヒェン(Buerchen)です。

    奥中央右にモンテ・レオーネ。 左下の集落は、ビュルヒェン(Buerchen)です。

  • 正面にレッチェン谷

    正面にレッチェン谷

  • Erezの上部には、この真新しい標識が一つあるだけで、岩に書かれるトレイルマークも踏み跡も見つけられませんでした。又、トレイルが明瞭なのはエルギッシュホルンに向かうトラバースだけです。

    Erezの上部には、この真新しい標識が一つあるだけで、岩に書かれるトレイルマークも踏み跡も見つけられませんでした。又、トレイルが明瞭なのはエルギッシュホルンに向かうトラバースだけです。

  • このようなトレイルの無いガレ場を適当に斜めに登ります。アウクシュトボルトホルンの奥の白い山は、フレッチホルン(Fletschhorn)です。

    このようなトレイルの無いガレ場を適当に斜めに登ります。アウクシュトボルトホルンの奥の白い山は、フレッチホルン(Fletschhorn)です。

  • フレッチュホルンのアップ。 その右のラッギンホルンは雲に隠されています。

    フレッチュホルンのアップ。 その右のラッギンホルンは雲に隠されています。

  • 最後はアイゼンを履いて、漸く稜線に出ました。目の前がシクナルホルンです。頂上付近に人影が見えました。この日ハイカーが見えたのはここだけで、誰とも出会いませんでした。

    最後はアイゼンを履いて、漸く稜線に出ました。目の前がシクナルホルンです。頂上付近に人影が見えました。この日ハイカーが見えたのはここだけで、誰とも出会いませんでした。

  • 稜線に出てからは、2−3分でしたが、ブラントからは3時間50分かけてエルギッシュアルプホルンに到着しました。 午後1時を過ぎていましたが、ここでようやく昼食としました。シクナルホルンとフレッチュホルンです。

    稜線に出てからは、2−3分でしたが、ブラントからは3時間50分かけてエルギッシュアルプホルンに到着しました。 午後1時を過ぎていましたが、ここでようやく昼食としました。シクナルホルンとフレッチュホルンです。

  • シクナルホルンの右の高峰は、ミシャベル山群。 右の黒っぽい山が、シュヴァルツホルンでしょう。で、右端に小さく見える白い山はブライトホルンでしょうか。

    シクナルホルンの右の高峰は、ミシャベル山群。 右の黒っぽい山が、シュヴァルツホルンでしょう。で、右端に小さく見える白い山はブライトホルンでしょうか。

  • その右、頂上に少し雲が付いていますが、ヴァイスホルンです。

    その右、頂上に少し雲が付いていますが、ヴァイスホルンです。

  • さらに右に目を移すと正面奥にベラ・トーラが見えます。<br />ベラ・トーラの登頂記(ちょっとオーバーですが)はこちらです。<br />http://4travel.jp/traveler/iburesu/album/10383375/<br />

    さらに右に目を移すと正面奥にベラ・トーラが見えます。
    ベラ・トーラの登頂記(ちょっとオーバーですが)はこちらです。
    http://4travel.jp/traveler/iburesu/album/10383375/

  • エルギッシュアルプホルンの東に広がるパノラマ。

    エルギッシュアルプホルンの東に広がるパノラマ。

  • 同上

    同上

  • 北西側。左端にイルグラーベン、ローヌ谷にロイクの町。

    北西側。左端にイルグラーベン、ローヌ谷にロイクの町。

  • ビーチホルンは、少しの間、雲に隠されてしまいました。

    ビーチホルンは、少しの間、雲に隠されてしまいました。

  • これからエルギッシュホルン(Ergischhorn 2,526M)に向かって稜線を下ることになります。一番奥の小さな膨らみがエルギッシュホルンです。稜線には、踏み跡があります。一部不明瞭ですが、下りなので問題ありません。

    これからエルギッシュホルン(Ergischhorn 2,526M)に向かって稜線を下ることになります。一番奥の小さな膨らみがエルギッシュホルンです。稜線には、踏み跡があります。一部不明瞭ですが、下りなので問題ありません。

  • エルギッシュアルプホルンを振り返って。

    エルギッシュアルプホルンを振り返って。

  • エルギッシュホルンはまだ先。

    エルギッシュホルンはまだ先。

  • 岩の間に可憐な花が咲いていました。Primula hirsutaでしょうか。

    岩の間に可憐な花が咲いていました。Primula hirsutaでしょうか。

  • エルギッシュホルンの頂上です。ホルンと名が付いていますが、稜線上の平地といった感じです。下から見れば山なのでしょうが。

    エルギッシュホルンの頂上です。ホルンと名が付いていますが、稜線上の平地といった感じです。下から見れば山なのでしょうが。

  • 最後にウンターベハのロープウェー駅からのビーチホルンとバルムホルンを。

    最後にウンターベハのロープウェー駅からのビーチホルンとバルムホルンを。

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