2010/09/06 - 2010/09/07
39位(同エリア57件中)
Bigtreeさん
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ウィーンを後にし、世界遺産ワッハウ渓谷の街デュルンシュタインへ向かいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道
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今朝はちょっと寝坊してしまった。急いでシャワーを浴びて、1階のレストランへ。昨日に比べて今日はお客が多い。時間が遅いからか。日本人らしき客も3人。こういう場合日本人はあまり言葉を交わさない。それぞれがお互いの旅を尊重し、他人の領分に入らない。良いのか悪いのかよくわかりませんが。
食後、急いで部屋に戻り荷物をまとめてチェックアウト。地下鉄を乗り継いで、ウィーン西駅へ向かいます。今日はそこから1時間15分のメルクを経由して、ヴァッハウ渓谷でもっともロマンチックな街デュルンシュタインへ向かいます。 -
駅に到着。窓口で切符を購入する。次の列車は9:14発。それほど待たなくても列車があって、良かった。ガイドブックによると、「ヴァッハウコンビチケット」というものがあって、西駅〜メルク、クレムス〜ウィーン・フランツ・ヨーゼフ駅間は鉄道、メルク〜クレムスは遊覧船が利用できるらしい。
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窓口の人に、「今日はデュルンシュタインに泊まって、明日そこからウィーンに戻ってくるんだけど、コンビチケットは使えるの?」とダメもとで聞いてみましたが、クレムスから電車の乗らないとコンビチケットは使えないそうです。
まあしょうがないか、と思いながらプラットフォームで列車の到着を待ちます。 -
ドナウ下りの玄関口Melkに到着。ここは大きな修道院で有名な町だ。列車からはたくさんの観光客が降りた。恐らくしばらくMelkの街を散策し、午後の遊覧船で一気にクレムスまで行く人が多いのだろう。自分は旅程の関係もあり、11:00発の遊覧船に乗るためにMelkは素通り、船着場へ急ぎました。
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有名な修道院。街を見下ろすように建っている。
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Melkの船着場。早歩きをしたため、出航10分前に着くことができた。
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船は定刻どおり出港。景色を楽しむために外のベンチを確保、、、したのはいいものの、風が冷たい。
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名所のそばを通る時、船内アナウンスが流れるが、日本語もあったのにはちょっと驚いた。これまで多くの日本人が観光に来てくれたおかげで、後世の我々がその恩恵を受けることができる。感謝感謝。
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地球の歩き方には専用のページがありませんが、河沿いには魅力的な街がいくつもあった。機会があったら途中下船して散策してみたいものだ。
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まさに「滔々と流れる」という表現がぴったりのドナウです。
私は結構寒く感じていたのですが、周りの白人は半袖です。
皮膚感覚の違い、どうなってるのかな。 -
同じ型の遊覧船とすれ違ったので写しました。
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Spitzという街。
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Melkの方へ進む遊覧船。
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デュルンシュタインの街が見えてきた。
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大きな雲が街全体を覆っているようだ。何とか晴れてほしい。
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街の象徴である修道院が見えてきた。噂どおり青がきれいな建物。今日はこの街に宿を取る。ウィーンは日本で宿を予約してきたが、今日からはまずその街の宿探しから始めなければならないが、それが楽しくて一人旅をしているようなものだからまったく苦にならない。
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船がデュルンシュタインに到着。わくわくしてきた。
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デュルンシュタインの街に上陸。船着場から河沿いに歩き、階段を上って旧市街に入る。
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石造りの壁が歳月を感じさせる。
まずは宿探し。地球の歩き方には2軒のホテルしか情報がない。最初に見たホテルはいかにも高そう。入口には☆☆☆☆☆。ちょっと厳しいと判断し、中に入らず2軒目へ向かう。
地球の歩き方によると、この2軒目は昔修道院だったところを改修してホテルにしたそうだ。入口から入るもフロントがわからず、ちょっとウロウロ。
人がいる小部屋を見つけたので、「フロントはどこ?」と聞くと「ここです」およそフロントらしくない。
早速空きがあるか確認すると、ちょっと予算オーバー。「他にはこの街にホテルはありますか?」と聞くと、先ほどの☆☆☆☆☆しかないという答え。
(実際は、街を歩いてみるといくつか宿らしき建物があった。)
「・・・」しばらく迷っていると、そこでオーナーらしき女性登場。ひょっとしたら昔はシスターだったのかも。先に応対してくれたスタッフがオーナーに何事か話している。想像するに。。
スタ 「ちょっと予算オーバーって言ってます」
オー 「どうしたものかしらねぇ。今日はこの後お客も来ないかもしれないしぃ」
スタ 「値下げしてみたらどうでしょう?」
オー 「そうね、そうしましょう。ちょっとあなた(私のこと)90ユーロならどお?」
自分 「おっ、それなら!」
という感じで交渉成立。 -
Romantik Hotel Richard Lowenherzの内部。ホテル内は清潔で調度品なども洗練されたものでした。館内表示による、宿泊客専用のプールもあるらしい。とはいっても、この寒さじゃね。
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荷物を置いて一息入れて早速街を散策に向かう。ホテルの前にゲストホーフがあった。ゼラニウムとブドウの木で飾られてとってもきれい。
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ブドウの木がとても立派。このゲストホーフの守り神のように、周りを取り巻いてます。
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お腹が空いていたので、観光は昼食の後にすることにして、まずは食事のできるところを探すことにしました。ホテルのレストランは値が張りそうでしたので、スタンド見たいなものを探しているうちに、国道の方まで来てしまいました。
その道沿いに、おあつらえ向きの店があったので、そこでソーセージとポテト、それとビールを注文。 -
お腹が満たされた後、再び旧市街へ。
まずは街の中心の聖堂参事会修道院教会へ。普段教会を訪れても、その荘厳な雰囲気とお祈りしている信者に遠慮して写真を撮ることはあまりないのですが、ここはあまりにもきれいだったので失礼して撮影しました。 -
ここは中庭もきれいです。
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天気が快復してきたので、青空に恵まれたのですがそのために逆光になってしまいました。
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窓の外からドナウの眺めが。
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青空に水色の塔。
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創立は15世紀まで遡ります。
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教会を出てハウプト通りへ。三ツ星のゲストホーフの看板が美しい。
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通りに面した建物は、ゼラニウムなどの花々で行き交う人々の目を楽しませてくれます。
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ただし、花々の真下を通ると、たまに上から水が降ってくるので注意が必要です。
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ブドウの蔓を壁に這わせている家が多いのも特徴でした。
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ハウプト通りの突き当たりにあるシュロスホテル・デュルンシュタインの入口。最初はここを当たってみようと思ったのですが、外の五つ星のマークに気後れしてしまって、結局中には入りませんでした。
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ハウプト通りからドナウ川方面へ延びる路地。
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ハウプト通りから国道方面へ言った突き当たりにある城門。手前のお店は、このあたりの名産品であるアプリコット製品を扱うお店。お酒、ジャム、ネクターなどがあり、試飲もできました。
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城門を出て、ケーンリンガー城跡へと向かいます。途中広大なブドウ畑が広がっています。
我が家にも昔はブドウの樹があったのですが、鳥に食べられないように新聞しで覆ったりして大変だったので切ってしまいました。
こちらのブドウも鳥にとっては食べ放題のように見えますが、このあたりの人達は気にしないのでしょうかね。 -
ケーンリンガー城跡へ向かう道からドナウを望む。このあたりの景色は昔から変わっていないように思える。
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城跡の途中まで上ってきました。教会がはるか向こうに小さく見えます。
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緑が濃くって美しい。
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そういえば向こう岸にも家があるけど、どうやって行き来しているのかな。
(後からわかりましたが、矢切の渡しのような渡し舟が往来していました) -
一通り城跡を楽しんだ後、行きとは違うルートでハウプト通りへ戻ってきました。行きのルートは山道で大変ですので、帰りに通ったこの道のほうがらくだと思いました。途中は階段が整備されていますので。
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路地
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トンネルの上にも家があります。
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ドナウに沿った遊歩道を散策してみました。この道の先にサッカー場があって中学生くらいの子供たちが4人でボールを追いかけていました。
ハンガリーのブダペストに行った時は、地元の人達に混ぜてもらってサッカーを通した国際交流を楽しみましたが、今回は相手が子供だと言うことがちょっと気になって声をかけられませんでした。 -
再び旧市街へ戻ってきました。どこかから人の笑い声が聞こえてくるけど、どこからだろうとあたりを見回してみると、ワインが飲めるレストランがありました。(写真はそこの入口)
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夕方になって、団体の旅行者が増えてきました。城門の周りを占拠しています。
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再びハウプト通りをそぞろ歩き、旧市街を抜けて駐車場も通り過ぎ手ドナウの辺へ来ました。
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夕日を浴びる聖堂参事会教会の塔。
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日本を発つ前までは、ウィーンの次はすぐにグラーツに行こうと思っていました。ところが、ウィーンの夜ホテルの部屋でガイドブックを読み、その美しさに惹かれて、急遽デュルンシュタインに泊まることにしたのですが、結果として大正解でした。
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徐々に日が沈んでいく路地。
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こうしてデュルンシュタインの1日が終わりました。
ヴァッハウ渓谷をそのまま遊覧船で下り、クレムスから鉄道でグラーツまで行くつもりでしたが、土壇場で予定変更して本当に良かった。
明日は列車でグラーツへ向かいます。
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