麗江旅行記(ブログ) 一覧に戻る
虎跳峡トレッキング3日目の続きです。<br /><br />大きな滝の水しぶきを受けてビショ濡れになったのもつかの間、トレイルを塞ぐ2番目の滝が現れました。<br /><br />すぐ後ろは崖。パンツ1枚になり、意を決して滝を通過するも、次々と新たな滝に出くわしてウンザリ。ずっとパンツのまま歩くわけにも行かず、服が濡れるままトレッキングを続けました。<br /><br />夕方には無事に橋頭の町に到着。公安に捕まることもなく、翌日には麗江に戻りました。

雲南の旅 1989 (16) 麗江~命懸けの虎跳峡トレッキング:後編

14いいね!

1989/09/19 - 1989/09/20

172位(同エリア587件中)

0

40

がおちん

がおちんさん

虎跳峡トレッキング3日目の続きです。

大きな滝の水しぶきを受けてビショ濡れになったのもつかの間、トレイルを塞ぐ2番目の滝が現れました。

すぐ後ろは崖。パンツ1枚になり、意を決して滝を通過するも、次々と新たな滝に出くわしてウンザリ。ずっとパンツのまま歩くわけにも行かず、服が濡れるままトレッキングを続けました。

夕方には無事に橋頭の町に到着。公安に捕まることもなく、翌日には麗江に戻りました。

PR

  • 1989年9月19日の続き。<br /><br />最初の滝を過ぎると、道を間違えてしまった。<br /><br />「山ではなく崖沿いの道を行け」と地元の納西族に教えてもらう。<br /><br />

    1989年9月19日の続き。

    最初の滝を過ぎると、道を間違えてしまった。

    「山ではなく崖沿いの道を行け」と地元の納西族に教えてもらう。

  • 落石さえ気をつければ余裕で歩ける。<br /><br />道は悪いが、眺めが最高だ。

    落石さえ気をつければ余裕で歩ける。

    道は悪いが、眺めが最高だ。

  • 大きな岩盤の道を、地元民が歩いて行く。<br /><br />人がいると、峡谷の大きさが分かる。<br /><br />

    大きな岩盤の道を、地元民が歩いて行く。

    人がいると、峡谷の大きさが分かる。

  • 所によっては道幅の狭い、危険な箇所がある。<br /><br />滑らないようにゆっくりと歩く。

    所によっては道幅の狭い、危険な箇所がある。

    滑らないようにゆっくりと歩く。

  • トレイルの下は、このとおり。

    トレイルの下は、このとおり。

  • 核桃園を出発して1時間半、2番目の滝が見えてきた。<br /><br />昨日、Eさんがあきらめて戻ってきた滝だ。<br /><br />ザーッという音が遠くまで聴こえて来る。

    核桃園を出発して1時間半、2番目の滝が見えてきた。

    昨日、Eさんがあきらめて戻ってきた滝だ。

    ザーッという音が遠くまで聴こえて来る。

  • 難関を目前にして一服する。<br /><br />ずぶ濡れは覚悟しなくてはならないようだ。<br /><br />

    難関を目前にして一服する。

    ずぶ濡れは覚悟しなくてはならないようだ。

  • そして滝に向かう。すごい水の勢いだ。<br /><br />すぐ後ろは崖になっているため、かなり怖い。もし足を滑らしたら200mは落ちて死ぬだろう。<br /><br />まずは私が服をつかんだままNさんが足場を探し、そのまま彼が先に通過した。その後、二人の荷物を向こう側に投げ渡し、私の番。<br /><br />頭まで水を浴びるため、息を止めての行動となる。途中で足元の石が動いた時は、もうダメかと思った。<br /><br />なんとか無事に通過する。<br /><br /><br />

    そして滝に向かう。すごい水の勢いだ。

    すぐ後ろは崖になっているため、かなり怖い。もし足を滑らしたら200mは落ちて死ぬだろう。

    まずは私が服をつかんだままNさんが足場を探し、そのまま彼が先に通過した。その後、二人の荷物を向こう側に投げ渡し、私の番。

    頭まで水を浴びるため、息を止めての行動となる。途中で足元の石が動いた時は、もうダメかと思った。

    なんとか無事に通過する。


  • 3番目の滝。ここは楽だった。

    3番目の滝。ここは楽だった。

  • もう、開き直ってバンザーイ!

    もう、開き直ってバンザーイ!

  • これまで来た道を振り返る。<br /><br />どうあっても戻りたくはない。<br /><br />前進あるのみ。

    これまで来た道を振り返る。

    どうあっても戻りたくはない。

    前進あるのみ。

  • 長時間歩いたせいか、崖の道には慣れてしまった。<br /><br />しかし滝だけは勘弁だ。<br /><br />この先に難所が無いことを祈りつつ進む。<br /><br />眼下にはゴーゴーと金沙江が唸っている。

    長時間歩いたせいか、崖の道には慣れてしまった。

    しかし滝だけは勘弁だ。

    この先に難所が無いことを祈りつつ進む。

    眼下にはゴーゴーと金沙江が唸っている。

  • 4番目の滝を越えるべく、崖を下りていく。<br /><br />とはいえ、谷底からは相当な高さだ。

    4番目の滝を越えるべく、崖を下りていく。

    とはいえ、谷底からは相当な高さだ。

  • ちょっと無理して記念撮影。<br /><br />高度感があるので、足がムズムズした。

    ちょっと無理して記念撮影。

    高度感があるので、足がムズムズした。

  • 銃を持った猟師に出会う。<br /><br />対岸の大きな景色に遠近感が狂わされる。

    銃を持った猟師に出会う。

    対岸の大きな景色に遠近感が狂わされる。

  • また滝だ。<br /><br />もう、何度うんざりしたことか。

    また滝だ。

    もう、何度うんざりしたことか。

  • 幸い晴れてきたので、服も乾いた。<br /><br />それだけで気持ちが良くなる。<br /><br />

    幸い晴れてきたので、服も乾いた。

    それだけで気持ちが良くなる。

  • 7番目の滝。<br /><br />細かい飛沫がミストのようになって気持ちいい。今で言うマイナスイオンがたっぷりの状態だ。<br /><br />馬も滝の前に立っている。<br /><br />

    7番目の滝。

    細かい飛沫がミストのようになって気持ちいい。今で言うマイナスイオンがたっぷりの状態だ。

    馬も滝の前に立っている。

  • 馬は気持ち良さそうに滝の飛沫を浴びていた。

    馬は気持ち良さそうに滝の飛沫を浴びていた。

  • 歩き始めて5時間。<br /><br />9ヶ所の滝を越え、永勝村まで来た。<br /><br />トレイルも緩やかになりホッとする。

    歩き始めて5時間。

    9ヶ所の滝を越え、永勝村まで来た。

    トレイルも緩やかになりホッとする。

  • 野菜を担いでいた少年。

    野菜を担いでいた少年。

  • 同じく、こちらは山娘。<br /><br />学校には行ってないんだろうな。

    同じく、こちらは山娘。

    学校には行ってないんだろうな。

  • 再び、歩いてきた道を振り返る。<br /><br />峡谷を遠望できる最後の場所だ。<br /><br /><br /><br />

    再び、歩いてきた道を振り返る。

    峡谷を遠望できる最後の場所だ。



  • ここら辺から道がぐっと広くなる。<br /><br />もう大丈夫。安心してトレッキングできる。<br /><br />

    ここら辺から道がぐっと広くなる。

    もう大丈夫。安心してトレッキングできる。

  • 峡谷が最も狭まった所。<br /><br />もう流れが荒れ狂っています。<br /><br />

    峡谷が最も狭まった所。

    もう流れが荒れ狂っています。

  • 自然の驚異に見とれる。<br /><br />腹をえぐるような轟音だ。<br /><br />

    自然の驚異に見とれる。

    腹をえぐるような轟音だ。

  • 雨で増水したせいか、虎飛石も見えない。<br /><br />昇仙峡とは違うなー。<br /><br />

    雨で増水したせいか、虎飛石も見えない。

    昇仙峡とは違うなー。

  • 馬で荷を運ぶ人たちに会った。<br /><br />「町までは遠くない」と言う。

    馬で荷を運ぶ人たちに会った。

    「町までは遠くない」と言う。

  • 峡谷へ向かう、馬の隊列。<br /><br />これで虎跳峡も見納めだ。

    峡谷へ向かう、馬の隊列。

    これで虎跳峡も見納めだ。

  • 大理石の石切り場まで来た。<br /><br />トレッキングも、あと少しで終わり。<br /><br />「腹減ったー」とNさん。

    大理石の石切り場まで来た。

    トレッキングも、あと少しで終わり。

    「腹減ったー」とNさん。

  • ようやく、虎跳峡のモニュメントに着いた。<br /><br />金沙江と、もうひとつの川との合流地点である。<br /><br />

    ようやく、虎跳峡のモニュメントに着いた。

    金沙江と、もうひとつの川との合流地点である。

  • 激しかった虎跳峡のイメージと違い、可愛らしいモニュメント。<br /><br />一気に気が抜けた〜。

    激しかった虎跳峡のイメージと違い、可愛らしいモニュメント。

    一気に気が抜けた〜。

  • 虎のモニュメントから1時間ちょっと歩いて橋頭に到着。<br /><br />やっと飯が食えるぞ。

    虎のモニュメントから1時間ちょっと歩いて橋頭に到着。

    やっと飯が食えるぞ。

  • とにもかくにも食堂へ直行。<br /><br />親切な店主から、公安関係の情報も入手する。

    とにもかくにも食堂へ直行。

    親切な店主から、公安関係の情報も入手する。

  • とにかく、いただきます。<br /><br />写真ではあまり美味そうじゃないけど、この時は大満足だった。<br /><br />肉を食うのは大理の生肉以来、8日ぶり。<br /><br />やっぱ豚肉は炒めたものに限るなー。

    とにかく、いただきます。

    写真ではあまり美味そうじゃないけど、この時は大満足だった。

    肉を食うのは大理の生肉以来、8日ぶり。

    やっぱ豚肉は炒めたものに限るなー。

  • 「国営の旅社はやめとけ」と言われたので、向かいにある旅社に泊まる。<br /><br />応接間がついた2部屋続きに通されたが、なぜかトイレは無い。<br /><br />公共厠所まで行かなくてはならないのが辛い。(臭すぎ)<br /><br />

    「国営の旅社はやめとけ」と言われたので、向かいにある旅社に泊まる。

    応接間がついた2部屋続きに通されたが、なぜかトイレは無い。

    公共厠所まで行かなくてはならないのが辛い。(臭すぎ)

  • 記念品に旅社のレシートをノートに貼った。<br /><br />未開放地区はいろいろ面倒だけど、旅が安くできる。

    記念品に旅社のレシートをノートに貼った。

    未開放地区はいろいろ面倒だけど、旅が安くできる。

  • さあ、トレッキングの無事成功を祝い、ビールで乾杯。<br /><br />時計以外、全て中国製品で身を包んだ私、かっこ悪い。<br /><br />夜中に公共厠所に行く途中、もう少しで犬に噛まれそうになった。旅で一番たちが悪いのが犬だ。<br /><br />また、足元で大きな黒いものが動いたのでライトで照らすと、手足を縛られた豚がブーブーと鳴いた。<br /><br />なんで、夜中に道に転がされているのか、よく分からん。<br /><br />まあ要するに未開放とはそういう所だ。<br />

    さあ、トレッキングの無事成功を祝い、ビールで乾杯。

    時計以外、全て中国製品で身を包んだ私、かっこ悪い。

    夜中に公共厠所に行く途中、もう少しで犬に噛まれそうになった。旅で一番たちが悪いのが犬だ。

    また、足元で大きな黒いものが動いたのでライトで照らすと、手足を縛られた豚がブーブーと鳴いた。

    なんで、夜中に道に転がされているのか、よく分からん。

    まあ要するに未開放とはそういう所だ。

  • 1989年9月20日(水)<br /><br />朝の橋頭。<br /><br />昨夜は公安に起こされることもなく、ぐっすり眠ることができた。<br /><br />11時のバスで麗江に向かう。<br /><br />途中、九河から乗ろうとした男らを、乗客のチベタンたちが怒って降ろさせた。彼らによると、「あいつらはスリだ」とのことだった。<br /><br />

    1989年9月20日(水)

    朝の橋頭。

    昨夜は公安に起こされることもなく、ぐっすり眠ることができた。

    11時のバスで麗江に向かう。

    途中、九河から乗ろうとした男らを、乗客のチベタンたちが怒って降ろさせた。彼らによると、「あいつらはスリだ」とのことだった。

  • 麗江に到着。<br /><br />心配した魯南での公安チェックも無く、無事に開放エリアに戻ってきた。<br /><br />ここで同行したNさんと別れる。<br /><br />さようなら、またどこかで会いましょう。<br /><br /><br />雲南の旅 1989 (17) 麗江〜白沙のドクター・ホーを訪ねる に続く<br />http://4travel.jp/travelogue/10504519

    麗江に到着。

    心配した魯南での公安チェックも無く、無事に開放エリアに戻ってきた。

    ここで同行したNさんと別れる。

    さようなら、またどこかで会いましょう。


    雲南の旅 1989 (17) 麗江〜白沙のドクター・ホーを訪ねる に続く
    http://4travel.jp/travelogue/10504519

この旅行記のタグ

14いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

中国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
中国最安 224円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

中国の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP