2010/09/17 - 2010/09/17
18位(同エリア1069件中)
pianoさん
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- 旅行記388冊
- クチコミ16件
- Q&A回答4件
- 1,232,642アクセス
- フォロワー303人
と…,一夏中,猛暑に恐れをなし,唯ひたすら,冷凍南洋クロマグロ,右へゴロゴロ,左へゴロゴロを続けていたら…,気が付けば季節は秋,爽やかな風が頬をなで,何処からか虫の声…,の,筈が,天空には灼熱の太陽がどっかと居座り,地上の全てものを焼き尽くさんばかりに燃え盛っている…,
「こ…,こ…,こんなの秋じゃないやー?!お前なんかどっか行っちまえー!!」
と…,魂の雄たけびを投げつけると,お返しに隕石が自宅を直撃,半径50mのクレーターを残し,我が家は灰燼と化した…,手加減しろよな,馬鹿!
で…,西国の片田舎岡山とうどん帝国香川を挟んだ瀬戸内の島々で,7月19日から,瀬戸内国際芸術祭「アートと海を巡る百日間の冒険」が開催されているのだが,冒険心より暑さを恐れるへなちょこおやじはひたすらクール・ダウンを待っていたのだが…,クール・ダウンどころか自分がダウンしている始末…,ああ…,空し…,
が…,TVを見ると,夏休みを利用して大学生らが大挙して島を襲っているらしい,もとい,訪れているらしい,むむむ,若さとは恐ろしーもんだわさ…,と,何気に眺めていると沸々と湧いてくる冒険心!100日は無理だが1日位なら死にはしまい…,
と…,夏の間中,殆ど職場と自宅の往復に勤めていた,「歳三さん」久々の出撃!
目指すは,不逞浪士の集う池田屋!もとい,豊島!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- バイク
PR
-
散財!…
と…、フェリーの発着場目指し、宇野港まで原チャをかっ飛ばす!が…、胸元ぎりぎりインコースを差し込まれ、哀れ内野フライ…、何で、広島には、阪神のマートンやブラゼルのように、チームを牽引する助っ人がいねーんだよ?!広島の外人選手は疫病神かー?!
と…、何時もの如く、無闇矢鱈に、負け星をドカドカと積み重ねる広島に心を痛めながらも、ここ最近は朝の風が心地よい、せめてもの慰め…、負け犬よ何処へ行く?!
と…、宇野港に到着、早速チケットを購入するが…、乗車券750円、原チャ料金690円、併せて片道1,440円は何なのよ?!おまけに、往復割引さえ無い、豊島より遠い高松が往復1,980円なのに、往復で800円も高いではないか…、これも需要と供給の為せる技なのか…、チケット片手にハラハラと落涙…、
「菅さん!経済的弱者に救いの手は差し伸べられないのかい?!俺は悔しいよ!ウウッ!」
「Pianoよ、腹でも痛むのかい?!」
「腹は痛くないが、懐が激痛!!でー!!!!と言うか、何で鶴姫様がここにいるのよー?!」
「些末なことを気にしていたら立派な大人になりませぬよ?!」
「些末じゃねー?!ついでのことなら、嫁さんに別居され、不良極まるおやじですー!!」
と…、気楽な1人旅の筈が、鶴姫同伴の2人3脚…、これは正月の特番かー?!
と…、突如勃発したトラブルもど何処吹く風、船は40分で豊島は家浦港へ激突!
「姫!私のことは構わず、救難ボートへ、何を躊躇っているのですか、私は…、私は…、姫の為に死ねるなら幸せです!」
「いや…、折角だから、決定的瞬間を捕らえた1枚を撮ろうとしてただけだし…、もっと、苦しそうな顔は出来ないの?!」
「姫の馬鹿野郎―!!」
と…、言うような、トラブルは起こらず無事到着…、
で…、何はともあれ、鑑賞チケットを購入すべく、仮設販売所へ…、
ゲッ!!…、5000円かい?!予め調べていたものの、改めて立ちくらみ…、高―!!
「菅さん!経済的弱者は芸術何ぞ鑑賞する間があれば働けとでも言うのですかー?!」
と…、一時的精神混濁に陥り、チケット5000円の外に、オリジナルチケットホルダー、オリジナルマップまで購入…、財布に羽が生えて飛んでいくよー?!
と…、突如、後頭部に激痛が…、な…、な…、何と姫様が流木で俺の頭を彼のイチローも賞賛するような、流木コントロールで、見事に痛打!痛たたたたたたー!!!
「お主が精神混濁に陥り、買わずとも良いものを、購入していたから、鶴は断腸の思いで主の目を覚ませたのじゃ、お礼はせずとも良いぞ、主と姫の仲ではないか、ハハハハー!!」
「姫…、もう5cmずれていたら、脊髄損傷で一生車いす生活者の仲間入り…、姫…、お願いだから、俺の後ろには立たないで!」 -
あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする(日本フランチャイズバージョン)…
と…、作者、トビアス・レーベルガーが、港の近くに、空家を改装したレストランを開店…、
この空間そのものが作品だ…、
床や壁、テーブルなどには第一次大戦時の船に用いられた迷彩柄をモチーフしとた装飾があしらわれている…、
と…、エキセントリックな部屋に足を踏み込み、姫に一言…、
「この作品の題は、正に姫と私の関係を的確且つクールに言い表しているのですね、ははは…、」
「まあ!主ったら!いきなりコクルなんて大胆な!鶴恥ずかしっ!!これも、このエキセントリックな部屋に惑わされているのね?!」
「違げーよ!!後半部分だって!肉体的に精神的に何度泣かされてきたことか、俺のノートには姫に虐待されたエピソードが溢れ返り、もう、書くスペースも無いじゃん!」
「○月▽日…、散歩に出かけようと、サンダルを履き足を踏み出そうとするも…、サンダルはびくともせず、勢い余って、無様にも玄関に顔面から激突!は…、は…、鼻血が…、」
「ほほほほ、Pianoよ平時にあって乱を忘れるべからず!サンダルは鶴がアロンアルファで固定しておいたのよ!主もまだまだ未熟じゃのー!ハハハハ−!!」 -
第一次大戦時の船に用いられた迷彩柄をモチーフと言うよりも…
B級SFホラー映画に出てくる宇宙船の船内と言った方が、ふむふむなる程、と、頷けるもの…、
迷彩柄と言うよりも…、
「我こそは、イギリス海軍にその人有りと疎ましいがられ、もとい、恐れられ、7つの海を股に掛けた荒くれ者、ロジャー・ケンドリック中佐とは俺の事よ!あ…、長いから「ケンちゃん」でいいから…、俺と海で出会ったが災難と諦めな、ハハハハー!!」
「姫君!向こうで何やらしきりに喚いている男がいるのですが如何様に?!」
「あー?!何だか俺の船は此処にいますよーって、自己主張してるような船ですわね、全く、だからイギリス野郎のセンスは分からないのよね、折角だから、土手っ腹に砲弾をぶち込んでおやりなさい!」
と…、斯くして鶴姫の率いる船団から放たれた砲弾はエキセントリックな的に導かれるように、右舷後方の機関室に命中!燃えさかる機関室の炎は弾薬庫を飲み込み、見事、海上に火柱を立ち上げ、轟沈!
「き…、き…、汚ねーぞ、鶴姫ー!俺が1発も撃つ前に先手をしかけるなんて、覚えてやがれー!!」
「ほほほほ…,戦場一瞬でも気を許すとこーなるのよ,じい…,のどが渇いたわ,そろそろ午後のティータイムの時間だわ…」
「こら!お主!またも勝手な妄想に耽っておろう!エロヒヒおやじが!」
「エ・ロ・ヒ・ヒ・お・や・じ…、御隠居に引き続き、何とナイスな形容詞を付けて頂き、感謝の言葉も出ませんわ…、で…、誰が、エロヒヒおやじなんじゃー!!」 -
アリスのティーパーティー…
と…、突如現れ…、
「ああ…、遅れちまった!大変だー!」
と…、金の懐中時計を片手に、つぶやいている外套に身をつつんだ白うさぎにつられて、無謀にも穴蔵に飛び込んだところ…、そこは、な…、な…、何とTDL!
更には、ティーテーブルには香しい「イングリッシュ・ブレックファスト」と、焼きたてのクッキーが盛られた皿が…、
「ワオ!!俺って超ラッキー、ハハハハー!!」
と…、高笑いをしていると、鶴姫渾身の力を振り絞った往復ビンタが合計10往復炸裂!
一旦、夢から目覚めたものの、余りの激痛に再度失神…、
「お主!芸術鑑賞は始まったばかりと言うのに、居眠りとは、責任感欠如も甚だしい、切腹じゃ!安心せい!鶴が介錯を勤めるから、この世に未練を残すことなくあの世に旅立つのじゃ!が…、そう言えば、わらわの刀も久しゅう使ってないからのう、全体に錆が浮き出ていて、下手をすると、首の真ん中当たりで止まっちゃうかもね、ふふふ!」
「何が、ふふふ!ですかい、これはB級ホラー映画…、偶々運悪くサイコ・キラーの魔の手に落ちるも、刀の手入れが悪く、死ぬに死にきれず、血を撒き散らし、のたうち回る、脇役Bですかい?!」
「おお!お主、なかなかのストーリーテリングじゃの、今度老人ホームの慰問劇の台本でも書いてみるか?!楽しいぞ?!」
「楽しくありません?!観客半分寝てるし!」
「『水戸のクソじじいも、そろそろ老人ホームへ行きじゃ、がはははは
ー!』と、父君も言っておったし、御隠居を慰める会で『諸国漫遊もの』でも盛大にやるか?!」
「綱吉公も相当根性がひねくれてますね!姫の父君で悪いけど、あ…、その性格、もしかして、父親譲り?!」
「矢張り!切腹じゃー!!刀が駄目なチェンソーでぶった切ってくれるわ!」
「おいおい…、今度は、ジェイソンかい?!」 -
浜茶屋…
と…、お盆を遙か彼方に過ぎるも、この頭をとろかす猛暑、クラゲが恐くてダイバーが出来るかー?!
と…、無謀にも海に入ったが為、クラゲの集団リンチを受け、無念の撤退!
「こ…、こ…、この屈辱100万倍にして返してくれんわ!ハハハハー!!」
と…、ドラム缶に入ったガソリンを海にぶちまけ、火あぶりの刑を味合わせてみようとしたところ…、
木製バットに釘を無数に打ち込んだバットでもって、鶴姫、インコース、ボール気味の頭を肘を畳み見事、ライトスタンド場外へ…、
「痛たたたたたたた!!!…、姫…、今時、ヤンキーの殴り込みじゃあるまいし、そんなもの何処で手に入れたのですかい?!」
「ふふふ、これは私の、オ・リ・ジ・ナ・ル!何なら殴られ記念に譲ってあげるわよ、1本たったの50万円!」
「50万円の何処がたったですかい?!金銭感覚ゼロですかい?!」
「直筆で『鶴』と書いてあげてもいいわ!」
「要らんつーとろーが!」
「でもね、悪いのは、お主の方よ!海を愛するはずのダイバーが何よ!あのまま、ドラム缶ごと、ガソリンを海にぶちまいたら、あ・の・メキシコ湾原油流出事故を上回る大惨事だわ!」
「いや…、全然比べもんじゃねーし、ま…、俺も大人げなかったわ…」
「そうよ!そうじゃないと、ここの浜茶屋で、とれとれ、ぴちぴちのイカソーメンも、ウニイクラ丼も、ホッケの丸焼きも食べられないじゃない?!」
「いや…、浜茶屋じゃねーし…、今口にした魚全部瀬戸内海にいねーし!」 -
レストラン イル ヴェント…
と…、レストランと言いつつも、浜茶屋に毛が生えた位じゃねーか、ハハハハー!!と…、侮る事なかれ…、余りの充実のメニューに度胆を抜かれ、折角だから、フォアグラにして食べようとシェフに頼んだところ、日常の食生活が余りにも貧弱なため、肝臓が痩せ細り、食材としての価値全く無しのだねー、ハハハハー!!と、ダスト・ボックスにポイッ!…、捨てるんじゃねー?!俺の肝臓だー?!
と…、ここに驚愕のメニューを行数稼ぎのために、もとい、広く知って貰うために羅列すると…、
【フードメニュー】
イル ヴェントランチ 1500円 ← 高けーぞ!ワンコインにしろー!
島野菜の醤ずし 1000円 ← 高けーぞ!ワンコインにしろー!
讃岐和牛ローストビーフのロールサンドSet(ガスパッチョとデリがつきます) 1000円 ← 高けーぞ!ワンコインにしろー!
【ドリンクメニュー】
豊島産いちごのスムージー 650円
藤田さんちのフレッシュ甘夏ジュース 400円 ← 田中さんちのじゃ駄目なのかー?!
オリーブサイダー 500円
アイスティー 400円
アイスコーヒー 400円
オリーブティー 400円
ビール 600円 ← 飲みてーなーと、つい、口にした途端、鶴姫渾身の右ストレート、顔面に炸裂…、あああ…、小鳥さんが頭の回りを回ってるよー!
ワイン 600円
【デザートセット】
豊島産いちごのスムージー + デザート(豊島産レモンのロールケーキ、いちじくのコンポート、豊島産古代米と香川産新米のイタリア風ケーキ、茶ごまプリン、ミルクと葛のプリン 〜甘夏のキャラメルソースを添えて〜、あんみつからチョイス) 1,000円
ドリンク(アイスコーヒー、アイスティー、オリーブティー、オリーブサイダー、藤田さんちのフレッシュ甘夏ジュースからチョイス) + デザート(豊島産レモンのロールケーキ、いちじくのコンポート、豊島産古代米と香川産新米のイタリア風ケーキ、茶ごまプリン、ミルクと葛のプリン 〜甘夏のキャラメルソースを添えて〜、あんみつからチョイス) 800円 -
じいちゃん!…
「じ…,じ…,じいちゃーん!!」
と…,今は亡き祖父との涙の対面かー?!
「いや,全然見も知らんじいちゃんですが,大体俺のじいちゃん,ほーんの幼少のころに亡くなったから,記憶の欠片もあらへんわ!」
「じゃ,何で『じ…,じ…,じいちゃーん!!』になるのじゃ?!」
「いや,単に場を盛り上げないといけないかなー?!と…,幼少の頃,可愛がられた祖父との40数年ぶりの,涙の対面劇!画にはあの頃優しかった祖父の面影が,思わずすり寄って涙を流す孫,と…,芸能界にこの方在りと知られた,鬼のレポーター魂発揮か?!」
「お主は,芸術を舐めとんのかー?!」
「舐めるどこるか…,触っちゃ駄目ですよって,受付のお姉さんに注意受けたし…,」
「お主なー,芸術鑑賞止めて,そこら辺で潜ってきたら…,お主に,芸術的感性を求めた鶴が馬鹿じゃった…,」
「ははは,姫も馬鹿の仲間入りですか,只今入会キャンペーン展開中につき,入会金は,な…,な…,何と…,たったの10万円ぽっきり!」
「エエエー?!あ・の…,お馬鹿で有名なPianoさんと同じ,馬鹿の仲間入りして,たったの10万円なんですかー?!それって,余りにも安すぎませんかー?!」
「ボケー!!何を勝手に1人2役やっとんじゃー?!これは深夜のTVショッピング番組かー?!」
「嫌だなー?!姫!芸術ですよ,げ・い・じゅ・つ…!ハハハハー!!」 -
じいちゃん!−続…
「じ…,じ…,じいちゃーん!!」
「うぬぬぬぬ!お主,またもや姫を愚弄する気か?!最早,勘弁ならぬ,切腹じゃ!刀は駄目じゃから,島民から斧を拝借して姫が介錯いたす,ささ,早うせんか?!」
と…,突如,眼前に,ハリウッド映画界の最新CG技術も真っ青な,インスタント沼が現れ…,中からは,3本の斧を携えた女神さまが…,ワォ!
「エエエー?!打ち合わせと全然違うじゃん!な・ん・で…,私が沼から現れるのよ?!お陰で貸衣裳が泥だらけ…,おたくのボスにはしっかり文句言わせてもらうからね,ケッ!!あ…,あらあら,私としたことがはしたない言葉を口にして,もう,沼があったら入りたいわ?!ゲッ!!あるじゃん!!ゴホゴホ…,では,本番,3・2・1…,もしもし,そこにおられる鶴姫よ!そなたが落としたのは,金の斧か,それとも銀の斧か,はたまた,ホームセンターの激安目玉商品の斧か?!どれじゃ?!はっきり,申してみい…」
「ゲッ!!またまた,変なのが現れたのね,鶴グッタリ…,あ…,そうそう,幼少のみぎり,母様から聞かされたイソップ童話によると,欲張った木こりは何も貰えないのね,ではでは…,正攻法で攻めるとして…,女神さま,そこの沼は先程急にCGか何かで出来たもの,私は斧など落としてはいません!」
「ああ…,鶴姫よ,そちは何と正直な娘じゃ,これからも精進して,父,綱吉を蹴落として天下の座を取るのじゃぞ!あ…,そんでもって,この斧は大道具さんから借りたものだから,上げれないのよ,じゃ,ばはははーい!」 -
エイリアンかはたまた…
と…,摩訶不思議な玉子の孵化による,繰り広げられるであろう,予測不可能な恐怖!
彼女は既に両手で目を塞ぎ,今から繰り広げられる惨劇…,なの?!…,から,完全に現実逃避…,おいおい,目を塞いだからって,一時の気休めだって,しっかり現実に目を向けて事後策を練る方か賢明じゃねーか?!と,言うか,俺なら一目散に逃げるけど…,
方や…,彼女を庇いつつも,これから起きるであろう,非現実的なことに恐れおののき,持ち物をぶちまけているのだが,ペーパバックらしき本に,な…,な…,何と絵具のチューブ,おまけに蓋が開いて中身が出てるじゃん…,全然ヒーローじゃねーよ!!
と…,B級ホラーにつきものの,全然現状把握出来てない脇役B…,彼は不思議なことが起こりつつあるのは分かっているのだが,自分に降りかかりであろう災難を何ら把握出来てない,この場合…,卵が孵化し…,エイリアンが出てくるか,サタンが出てくるか,ホホホホー!と笑いながら,カーネル・サンダースが出てくるか,3番却下!最初の被害者は彼!だって,ホラー映画のセオリーだもの!
でもなー,この根性無し3人組じゃ世界の危機は救われねーよな,至急,ブルース・ウィルスに状況を説明し,助けに来てもらわなくっちゃ!
「おいおい,俺が居ないと地球は回らねいのかい?!」 -
鶴姫ピンチ!
と…、つい一瞬目を離した隙に(…、実のところ、綱吉公の威を借り、偉そげに、あーだ、こーだ、と、矢鱈文句命令の羅列で、ほとほと嫌気が差し、姫の半径10m以内には近づかないよう心がけていたのだが)、な…、
な…、何と…、某国の工作員らしい2人組に拉致られてしまった…、
ああ…、何て奇特なお方…、ありがたや、ありがたや、なむなむ〜…、これで晴れて1人旅を満喫できるもの、ハハハハー!!
と…、高笑いしていたのだが、ま…、ま…、待てよ、あの人より犬を大事にする馬鹿将軍のこと、同行者が俺だと知るや…、斬首はもとより、悪くすれば釜ゆで…、讃岐うどんの釜ゆでは絶妙な歯応え、啜る度に口一杯に広がる、正に口福…、
方や…、己の釜ゆでは考えるだに不味そう、もとい、死んでしまいますじゃん!!
と…、気乗りは全くしないものの、姫探索隊を急遽編成!号令!1!…、…、たった1人かい?!某国の工作相手に、たったの1人で勝負かい?!
ま…、ま…、負けた…、
と…、突然ひょっこりと現れた姫!
「何を今更慌ててるのよドジ!ドジのドジのドジ男君だわ!」
「腹が立つのはよーく分かる、が…、ドジのドジのドジ男君は人権を無視してませんかい?!」
「真実を赤裸々に世間に公表したまでよ!で…,お主は,私が拉致されるまで,ボケーっと芸術鑑賞いてた訳…,ははは,正に…,」
「姫,エンドレスで繰り返すのはもー勘弁して?!で…,姫を拉致した2人組はどーしたので?!」
「ああ…,鶴姫様と見込んで,通常一般公開してない特別の展示品があるから是非とも見て頂きたい,と,言うから,着いて行ってやったら,いきなり『はははは,所詮は籠の中の鳥,世間知らずとはこのことよな,姫様,貴方様には恨みはないのですが,なんせ,我々に与えられた任務ですから,暫く静かに…,』と,さるぐつわを取り出すから,姫の武芸指南役の1人,元ロシア特殊部隊所属隊員直伝のコンバット・サンボを繰り出したら,あっけなく2人とも死んだのよ,人の命って儚いわね…」
「過剰防衛以外にないじゃねーですか?!」 -
芸術とは…
と…画の前に立つこと数分…,
「わ…,わ…,分からん…,俺の脳みそが猿以下なのか,はたまた,マトリックス的仮想現実なのか…,言ってる端から俺も全然分からん…,」
と…,作者の意図が簡単に分かるなら,…俺は近世稀なる貴重な芸術家だー!!
と…,魂の雄叫びをあげた途端,いきなり,現実に引き戻される,姫のバットの炸裂…,イチローも大リーグ10年連続200本安打を達成したことですし,今更,俺の頭ぶちかます理由は何?!
「いやー,最近,運動不足で体がなまってるのよね,大した理由でも無いから気にしないでよ,ハハハハー!!」
「あ…,あ…,あんたには,大した理由が無くても,殴られる俺の身になってくれよー?!」 -
あ・あ・あ・あ・悪夢…
と…唯でさえ不気味な作風に,追い打ちをかけるような瞳の変化…,
ある時は…こちらを見…,
ある時は…瞼を瞑り…,
ある時は…あかんベーをし…嘘!
トラウマだー!!50を前にしてトラウマとはこれ如何にと思われるかもしれないが…,トラウマじゃないよね,ははは…,でも,怖えーよ,かーちゃん的な作風…,
「姫!姫!こんなの見て大丈夫ですか…,夜中に便所に行けないとか?!」
「ほほほほ…,何をこれしきの事を…,江戸城では,無念の死を遂げた魂が,毎夜彷徨い歩いて賑やかなこと賑やかなこと,先日も,毒を盛られて死んだ,父君の御側役の女子と延々3時間も愚痴を聞いてやったぞ…,斯様なもの単なるまやかしであろうが…,」
と…,止めるいとまも無く,姫の懐の無数の釘打ちっぱなしのバットがさく裂,あららら…,
「姫様,器物損壊でマジで訴えられますから,ここは逃げの一手!!」 -
Aurora/宇宙的狂気愛/紫の胎動ほか…
2007年の「隠居宣言」以来、ますます孤高の芸術的新境地を開きつつある横尾忠則…,
今回は、空家というこれまでとは異なる環境に作品を設置するアプローチによって、横尾による絵画作品の新しい相貌を見せようと試みる…,
と…,取り敢えず,ビビットな鮮烈な赤で観客の度肝を抜き…,が…,後が続かん!
「何が言いたいんだ君はー!!
と…,作者が居たら首を絞めたくなるような一品
あ…,カメさんもいる,つるかめつるかめ…,って,お前は長寿を願っているのかー?!
「つるかめつるかめ…なむなむなむ〜!」
「で…,何で姫が長寿を願うのよ?!意味全然分からねー?!」
「流石,アホと言えば人後に劣らぬPiano!江戸城と言えば,政の中心,そこでは様々な利権を巡って,権力争いが絶えぬ,鶴もその例外ではない,唯でさえ,人気の悪い犬公方と呼ばれている父君のこと,隙あらばと,御三家も鵜の目鷹の目で跡目を狙っておる,姫も日々怠りなく,剣術はもとより柔術,マーシャルアーツからカンフーに至るまで精進している,最近はハイチの呪術に凝っておるのだがこれがなかなか面白くてのう…」
「姫様!あなた様は呪いのババアですかい?!」 -
芸術は体力だー!…
と…,都会のど真ん中に鎮座まします美術館ならしも,唯でさえ無駄に広い豊島に,わざわざ嫌がらせのように分散して展示してあるアート…,
展示期間中は,無料バスが巡回しているが,到底展示作品のまん前に停車してくれる筈も無く,後はひたすら歩く・歩く・歩く…,
と…,歩くことが,仕事の次に嫌いなものにランクインしている俺でも,歩かねばならぬこともある,原チャは階段を登れません,シクシク…,
観客の多くは一線を退いた高年齢層,夏休みで暇を持て余している大学生と,この2大勢力が幅を利かしており,大学生は無駄なパワーを持て余しているのだから,バスなど使わず,ひたすら豊島を駆け巡って行き倒れ,結果,芸術に命を捧げあの世へ,なむなむ,ちーん!
で…,侮れないのが,一線を退いた高年齢層…,彼らは無と化した戦後の日本を,なんと,世界のトップ・レベルの経済大国へ伸し上げたつわもの…,無情な太陽の日差しを浴び,半ば干からびたイモリの如くへたばっている大学生を尻目に歩く・歩く・歩く…,彼らならば,ユーラシア大陸横断の御業も不可能ではないのではないか…,
で…,中途半端な俺ら,バブルに浮かれ,バブルに泣き,何事に対しても疑心暗鬼…,ま…,後定年まで頑張りますか,はははは…,日本の将来はどーなるのよ?!世代…,
坂道かー,エレベーターは無いの?!ある訳ないか,ははは,かったりーよなー,でも,5000円払ったしなー,芸術も高齢者社会を配慮して作ってほしいよな!ぷんぷん! -
トムナフーリ…,
トムナフーリとは古代ケルトにおける霊魂転生の場のこと…,
この伝説から着想し、ガラスのモニュメントを制作…,
作品とスーパーカミオカンデをコンピュータで結び、超新星が爆発すると光を放つ…
素晴らしい,現代科学と芸術の融合!…って,見れませんがな!!
超新星の爆発のサイクルがどの位か知りませんが,かなりの規模のものであるなら1年に1度位…,
作者の方…,頑張って,豊島に骨を埋めてください…,俺は,暇は暇だけど付き合いきれません…,
沼の中でモニュメントが光を放つ瞬間を誰かYoutubeにアップしてくだいね!
そんな暇人が居るとは絶対思えないけどさ…, -
実りの秋!…
と…,記録的な猛暑の影響が懸念されましたが…,島は実りの秋!
じゃ…,そこに青々としているのは当然米なのよね?!
と…,言われて初めて気づく,我が身の愚かさ…,時期的に,イネならそろそろ黄金色に色付いて,収穫を待つだけの,筈なのだが,目の前のものは,未だ青々とし…,何なんだよこれはー?!
と…,1人頭を抱え魂の雄叫びを上げるも,答えを授けるもの無し…,俺って嫌われ者?!
と…,咄嗟に,視点を変え島から眺める雄大な瀬戸の風景…,あれほど猛威を奮った猛暑も何処へやら去り,これからは本格的な秋到来,この1枚は豊かな自然を抱える豊島と瀬戸の雄大な景色を融合させた珠玉の1枚(…もろ,自薦じゃん!)豊かな実りを待つ緑(…だから,何なんだよ?!),穏やかな瀬戸の海の青が1枚に収まりきらない程に溢れている逸品(…こらこら,そこなで言うか?!)
と…,あー!嫌だ嫌だ…,俺は嘘が嫌いなのよね?!あ…,全然信用して無い目,かー?!情けなかー?! -
空の粒子/唐櫃…
神社の広場にある貯水タンクの周りに鉄の彫刻を設置。彫刻のなかで耳をすますと、微かに水が流れる音が響く…、
また、目の前には神社の木々、そして眼下には棚田や海などが広がり、水や音とともに五感で楽しめる彫刻である…、
むむむ…、神社の持つ神秘性、棚田や海の偉大なる自然、これらを見事に融合し昇華した作品…、あ…、あ…、侮れぬ…、
と…、如何にも、知ったらしげに、口にしたいのだが…、五感と言えば,幼少の頃,至近距離から見事にエクゾセミサイルを被弾した位に,轟音と共にナノサイズに崩壊以来縁が無く…、感性求めて3000里と、探せども探せども,引き出しの奥を弄っても,畳をはがしてみようが…、天井裏が怪しいのではと,頭を突っ込むや否や、蜘蛛の巣に無惨にも絡め取られ…、
「あひゃーーーーー!!!!」
と…、無類の虫嫌いの特性を遺憾なく発揮!…、無念の殉死、ちーん!
そんな、捜し物は、何処を引っ繰り返しても見つからぬ俺…、
で…、そんな俺にとっては、これは…、単なる錆びた輪っかじゃねーか?!
「主の首つりには手ごろのサイズじゃな,ほほほほ…!」
「姫なんか…,姫なんか…大嫌いだー!!」
と…,今更言うこともないが…, -
ありがたや…
音羽の水が京の雄なれば…,ここは豊島の雄だー,はははは!!と…,笑う端から覚めてしまうと言う,名も無き水…,
と…,名も無き水だからと言って,侮ることなかれ,しっかり…,
「水吐き厳禁」と板書してある…,
一度口にしたら,如何に不味かろうが,飲み込むしかない…,な…,な…,何と厳しき戒律なのだろうか…,それとも単に飲んでもらいたくないの?!
島と言う有る意味,閉鎖的社会にはその存続のために,独特の戒律があるらしい…,
ご飯を喰う時には東に向かって喰らうべしとか…,
家に帰った時には必ず…,
「帰ったでごんす!」
と…,手刀を切る…,当然の如く御祝儀は無いのだが…,
島…,恐るべし!! -
-
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この旅行記へのコメント (4)
-
- kuritchiさん 2010/09/28 02:53:52
- アートだぁ〜!!
- pianoさん、こんばんは^^
豊島の瀬戸内国際芸術祭の旅行記にお邪魔しております^^
アート!ですねぇ。。。
フェリー料金もなかなか…、観賞券のお値段も。。。(@。@;)
やっぱり、アートには、路銀がかかる。。。???
kuritchi
- pianoさん からの返信 2010/10/25 18:36:32
- こんばんはー
- kuritchi毎度ですー!!
芸術の秋!芸術とは正に対角線上に位置する俺でも,近隣でこないに盛り上がれば,興味しんしん…,
楽しいですよー,肩こらなくって,が…,着実に財布の中身は軽くなる一方,仕舞には羽が生えて飛んでゆきそう…,
秋まっ盛りと言うのに,財布の中身は最早厳冬を迎えてますぜ!
では,良い旅を!
-
- 青山蒼渓さん 2010/09/21 23:11:08
- 高過ぎる!
- 5000円ですか、高過ぎる!
有名劇団の公演料、
コンサ−ト代金並。
路銀が底を尽きやしたぜ・も納得。
私には無縁ですなぁ、どうせ分からない
ア−トだし。
- pianoさん からの返信 2010/10/03 06:55:56
- おはよー
- LPriqさんお久ですー,猛暑で三途の川の向こう側に行ってませんかー?!
と…,5000円,高いと思えば高い,安いと思えば安い…,7島全部廻って全ての作品を見ると思えば安い…,が…,それだけ旅費がかさむので,傷口さらに広がる…,多分,財布からの出血多量で絶命,50を前にして哀れ誰に看取られことなくあの世へ,なむなむ〜,ちーん!
アートは面白いですよー,100人いれば,100通りの解釈が出来る!不正解なんか無し!自分が感じたもの,それが答えなのよ!
では,良い旅を!
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