2010/06/10 - 2010/06/10
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frau.himmelさん
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2023年9月、待ちに待ったヨーロッパ旅行に出かけます。実に4年ぶりの旅です。今回は久しぶりにベルギー・オランダ方面にも足を延ばしたいと思っています。
ところで前はどんな旅をしたのだろうか?
埋もれていた昔々の旅行記を引っ張りだして振り返りながら、旅計画を練っています。(2023・6月追記)
☆2010年の旅行記です。
エッセンからアーヘンにやって来ました。
アーヘンでは3泊いたします。
アーヘン滞在初日目。
今日は隣国オランダのマーストリヒトにショートトリップです。
マーストリヒトと言えばマーストリヒト条約。
私が時々お手伝いしているボランティア事務所でその話が出ました。
「せっかくだからマーストリヒト条約のことを調べて行ったほうがいいよ!」。
こうおっしゃった方は長い間欧米に駐在経験をお持ちのHさん。大変ヨーロッパに詳しい方で、時折ご自分の経験に基づいた面白い話をして下さいます。
他の方も、「そうだそうだ。じゃ、この案件を1ヶ月も休むhimmmelさんへの宿題にしよう!」。
大変なことになりました。
でも、旅は目的がある方が楽しいだろうという親心でしょうから、皆さんのお心遣いありがたくお受けします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
PR
-
アーヘンからマーストリヒトに行くにはバスが便利です。
バスターミナルに行けば乗り場もわかるでしょうと軽く考えておりました。
ところが、探しても該当するバス乗り場が見当たりません。
係員に聞くと、「テアターの方から出ている」って。
今私達、そのテアターの方からやってきたのよ、15分もかけて。
写真:アーヘンバスターミナル -
ドイツ鉄道の時刻表で調べたところでは、オランダのヘーレンで乗り換えてマーストリヒトに行けるようです。
何たるラッキー!
テアターに行く手前で、ヘーレン行き44番のバスが停まっています。あわてて飛び乗りました。
切符は車内で運転手から購入、ヘーレンまで2人分9.3ユーロです。
アーヘン市内の途中のバス停です。 -
バスは30分ほど走ってアーヘン市内を抜け出し、オランダの国境にさしかかりました。
オランダに入ったら何となく景色が違って見えるのは私の気のせい?
でも、大発見、オランダって信号が少ないんですね。
オランダのバス停です。
上のドイツのものとの違いは、一目瞭然ですね。 -
国境から15分ほどでヘーレンに到着しました。
乗り換えてバスで行くのかと思ったら、ここからは電車なんですって…。
地下通路を通ってヘーレン駅に行きます。 -
マーストリヒトまでの切符を窓口で購入します。
ベルギーでチケットを買うのは初めて、ドキドキします。
言葉が通じるかな…?
心配は要りません。
「ツー、マーストリヒト」だけで十分通じますから(笑)。
2人で10.8ユーロ。 -
ホームに行くと、マーストリヒト行きの電車が待っていました。
-
車内はこんな感じ。かわいい内装です。
ガラガラですね。 -
22分でマーストリヒト駅に到着
-
あそこに若い駅員さんたちが集まっています。
ベルギーの駅員さんの制服姿、カッコいいですね! -
私達が乗ってきた電車、これからヘーレンに引き返すようです。
-
マーストリヒト駅。
やっと来たのねー。
昨年秋に訪れる予定だったのに、スケジュール変更を余儀なくされて取りやめた経緯があります。
でもまあ今日の方がよかったのかも…。
昨年だったら駆け足だったでしょうけど、今日は一日ゆっくり観光出来ますから。 -
駅前通りをまっすぐ進み…。
高層建築は見当たりません。統制のとれた可愛い建物が並んでいます。 -
途中の花屋さんに置かれている牛の像、かわいいです。
お店のディスプレイもどこかドイツとは少し違うような気がします。 -
あまりかわいいので、こちらも紹介しちゃいます。
子牛とヒツジ。 -
環状ロータリーに立っている立派な銅像。
ここからいろんな方向にバスが走っているようです。
ここで、アーヘン行きのバスを見つけました。
えっ、ヘーレン経由でなく直接来ることができたんだぁ…。 -
アーヘン行きバス停に行って見ます。
あら、なーんだ、50番のバスだったらアーヘンから直接来れたのね。
(追記・2023年現在は350番バスに変わっています。)
1時間に3本くらい出ていますので、帰りはここから乗ることにします。 -
環状ロータリーを横切って…。
こちらはまた違った飾り付けのお花屋さん。
オランダの色、オレンジを象徴する花がひときわ目立っています。
そういえば、サッカーのオランダチームのことをオレンジ軍団って呼んでいますね。オランダも国を挙げてサッカー熱心な国ですよね。 -
おいしそうな色鮮やかなベリー類。
帰りにまだ残っていたら1箱買って帰りましょう。 -
シュパーゲル。キロ3.55ユーロ。
昨日のドルトムントの市場より安い。でも、こちらのがちょっと細いかも…ね。 -
駅方面の新市街と旧市街を結ぶ聖セルファーズ橋を渡ります。
現存するオランダで最古の橋だそうです。
ここから見るとそんなに古い橋の感じはしませんが…。 -
下を流れる川はマース川。
マーストリヒトは紀元前50年ごろ、ローマ軍が「マース川の渡し場」という居留地を作ったことに由来する名前だそうです。
旧市街に向かって左側の景色です。
聖母マリア教会の高い建物が見えます。 -
こちらは右側。
市庁舎やマルクト広場のある方です。
船が停泊している場所は、マース川クルーズ発着所です。 -
旧市街の橋のたもとにある土産物屋さん。
-
まずは観光案内所に先に立ち寄ります。
賑やかなオシャレな通りをもう少し行って、Muntstr.を右に曲がります。 -
少し行くと、観光案内所が見えます。
実はこの建物自体が観光名所なのです。
この立派な建物はディングハウスという1476年に建てられた旧中世裁判所でした。
当時はこの上は監獄になっていました。 -
私が建物にカメラを向けていると子供達が揃ってピースのポーズ。
どの子もみんな可愛い!。
ところで、2本指を立てて「ピース」って、世界共通のポーズなのかしら? -
観光案内所の中にはマーストリヒトの土産物がいろいろあります。
ここで市内地図と近くにあった資料を手にとったら、4ユーロ請求されました。
えーっ無料じゃないの?
4ユーロ払いましたが、オランダ語が全然読めないから無駄なのにね…(泣)。 -
内部にあったレリーフ。
帰って調べたら、これは16世紀当時のもので、重要なものだそうです。
写真がボケててすみません。 -
観光案内所を出て、マルクト広場に向かいます。
この広場では中世からずーっと市が立っているそうです。
これは市庁舎。 -
市庁舎の正面にまわります。
1659年から1664年建造。
当時ブラバンド公国とリエージュ司教の2大勢力がお互いに町の支配権を廻って争っていたため、正面玄関には2つの階段があります。
*追加
ちなみに2大勢力時代とは、1204年ブラバント公が領有権を奪還した後、1794年フランス革命によりフランス傀儡政府に支配されるまでの500年近く続いた。
なお、8世紀に聖セルファース司教がリエージュ司教に地位を奪われている。
でも、不思議、玄関が2つだったら中も別れていたのかしら?
あっちがちょっと広いとか狭いとかで、ますます争いが起きそう…。(庶民の勘ぐりです。無視してください(笑) -
広場の中を散策しましょう。
食べ物の屋台で、おいしそうに何かを召し上がっている人々。
幸せそうなお顔! -
ここはお肉屋さん。
品揃えが豊富です。 -
やっぱりあった!
サッカー王国オランダ。
ドイツもオランダもワールドカップに出場していますので、応援ぶりは半端ではないです。 -
その下はオシャレなイタリアンレストラン。
-
オランダと言えば木靴。
可愛いーっ。
お土産に持って帰りたいけど、かさばるし…。 -
おっと、探し物がここにありました。宿題を忘れたわけではありませんからね。
欧州のマークがここにあるってことは、これがマーストリヒト条約の記念じゃない?
*マーストリヒト条約*
正式名称は「欧州連合条約」。欧州共同体(EC)の加盟国が協議して欧州連合の創設を決めた条約。
1991年11月に加盟国同士の協議がまとまり、1992年調印、発効されたのは1993年11月。通貨統合と政治統合の分野について協議された。
その後、追加・修正が加えられ、現在加入している国は27国、約5億人となっている。 -
それじゃーこの像は、もしかしたら欧州連合条約の記念の像か何かかしら?
法服のようなものに身を包んだ尊いお方が、今も燃え続けているオリンピックのトーチみたいな松明を持っていらっしゃる…。
何となく欧州連合の夜明け!(笑)って感じがしません?
私の妄想は膨らみます。
ところが…。 -
いろいろ調べてみました。いい加減なことはここに書けませんから…。
そして、今私の頭は混乱しています。
ネット情報では、欧州連合の像どころか、この像は「Maaswief・市場の女性の像」って記述があるのが多いのです。
でも、私にはどうしてもこの像は女性には見えません(困惑)。
(2023年追記、私の勘違いでした) -
無理してもう少し調べてみます。
銅像の下に彫ってあった文字を検索して私なりの結論を…。
(その前にお断り:私はオランダ語は全然判りませんから、もしかしたら大きな勘違いをしているかも知れません。)
この方はここマーストリヒト生まれの「ジャン・ピーテル Minckelrs」(1748-1824)、物理学者ではないかと…?
いずれにせよ、マーストリヒト条約には全然関係ないことだけはわかりました。
ではあのさっきの欧州のマークの文字も全然関係ない…、ってことね。 -
もう一人、ここにとてもユーモラスなおば様の像があるのですね。
私はこの女性が Maaswief、市場の女性の像 ではないかと思うのですが…。
(2023年追記。この像が「Maaswief(市場の女性の像)」でした。
マーストリヒト条約の宿題を気にするあまり、とんでもない妄想に走っている私です…。 -
さてさて、妄想を振り払って、次に行きましょう、次!
すてきなお店が並んでいるアーケードを抜けて…。 -
まるで、お伽の国に迷い込んだかと思うようなかわいいお家の前を通り…。
-
フライトホフ広場にやって来ました。
聖セルファース教会と聖ヤンス教会が並んでいます。
聖セルファース教会の前のグレーの建物は歩哨詰所本部(1773年)です。
手前の階段つきのモニュメントは司教支配のシンボルだそうです。 -
聖セルファース教会。
マーストリヒトの初代司教で町の守護聖人でもある聖セルファースを祀る教会です。
歴史的に大変古く、550年ごろ教会の基礎が置かれました。
オランダで最古の司教区教会だそうです。 -
教会の入口。
現在の建物は11世紀建設されたものです。 -
教会の南側。
重厚な造りの外観。 -
団体で来ていた現地の方たちがここから中を覗いていました。
何があるの?ってドイツ語で聞いたけど、返事は聞き取れませんでした。オランダ語だったのでしょうね。
文字も読めない、言葉も聞き取れないってのは本当にストレスですね。 -
聖セルファース教会の南隣には聖ヤンス教会があります。
14、15世紀に建てられたゴシック様式の教会。
高さ70メートルの赤い色の塔が目を惹きます。
現在はオランダプロテスタント教会です。 -
ここは塔にも登ることも出来るようですが、私達シニアは塔に登るのは遠慮させていただいて、礼拝堂で少し休ませていただきます。
-
地味な内部ですが、左手にある説教壇が気になります。
何かにルイ14世の説教壇とか書いてありました -
再びフライトホフ広場に出てきました。
ここに、場違いなカラフルな人形達がいました。
昔、子供の頃(かなり昔です)図工の時間に、新聞紙で作った紙粘土に色をつけて工作していました。
そんな感じの人形です。 -
ユニークさではこのモニュメントも引けをとりません。
どう見ても顔はお猿さんです。
このおサルたち人気があって、次々とカメラマンが来て写真を撮っていました。 -
さて、聖セルファース教会と聖ヤンス教会に別れを告げて、フライトホフ広場を後にします。
その2に続きます、よかったらお付き合いください。
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