2010/08/14 - 2010/08/20
282位(同エリア820件中)
Licodさん
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<釜山3日目>
当初この日は、どこへ行くか予定を立てていませんでしたが、前日参加した慶州ツアーでガイドさんが、通度寺は「仏宝寺刹」と呼ばれ、真身の仏舎利があるとの話を聞いて、是非訪れたいと思いました。
通度寺は、釜山市の隣の梁山市にあり、釜山から慶州へ行く途中の中間あたりに位置します。公共の交通機関を利用しては少し行きずらそうな場所なので、通度寺へ行くツアーはないかと、現地発の観光ツアーパンフレットをいくつか探していたら、金海空港の観光案内所で入手したもののなかに「スキマ」カモメツアーというあまりネットでも見覚えのない旅行会社の半日観光ツアーのなかに、通度寺と首露王陵を周るユニークな組み合わせのコースを見つけました。せっかく釜山に来たのだから伽耶の史跡にも行ってみたいと思っていたので、予約の電話を掛けたところ、チャーター車を勧められました。どうやら我々の家族以外、参加者がいないようで、ガイドは付きませんが代わりにドライバーがカタコトの日本語で案内もしてくれるとのことでお願いすることにしました。
【旅行日程】
8/14 成田→釜山
8/15 慶州 仏国寺、石窟庵、慶州国立博物館他(現地ツアー参加)
8/16 通度寺、首露王陵(チャーター車)
8/17 移動 釜山→ソウル(KTX)
8/18 国立中央博物館
8/19 仏教美術館
8/20 仁川→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝9時に釜山ロッテホテルに迎えに来てもらい、約1時間で通度寺の駐車場に到着。
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通度寺の創建は、646年(宣徳王15年)に三国時代の新羅の僧 慈藏によるものす。慈蔵は唐で仏法修行を行い、帰国の際に仏舎利を持ち帰り戒壇に納めたと伝えられています。
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昨日に訪れた慶州のお寺と違い観光客は我々以外ほとんどなく、信者の方が多数集まって来ていました。
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山号の霊鷲山ですが、インドの霊鷲山に通じていることから由来しているそうです
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通度寺の伽藍は、上炉殿、中炉殿、下炉殿から成っていて新羅の伝統的な伽藍配置とは、異なっているそうです。
天王門は下炉殿の関門で、この門より先の不二門までが、下炉殿と呼ばれるところである。 -
天王門は日本で言うと仁王門なのか、門の両脇には、四天王が二体づつ配置されていました。
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写真左:琵琶を持つ持国天王 (東方の守護神)
写真右:宝剣を持つ増長天王 (南方の守護神) -
写真左:龍を持つ広目天王 (西方の守護神)
写真右:宝塔を持つ多聞天王 (北方の守護神) -
梵鐘楼
全ての鳴り物(鐘、太鼓、木魚)が、この楼に納まっています。 -
下炉殿の中央には、三層石塔があります。
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三層石塔
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不二門より先が、中炉殿となります。
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上炉殿にある大雄殿には「金剛戒壇」の扁額が掛けられています。
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イチオシ
大雄殿内にはご本尊の仏像は無く、祈りの先には大きな窓があり、その窓越しに金剛戒壇を拝む形になっています。
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金剛戒壇
慈蔵律師が唐より持ち帰った真身舎利が奉安されている中央の石鐘。 -
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将軍標、チャンスンが寺院の入口付近にありました。
男性の標には「天下大将軍」、女性の標には「地下女将軍」と書かれたものが対になっています。 -
通度寺を後にし、金海へ向いました。
高速道路を釜山方面へ戻り、洛東江を渡ると金海市へ入ります。
洛東江は、韓国で最長の河川で、川の名の由来は、駕洛の東側を流れるからだそうです。
昔ここは、伽耶、加羅、駕洛、金官などと云われていた地で、古代の日本(倭国)と最も関係が深かった国でした。 -
首露王陵
現在の場所に首露王陵が造営されたのは661年のことだそうです。 -
首露王(キム スロ)は、この近くの亀旨峰に降臨した金の卵から生まれた伝説があります。
また、王妃はインドの阿踰陀国の王女と伝わる許黄玉で、何故インドからの妃なのか非常に興味深いものがあります。 -
鳥居の原型のような紅箭門
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駕洛楼
楼の名前は、駕洛国太祖大王を奉っている意から命名されたそうです。 -
納稜正門
この写真では、はっきり見えませんが、この門には神魚文様というインド阿踰陀国でよく見られる塔(婆娑石塔)を真ん中に2匹の魚が向かい合う文様が描かれていて、王妃の故国と関連付けられています。
この双魚文様は、現在のインドのウッタル プラデシュ州の紋章にもなっています。ただし、双魚の中央には塔ではなくて、弓が描かれています。 -
首露王陵
直径22m、高さは6mほどの円形封土墳。やわらかい感じのする曲線が印象的でした。 -
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王陵後方の山々
首露王が降臨した峰はどのあたりだったのでしょうか。 -
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首露王陵の真向かいにある金海観光案内所
ここで、日本語の金海の観光案内地図や博物館のパンフレットが入手できます。
観光案内図を見ると、この近くに国立金海博物館や大成洞古墳があるようですが、あいにく月曜日は休館でした。次回へ持ち越しです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kankonokiさん 2011/01/18 22:03:09
- 首露王陵
- Licodさん、こんばんは
首露王陵って史跡があるのをこちらで初めて知りました。
BSフジで火曜19時から「鉄の王 金首露(キム・スロ)」を放映中で毎週見ています。こちらでインドの商人の姫様がスロといい感じになっています。ただし、演じているのは韓国人の女優さんです。
- Licodさん からの返信 2011/01/20 00:20:42
- RE: 首露王陵
- kankonokiさん、こんばんは
ご訪問ありがとうございます。
私も王陵のパンフレットにインドからの妃と知って、韓半島の南端のこの地と遥か天竺の国との結びつきについてとても疑問に思っていたのですが、ドラマを見るまで鉄を商材としたビジネスの関係がこの時代からあったとは思いもしませんでした。
次回は、王妃陵やそこにある婆娑石塔、金海付近の伽耶の旧跡を見に行こうと計画してます。
> Licodさん、こんばんは
>
> 首露王陵って史跡があるのをこちらで初めて知りました。
> BSフジで火曜19時から「鉄の王 金首露(キム・スロ)」を放映中で毎週見ています。こちらでインドの商人の姫様がスロといい感じになっています。ただし、演じているのは韓国人の女優さんです。
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