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2010年6月1日から、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路を歩く旅に出ました。<br /><br />到着したのは、8月22日。<br /><br />もともと歩きがゆっくりなのと、ちょこちょこ寄り道をしていたら、ずいぶんと時間がかかってしまいました^^;<br /><br />旅行記も、もっとまとめて書こうかとも思いましたが、1日1日の内容が濃すぎたので(笑)<br />せっかくなので、細かくわけて書きます。<br /><br />まずは、1日目、パリからサンテティエンヌへ。<br />そして、2日目、朝、サンテティエンヌからル・ピュイへ。

巡礼の道  1・2日目 パリ~サンテティエンヌ~ル・ピュイ

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2010/06/01 - 2010/06/02

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mai

maiさん

2010年6月1日から、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路を歩く旅に出ました。

到着したのは、8月22日。

もともと歩きがゆっくりなのと、ちょこちょこ寄り道をしていたら、ずいぶんと時間がかかってしまいました^^;

旅行記も、もっとまとめて書こうかとも思いましたが、1日1日の内容が濃すぎたので(笑)
せっかくなので、細かくわけて書きます。

まずは、1日目、パリからサンテティエンヌへ。
そして、2日目、朝、サンテティエンヌからル・ピュイへ。

同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
マレーシア航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 旅の始まりは、散々だった。<br />マレーシア航空で、意気揚々と関西国際空港を出発して、無事クアラルンプールに着いたと思ったのも束の間。<br />クアラルンプールからいつまで経っても出ることが出来ない。<br />もともとでも7時間と長いトランジットが、さらに延びて、やっとシャルル・ド・ゴール空港に着いたと思ったら、次は入国審査でも、ヨーロピアンとそれ以外にわけられて、待たされる、待たされる。<br /><br />せめて今回は、「旅の目的は?」と聞かれたら、「sightseeing」でなく、「巡礼」と答えようと思っていたのに、「日本人?」としか聞かれなかった。<br />なら、さっさと通してよ(&gt;_&lt;)<br /><br />シャルル・ド・ゴール空港から、ガール・デ・リヨンへ行くには、バスとタクシーの2通りの行き方があるみたいだった。<br />バスは、16.5ユーロ。<br />タクシーだと50ユーロくらいらしい。<br />日本で事前に買ったチケットの電車まで約1時間。<br />空港から駅までの所要時間も約1時間。<br /><br />飛行機が予定通り7時前に着いていれば、交通事情も違っただろうが、パリはすでに朝のラッシュの時間になってしまっていた。<br /><br />タクシーを選んでも、間に合わなかったら悔しい。私はバスに乗り込んだ。<br />

    旅の始まりは、散々だった。
    マレーシア航空で、意気揚々と関西国際空港を出発して、無事クアラルンプールに着いたと思ったのも束の間。
    クアラルンプールからいつまで経っても出ることが出来ない。
    もともとでも7時間と長いトランジットが、さらに延びて、やっとシャルル・ド・ゴール空港に着いたと思ったら、次は入国審査でも、ヨーロピアンとそれ以外にわけられて、待たされる、待たされる。

    せめて今回は、「旅の目的は?」と聞かれたら、「sightseeing」でなく、「巡礼」と答えようと思っていたのに、「日本人?」としか聞かれなかった。
    なら、さっさと通してよ(>_<)

    シャルル・ド・ゴール空港から、ガール・デ・リヨンへ行くには、バスとタクシーの2通りの行き方があるみたいだった。
    バスは、16.5ユーロ。
    タクシーだと50ユーロくらいらしい。
    日本で事前に買ったチケットの電車まで約1時間。
    空港から駅までの所要時間も約1時間。

    飛行機が予定通り7時前に着いていれば、交通事情も違っただろうが、パリはすでに朝のラッシュの時間になってしまっていた。

    タクシーを選んでも、間に合わなかったら悔しい。私はバスに乗り込んだ。

  • 案の定、バスは一向に進まない。<br />ガール・デ・リヨンに着いた時には、すでに予約していた電車は発車してしまっていた。<br /><br />私のチケットは変更の効かないチケットで、使わなかった場合は、その証明の為に「not used」のハンコをもらって、日本で払い戻し、と聞いていたので、その手続きの為に窓口へ。<br />フランス語の出来ない私の為に、英語の話せる人が億劫そうに窓口へやってきた。<br />だが、怪訝そうな顔で私を見るばかりで、ハンコの事が一向に通じない。<br />こちらも、わけがわからないという顔をしていると、次の電車の時刻と追加料金を書いたメモをこちらへ寄越した。<br />理由はよくわからなかったが、23.5ユーロで、次の電車に変更が出来たようで、1時発の電車までさらに待つ。<br /><br />待っている間に、何故かリュックの底が濡れている事に気づいた。開けてみると、つめかたが悪くて、コンタクトの洗浄液がほとんどこぼれてしまっていた。<br />今日のうちにル・ピュイまで行ってしまうつもりだったけど、サンテティエンヌに着いた時にはヘトヘト。今日はもうここで泊まってしまう事にした。

    案の定、バスは一向に進まない。
    ガール・デ・リヨンに着いた時には、すでに予約していた電車は発車してしまっていた。

    私のチケットは変更の効かないチケットで、使わなかった場合は、その証明の為に「not used」のハンコをもらって、日本で払い戻し、と聞いていたので、その手続きの為に窓口へ。
    フランス語の出来ない私の為に、英語の話せる人が億劫そうに窓口へやってきた。
    だが、怪訝そうな顔で私を見るばかりで、ハンコの事が一向に通じない。
    こちらも、わけがわからないという顔をしていると、次の電車の時刻と追加料金を書いたメモをこちらへ寄越した。
    理由はよくわからなかったが、23.5ユーロで、次の電車に変更が出来たようで、1時発の電車までさらに待つ。

    待っている間に、何故かリュックの底が濡れている事に気づいた。開けてみると、つめかたが悪くて、コンタクトの洗浄液がほとんどこぼれてしまっていた。
    今日のうちにル・ピュイまで行ってしまうつもりだったけど、サンテティエンヌに着いた時にはヘトヘト。今日はもうここで泊まってしまう事にした。

  • 立ち寄るつもりがなかったので、サンテティエンヌについては全く調べていなかった。<br /><br />何にも情報のない街に降り立つのは少しドキドキした。<br />フランスの街は、どこでもたいてい「オフィス・デ・ツリズモ」があると聞いていたので、まずはそこへ行くことに。

    立ち寄るつもりがなかったので、サンテティエンヌについては全く調べていなかった。

    何にも情報のない街に降り立つのは少しドキドキした。
    フランスの街は、どこでもたいてい「オフィス・デ・ツリズモ」があると聞いていたので、まずはそこへ行くことに。

  • 観光地、リヨンとル・ピュイの間に位置するサンテティエンヌは、本当に普通の街だった。<br /><br />駅の近くに安宿を見つける事が出来ず、かといって、遠くまで足を延ばす気力も残っていなかったので、今日は36.6ユーロの2ツ星ホテルに宿泊。<br /><br />フランスのホテル事情は、一部屋いくららしく、私が泊めてもらった部屋もツインだった。<br />そう思えば、小奇麗な部屋に二人で泊まれば、十分納得のいく価格だったが、そこは一人旅のツライところ。<br />私には、初日からイタイ出費となった。

    観光地、リヨンとル・ピュイの間に位置するサンテティエンヌは、本当に普通の街だった。

    駅の近くに安宿を見つける事が出来ず、かといって、遠くまで足を延ばす気力も残っていなかったので、今日は36.6ユーロの2ツ星ホテルに宿泊。

    フランスのホテル事情は、一部屋いくららしく、私が泊めてもらった部屋もツインだった。
    そう思えば、小奇麗な部屋に二人で泊まれば、十分納得のいく価格だったが、そこは一人旅のツライところ。
    私には、初日からイタイ出費となった。

  • フランスの信号はわかりにくい。<br />と思う。<br /><br />電柱の一番下の信号は車用で、運転している人の目線の高さなのだろうが、最初どちらを見て渡ればいいのかがわからなかった。<br /><br />それでも、フランスの交通事情は歩行者優先。<br />信号のない所などでは、渡りたそうにしてると、必ず止まってくれる。

    フランスの信号はわかりにくい。
    と思う。

    電柱の一番下の信号は車用で、運転している人の目線の高さなのだろうが、最初どちらを見て渡ればいいのかがわからなかった。

    それでも、フランスの交通事情は歩行者優先。
    信号のない所などでは、渡りたそうにしてると、必ず止まってくれる。

  • 翌日は、朝から雨模様。<br /><br />フランスの電車は、ほとんどがボックス席なのに、椅子が日本みたいに可動式じゃないから、みんな進行方向関係なく座っていると聞いたけど、本当にその通りだった。<br /><br />

    翌日は、朝から雨模様。

    フランスの電車は、ほとんどがボックス席なのに、椅子が日本みたいに可動式じゃないから、みんな進行方向関係なく座っていると聞いたけど、本当にその通りだった。

  • サンテティエンヌからル・ピュイへの電車は、本当に田舎の電車。<br />これも、これでも、駅。<br /><br />心配だった空模様は、ル・ピュイに着く頃には少し青空も見えてきて、気分も晴れやかに。<br />

    サンテティエンヌからル・ピュイへの電車は、本当に田舎の電車。
    これも、これでも、駅。

    心配だった空模様は、ル・ピュイに着く頃には少し青空も見えてきて、気分も晴れやかに。

  • ル・ピュイに、巡礼宿やジットがあるとは考えもしないで、オーベルジュドジュネス(ユースホステル)があると聞いていたので、そこに向かった。<br />後で聞くと、ほとんどの人は、巡礼宿の方に泊まっていたみたいだった。<br />ただ、部屋の様子はわからないが、値段はどちらも変わらないようだった。<br />私が泊めてもらった部屋は、2段ベッドの4人部屋。<br /><br />同室になったおばちゃんたちはフランス人。<br />この時の会話では、私はこの二人はフランス国内を旅行中で、巡礼とは関係ないと、誤解していたので、数日後再会した時、かなりびっくりした。<br /><br />荷物をおいて、いよいよ街を散策。<br />

    ル・ピュイに、巡礼宿やジットがあるとは考えもしないで、オーベルジュドジュネス(ユースホステル)があると聞いていたので、そこに向かった。
    後で聞くと、ほとんどの人は、巡礼宿の方に泊まっていたみたいだった。
    ただ、部屋の様子はわからないが、値段はどちらも変わらないようだった。
    私が泊めてもらった部屋は、2段ベッドの4人部屋。

    同室になったおばちゃんたちはフランス人。
    この時の会話では、私はこの二人はフランス国内を旅行中で、巡礼とは関係ないと、誤解していたので、数日後再会した時、かなりびっくりした。

    荷物をおいて、いよいよ街を散策。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ももであさん 2010/11/07 13:48:18
    歩いてみる
    maiさん、はじめまして。

    “こんな旅がしたい…”

    サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路を歩いてみる。
    何が目的かは、まだ分かりません。
    でもいつか必ず絶対にやってみたい!
    辿り着いたら、目的が分かるような気がして。

    maiさんのブログは、良いことも悪いことも素直な気持ち
    を表現されてて、とても好感が持てます。
    敢えて3日目までしか読んでません。
    巡礼するかのように、ゆっくり読ませて戴きます。

    まるで巡礼路の無料地図を発見した時のよう。
    これだ! 憧れの旅をしている人を発見できました。

    ももであ

    mai

    maiさん からの返信 2010/11/07 23:57:22
    RE: 歩いてみる
    ももであさん、はじめまして、こんばんは☆
    書き込みありがとうございました^^

    > 辿り着いたら、目的が分かるような気がして。

    はい、本当にそういうものだと思います。
    私も何が目的なのかわからないまま、歩いていました。
    だから、出発の前、あまり大勢の人にこの道の事を話すことが出来ませんでした。
    「何故?」という問いに答える事が出来なかったからです。

    巡礼を終えた今、その問いに答える事が出来るかと問われると、それもまた否です。
    私はこの旅で、本当に多くのものを得ることが出来ました。
    その大きさをまだ自分の中で消化しきれていないのです。

    ただ、一つ確かに言える事は、行く前は、「歩いてみたら何かわかるかな?」という気持ちでしたが、「歩いてみたら、必ず何かわかる」という事です。

    > maiさんのブログは、良いことも悪いことも素直な気持ち
    > を表現されてて、とても好感が持てます。
    > 敢えて3日目までしか読んでません。
    > 巡礼するかのように、ゆっくり読ませて戴きます。

    そんな風に言っていただいてありがとうございます☆
    旅の中では、本当にいろんな事がありました。
    日常と同じように、良いことも悪いことも。

    ただ、日常と違うのは、それを受け止める心の余裕でした。
    歩くスピードで、物事を眺めていると、一時の悩みはとても小さな事に、些細な喜びはとても大きな事に感じました。

    こうした事を感じながら出来た旅は、本当に贅沢な旅だったと感じています。
    なので、そうした思いを大切にしながら、旅行記を綴っています。

    ももであさんの旅行記と違って情報源としては、お粗末な私の旅行記ですが^^;
    (コンクの旅行記、読ませていただきました。教会の事など、すごく詳しくて、とても勉強になりました!ありがとうございました^^)
    ももであさんには、私のそうした思いを感じ取っていただけたのかなと、大変嬉しく思っております。
    本当にありがとうございました^^

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