2010/06/01 - 2010/06/02
139位(同エリア783件中)
maiさん
2010年6月1日から、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路を歩く旅に出ました。
到着したのは、8月22日。
もともと歩きがゆっくりなのと、ちょこちょこ寄り道をしていたら、ずいぶんと時間がかかってしまいました^^;
旅行記も、もっとまとめて書こうかとも思いましたが、1日1日の内容が濃すぎたので(笑)
せっかくなので、細かくわけて書きます。
まずは、1日目、パリからサンテティエンヌへ。
そして、2日目、朝、サンテティエンヌからル・ピュイへ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅の始まりは、散々だった。
マレーシア航空で、意気揚々と関西国際空港を出発して、無事クアラルンプールに着いたと思ったのも束の間。
クアラルンプールからいつまで経っても出ることが出来ない。
もともとでも7時間と長いトランジットが、さらに延びて、やっとシャルル・ド・ゴール空港に着いたと思ったら、次は入国審査でも、ヨーロピアンとそれ以外にわけられて、待たされる、待たされる。
せめて今回は、「旅の目的は?」と聞かれたら、「sightseeing」でなく、「巡礼」と答えようと思っていたのに、「日本人?」としか聞かれなかった。
なら、さっさと通してよ(>_<)
シャルル・ド・ゴール空港から、ガール・デ・リヨンへ行くには、バスとタクシーの2通りの行き方があるみたいだった。
バスは、16.5ユーロ。
タクシーだと50ユーロくらいらしい。
日本で事前に買ったチケットの電車まで約1時間。
空港から駅までの所要時間も約1時間。
飛行機が予定通り7時前に着いていれば、交通事情も違っただろうが、パリはすでに朝のラッシュの時間になってしまっていた。
タクシーを選んでも、間に合わなかったら悔しい。私はバスに乗り込んだ。 -
案の定、バスは一向に進まない。
ガール・デ・リヨンに着いた時には、すでに予約していた電車は発車してしまっていた。
私のチケットは変更の効かないチケットで、使わなかった場合は、その証明の為に「not used」のハンコをもらって、日本で払い戻し、と聞いていたので、その手続きの為に窓口へ。
フランス語の出来ない私の為に、英語の話せる人が億劫そうに窓口へやってきた。
だが、怪訝そうな顔で私を見るばかりで、ハンコの事が一向に通じない。
こちらも、わけがわからないという顔をしていると、次の電車の時刻と追加料金を書いたメモをこちらへ寄越した。
理由はよくわからなかったが、23.5ユーロで、次の電車に変更が出来たようで、1時発の電車までさらに待つ。
待っている間に、何故かリュックの底が濡れている事に気づいた。開けてみると、つめかたが悪くて、コンタクトの洗浄液がほとんどこぼれてしまっていた。
今日のうちにル・ピュイまで行ってしまうつもりだったけど、サンテティエンヌに着いた時にはヘトヘト。今日はもうここで泊まってしまう事にした。 -
立ち寄るつもりがなかったので、サンテティエンヌについては全く調べていなかった。
何にも情報のない街に降り立つのは少しドキドキした。
フランスの街は、どこでもたいてい「オフィス・デ・ツリズモ」があると聞いていたので、まずはそこへ行くことに。 -
観光地、リヨンとル・ピュイの間に位置するサンテティエンヌは、本当に普通の街だった。
駅の近くに安宿を見つける事が出来ず、かといって、遠くまで足を延ばす気力も残っていなかったので、今日は36.6ユーロの2ツ星ホテルに宿泊。
フランスのホテル事情は、一部屋いくららしく、私が泊めてもらった部屋もツインだった。
そう思えば、小奇麗な部屋に二人で泊まれば、十分納得のいく価格だったが、そこは一人旅のツライところ。
私には、初日からイタイ出費となった。 -
フランスの信号はわかりにくい。
と思う。
電柱の一番下の信号は車用で、運転している人の目線の高さなのだろうが、最初どちらを見て渡ればいいのかがわからなかった。
それでも、フランスの交通事情は歩行者優先。
信号のない所などでは、渡りたそうにしてると、必ず止まってくれる。 -
-
-
翌日は、朝から雨模様。
フランスの電車は、ほとんどがボックス席なのに、椅子が日本みたいに可動式じゃないから、みんな進行方向関係なく座っていると聞いたけど、本当にその通りだった。 -
サンテティエンヌからル・ピュイへの電車は、本当に田舎の電車。
これも、これでも、駅。
心配だった空模様は、ル・ピュイに着く頃には少し青空も見えてきて、気分も晴れやかに。 -
ル・ピュイに、巡礼宿やジットがあるとは考えもしないで、オーベルジュドジュネス(ユースホステル)があると聞いていたので、そこに向かった。
後で聞くと、ほとんどの人は、巡礼宿の方に泊まっていたみたいだった。
ただ、部屋の様子はわからないが、値段はどちらも変わらないようだった。
私が泊めてもらった部屋は、2段ベッドの4人部屋。
同室になったおばちゃんたちはフランス人。
この時の会話では、私はこの二人はフランス国内を旅行中で、巡礼とは関係ないと、誤解していたので、数日後再会した時、かなりびっくりした。
荷物をおいて、いよいよ街を散策。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ももであさん 2010/11/07 13:48:18
- 歩いてみる
- maiさん、はじめまして。
“こんな旅がしたい…”
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路を歩いてみる。
何が目的かは、まだ分かりません。
でもいつか必ず絶対にやってみたい!
辿り着いたら、目的が分かるような気がして。
maiさんのブログは、良いことも悪いことも素直な気持ち
を表現されてて、とても好感が持てます。
敢えて3日目までしか読んでません。
巡礼するかのように、ゆっくり読ませて戴きます。
まるで巡礼路の無料地図を発見した時のよう。
これだ! 憧れの旅をしている人を発見できました。
ももであ
- maiさん からの返信 2010/11/07 23:57:22
- RE: 歩いてみる
- ももであさん、はじめまして、こんばんは☆
書き込みありがとうございました^^
> 辿り着いたら、目的が分かるような気がして。
はい、本当にそういうものだと思います。
私も何が目的なのかわからないまま、歩いていました。
だから、出発の前、あまり大勢の人にこの道の事を話すことが出来ませんでした。
「何故?」という問いに答える事が出来なかったからです。
巡礼を終えた今、その問いに答える事が出来るかと問われると、それもまた否です。
私はこの旅で、本当に多くのものを得ることが出来ました。
その大きさをまだ自分の中で消化しきれていないのです。
ただ、一つ確かに言える事は、行く前は、「歩いてみたら何かわかるかな?」という気持ちでしたが、「歩いてみたら、必ず何かわかる」という事です。
> maiさんのブログは、良いことも悪いことも素直な気持ち
> を表現されてて、とても好感が持てます。
> 敢えて3日目までしか読んでません。
> 巡礼するかのように、ゆっくり読ませて戴きます。
そんな風に言っていただいてありがとうございます☆
旅の中では、本当にいろんな事がありました。
日常と同じように、良いことも悪いことも。
ただ、日常と違うのは、それを受け止める心の余裕でした。
歩くスピードで、物事を眺めていると、一時の悩みはとても小さな事に、些細な喜びはとても大きな事に感じました。
こうした事を感じながら出来た旅は、本当に贅沢な旅だったと感じています。
なので、そうした思いを大切にしながら、旅行記を綴っています。
ももであさんの旅行記と違って情報源としては、お粗末な私の旅行記ですが^^;
(コンクの旅行記、読ませていただきました。教会の事など、すごく詳しくて、とても勉強になりました!ありがとうございました^^)
ももであさんには、私のそうした思いを感じ取っていただけたのかなと、大変嬉しく思っております。
本当にありがとうございました^^
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