2010/08/29 - 2010/08/29
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行き当たりばったりさん
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海外旅行人気都市ランキング常に上位の韓国。
物価が安いから買い物もよし。
グルメでも安くておいしいものがたくさん食べられる。
比較的治安もいいから夜遅くまで出歩けられる。
何よりも近い。気軽に行かれる。
こんな理由で人気の韓国だが、韓国はもう一つの顔がある。
ここのページは
http://4travel.jp/traveler/furaiboh/album/10496502/
の続きです。
そうです。韓国は休戦中ではあるものの、今なお朝鮮戦争の最中であり、敵国北朝鮮はいつでもソウルを攻める準備を整えている。
今でもやっているかもしれない。
それゆえか、韓国では未だに徴兵制があり、韓国男子20歳〜30歳の間に2年程度の軍隊の所属が義務付けられている。
日本人にとってのお気楽旅行先である韓国のもうひとつの顔を見てきたい、という理由で始めは板門店ツアーを探したが、土日、月曜日は不催行という。
今回の旅程は土曜日から火曜日。
中でも丸一日時間が取れるのは日曜日と月曜日…。
最終日もピックアップの時間が板門店ツアー終了予定時刻よりも前…。
諦めるしかないのかと思っていた中、板門店には行かれないけれど、日曜日も催行する非武装地帯へのツアーがあったので、迷わず申し込んだ。
今回のDMZツアーはソウルナビから予約
http://www.seoulnavi.com/tour/155/
実際のツアーは前日からの大雨が続き…。
それでは本編へ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- エアトリ
PR
-
悪い予感は当たり、朝から大雨。
世宗ホテルロビーでピックアップ後ロッテホテルへ向かう。
ロッテホテルに着く頃はさらに雨足が強まり、不安が募る。 -
ロッテホテルに到着。
ただいま朝7時40分。
DMZツアーだけでなく、漢江クルーズ、ドラマロケ地ツアーなど大勢の人がさまざまなツアーの参加のために待ち合わせています。 -
朝8時前、免税店はまだ開いていないのだが、すでに店員さんは出勤していた。
-
今回のツアーのバス
日本人は20人ほどいた。
その中で我々は一番後ろの席で、出発して5分くらいするとバスが止まり、英語圏の人たちが乗り込んできた。
その後ガイドさんがいろいろ説明をしているのだけど、すぐ後ろで英語圏の参加者のガイドがしゃべっているので日本語のガイドの話はほとんど聞こえない。 -
漢江のほとりの高速道路。
ソウル中心地から20分くらい走るとこういった有刺鉄線の柵が目につくようになる。 -
物見やぐらも現れた。
-
大きい物見やぐらもあった。
これは北朝鮮が臨津江経由で漢江を流れて攻め入って来ないか監視する物見やぐらで、職業軍人や徴兵で駆り出された軍人がこういうところで北の侵略を監視する施設だそうだ。
こんなものがソウルの町中から20分くらいのところからある国、常に敵国の侵略の脅威にさらされている国がもうひとつの韓国なのだ。 -
これから向かう非武装地帯は場所的にはソウルではなく、坡州(パジュ)というソウル郊外の町で、この街の出身者に”あの”チェ・ジウや”韓国サッカーの貴公子”アン・ジョンファンがいるそうだ。
ソウルから50キロ程、東京から見ると小田原、熊谷、成田あたりがソウルから見た坡州の距離だそうだ。 -
最初の停車地、臨津閣公園に到着。
場所はここ↓
http://map.konest.com/dloc/288372/588616/9?ln=1
ここではトイレ休憩のみで、先を急ぐ。
この後検問所があり、バスに軍人が乗り込んできて全員のパスポートの確認をする。
この検問所は撮影禁止なのだが、あろうことか後ろの外国人がフラッシュ焚いて写真撮っていたので、軍人が
「あいつ、写真撮っていたぞ」
という動きをして、その外国人と軍人が何か話していた。
内容はサッパリ…。 -
最初の見学地都羅山駅に到着。
地図はこちら↓
http://map.konest.com/dloc/288216/588972/9?ln=1
これは何かの名簿なのだが、日本語ガイドの声が小さく良く聞こえなかった。 -
都羅山駅駅舎。
きれいな駅ですが、駅というより日本の莫大な血税を投じたにもかかわらず訪れる人がいない”なんとか記念館”といったような雰囲気の駅。
というのも、駅独特の喧騒はなくあたりは静寂に包まれているため。 -
駅舎内に入ると、ユーラシア大陸の鉄道網を記した看板が目に入る。
♪せ〜〜んろ〜はつづく〜よ〜ど〜〜こま〜で〜も〜
の〜〜をこ〜えや〜まこ〜〜え〜〜た〜〜にこ〜え〜て〜〜♪
という歌があるがここでは実質川一つ越えられない分断の現場。 -
線路があるのに自由に行き来出来ない。韓国の人たちは外国へ行くには日本のような島国の国民と同じように空路か海路しか選択の余地がない。
-
駅の待合所。
乗降の実績がほとんどないので、当然電車を待つ人、電車に乗ってやってくる人を待つ人などいやしない。 -
500ウォンでホームに入場できるということで、迷わずホームに入場することとした。
-
入場券の半券の裏面(右側)に余白があり、スタンプを押すところがある。
入場するからといってその半券を切ることはしない。 -
もちろん平壌方面のホームに行く。
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ホームに出てきた。
ほとんど乗降実績のない駅なんだから、電車なんて止まっているはずもない。 -
このはるか先が平壌ですが、次の駅は板門店です。
-
こちらはソウル方面。
-
反対ホームにも行かれるようだが、相変わらず雨が強くて反対ホームに行くには雨に濡れないと行かれないらしく、平壌方面ホームに立っただけで戻ることにした。
-
ホームから駅舎に入る入口にしかれたマット。
口蹄疫の感染を防ぐために呼びかけるメッセージが…。 -
コンコースに戻る途中にトイレがあったので入ってみると、絵が飾ってあった。
-
このような素朴な絵が飾られていた。
-
朝鮮半島の鉄道網の地図だが、事実上国境で往来は分断。
南北共に記されているのは、もちろん南北統一の前提でこういった地図になっている。 -
都羅山駅を後にして急な坂を登り、都羅展望台、南侵第三トンネルへ。
地図はこちら↓
http://map.konest.com/dloc/285632/589760/8?ln=1
ふたたび撮影禁止区域が出てきて、レポートとして不便さを感じるが、途中「地雷注意」のどくろマークの旗、垂れ幕が路肩のいたるところにあり、ここはもう非武装地帯なのか…。
都羅展望台で7分程度の紹介映像を見た後(撮影禁止)、展望台へ。 -
この左下の黄色い線から出ての写真撮影は厳しく禁止されている。
カメラを構えただけで軍人が走り寄ってきて制止される。 -
ではいよいよ”北”の大地を…。
世界一高い国旗掲揚台、開城(ケソン)の町並みがこの目に映る…(はず)。
テンションあがる〜〜〜。 -
Oh----------
なんということだーーーーーー。
霧でなんも見えねーーーーーー。
この一瞬のためだけに韓国に来たというのにーーー。
こんなひどい仕打ちってあるのかよーーーー! -
南侵第三トンネル。
北朝鮮がソウルに攻め込むため秘密裏に掘っていたトンネル。
今のところ4つ見つかっている中、この第三トンネルが一般に公開されているそうだ。
トンネル内へはこのモノレールに乗って途中まで潜っていくのだが、普通に座っていると側壁や天井に肩や頭をぶつけそう(ヘルメット着用)。
さらにシートが自動車用塩ビのシートで滑る滑る。
行きは後ろ向き、帰りは前向きに座りましょう。
トンネルの中は夏でも寒く湿気が多いです。一枚羽織るものを用意することをお勧めします。
また、トンネルの高さは120センチから150センチ、トンネル内は側壁を守るパイプがあちこちにむき出してあり、非常に歩きにくいですので、歩きやすい靴で参加することをお勧めします。 -
トンネルを覗いた後、引き続き資料館の中へ。
非武装地帯の様子をジオラマにして展示。 -
足元にも展示品があるけれど、鉄骨が太すぎて全体像がつかみにくいな…。
日本の技術で作ったらもっとスマートなものになるんじゃなかな…。 -
北の大地を臨む
模型だけど(爆) -
北の大地を臨む
映像だけど…(猛爆) -
北の大地を臨む
写真だけど…(核爆) -
資料館を出る。
これはここを訪れた人がよくこのブログに載せていたオブジェだ。
オイラは反対から撮ったものをアップしよう。
単に雨が強くて屋根の下で写真撮りたいだけなんだけど(爆) -
でもやっぱり正面からも撮っておかないと…。
-
このオブジェは南北統一、世界平和を願うシンボルだそうです。
-
中を覗くと、こっち側は北
-
こっちは南。この球を合わせると南北が合わさって統一という意味をなしています。
-
非武装地帯
本日の天気
一日中雨が強く降るでしょう。
そして時々軍人。
このあとバスに乗り込んで再び始めにトイレ休憩した臨津閣へ。 -
自由の橋
これも見たことある〜
イ・ヨンエ
意外とちっちゃい…。 -
顔は似ていないが、映画の時のようなぽっちゃりした体型はよく似てると思うんだけど(爆)
-
こっちはイ・ビョンホン
こっちは全く似てない(爆) -
自由の橋
橋の真ん中にこのような碑が…。
日本人固有の権利、「自由」は世界的に見てもまれなんだな…。
今でも自由を迫害されて苦しんでいる人々がこんな近くにいるんだよな…。 -
自由の橋
ここは臨津江にかかる橋なのだが、この橋の先は北朝鮮に続くのだが、厳重に封鎖されている。 -
行き止まりのところには多くの短冊が下がっておりその先はさらに行く先が閉ざされている。
-
あの壁が壊されると朝鮮半島の平和が訪れるのだろうか…。
-
歩いて行かれる先は多くの短冊が下がっており、南北統一、朝鮮半島の平和を願うさまざまな国の言葉が記されている。
もちろん日本語もある。 -
かつて臨津江にかかっていたが朝鮮戦争(韓国では”韓国戦争”って言うらしい)で壊された橋。
橋げただけ残っている。
左に見えるのはその後かけられた現在稼働中の南北を渡す橋。 -
ボロボロになった機関車
これは休戦協定後、北朝鮮で野ざらしになった機関車をここまで引っ張ってきて、修復して飾っているそうだ。
オイラは”鉄分”が少ないので、どう撮っていいかわからずこのアングルで撮ってみた。 -
こんな風にも撮ってみた。
-
なんとなく明るくなってきたような…。
-
この後かみさんの姿が見えないので、探していたら臨津江に架かる橋を通る電車が走っていたらしい。
それを逃してしまったものの、かみさんのカメラでとらえていた。 -
一日ほとんど電車は通らないので、次を待っても来るわけがない。
やっぱり明るくなってきた。 -
北の大地は見えず、走っている電車も見れず、失意の中、臨津閣のお土産屋さんでの収穫。
トイレの表示
「お洗手い」
意味は通じるんだが…。 -
収穫その2
ここでしか売ってないらしいチョコレート2種類。
要は日本で言う
「DMZに行って来ましたチョコレート」
的なものなのだが、日本のこういうのはしらけるけど、外国でのこういうものは思わず手が出る。 -
当初、戻ってくる予定が14時半である中、結局帰って来たのは13時少しすぎ。
1時間も早く帰って来た。
ロッテホテルの中。
この後、ロッテ免税店(2階)でかみさんが紅人参エキスを買っていた。 -
ソウル支庁近くの様子。
外はすっかり雨は上がっていた。 -
結局北のしょーぐん様の国は簡単にその姿を見せてくれない。
「お前にはまだ早い」ということか…。
はっきり言って失意に中のツアーで終わったが、これによりまた韓国に行く理由ができた。
次はキチンと日程を調整して、板門店に行くぞ! -
収穫その2
これはソウルのあちこちの商店で売られている一般的なミネラルウォーターなのだが、
名前の通りDMZ内の水脈から採取した水らしい。
味は普通の軟水。
セブンイレブンではこの水のキャンペーンをしていて、通常1本750ウォン(60円弱)だが、このときは2本で750ウォンだった。
安いのと珍しいのでたくさん買いました。
この水は今でも我が家の冷蔵庫で冷えています。
非武装地帯…。人の立ち入りが厳しく制限されているこの地域は皮肉にも手つかずの自然が広がっている。
人間はこんな形でないと自然は保てないのか?
続く。
次の旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/furaiboh/album/10496620/
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