クロアチアの旅ー６　スプリットー前篇　　「ディオクレティアヌス宮殿」

2010/06/03 - 2010/06/04

　スプリット観光の目玉は、ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝が退位後に住んだ宮殿です。　
西暦３００年頃の建造ですが、ローマの帝政開始後約三百年経過し激動の時代に入る頃です。　間もなくローマ帝国は、キリスト教が国教化され、首都の遷都そして東西に分裂していきます。
　その後、この宮殿の中にキリスト教会が造られたり、人々が住みついたりしていますが、ローマ時代の建築物も多く残されているので、世界遺産に指定されているようです。

　宮殿は２００米四方にすぎないですが、路地は狭く迷路のようです。　見逃したり、建物を間違っていることも多そうですが、ローマ時代の建築は充分に見ることができたと思っています。
　−　続く
　

エリア スプリット(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ディオクレティアヌス宮殿を海側から

宮殿の復元図　　２９５〜３０５年に建造
　　退位後の住まいでもこの大きさと堅牢さ

　　現代の感覚では、大きくないかもしれないが・・

銀の門（東門）から入りました

列柱にアーチ・・・ローマ遺跡の典型か・・・

ペリシテル（中央広場）あるいは列柱広場

学生アルバイトのようで、威厳に欠けますが・・
写真を撮る瞬間だけは、真面目な顔で・・

玄関ーvestibulum　という所かな？
ドーム状です

宮殿中に３千人が生活しているとか

観光がカネになるなど、百年前までは考えられない
ことでしょうから・・・

細い路地が多く、詳細な地図もないので迷ってしまいます。

こちらが正門ー南門のようです

地下宮殿と言われる「宮殿の地下部分」への入り口

ここは入場券が必要ですが、数・・・
さした金額ではなかったはず・・・憶えていません。

ディオクレティアヌス皇帝の像

生れ　　　　ここから遠くないイリュリクムという所
皇帝への道　貧農に生れ軍人となり、親衛隊長、皇帝へ
　　　　　　　２８４年に即位、３０５年に病気で退位
　　　　　　　ローマ史のなかでも有数の皇帝であったようだ
業績　　　　時代の変化で矛盾が多くなった大帝国を改革　　　　
　　　　　　帝国の４分統治、軍事組織を１２の管区へ
　　　　　　税制、官僚制を整備

詳しくは、歴史書を読んでください　　
白水社から単行本も出版されているようですが、当方は
読んでいません。　　

古代の建物ですから、柱が大きく、内部空間が狭い

地下宮殿から外へ出た所

大聖堂と鐘楼

むろんディオクレティアヌス帝没後のずっと後の
１３世紀から２０世紀にかけて建設されたもの
帝の霊廟を造り変えたようです

宮殿のあちこちに住宅があります