青春18きっぷで世界に触れる旅★サントリー山崎蒸留所と万博記念公園そしてパスポートのいらない海外へ?!　

2010/08/29 - 2010/08/30

8月最後の週末。
かねてより興味のあったサントリー山崎蒸留所の
見学＆ウイスキー講座を受けるべく、大阪へ。

普段は車での移動が多いのですが、
もちろんアルコール摂取のため、
今回は･･･青春18きっぷを利用しての電車旅です！

その他、大阪で【世界】を体感?!

エリア 高槻・島本(大阪)

• 交通手段: JRローカル

GPSで描く、今回のルートです。

青春18きっぷはご存知のとおり、
JRの普通・快速列車が1日乗り放題になるきっぷ。

というわけで、
ここ岡山より在来線を乗り継いで行きました！

とはいっても、
姫路から新快速に、高槻で普通に
それぞれ乗り換えるだけ。

約3時間の電車旅を経て、ここJR山崎駅に到着です。

今回まず訪れるのは、サントリー山崎蒸留所。
【世界が絶賛する】ウイスキー『山崎12年』などを
つくっているところです。

JR山崎駅より、JR東海道本線沿いの西国街道（山陽道）を
西へ歩くこと約10分。

蒸留所が見えてきました！

こちら山崎蒸留所は
サントリーのウイスキー工場です。

*SUNTORY山崎蒸留所*
http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/index.html

まずは正門横にある受付にて、カードに記入。
今回は工場見学のほか、
「シングルモルトの楽しみ方講座」というものを受けました。

*シングルモルトの楽しみ方講座*
受講料：1,000円
http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/guide/news/1002_02/index.html

ウイスキーはまず、
原料を乾燥させ→それを仕込（糖化＆ろ過）、

発酵させます。

そしてポットスチルで、
蒸留させて、ニューポットと呼ばれる、
ウイスキーとなる液体を抽出します。

この室内は熱くてジメジメしていました。

貯蔵庫です。
ここで飲みごろになるまで樽に寝かされます。

樽は木製なので、呼吸をします。
そのため、樽の中のウイスキーは年月が経つにつれ、
中身が減っていくそうです。
そして木の香りや色がつき、ウイスキーらしくなります。

樽には、主に５種類あるそうです。

バーレル、ホッグスヘッド、パンチョン、シェリーとあるのですが、
こちらではミズナラ樽を使用。
日本産のミズナラは、他の樽とは違い、
日本らしいオリエンタルな熟成香がつき、
それが山崎ブランド形成のひとつになっているそうです。

樽の側面が黒色のものを発見！
山崎でつくられているモルト酒ではなく、
トウモロコシ等を材料とした、愛知産のものを
貯蔵しているそうです。

響や角などのブレンデッドウイスキーの原料となります。

山崎蒸留所で使われている水は、
「離宮の水」と呼ばれ、名水百選にも入っている水。
昔、千利休もこの地の水でお茶をたてたそうです。

さて、いよいよお待ちかねの(?!)
シングルモルト講座です♪

ちなみにシングルモルトウイスキーとは、
ひとつの蒸留所（シングル）でつくられ、
原料は大麦麦芽（モルト）だけを使用した、
ブレンドしていないウイスキーのことをいいます。

サントリーでいうところの、
山崎12年や白州などのブランドがそれ。

角や響はブレンデッドウイスキーです。

今回は４種類のシングルモルトの飲み比べと、
おいしい水割り、ハイボールの作り方、

そして、おつまみとの相性について
学んで（楽しんで？）いきます！

今回の旅のテーマ、【世界】を知る！

山崎12年、白州といったサントリーがつくる、
日本を代表するウイスキーと、
マッカラン12年、ボウモア12年という世界を代表する、
スコットランド産のウイスキーの飲み比べです。

まず色、つづいて香りを楽しみ、
水を入れて再び香りを楽しむ。

そして口の中に入れ、転がすように楽しむと
ウイスキーをいろんな角度から楽しむことができるそうです。

不思議なのは、原酒と水を入れた時の香りの変化！
どれも全く違うウイスキーのように感じました。

講座では、各ウイスキーの特長をまとめた、
このようなチェックシートが配られます。

いたれりつくせりです。

これは海藻などが固形化した泥炭”ピート”とよばれるもの。
イギリス・スコットランドのアイラ島の海岸に多く堆積しているそうで、
麦芽を乾燥させる際にこのピートを使い、
香りづけをしたウイスキーがボウモア。

独特の香りで、好き嫌いがわかれるそうです。

そして、今話題のハイボールづくり♪

氷は大きいものを入れましょう。
そしてできるだけコップ一杯にいれると、
よく冷えて、おいしくなります。

ウイスキー1：ソーダ3の割合で注ぎ、
マドラーはひとかきしたら、おいしいハイボールのできあがり。

ここからは自由解散。
ショップにはウイスキーはもちろん、
樽の木で作ったマドラーやパズルなど、
おもしろいものが販売されていました。

来場記念と言うことで、
山崎のミニボトルをいただきました♪
たった1,000円の受講料なのに、
ウィスキーをおいしくいただいて、
勉強できて、お土産ついて･･･これはオトクです！

ちなみに、
山崎の"崎"の字が"寿"になっています!!
これはサントリーが昔、
「寿屋」という屋号だったことからだそうですよ。

なお、蒸留所内には
サントリーの歴史を紹介するコーナーもありました。

特に、サントリーの広告は
昔からハイクオリティで魅力的。

ひとつひとつ足を止め、ゆっくり眺めたくなります。

展示用のウイスキーが並べられています。

前後左右だけでなく、見上げてもウイスキー。
ここはウイスキーの天国です♪

1日いても楽しめられそうな山崎蒸留所でしたが、タイムアウト。
次の目的地へ向かいます。

山崎蒸留所からJR山崎駅へむかう道（西国街道）の途中には、
大阪府と京都府の境があります。

ちなみにJR山崎駅・大阪方面のプラットホームには、
府境を示すものが建っていました。(画像左下)

JR山崎駅まで戻りました。
電車に乗る前に･･･腹ごしらえを。

*cafe tabitabi*
京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷4-5
HOTEL DEW OYAMAZAKI 1F
075-956-4500
http://www11.ocn.ne.jp/~dew/shop/index.html

駅前にあるので、とても便利です！

ランチもおいしそうだったのですが、
結局カレーにしました。

一旦JRで梅田に行き、この日の宿に荷物を置いたのち、
阪急京都線→阪急千里線を乗継ぎ、
山田駅より大阪モノレールで万博公園までむかいます。
(マニアックな行き方ですが･･･)

「世界の国からこんにちは　by三波春夫」

万博公園に到着！
まずご存じ、太陽の塔がウエルカムしてくれます♪

今回の目的は
今年、開催40周年を記念してオープンした、
EXPO'70パビリオンの見学です!!

*EXPO'70パビリオン*
http://park.expo70.or.jp/facil/facil_11.html

EXPO'70パビリオンの建物は、
万博当時、鉄鋼館というパビリオンだったそうです。

万博当時の建物、残していたんですね。

普通入場券、大人が800円。
ちなみに大人は23歳以上だそうです。
不思議な年齢の線引き。。

各国のパビリオン等のパンフレットや
資料、写真が展示されていました。

その他、各所に当時の映像が流され、見所が豊富。
時間を気にしつつ、じっくり見学です。

来館者数のベスト１０をみると・・
意外にソ連館が1位なんですねー

「月の石」で有名なアメリカ館は3位でした。

「登録されたワッペンの番号でコンピュータが照合、
テレビ電話で迷子の確認をした」とのこと。

テレビ電話でのやりとりも、
当時は未来的で来場者は驚いたことでしょう。

面白いシステムだから、わざと迷子になったりして（笑）

正面ゲートの模型が展示されていました。
天井には、未来の家とかロボットとかが設置されていたそうです。
知らなかったー

万博の各パビリオンの華、スタッフの衣装。
7月から夏服に衣替えしているようです。

現在、普段の暮らしでお馴染の様々なものが、
すでに大阪万博でも活躍していました。

例えば、電波時計、電気アシスト自転車、電気自動車。。

閉館時間まで見学。
時間が足りなかったので、次回また足を運ぶこととします。

公園内には、
大阪万博のシンボルが入ったマンホールを発見!

さて、ここではもうひとつ目的がありました。
それは・・・
万博記念公園内にあるスタジアムにて行われた、
J1ガンバ大阪vsJ1ジュビロ磐田の試合観戦★

ここはガンバ大阪の本拠地。
サポーターの熱い応援にびっくりです！

対するジュビロも人数では差をつけられていますが、
応援は負けてはいません。

遠藤、駒野、川口…
今年のワールドカップ南アフリカ大会で
【世界】を相手に戦っていた日本代表選手たちを
観ることができました。

この日は、二川と高木がゴール。
２−０でガンバ大阪の勝利!!

選手たちが喜びの輪をつくっていました。

万博記念公園からは、阪急バスで千里中央まで。
さらに御堂筋線という比較的スタンダードなルートで梅田へ。

そして祝杯(?!)すべく、ダイニングバーへ。




しまった、料理の写真を撮っていなかった・・・。

*tucusi*
http://www.d-dimension.jp/tucusi/index.php

この日の宿は、こちらでした。

*ホテルモントレ大阪*
http://www.hotelmonterey.co.jp/osaka/

ホテルの朝食。
相変わらず、燃費が悪いのでがっつりいただきました。

この日の夕方、大阪の鶴橋へ。

鶴橋駅を降りると、焼肉やキムチの匂いが漂います。

環境省が選定するかおり百選にも選ばれているとか。

鶴橋には、在日韓国・朝鮮人の方々が多く住む
コリアンタウンと呼ばれるエリアがあって、
以前より興味があったのです。

鶴橋の中の【世界】、コリアンタウンでGO!

まずは鶴橋の商店街散策♪
看板をはじめ、街並みがまるでタイムスリップしたかのような風景。

ディープです!!

ここまで古いものが残っていたら、文化財になるのでは？

そんなものたちに目を向けながらのんびり散策は面白い。

ただ夕方に行ったので、
店舗の多くがシャッターを閉めていました。
残念・・・。

開いてたのは、韓流ショップに、

韓国・朝鮮の民族衣装を販売する店、

そして韓国といえばおなじみの食器類を販売する店。

それでもこれだけあれば、
韓国にいかなくても揃うかも?!

路地にはこんなプレートが。

ハングル文字で注意書き。

ここは韓国ですね。

レトロな雰囲気の「鶴橋温泉」。
数年前に廃業されたそうです。

まさに本場韓国でよく見かける店構え！

*アリラン食堂*
http://www.ariran.co.jp/

店内のテレビは、韓国MBCテレビが流れていました。
ここは韓国ナノダ！

キムチの盛り合わせと、

豚バラの焼き肉、

そしてチヂミでノックアウト。。

それぞれの品がボリュームあって、
頼みすぎ注意です!!

味はチェゴ！（最高）

そして、サービスとして出していただいた、
韓国の茶碗むしをいただきました。

優しい味でこちらもマシソヨー。
親切で雰囲気も味も最高の店、アリラン食堂。

マタクルニダー♪


おしまい。

この旅行記へのコメント （6）

• Halonさん 2011/02/20 20:45:54

  山崎蒸留所

  sportcrossさん、はじめまして
  
  山崎蒸留所の近くを何度も18切符で通っておきながら、結局行けてません。
  年末年始が閉まっていたりして。
  
  でもこの旅行記を見て、行きたくなっちゃいました。
  シングルモルト講座もよさそうっすね！
  
  Halon

  sportcrossさん からの返信 2011/02/21 09:18:37

  18きっぷ

  Halonさん、ご訪問ありがとうございます！
  
  18きっぷの利用期間との相性ってありますよね。
  アルコールなので、車でも行きづらいですし。
  
  シングルモルト講座、受講料はかかりますが、
  ウイスキーがいろいろ楽しめるので、
  かなりお得なのでおすすめです♪
  
  
  すぽくろ

• けーしちょーさん 2010/09/07 21:27:54

  蒸留酒はニガテだけど・・・・

  すごく行ってみたい場所の一つです。
  
  なるほど。電車で････ですね。
  
  
  万博のソ連館が１位より、４位がナゾすぎます！
  タロサ連れて訪問したいなぁ。
  
  けーしちょー拝

  sportcrossさん からの返信 2010/09/08 08:20:31

  RE: 蒸留酒はニガテだけど・・・・

  けーしちょーさん、ご訪問ありがとうございます！
  
  山崎へはぜひ「電車」で♪
  新幹線なら京都か新大阪で乗り換えてすぐですよ。
  旧宿場町なので散策も面白そうです。
  
  たしかにエルサルバドル館、なぞですね。
  しかし、EXPO'70パビリオンは
  けーしちょーさん好みだと思いますよ、ふふふ。
  
  
  すぽくろ

• sate8さん 2010/09/07 20:27:53

  おおう、素敵

  sportcrossさん、こんばんは。
  さっそくのお返事をいただき、ありがとうございます。
  
  このマーク、大阪万博のマークなのですね。
  家紋のようで、素敵です。
  
  放射線＆円＆小さな穴の組み合わせのデザインも、
  トータルで完成度が高く、私好みです。
  
  おおう、探しに行きたくなります。

  sportcrossさん からの返信 2010/09/08 08:14:11

  RE: おおう、素敵

  sate8さん
  
  大阪万博のマーク、1回つくりかえたそうですよ。
  発表当日に会長が「気に入らん」って一蹴して、
  発表が延期になったとか。
  （かなり省略して説明していますが）
  
  
  簡単に見つかりますので、ぜひ行ってみてください。
  
  すぽくろ