![昔の日本人の足跡を辿るために小雨振る中でしたが再度南下しました。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/49/34/650x_10493432.jpg?updated_at=1283346482)
2008/12/30 - 2008/12/30
321位(同エリア541件中)
ひがしさん
昔の日本人の足跡を辿るために小雨振る中でしたが再度南下しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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憧れの瑞穂温泉と紅葉温泉をササット征服の後は、花蓮で一泊するべく列車で移動しました。
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駅前の客引きのお兄さんに紹介してもらった宿に決めた後、花蓮でも一番有名なワンタン屋さんに飛び出しました。
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このお店は「蒋経国」が愛した店として有名です。ガイドブックには昔からそのエピソードを紹介してありました。花蓮には何度も来ていますが、初めて訪問しました。
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これがその自慢のワンタン。きわめてアッサリとした上品な味でした。私の20数年の思いを満たすようなインパクトのあるような味ではありませんでしたが、とにかく来れたことに感謝感激でした。
最後にレジで会計する時に驚いた事には、レジの小姐が蒋経国と一緒に写っていた女性に非常に似ていました。思わず「写真の女性はきっと貴方のお母さんですよね」と聞いてしまいましたが、答えは「おばさん」でした。正解ではありませんでしたが、やはり血を引いていたようです。 -
せっかくの花蓮の夜をワンタンだけで終えるわけにはいけません。海鮮料理屋さんに場所を移し、白魚の天ぷら。サクッとした熱々の天ぷらで、魚の身はとろけるようで最高でしたね。
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次にゆでエビ。私の大好きなメニュです。小ぶりのエビがなくて、見くびっていましたが、どうしてどうしてエビの味は濃くて美味しかったです。湯で加減も非常に浅く茹でてあり、ジューシーでした。
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次の日の朝は早起きしましたが、生憎の雨でした。今日の予定は後戻りしますが、宿の主人から聞いた日本時代の家を見たくなり汽車で再び南下して「光復駅」まで戻ることにしました。まずは朝ごはん。
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日本が戦争に負けて台湾が中国に戻った事を「光復」というので、こりゃまた政治色の強い名前がついた駅です。その実ただの田舎駅でしたが。
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光復駅に来た目的は、この台湾製糖の工場を見るためでした。
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ここには日本時代の職員用の宿舎が敷地内に残っていました。
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台湾精糖の日本宿舎を見た後は、今度は光復駅から北上して花蓮に戻る途中の「豊田駅」で途中下車しました。 なんとも行ったり来たりウロウロしています。
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豊田自動車には関係ないと思いますが、ここには昔日本人の移民村があったと聞いたので、その地を自分の足で踏んでみたかったので下車してみました。
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豊田の駅名は日本を十二分に感じさせますが、駅前には何の気配もありませんでした。
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家の前で野菜を売っていた人たちと目があいお喋りとなりました。
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雨降りでうっとおしい日でしたが、皆の笑顔に癒されました。
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菱角をすすめられました。見かけはギョっとしますが味は美味しいです。南京豆を大きくしてフックラと茹でたような感じ、かな。
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最初は恥ずかしがって話してくれなかった女の子も歌を歌ってくれました。
おじいさんに昔の話を聞いてみました。おじいさんは昔は新竹あたりに住んでいたそうで、戦後に移り住んできたそうです。新竹と言えば客家の人たちが多く暮らす町なので、お爺さんも客家の人だったのかも知れません。 -
似てますよね。やっぱり。
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日本時代の写真も見れる小さな博物館があったのでのぞいてみました。
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この写真には「カワイイ日本人の女の子。今はどこにいるのやら」との説明が書かれていました。本当にどこにいるのやら。
写真の端には昭和十七年とあります。ひょっとすると私の母くらいの年代の女の子なんですね。是非ともご本人にこの写真を知らせてあげたいものです。 -
今は中国式の廟になっている所も昔は日本の神社だったらしい。
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昔の豊田駅です。
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豊田村が出来たのは大正2年(1913年)だったようです。
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こんな移民指導所が中心になって移民事業を運営していたようです。
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医療所には一人の医者と一人の産婆さんと一人の看護婦さんがいました。
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日本を全く感じさせない町並みとなっていましたが突然日本の鳥居が残っていました。
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南国的な椰子の木と鳥居のコラボレーションです。^^
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鳥居の道を進んでいくと廟がありました。
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この狛犬くんも古そうですが日本時代からいるのでしょうか? 少し雰囲気が違うような気もしますが、、、
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この灯篭は正しく日本時代のものですね。
先ほどの資料館で昔は日本の神社だったと紹介されていた場所ですからね。 -
廟の入り口の所は不自然な形なので、昔は鳥居かなにかだったものを無理やり改造したのかも知れません。
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勿論燈篭は何も語りませんが、老兵が直立不動で敬礼している感じがしました。
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