2010Finland～⑥Helsinki　その③

2010/07/12 - 2010/07/12

　今回の旅行に行く前に、映画「かもめ食堂」をもう一度見てみました。なんだかほのぼのして、前向きになれる映画でした。映画の舞台もたずねてみました。
　ハカニエミマーケットとアラビア工場に行った日の午後、かもめツアーしてみました。
　旅の最後は港で大きな船を眺めながら過ごしました。ヘルシンキの魅力はやっぱり港の美しさではないかしら。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

かもめ食堂の舞台となったお店、Kahvila Suomiです。
映画のように、地味な通りにあります。日本人のお客さんも多くて、右端で写真を撮っている人は居合わせた日本人の女の子です。

映画の舞台を訪ねるのは初めてかな。
ちょっとどきどきします。

かもめ食堂の文字は残っています。

お客さんはガイドつきツアー（？）の日本人もいるしフィンランドの人もいます。お客さんの回転が速いです。私たちも食べた後はすぐにジモティに席をゆずりました。

レジで注文します。日本語メニューを指差してお願いすれば大丈夫。

私が注文したのはこれ。シュニッツレルにピーチが乗ってます。付け合せはマッシュポテト。これにサラダやパンがビュッフェスタイルでつきます。飲み物はいろいろあってセルフサービス。右上の黒っぽい飲み物はアルコールフリーの自家製ビールとのことでした。甘くなくって、ほーんのちょっと発酵した感じです。食事には合いますよ。

とてもおいしかった。
わざわざ食べに行ってよかったです。

ちなみに、二人で18.90ユーロでした。

港まで行ってホテルに帰るつもりで乗ったトラムが反対方向！でも途中の停留所の名前を見たらカイヴォプスト！行くしかないでしょ。

で、着いたところがこのひろーい公園です。
まだ海が見えません。
暑いなあ。
あのカフェ、どこにあるのかしら？

やっと海が見えるところまで来ました。
とても広い公園です。

こんなとき私は土地勘が悪い。
夫の天然ナビに頼るしかありません。

やっと海岸にたどり着きました。
ヨットがたくさん泊まっています。

ちょっと木陰で休ませて。

かもめも涼んでいます。

ヘルシンキのかもめは人怖じしないですね。

海岸にはいろんなものがあります。

これはきっとプライベートの船着場かカフェのテラスと思っていました。

帰国後テレビの番組で見てじゅうたんのお洗濯場とわかりました。
そういえば手前にはちゃんと干してるものがありますね。

でもみんな楽しそうで、飲み物なんか持ってとてもリラックスしてました。ヘルシンキ版井戸端会議ですね。

暑いです。
もう午後4時を回っていますが、日差しが強いです。そして、この時間の日差しは背中に直角に当たります。（本当は何度かわかりませんが、そんな感じです。）

暑いです・・・。

ありました。
カフェ・ウルスラ。

よかった、よかった。
これでKatorina的かもめツアー成立です。

夫はビール、私はアイスクリーム。
おいしかったですよ〜。

しばらく風に吹かれてゆっくりしました。

でもお日様が回ってだんだん日向になってきました。
そろそろ帰りましょう。

海沿いに歩いて行きます。

少し行くと、ほら白リンダ。

白鳥までいるなんて。
できすぎだなあ。

まもなくシリアラインのオリンピアターミナルが見えてきました。なんだ、カフェ・ウルスラはここからすぐでした。すごく遠回りしてしまいましたね。

シリアラインの大きな船が出航です。

ウスペンスキー寺院がまた見えます。

ここでふと気がつきました。ヘルシンキの港の風景ってきれいだなあと思っていたのですが、船が大きいし、周りには山や高いビルがないのですごく収まりがいいんですよね。船の高さと建物の高さが同じに見えます。それにビルには看板もなにもないし。

船はゆっくり動いて行きますから、眺めているだけでのんびりした気持ちになります。

港に銅像があるのに気がつきました。

やさしい女性の銅像です。帰ってから調べてみたら「平和の像」というものでした。

ゆったりした印象を受けたフィンランドですが、歴史的には周囲の国々から支配されてきたんですよね。平和への思いは強いものでしょう。
今では教育やＩＴ産業を武器にデザイン部隊も加わった平和的戦略が静かに侵攻している？
すごく前向きな国だと感じましたよ。